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調剤薬局のランキング大手10社!現役薬剤師が口コミを語る!

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今回は、調剤薬局のランキングについて、大手10社をご紹介していきます!

どこの調剤薬局が高い売上を誇っているのか、また店舗数や特徴はどうなのか気になっている方は、是非参考にして下さい!また、合わせて大手調剤薬局のメリットやデメリットについても記載していますので、そちらもお読み頂ければ幸いです!

以下、目次となります。

目次

 

調剤薬局のランキングTOP10社!

各企業公式サイトの決算(連結)を参考に、調剤薬局のTOP10のランキングを作成しました! 

他にもその企業の概要や今後の展望についても記載しているので、一読頂ければ幸いです!

1.株式会社アインホールディングス

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主な調剤薬局 アイン薬局
売上高(100万円単位) 267,500
店舗数 1041
特徴 ・化粧品事業「アインズ&トルペ」の展開
・大型連休取得可能
・英語対応薬局の展開

※参考:調剤薬局・ドラッグストア アイングループ

第1位は、売上高、全国の店舗数の共にトップを走る調剤薬局事業を展開している株式会社アインホールディングスです。

薬剤師は、北海道で新人研修を行った後は、全国各地に配置されて、保険調剤薬局の現場で働きます。企業内でのキャリアプランも充実しているので、人事担当になったり、本社勤務で間接的に医療に関わる事も出来る会社です。

継続的なM&Aを今後も行う様子で、環境変化に強い企業戦略を考えています。店舗数も他の企業と比べると、群を抜いている点も、特徴と言えるでしょう。

人材採用や育成に関しても力を入れていて、医療の質を上げる為に高度医療に関しても挑戦し続けています。

株主情報として、年に1回、100株以上を保有している方に対してアイングループで使用する事が出来る商品券2000円分を手に入れる事が出来ます。こちらは、アインズ&トルペでの支払いや、アイン薬局での処方箋調剤以外の支払いに利用する事が出来ます。

アインファーマシーズのより詳細な特徴、口コミなどについては別記事にまとめているため、興味がある方は是非参考にして下さい!

英語対応の薬局作りなど、最先端の薬局作りを実現出来ている企業です! 

2.日本調剤株式会社

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主な調剤薬局 日本調剤
売上高(100万円単位) 241,274
店舗数 586
特徴 ・自社製剤のジェネリックを展開している
・店舗によって保険の窓口がある
・全都道府県に店舗を出店している

※参考:日本のかかりつけ薬局 日本調剤

日本の「かかりつけ薬局」宣言をしていて、行政の指針に対しても、常に先を見越して事業展開を行っている大手調剤薬局になります。

全都道府県で出店成功を収めていて、利益も高水準を獲得しており、また保険調剤薬局のチェーン経営だけではなく、医療従事者の派遣や紹介事業、コンサルティングも進めている点も特徴です。

電子お薬手帳のサービスにおける会員数が24万人を超えていて、最先端のシステムや設備環境の元、働く事が可能です。

度々役員が報酬を貰いすぎていると、よく話題になりますが、医療の質を考えて前進している企業の1つだと思います。

真の医薬分業を目指し、店舗ポートフォリオの最適化、患者の為の薬局の実現、医薬品製造販売事業や薬剤師の紹介業の強化を戦略的に動いている印象です。

まだまだ医療業界の中で、自らを先行投資期間中だと自負している優良企業です!

より詳細な日本調剤の特徴や評判については、以下のエントリーに記載しているため、ぜひ参考にして下さい!

店舗数に対しての売上高が大きい点も、大きな特徴になりますね! 

3.クラフト株式会社

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主な調剤薬局 さくら薬局
売上高(100万円単位) 168,000 (2017年3月期)
店舗数 759
特徴 ・24時間電話対応の薬局
・関東に多く展開している
・処方箋なしでも来客可能な薬局作りの展開

※参考:さくら薬局 - クラフト株式会社

クラフト株式会社が展開するさくら薬局が第3位になっています。

関東地方に店舗が集約していますが、大阪などの都市部にも薬局を展開している企業になります。薬剤師としてはもちろんですが、人として何が出来るかを考えている会社で、店舗スタッフが考えたアイデアを積極的に採用して、実践している企業です。

患者さんにお花をプレゼントするお花の日を考案したり、アロマのある薬局を展開していて、薬局をより身近に感じてもらう様々な工夫をしています。

最大の特徴は、薬局初の24時間対応の調剤薬局を行っていて、夜間に働く薬剤師の募集をしている点です。

地域によってはSNSを活用した、在宅医療の地域連携にも力を入れていて、高齢化社会の医療を担ってる大手調剤薬局だと言えます! 

