薬剤師は日本中に浪漫を届けたい

現役薬剤師が、薬剤師の転職、仕事、バイトを語るブログ。他スポーツやゲームなど趣味も書きます。

薬剤師がブログを始めるべき6つの理由!

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今回は、薬剤師がブログを始めるべき理由や、実際に現役薬剤師の私がブログを始めて良かった事についてお話します!

薬剤師の方で、「何か新しいことを始めたい」と考えている方で、その一つにブログが候補として挙がっている方は、是非参考にしてみて下さい!

ブログには多くのメリットがあり、きっとあなたも本エントリーを読めばブログに対して興味が持てるはずです!

以下、簡単な目次となります!

目次

 

現役薬剤師がブログを始めるべき理由

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本エントリーでは、まず現役薬剤師がブログを始めるべき理由について、お話します!ブログを始めたいけれど、踏ん切りが中々つかない方は、まずは一読してみて下さい。

きっと、ブログを始める理由がつかめるはずです! 

情報がずっと残る

ブログで発信した情報はインターネット上にずっと存在します。薬剤師は業務後や休みの日に勉強会が行われて、新薬や疾患など多くインプットする機会が多いと思います。

特に私は病院薬剤師時代に、週1度は病院内のどこかで勉強会を開いていました。外に出ても薬剤師会が主催する勉強会や製薬企業協賛の勉強会はいくつも行われています。

薬剤師として働いてきて思うのが、インプットする環境は多くてもアウトプットする環境が少ないという事でした。

発表する場所と言えば、医療薬学会の学会発表や勉強会で、ある程度の年次や経験をした薬剤師、市民講演会で選ばれた薬剤師のみチャンスが巡ってきます。

学会発表は別ですが、誰かに伝えるという行為や機会に対して時間がかかっているなという印象でした。

特に個人薬局で1人薬剤師である場合や、年次が上がるにつれて仕事が大変になってきた中堅薬剤師は、忙しい中に発表の依頼が来るといった事が起こり、気持ちが萎えてしまう事もあります。

私は2年目から勉強会の準備をしていましたが、別の同期が抜擢されて、発表する機会がなくなりました。そして3年目以降に学会の準備に変更になりました。

確かに病棟に上がって、特化した科の薬の知識や疾患、よく聞かれる質問内容に病棟で役に立つ臨床スキルは、それを経験した薬剤師が語る方がいいと思います。

しかし、ブログを通して、自分で勉強した内容や体験を直ぐに伝える事は、自分自身の自信や勉強にも繋がります。

学んだ事だけでなくても体験や経験を伝えて共感してもらえたり喜んでもらえる可能性がある事は大変嬉しい事です。注意しておきたい点として、誤った情報で人に害を有する可能性がある事は必ず頭に入れておきましょう。

インターネット上での節度とマナーを守れば、今すぐにでも始められるのがブログです。自分のサイトを出版社や本屋のように考えて、発信していけたらとてもワクワクしてくるはずです!

文章構成能力が上がり仕事に活かせる

ブログを書いていると何を伝えたいのかを整理する事が出来て、物事の伝える順番がより明確に分かる様になっていきます。

これは、学会発表でどういう発表にするのかを考える時に似ています。背景、目的、方法、結果と考察、まとめや、今後の展望はブログで記事を書くに当たって私が常に気を付けている内容になります。

私も病院薬剤師時代に口頭発表とポスター発表をした経験があったから、稚拙ではありますが、文章を書く事が苦ではなく楽しんで書けるのだと感じています。また勉強会や講演でのスライド作りにも役に立つと思います。

ブログを始めてコツさえ掴めば、スムーズに文章を打つ事が出来ると思います。

薬剤師が発信しているブログは少ない 

ネットサーフィンをしていると、薬剤師が発信しているブログはあるものの、数が少ないと感じる事が多々あります。

薬剤師は薬のプロであるので、薬について発信しなくてはいけないと考えている方はいるかもしれませんが、そんな事は全くありません。

薬剤師としての体験を発信しても構いませんし、想いや趣味について語った方が長続きする可能性が高いと思います。

日記の様に普段の生活を綴っても、何か自分の中で変わるキッカケになるかもしれません。

また、例えば健康をキーワードにしたブログを継続する事は、自身が相当の健康に対する意識が高い方である事が必要になります。薬剤師でなくても健康に対する記事を量産しているプロガー達は沢山存在しています。

