薬剤師は日本中に浪漫を届けたい

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薬剤師のあるあるネタ15選!現役薬剤師が熱く語る!

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今回は薬剤師のあるあるネタについて、職場でのあるあるや、薬剤師独自のあるあるネタを紹介します!

実際に私の職場で起こったあるある話や、私が業務中に感じるあるあるなど、現役薬剤師の視点から詳しく書いているので、是非一つでも共感頂ければ嬉しいです!

以下、簡単な目次となります!

目次

 

薬剤師のあるあるネタ9選!

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まずは、薬剤師独自の「あるある」について解説していきます!

薬剤師なら誰もが共感できる内容から、ちょっとニッチな内容まで、一挙に記載していきます!

1.ボールペンが溜まりがち

製薬会社が開催する薬の勉強会では、必ずと言っていいほどに、ボールペンとメモ紙の勉強グッズが配られます。

最近の勉強会では、製薬会社も参加人数を把握した後に、資料や勉強グッズを参加人数に合わせて持って来ますが、過剰な参加者に対して不足がない様に勉強グッズを多めに持って来る事が多いです。

また、挨拶回りの手土産としてボールペンや付箋、クリアファイルやテープのりなどの文房具グッズが提供される事も少なくありません。

ジェネリック医薬品など全ての製薬会社を把握するのは難しく、製薬会社の母数も多いため、薬剤師のボールペン消費が間に合わず、どんどん薬局内にボールペンが溜まる現象が起こります。

ボールペンには様々な種類があり、黒一色から、黒赤青の三色、なめらかな書き心地のタイプからキャラクターがワンポイントのボールペンまで様々です。

薬剤師に人気のボールペンは、書き心地を重視したボールペンと、三色の組み合わせであり、基本的に一色ボールペンは在庫として薬局内の奥底へと葬られる運命になります。

稀にボールペン愛が強い薬剤師もいて、非常に大切に一つのボールペンを愛用していたりもします!

2.プライベートで胸ポケットを触りがち

白衣など薬剤師が着用する服には、業務を効率化させるためにボールペン、ハサミ、ポケットハンドブックなど直ぐに使える便利グッズが、胸ポケットに収納されています。

何かを書きたい時にはノールックでボールペンを、何か切りたい時にはノールックでハサミを取り出す動作を業務中に何度も行います。

私もこれまで何回ノールック出しをしたかわかりません。そのため、完全なプライベートでも、このノールック出しを行なってしまい、恥ずかしい思いをした事があります。

電話対応時にメモが必要な場面で、電話を持ちながら胸ポケットを確認する動作をしてしまいます。完全に私服なので、ボールペンはある訳がありません。

スッ、スッと空振りと同時に、ああ今は仕事中ではなかったと自己確認して少し自分を恥じます。頭の中では、仕事中では無いのは分かっているつもりですが、職業病として身体に染み付いている行動で、多くの薬剤師が体験した事がある内容です。 

今回紹介する薬剤師あるあるの中でも、一番共感してもらえると思います!

3.印鑑のインク補充時にインク漏らしがち

薬剤師の仕事で、欠かす事の出来ない名前入りの印鑑は、ほとんどのタイプがインクを継ぎ足して、色の濃さを保つ仕組みです。

薬剤師の中には、マイ印鑑にルーティンワークとして、インク補充をしている薬剤師が多いと思います。病院薬剤師であれば朝礼前や夜勤に入る前や、調剤薬局に勤める薬剤師であれば、決まった日時やインクが薄くなった時などのタイミングで、インク補充が行われます。

新人時代は特にインク補充時にインク量が分からずに、ドバッと多めに入れてしまう傾向があり、少な目に入れたつもりだけれど、自分の手や処方箋をインクまみれにしてしまった経験は1度や2度でないと思います。

インク容器に問題があるのか、入れる時の力加減なのか、印鑑が悪いのかは経験でしか解決出来ません。細かくなりますが、インク容器を開封する時にハサミで切り口を開ける角度が重要ポイントだと思っています。

インク補充に失敗して、自分の手がインクまみれになってしまい、恥ずかしい思いをする薬剤師が、今日もどこかにいる事でしょう。

4.高給取りと言われるが実はそうでもない

「薬剤師は、安定しているからいいよね!」と、初対面の異業種の方に言われがちです。

この言葉の背景には、事業を初めて、失敗したとしても取り返しが出来る職業だよね。と言う意味ではなく、「安定した高収入を得られて人生の成功者だね。」というニュアンスが近いと、いつも思いながら受け止めています。