4.クオール株式会社

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主な調剤薬局 クオール薬局
売上高(100万円単位) 145,516
店舗数 725
特徴 ・ローソン併設型薬局の展開
・門前薬局、マンツーマン薬局が多い
・駅に出店している薬局作り

※参考:クオール薬局 : クオール株式会社

処方箋の付替え事件を起こしてしまったクオールですが、第4位の売上実績を残しています。業績を年々上げている比較的に若い企業になり、人々の生活動線上の便利な立地に多く出店しています。

業務を通した薬剤師のやりがいも大きく、地元のかかりつけ薬剤師と医療機関とのマンツーマンで上手く機能する薬局作りを行っています。

ローソンやビックカメラ、JR西日本と他企業との連携も功を奏し、安定した業績を上げています。また、大手ならではの、駅チカ、駅ナカ、街チカで、処方箋の確保を確実にしています。

店舗によっては、周りから忙しいと声を聞きますが、それだけ患者さんから必要とされている企業だと言えます!

クオールのより詳細な評判や口コミなどは別記事にまとめているため、そちらをお読み頂ければ幸いです!

5.総合メディカル株式会社

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主な調剤薬局 そうごう薬局
売上高(100万円単位) 135,431
店舗数 687
特徴 ・クリニックモール店型薬局の展開
・総合メディカルブランド商品の展開
・地域医療への取り組みが充実している

※参考:総合メディカル株式会社 

医療機関の経営支援と、調剤薬局の運営を二本柱として展開している、総合メディカルが第5位の売上高になっています。

都市部に多く出店していますが、特に関東地方と九州地方に薬局数が多い企業になります。

また、病院やクリニックにもコンサルティングの実績を有している企業なので、病院と連携した医薬連携を強みに、地域密着型の取り組みや、学会報告、学術展開にも一定の評価があります。

健康サポート薬局の展開や、健康サポート薬局研修修了薬剤師の数が多いのも特徴で、全薬局の10%の割合を占めています。ホールディングス化を目指していて、持続的な成長が期待される企業です!

6.株式会社スズケン

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主な調剤薬局 ファーコス薬局、エスマイル薬局
売上高(100万円単位) 99,550(保険薬局事業のみ)
店舗数 420
特徴 ・薬局展開だけでなく、医薬品卸業を行っている
・希少疾病薬流通受託を行っている
・中国地方や関東地方に店舗が多い

※参考:株式会社スズケン

中国地方や東名阪を基軸に、医薬品卸業や医薬品製造業、保険調剤薬局業も展開している老舗の企業になります。調剤薬局事業として、かかりつけ機能を強化し、技術料を上げた業績が反映されています。

また、M&Aも引き続き行っており、新店舗を増やす方向で戦略を練っていますが、今年度の調剤報酬改定によって、売上も思う様な結果にならないかもしれません。

低コストで、経費を抑えた戦略や、在宅医療や介護にも力を入れていて、総合的な医療に携わっている企業になります。 

もし他の医薬品卸企業について知りたい方は、以下のエントリーに売り上げのランキングをまとめているため、参考にして頂ければ幸いです!

7.東邦ホールディングス株式会社

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主な調剤薬局 共創未来、ファーマみらい
売上高(100万円単位) 98,019(調剤薬局事業のみ)
店舗数 586
特徴 ・メイン事業が医薬品卸業
・調剤薬局事業の連結子会社化
・治験支援事業を展開している

※参考:東邦ホールディングス株式会社

調剤報酬への対策を行い、少しずつですが着実に売上を伸ばしている企業です。また、調剤事業だけでなく、医薬品卸業も担う大手企業になります。

今後はますます、共創未来グループの会員数を増やす戦略と、高品質、高付加価値なジェネリック医薬品を安全に提供して、現場の信頼を増やす考えで経営戦略を行っています。

ファーマクラスター株式会社が、調剤薬局事業の管理を行い、その他にも9社の子会社が存在するホールディングスになります。

各会社の業績も大切になっていきますが、業務における無駄をなるべく少なくして、引き続き調剤報酬に合わせた組織的な取り組みで上位を狙っている企業です! 