私は薬剤師として、薬剤師にしか発信出来ない内容を書きたいと考えています。国家試験をパスして薬剤師の資格を持っている事だけで満足はしていないので、薬剤師としてどういった事が発信出来るのかを常に考えて行動しています。

私がブログを始めた理由としては、周りの薬剤師がブログを始めていなかった事が理由の1つで、何かを成功するためのチャンスが落ちていると思ったからです。 

誤った情報とそうでない情報を見極められる

様々なブログを見ていると、健康機能を保つサプリメントや栄養補助食品などのメリット、デメリット、紹介しているサイトを目にします。

ドラッグストアでサプリメントを熟知している薬剤師ならわかるかもしれませんが、果たして本当にインターネットで検索上位になる情報は正しいエビデンスや裏付けをした結果なのでしょうか?

ブログを始めるとそういった信憑性のないサイトと、質が良いしっかりしているサイトの見極めが少しずつ出来る様になっていきます。

誤っている情報や古い情報を更新しないで運営しているサイトは、それっぽい事を書いていたり、サイト内を綺麗に分かりやすく整備している場合もあるので注意が必要です。

薬剤師における勉強会でも中堅薬剤師にもなると、どこのソースになっているのか、研究デザインはどうなのかなどを検討していますし、学会発表でも出典は何処なのかを記載しなければ信憑性は得られません。

学会よりも更に煩雑なインターネットでは、手軽に検索出来る便利さはあるものの、信憑性の低い情報が散りばめられています。

ブログをやり始めてインターネット上の情報の善し悪しを判断出来る様になったのは、大きなメリットだと思います。 

薬剤師同士の交流に繋がる 

薬剤師ブロガーの方は、普段仕事をしていると絶対に会えない薬剤師と出会う事が可能です。

インターネットさえあれば全国の薬剤師や医療従事者とコメントのやりとりや、オフ会など実際に会って飲み会や、ごはんを楽しみ、生の情報交換が出来る点が魅力です。

更には普段なら出会う事の出来ない著名な先生と話す機会が増えたり、薬剤師以外の仕事のキッカケ作りになり、生活に彩りを加えて、自分の経験を高めてくれる刺激を受ける事が出来るでしょう。

薬剤師の業界では、学会後や勉強会後に懇親会という名の情報交換会が開かれる事がありますが、話したくてもお互いに牽制し合っていたり、グループ同士でまとまっていて、輪に入り難いというジレンマを何度も体験してきました。

正直、懇親会の食事だけを堪能して帰った事も多くあります。これには自分自身もチャンスがあるのに、とても勿体無い事であるし、ナンセンスとさえ思っていました。

ブログをすでに始めている薬剤師は、良識や知識が豊富で交流を積極的である薬剤師が多い印象です。

薬剤師は組織的にも弱い印象なので、少しでも輪を広げていく事は固くなった思考を柔らかくしてくれて、新たなやりがいを見出せるかもしれません。

特に、個人薬局で1人薬剤師の方には是非ブログを始めて欲しいと思います。

周りの薬剤師と差別化が出来て強みになる 

少し強引で強めな意見になりますが、日常業務をこなす事をゴールにして満足している薬剤師は今後淘汰されていくかもしれません。

現在は引く手数多の薬剤師業界ですが、都市部では薬剤師が飽和状態になっていると耳にします。

多くの薬剤師が危惧している様に、私は周りの薬剤師に比べて自分は何か強みはあるのか?と病院薬剤師時代に考えていました。

薬学生でもYouTubeを投稿している人もいますし、現役の薬剤師も専門的なスキルを身に付けたり、違う業界で独立したりする薬剤師も少なからず存在しています。

ホリエモンの多動力を読んだ後にアッと気付かされるシーンが多くありました。例えば、二足のわらじを履くよりも何足のわらじを履く方が強いという考え方に共感し、ブログを始めたのも事実です。

もちろん1つの事に熱中して成功する人もいると思いますが、これからの時代を生き残る為に、他の薬剤師と比べて差別化が出来る様に毎日を生きています。

実体験として、薬剤師の転職についても病院薬剤師と保険調剤薬局の管理薬剤師の仕事は異なっています。どちらも想像で考えるのは問題ない事ですが、気になる事があれば先ずはやってみると何か見えてくるはずです。

薬剤師がブログを始めて良かった事!