しかし、ちょっと待って下さい。薬剤師は世間が思っているほど待遇は良くないです。

大手調剤薬局でも新卒で基本給が20万円前半であったり、経営状態が悪い病院の薬剤師は20万円を下回る場合もあります。しかも、昇給が思った以上に上がらないと言う始末です。

リアルに文系の大学卒業して商社系やメガバンクなどに就職した方が給料が良いのでは?と思った事がある薬剤師は少なくないはずです。

ドラッグストアでは初任給が他の業種に比べると高い傾向にありますが、昇給率も決して良いと言う訳ではありませんし、それなりに時間を削って働いています。

薬剤師が良いと思える点は、薬剤師のバイトやパートで時給が良い点と、チャレンジしたい事があれば薬剤師以外の事にも力を入れられる点です。

家族を持つ薬剤師や、正社員で働く薬剤師は、自分の仕事内容に対して満足出来る対価を貰えているかと考えると、実はそうではない人も結構います。

組織でもそうですが、やりたい事をやれていたり、思うように稼げているのは一部の薬剤師だと思います。 

5.営業電話がしつこい

管理薬剤師調剤薬局薬剤師にあるあるな、不動産購入斡旋の営業電話です。

酷いと1日に3回以上営業電話が掛かってくる事があり、不動産を買って下さいという電話が仕事中に、しかも個人宛に掛かってきます。

この電話を取ってしまい、特に慣れていない新人薬剤師が対応してしまうと、強引にアポイントを取られてしまったり、不動産購入の手続きを電話上で長々と説明されると言う究極の無駄が発生します。

面識のない業者や知らない営業電話に対してほとんどの薬剤師は、営業と判断した時点で断りをいれて電話を切ります。しかし、中には営業の甘い誘惑に負けてしまい不動産を購入してしまう薬剤師もいます。

昔から営業電話が無くならない背景には、過去に薬剤師が案件に引っかかったりする事例が多かった傾向があるからだと思います。

私も何度も電話対応をした事がありますが、リアルに滅茶苦茶しつこい営業内容でした。

断っても断っても相手の折れないメンタルや、直ぐにアポイントを取りたがること、個人情報を何とか聞き出そうと質問攻めにする方など様々です。

酷い営業だと、今からそちらに伺いますと、同意もしていないのに言い放つ方もいました。忙しい時間帯に営業電話があると、非常に迷惑であり、薬剤師の方で激怒して電話を切った事がある方もいると思います。

余談ですが、試しに、余りにもしつこいので1度だけ電話をスピーカーモードにして、相槌なしで放置して置くと、どうなるかを検証した事があります。

なんと約30分間ずっと1人で喋り続けていて、会社の背景から不動産購入のメリット、将来性などを熱く語られました・・・。

もちろんキリのいいところで、断りを入れましたが、営業根性を再確認する事が出来ました・・・。

6.大家族での来院で詰む 

特に小児科の門前薬局における薬剤師が体験する出来事で、家族分の処方箋を持って薬局に来院する時に発生するイベントです。

まだ、レベルが軽い内容としては、兄弟や姉妹分とその親御さんの処方箋合計3人前コースです。

処方内容にも寄りますが、時間もそこまでは長くかからないので、処方を見た瞬間に気持ちが少し萎える程度で、諦めずに頑張る事が可能です。

レベルが少し上がると家族構成が父、母、子供3人分の合計5人前コースになります。土曜日の仕事休みの父と、その家族みんなで耳鼻科に通っていたり、家族全員がかかりつけ医と親密な関係の場合が多いです。

成人量と小児量に注意する事はもちろんの事、会計時にも渡し忘れを念入りに行う事で、何とか場を凌ぐことが出来るはずです。5人前コースでは、医療事務の入力にも力量が試されますので、スタッフ全員で一致団結する必要があります。

また、私は病院時代に緊急の入院処方箋5枚と至急静脈注射を必要とする注射薬の払い出しを同時に行った事があり、加えてそこに緊急オペの麻薬を払い出すと言った同時処方を受けた事があります。