8.株式会社メディカルシステムネットワーク

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主な調剤薬局 なの花薬局
売上高(100万円単位) 87,172(調剤薬局事業のみ)
店舗数 405
特徴 ・北海道エリアに店舗が多い
・価格交渉などの代行サービス業も手がけている企業
・訪問看護事業を行っている

※参考:メディカルシステムネットワーク

調剤薬局事業のみならず、価格交渉代行や決済代行、不動在庫の消化サービスなどネットワークを駆使したサービスも提供している大手企業である株式会社メディカルシステムネットワークが、第8位にランクインしました。

全国にも薬局店舗はありますが、特に北海道エリアに多い点が特徴の1つになるでしょう。全400店舗の内、約100店舗が北海道に集約していて勢力を拡大しています。

開業支援、訪問看護事業、M&A事業も手がけているので、チーム医療としての連携も行いやすい組織作りを行っている印象です。

年々M&A、ドミナント化を増やしている企業になりますので、結果を残している企業だと言えます! 

9.阪神調剤ホールディング株式会社

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主な調剤薬局 阪神調剤
売上高(100万円単位) 64,410 (2017年3月期)
店舗数 429
特徴 ・子会社が多い
・関西に多い老舗の全国チェーン
・メディカルシステムネットワークと合同会社を設立

※参考:阪神調剤ホールディング株式会社

株式会社メディカルシステムネットワークと業務提携をしている老舗の全国チェーン薬局になります。名前の通り関西を起点に、全国展開を目指している企業です。

2012年にホールディングス化として設立していますが、阪神調剤自身は、全国チェーンの中でも1976年創業と最も古く、堅実なM&Aを実践している企業の1つだと言えます。

大手の中でも、子会社が最も多い点も特徴があり、薬局同士の横のつながりを大切にして、同じ目標を共有する仲間集めを形に出来ている点は評価が高いです。

まだ開拓していない県もあるので、今後も目が離せない企業になるでしょう! 

10.株式会社アイセイ薬局

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主な調剤薬局 アイセイ薬局
売上高(100万円単位) 59,200 (2017年3月期)
店舗数 352
特徴 ・調剤薬局における2019年新卒採用募集要項で1番初任給が高い
・古くから在宅に取り組んでいる
・介護福祉事業も手がけている

※参考:調剤薬局のアイセイ薬局

関東地方を中心に、介護、福祉サービスを展開している大手調剤薬局になります。施設ごとに薬剤師が在籍しているので、デイサービス、老人ホームにも強い薬剤師の育成状況が一定の評価を得ています。

また、全国の調剤薬局の初任給が2019年度から、トップレベルに高いこともニュースで話題になりました。

勤務先にもよりますが、新人薬剤師が月に最高45万円出す事が出来る企業になっています!

直近では、積極的な吸収合併を行い、マンツーマン体制の薬局を狙い店舗を増やしている印象です。

全都道府県には店舗はありませんが、関東、関西の都市部に集約している大手調剤薬局です! 

大手の調剤薬局のメリットや特徴は?

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さて、大手調剤薬局の概要や売り上げについては分かりましたでしょうか。

本項ではさらに大手調剤薬局ならではのメリットについて、より深く説明していきます。大手調剤薬局が気になっている薬剤師の方は是非以下を読み進めて下さい!

メリット1.充実した研修制度

新人から薬剤師として仕事を行う上で、研修内容の濃さは、薬剤師におけるキャリア形成において非常に重要です。

薬学生の実習では、保険薬局における調剤報酬について学ぶ事は少ないですが、大手調剤薬局に勤めると調剤報酬の仕組みや、内容を理解したり、数字を見て勉強する事が非常に大切になります。

調剤報酬改定によって薬局の経営が大きく変わり、自分自身の働き方が変わったり、自分が上司であれば、組織として指示しなければいけません。

大手調剤薬局では、調剤報酬の変化にシビアに対応するため、徹底した調剤報酬に対する研修を行います。会社の利益に直結するために、レセプトを扱う事務員だけでなく、薬剤師も保険について学びます。

小規模の調剤薬局では、現場に出てから調剤報酬について少しずつ学んでいきますが、大手では調剤報酬の落とし穴や抜けがない様に徹底した研修を行います。

また、処方箋の見方から、調剤、監査、疑義照会の方法、患者さんのプライバシー関連や法律関連の基礎的な内容まで網羅している点も魅力です。

このように個人薬局と比較して大手調剤薬局では、薬以外にも幅広く学ぶ事が出来る点がメリットと言えます。

新人オリエンテーションだけでなくて、管理薬剤師になるタイミングの3年目から5年目には、集合研修を受けたり、マネジメント業務や行政への対応などの研修を行います。

さらに、監査などをメインに、症例検討、コンプライアンスを遵守する再確認する研修内容もあります!