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さて、薬剤師がブログを始める理由について、何となくつかめて貰えたでしょうか。本項では、実際に薬剤師である私がブログを始めて良かった事について詳細に説明していきます!

ブログを始めようと考えている薬剤師は、是非参考にしてみて下さい!

ライティングスキルが向上する 

文章を考える能力もそうですし、伝えたい事をアウトプットする能力が高まります。

ブログは対面で話して伝える訳ではないので、分かりやすく丁寧さに気を付けながら記事を書くことが求められます。

薬剤師の業務として文章を書く時は、薬歴を記載する時が一番該当しますが、誰しも最初の時は、薬歴記載は手こずった思い出はあるかと思います。

患者さんから何を聴取するべきなのか、情報をもらっても頭に記憶して置かなければいけませんし、情報への評価や次回来院時に確認する事を瞬時に考えなければいけません。

これを頭でわかっていても、スピードが上がらない薬剤師は多くいるはずです。伝えたい事はなんとなく分かるけれども、文章を考えるスピードや導線が繋がらない事が容易でない人もいるかもしれません。

私もブログを始めて最初頃は酷い文章で、分かりにくい内容になっていたと思います。

現在は最初の時よりは記事を書くスピードも上がりましたし、文章を構成するスキルも付いたと感じています。

また、文章に対する流れや好みも見えてきて、何よりも自分のライティングスキルが向上する事により、知識や伝えたい事を効率良くアウトプット出来ます。

これらは、ブログ最大のメリットだと思います。 

視野が広がる

ブログを始めると、自分の知らない世界や様々なジャンルに興味を持つ事が出来ます。

薬剤師のブログを見るだけでも、面白い切り口で薬剤師について語っている事や、薬に全く関係のない記事を書いている人など、自由なところもいい点です。

おすすめは薬剤師のブログだけを見るのではなくて、医師が運営している個人ブログや、看護師が臨床に沿った情報を発信しているブログ、介護師やケアマネジャーが書いているブログも覗いてみると、新しい発見や繋がりが増えて自分へのプラスになります。

例えば、私はMRが書いた記事を参考にする事があります。医薬品情報のブログではなく、MRの1日に密着した仕事内容が描かれているブログです。

そのブログを見てから、医薬品卸や担当者の関係性、多忙と言われるMR業界の詳細な仕事っぷりについて知る事が出来ました。

そのブログを読んでから現場の薬局で付き合いのあるMRと話す時に会話の切り口になる事もありましたし、ウラ話もより鮮明に理解する事が出来ました。

相手の仕事を理解する事で、相手の立場に立ちやすくなりますし、失礼のない対応や良質な仕事を進める事が可能です。

在宅での会議やチーム医療を行うに当たっても、相手の仕事内容を深く理解していないと円滑に進める事が出来ないかもしれません。

加えて自分がワクワクする趣味のブログを発見した時にはテンションが上がります。ライバルを見つけて、業務に還元したり、日常生活にも繋げても良いでしょう。

ブログを始めると視野が広がって、ビジネスチャンスにも繋がる事が増えました! 