さらに、調剤薬局に転職後もレベルが高い詰んだ事件がありました。

9人家族分の同時処方で、内容が全て軟膏ミックスのフルコースになります。流石に「ビッグダディかよ」と思ってしまい、拒絶反応を起こしましたが、1人1人しっかりと調剤、投薬して事を終える事が出来ました。

家族単位でまとまった総攻撃は大抵詰みます。深手を負わない様に広い心で業務にあたりましょう。 

7.在庫管理が上手くいかなかった時の悲惨さ

管理薬剤師には特に共感してもらえるであろう、医薬品に対する管理業務の薬剤師あるあるになります。

現場の薬剤師はある程度の経験と予測を立てて、医薬品を卸企業から購入しますが、何とも絶妙なタイミングで薬が無くなってしまい、直ぐには患者さんに薬を供給出来ない場面が出てきます。

在庫を絞っている理由にはいくつかありますが、高価過ぎる薬に加えて、市場ではあまり出回らない薬の存在もあります。

医薬品製造企業の作っている過程で問題が生じて、メーカーに供給が制限されてしまったり、海外から取り寄せている医薬品の供給が止まってしまい、日本の市場に出回らなくなるなど、理由は様々です。

不可逆的な場合は、仕方がないことかもしれませんが、完全に発注するのを忘れていたり、棚卸に向けて在庫を絞った途端に長期投与の処方箋が舞い降りる事態も数多くあります。

また、在庫を多めに手配しても、次回には薬が大きく変わってしまい、大量に余ってしまう例もあります。

在庫に関する考え方は大きな病院と小さな病院、調剤薬局で異なり、大きな病院では扱う薬の数も膨大で、在庫はあまり細かく気にしません。しかし、小さな病院や調剤薬局では錠剤の数をシビアに考える傾向があり、無駄使いを絶対に行いません。

現在では、在庫を引き取ってくれる会社もありますが、自分のミスで上手く在庫を調節出来なかった時は、悲しい気持ちになります。 

8.先生と言われがち

薬剤師が社会人1年目になり、病院内や薬局内に立つと、周りからは先生と呼ばれる事があります。特に病院では、すれ違う患者さんや看護師さん、他の医療従事者から先生と呼ばれる事が多いです。

先生と呼ばれて初めはドギマギしてしまい、少しの照れがありますが、その先生と呼ばれた後に来る質問や、相談は基本的に調べるか、他の先輩薬剤師に聞かないと解決出来ない内容になるので、先生と呼ばれたい気持ちと、先生と呼ばないで欲しいと思う気持ちが交錯します。

薬剤師同士でもお互いに先生と呼び合うなど、同じ土俵に立つ者同士の気遣いがある職場もあります。

私の勤めていた病院も基本的には上の上司や先輩には、先生を付けて呼ぶ傾向でした。

調剤薬局でも医療事務や製薬企業のMR、医薬品卸のMSから先生と呼ばれる事が多いです。

学生から一気に薬剤師になったと自覚出来る薬剤師あるあるですね! 

9.忙しくなさそうに見えるけど実はボロボロ

薬局の外から見るとあまり忙しく見えないかもしれませんが、薬剤師は調剤以外にも行わなければいけない業務が多くあります。

見えにくい仕事内容として薬歴記載が挙げられる事でしょう。

患者さんに薬を渡すだけが終わりではありません。その後も1人1人に対してアセスメントや副作用モニタリング、今後の計画を記載して薬歴を残さなければいけません。

調剤薬局の繁忙期では、1人の薬剤師が1日100人以上投薬を行い、その後100人以上の薬歴に追われる事もあります。

薬剤師が良くパソコンに向かって作業を行っている姿は、その薬歴を記載している事が多いです。隙間時間に薬歴記載を終わらそうとしまうが、店舗の人数不足やキャパオーバーなどが原因で、残業が月に40時間を超える薬剤師は間違いなくいます。

薬局が閉まった後でも、カタカタとパソコンに向かって、今日患者さんと話した内容を思い出しながら必死に終わらせているのです。

しかし、例え調剤室の中ではバタバタしていても、相手の前では忙しい様子を見せない薬剤師こそが、デキる薬剤師だと思います!

私たち薬剤師は必死に毎日クタクタになって戦っています。 

薬剤師の職場で見かける、あるあるネタ6選!

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こちらは、特に薬剤師の職場でよく見かける「あるある」な光景や、特徴的な「あるある」薬剤師を取り上げていきます!