ビジネスマナー研修などもあり、手厚い研修が盛りだくさんです! 

メリット2.最先端の環境で学ぶ事が出来る

大手は薬剤師の業務負担を減らし効率化を図るため、機械化が可能な場所に関しては、最先端の医療補助機器を導入しています。

例えば、薬歴記載の業務を簡素化する為に、音声入力でテンプレートを入力する事が出来るシステムであったり、調剤ミスを徹底的に減らす為に、画像を取り込める監査システムや、バーコードを活用した監査システムを用いてる場合もあります。

また、小児科の門前の店舗には、粉薬による自動調剤分包機を、大学病院前の激務な店舗では、複数の自動調剤機が導入しているなど、最新の医療器具を扱える事が、薬剤師にとって大きなメリットになります。

在宅医療を行うに当たっても、iPadを持ち運び、それらで患者さんから情報提供や収集を行っている企業もあります。

また今後は、AIを検討している大手薬局もあり、AIと共存して常に最先端の技術を身につける事が出来る点も、大手ならではの魅力と言えるでしょう。

そのような貴重な経験は、他の薬剤師との差別化に繋がりますので、大きな強みになります!

個人経営の薬局では、まず導入できない機器に触れられる点は、薬剤師としてのスキルアップに繋がりますね! 

メリット3.同期が多い

病院薬剤師の場合、規模によりますが同期がいなかったり、いても数名の場合が多いです。しかし大手調剤薬局の場合は、新卒が200人から300人と多くの同世代と、仕事を共に行う事が可能です。

特に新人オリエンテーションでは、同じ研修施設に同期が集まり、親睦を深めながら仕事を覚えます。実際にそこから交際に発展する場合もありますし、何よりも職場の悩みを共有できる仲間や、戦友を作れる事は、大きなメリットだと言えます!

新人オリエンテーションで仲を深めると、店舗配属後もエリアで歓迎会や新人同士で旅行にいったりと、交流を重ねることも可能です。

多く同期と連絡を取れる様にしておけば、例えば独立後の仕事仲間を募集する事が出来ますし、仕事の仲間探しに協力してくれるかもしれません。

また、色々な診療科の門前を経験した同期がいる場合には、様々な処方意図や服薬指導の方法のアドバイスを貰えるはずです。

個人経営の薬局に入社してしまうと、まわりに同世代がいない可能性が高く、仕事においてもトラブルになったり、相談しにくい環境です。

同期が集まっているとそれだけでエネルギーが貰えるので、これは大手調剤薬局ならではの大きな魅力と言えるでしょう! 

メリット4.福利厚生が手厚い

福利厚生が手厚い点は、大手の大きなメリットの一つであり、薬剤師の年収の底上げになっています。

家賃手当てに関しては、基本的にどの調剤薬局にも手厚い補助があり、家賃に対して8割の補助金額が付いて給料に反映されたり、一律で約10万円分の家賃手当てが付く職場もあります。

薬剤師が家賃を気にしないで独り暮らしをしたり、男性であれば全国勤務コースに希望する方が出てくるのも、この家賃手当ての福利厚生が、手厚い点が挙げられます。

大手で定年までしっかりと勤めれば、退職金も大きいので、個人薬局の様に退職金が存在しない職場のリスクも軽減します。

また、子供がいるママ薬剤師にも、大手調剤薬局は大きなメリットがあります。

薬剤師の産休や育休に大きな理解があり、託児所がある企業も多いです。正社員だったとしても、時短勤務で職場復帰する場合は、間違いなく歓迎されて迎えてくれます。

この際は、エリア内での移動、応援も強制されませんので、働きやすい様に工夫してくれます。

産休育休制度の充実は、女性が多い薬剤師業界の中では非常に嬉しいメリットですね! 

大手の調剤薬局のデメリットは?