収入が増える 

ブログを継続する事で臨時収入を得る事が可能です。薬剤師は給料がいいから羨ましいと、薬剤師ではない人から言われる事が1度はあると思います。

病院薬剤師では初任給が20万程度で、大手調剤薬局でも20万より少し多いくらいになります。病院時代に感じた事ですが、収入と業務量が見合っていないと切実に思っていました。

そして、正社員で働くよりもアルバイトや薬剤師の派遣で働いた方が収入が多くなるのではないかと真面目に考えていました。友人同士の会話でもダブルワークで収入を得ている薬剤師も実際にいました。

ブログでの収入は継続する忍耐とライティングスキル、検索上位に入るためのノウハウや運など、いくつもの要素がありますが、実際にブログを始めないと収入を得る事が出来ません。

また、アルバイトと異なり、働いた分だけ絶対にお金は入らないので注意して下さい。

個人的にはブログを楽しむ事を第1優先にして、収入は入ればいいかくらいの気持ちで継続していくと成功しやすいと思います。

また、薬剤師は今後AIによって仕事が奪われると言われていますし、実際に近い未来そうなるだろうと予想しています。

私はその前に薬剤師としての業務はもちろん、何か他の薬剤師と比べて強みが欲しかったという思いもありました。診療報酬に頼らない働き方を模索していたのもあります。

仲が良い薬剤師同士で話していると悲観的な意見は言うものの、何も始めていない薬剤師はとても多いです。

ブログを始めて0円から収入を発生させた時は、とても嬉しかったです。 

趣味の幅が広がり仕事が楽しくなる 

仕事が終わると、お酒を飲んだり、テレビを観たり、休日には買い物や友人らと遊びに出かけるといった生活サイクルであった私は、ブログを続ける事で、新しい事に興味を持ったり、ブログ自体が趣味になったりと、生活の幅が広がっていると感じています。

特にテレビを観ていた時間は大幅に少なくなり、受動的に流し見してた時間を記事を書くための時間に費やすようになりました。

そのままネットサーフィンもして、自分の興味があるジャンルへと新たな発見をしています。

薬剤師の記事を書くに当たって自分の経験を元に、必要な情報を徹底的に調べます。もちろん読者の事も意識をして、経験とそれに加えてアッと興味を引く内容になる様に文章を書きます。

私が書いている記事の内容は自分の仕事である薬剤師についてが主です。薬剤師になって数年経ちますが、まだまだ薬剤師について知らない事は多いです。

例えば、薬局内での疑問点や行政や法律について、マーケティングと臨床について、薬剤師のあるべき姿や仕事内容などを詳細に語る事は、自身の体験だけでは不足している点もありました。

そこで薬剤師の仕事についてわからない事を詳しく調べてみる事にしたのです。そうしたインプットを現場とブログにアウトプットする事で、普段業務をしていても多くの事を解決出来る様になりましたし、疑問点や問題点を見つける事が上手くなりました。

実際に限られた時間で薬局内の売上に大きく貢献する事が出来ましたし、薬局内での導線をスムーズにする事に成功して、自分やスタッフの業務の負担を減らしました。

常に疑問を持ち続けていていたからだと思っていますし、言い過ぎかもしれませんがブログを始めてから成功する事が実際に多くなりました。

前職では仕事に対するモチベーションは沈み気味でしたが、今は本当に仕事とブログが楽しいと感じています。 

ブログへの熱い思いをちょっと一言 

これまでブログ、文章を書く機会はあまりありませんでしたし、ブログを始めなければ文章を書く事はなかったと思います。

最初は正直気持ちがのらないと全く進みませんでしたが、今ではむしろ書きたい。より丁寧で親切に書いて、世に発信したいとまで思うようになりました。

堅い頭にならない様に薬剤師の仕事をしていますが、ブログと出会ってより柔軟な思考に変わったと感じます。

私は薬剤師でありこれからもブログを続けていきます。そこには浪漫があるのだから。 

まとめ 

いかがでしたでしょうか。

ブログは最初始めるのが面倒であったり、継続する事への難しさがある反面、自分を自己表現できるツールの1つだと改めて感じました。

ブログをやっている薬剤師の方や、それ以外のブロガーの方とも今後は少しずつ繋がりを作っていきたいと思っています。

是非、この記事を読んだ薬剤師の方はコメントや紹介をして頂けたら非常に嬉しく思います。

「立てよ薬剤師」に続ける様に、少しでも私の体験が全国の薬剤師に届いたら幸いです。それでは!