本エントリーを読んでいる薬剤師の方も、もしかしたら共感できる内容があるかも!

1.やたら1包化調剤を張り切る薬剤師

調剤業務の中で最も時間をかけて行う1包化作業は、正確さとスピードが問われる薬剤師の仕事の1つになります。

錠数や日数、用法にもよりますが、1処方当たり、20分から1時間程度かかってしまう場合があります。例えば10種類以上の薬を90日分、毎食後と毎食前の飲み方がある処方など、バラエティーに富んだ場合には、一旦深呼吸して挑む薬剤師も多いはずです。

いつもの処方内容で、待ち時間が長い事を分かっている患者さんであれば、一定の理解があるので、落ち着いた状況で調剤を行う事が出来ます。

しかし、急かされた場合や、バタバタしている時に、1包化の処方箋が来てしまうと気持ちが萎えてしまう薬剤師も多いでしょう。

しかし、やる気オーラを纏い、「私の出番だ!」と言わんばかりに、率先して調剤する薬剤師がいます。

基本的に1包化の処方箋を調剤する薬剤師は、その処方を終えるまで、付きっきりで業務を進めます。なぜなら、1包化で分包ミスをしてしまうと、とんでもなく時間を費やしてしまうからです。

電話が鳴ったり、他のトラブルが発生しても、とにかく1包化を終わらせる事に全力を注ぎます。

他の事を行わずに1つの事に没頭して調剤するため、率先してやたら張り切る薬剤師は、実は同時に2つ以上の事があまり得意ではないのかもしれません。

私は出来れば避けたい業務の1つになります・・・。

2.軟膏の混ぜ方がやたら上手い薬剤師

皮膚科の門前薬局や病院では、軟膏同士を組み合わせて調製する混合を行う際に、誰よりも早く、誰よりも均一に、容器の入れ方もパーフェクトな薬剤師が必ず1人はいます。

間違いなく他の薬剤師と比べて熟練された風貌をしており、軟膏ヘラや軟膏板の扱い方も巧みです。

私も実際に、軟膏に関してとてもじゃないけれど敵わないと思った薬剤師に出会った事があります。調製時間に関してはやや機械に比べると遅かったのですが、出来栄えは機械よりも滑らかで、均一な軟膏ミックスを調製する薬剤師がいました。

こうした熟練した技術は、軟膏ミックスをこなした経験の差も大きいですが、何よりベテラン薬剤師に伝授されることで育ちます。

ひと昔前までは機械が非常に高額で手が出なかったり、機械自体がなくて全て薬剤師の手作業で軟膏同士を混ぜていました。

その時代の軟膏愛に溢れる薬剤師から、軟膏ミックスの極意について詳しく伝授してもらい、職人芸の様に自分のスキルをより高めていたのです。

余談ですが、軟膏に関しては右に出るものがいないと豪語する薬剤師は全国に多くいるので、大会を開いて、軟膏チャンピオンを決めたら面白いはず!

3.知らない薬が出てくると直ぐに添付文書を確認する薬剤師

薬剤師歴が長くても世の中には見た事も聞いたこともない薬があり、予想も出来ない相談を受ける場合があります。

そんな時の心の拠り所となるのが添付文書であり、これさえ入手する事が出来れば、大まかな薬の中身を知る事が可能です。

薬剤師が質問を受けて、薬の内容が初見であった場合に、「調べますので少々お待ち下さい。」と確認の時間をもらう場合は、基本的にその薬に関する添付文書を必死に探していると思っていいでしょう。

正直知らない名前の薬の質問が来ると、内心ヒヤヒヤして応対しています。急性期や総合病院に勤める病院薬剤師であれば様々な薬の知識を吸収出来ているので、ある程度の予測や経験を基に受け答えが出来ますが、例えば、眼科の薬をメインに扱う門前薬局で働いている薬剤師は、抗がん剤など珍しい薬を扱う事が稀なので、苦しんでしまう場面が多いでしょう。

薬のプロである薬剤師でさえ、経験した事がない薬は、調べるしかありません。

添付文書、いつもありがとうございます。 

4.機械類が壊れパニックに陥る薬剤師

薬剤師が働く現場では、機械が壊れてしまうと業務が一気に滞ってしまうため、パニック状態に陥ってしまう薬剤師は多いです。

私が病院薬剤師時代にも、電子カルテの不具合で病院内のほとんどの電子カルテが使用出来なくなり、医師がデータ化して打ち出す処方箋が、全て手書き処方せんへと変更になった事件がありました。

そのため、薬局では解読不明な院内処方箋を1日中、考えて調剤し、夜中まで仕事をしていた事もあります。

また、調剤薬局でも薬袋発行機の部品が壊れて、直そうとしても直せない間に患者さんが次々に来院してパニックを起こした事もあります。

プリンターの部品を買い替えるしか方法がありませんでしたので、業者を直ぐに呼んで修理してもらいましたが、業者が来る間は、手書きで全てをこなして、ミスなく、出来るだけ早く投薬出来る様に奮闘しました。

理系の薬剤師は機械に強いと思われるかもしれませんが、実際にはそこまで機械に強い薬剤師は多くないのが現状です。

特に1人薬剤師で現場を任されている薬剤師は大変です。周りには医療事務数名で機械系のトラブル対応を行わなければいけません。

機械類が故障した恐ろしさを味わった薬剤師しかわからないかもしれませんが、普段から機械に慣れておく事や、パソコンが壊れた時の対応を事前に考えて仕事を行った方が絶対に良いでしょう。

機械トラブルを解決して場数をこなしてきた薬剤師は、頼りになる存在で、薬局内に1人は配置しておきたいですね!  

5.薬局の忙しさを予想する薬剤師

毎シーズンの忙しさを予想する薬剤師やスタッフがいるのも、四季を感じる薬剤師あるあるです。

花粉症のシーズン前の2月から、花粉量や風向き、耳鼻科であれば処方箋枚数や薬品在庫の数をある程度予想します。

花粉大量発生のニュースが流れてからだと遅いので、ポツポツと花粉症患者さんが来る様になり、「ああ、今年もこの時期が来たか、忙しくなるな。」と、少しずつ危機感を高めていきます。

インフルエンザや風邪が流行る冬の季節も、薬局内はバタバタしています。ニュースでインフルエンザによる学校閉鎖が起こっていると聞けば、自分の薬局に来るインフルエンザ患者さんの数と比較して、ニュース内容を吟味する薬剤師もいます。

流行っている都道府県や地域の口コミを仕入れて、従業員の家族のインフルエンザ罹患率を把握後に、薬局内の忙しさを予想する方もいます。

特に、薬剤師がインフルエンザになり1人欠員してしまうと、従業員が少ない薬局にとっては死活問題になりかねません。

私もGW前後や年末年始の連休明けは、大概忙しいので連休ボケを直して仕事に向かっています。

休み問題は薬剤師業界だけではないかもしれませんが、現場の忙しさを予想して備えているのが私たち薬剤師です。 

6.疑義照会でのトラブル

疑義照会を終えた時に良く起こる薬剤師あるあるであり、病院薬剤師と、調剤薬局薬剤師との電話越しのバトルが繰り広げられる事があります。

薬局薬剤師は、病院から院外処方箋を受け取り、処方内容に疑義がないかをチェックします。疑義を発見した場合には、処方元の医療機関に電話やFAXで疑義照会して確認したのちに調剤を開始します。

しかし、病院の医師に電話が繋がると思いきや、病院内の薬局にしか電話が繋がらないケースがあり、その場合、段階を踏んで説明しなければいけません。

調剤薬局側の意見としては、スムーズに疑義照会を行いたいけれど、病院薬剤師が医師に繋いでくれなかったり、後にして欲しいと言われたりするケースもあります。

病院薬剤師側の意見としては、病院のシステムや規約上電話を直接診療室に繋げなかったりと、疑義照会をしたいけれど繋げない状況の時もあります。

そんなお互いの些細な出来事ですが、お互いの意見が合わないままフラストレーションが溜まってしまいます。

私が病院薬剤師時代の時に、調剤薬局に勤める大学の友人との席で、その討論を熱く繰り広げたことがありました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

薬剤師あるあるの記事を書いてみましたが、全国の薬剤師の方に共感してもらえたら嬉しいです!

また、薬剤師以外の方でも、少しでも薬剤師について知って頂ければ幸いです。

今回は、いつもより一層楽しんで記事を書くことが出来ました!

また、日本中に浪漫を届けられたらと思います!

 

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