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大手の調剤薬局はメリットも多いですが、もちろんデメリットも存在します。本項では、それら大手調剤薬局の欠点のなかでも、代表的な事項について記載していきます。

デメリット1.初めは年収が低い

調剤薬局の中でも、大手は意外なほど初任給が低いです。

世間一般的には、初任給が22万円程度で良い方だと言えますが、業務量に対しての報酬に関しては、やや不満を持つ場合もあるでしょう。また、働いて数年間はどんなに頑張っても、昇給が1万円上がる事はまずありません。

しばらく勤務した後、昇格し、管理薬剤師になると、管理薬剤師手当を付きますが、その分残業代が付かなくなるため、結局はあまり給料が変わらないという状況に陥る場合もあります。

実際に働いてから5年以上経った今でも、調剤薬局の中では、大手ほど年収が低くて、小規模の薬局や転職組と比べると年収に差が出ていると体感できます。

年収の逆転現象が起こる時期は、大手調剤薬局でエリアマネージャー以上になった時であり、最短でも約10年間大手で働く必要があります。 

働き初めの3年間は、給料の面には目をつむり、大企業で経験をしっかりと学んだ方が自分のためになるでしょう。

デメリット2.忙しい店舗が多い

「飲み物も飲めないほど余裕がない」、「休憩時間には薬歴を書くためにパソコンに向う」、「残業は基本的に21時をまわる」など、非常に忙しい店舗に配属される場合があります。

大学病院前など急性期病院の門前薬局になると、薬剤師のマンパワーは必須であり、1人2人と欠員してしまうと、シフトが回らず、残業も30分、1時間と増えていきます。

また、門前クリニックの終業時間が過ぎても、患者さんがいなくなるまで診察するクリニックでは、終業時間から30分以上経過しても終わる事はありません。

診察が終了してから、薬局に患者さんが来て、全ての投薬を行います。日によっては薬歴を記載し終わって、初めて帰る準備が可能になります。

さらに、店舗をまわすだけでなく、トレーシングレポートの作成や、薬剤棚の整理、余製の調剤や施設への調剤監査など、患者さんがいない時にも行う事が山ほどあります。

こうした残業の日常化は各店舗の門前クリニックの業務体系に依存するので、やる気のあるクリニックが近いと、残業が当たり前になってくるでしょう。

大手調剤薬局の離職率も高い事からも、常にマンパワー不足に陥り、新しい薬剤師が入るまで永遠に残業が増えていく事も十分にあります。

最近では、残業を行わない様に声を出している印象ですが、棚卸し時期には夜中まで業務を行っている店舗も耳にします・・。 

デメリット3.異動がある

大手調剤薬局では、全国各地に薬局の店舗があるので、3年、5年単位で異動が発生します。若手であれば、1年以内の異動も珍しくはありません。完全な異動ではなくても、3ヶ月の間だけ県をまたいで応援要員として働く事もあると覚悟した方がいいでしょう。

実際に薬剤師の人数が足りないのにも関わらず、大手調剤薬局では、新店舗の立ち上げを次々に行います。

個人的に酷いと思った出来事は、本人の希望するエリアとは全く関係がない過疎地の薬局に、若手の研修として、新人を応援に向かわせたことです。

結局彼は、他の人材が見つかるまで、数ヶ月間そこの店舗で仕事を行わなければいけませんでした。

また、私の友人は、応援を車ではなく、新幹線を使用しなければ間に合わない店舗に行かされた事もありました。新幹線の料金はもちろん会社持ちになりますが、朝早くから出て、夜も新幹線で帰宅していたので、家に着くのが夜の22時が平均でした。

他にも、新しく配属された場所で、やっと仕事に慣れてきたと思った矢先に、急遽異動の打診を提案されたりと、会社の都合の良い様にされてしまうのが、大きなデメリットと言えます。

全国勤務コースを選択しなければ、基本的に全国への異動はありません。しかし、全国勤務コースではなくて、エリアに特化したコースを選んだとしても、エリア内での異動や応援などエリア内を駆け回る事は免れないでしょう。

デメリット4.結果を求められる

営利企業のため、売上、数字、結果に対してはシビアな面があります。

調剤薬局独自の健康食品やアイテムがある大手では、全てのエリアに目標達成数が掲げられて、各エリアの店舗にいつまでに、どれだけ実績を出せと指令が下ります。

薬剤師だけでなく、事務員やパートの薬剤師にもノルマがあり、店舗全体で目標を達成しなければいけません。

管理薬剤師になると、周りの薬剤師や事務員に数字を取る様に指示する場面も出てきます。会社の命令なのでサラリーマンとして逆らう事は出来ませんが、企業の実績を上げる為だけに働いていると思ってしまうと、苦痛が伴う場合もあります。

さらに、今後はより厳しい調剤報酬の改定が起こると予想され、薬局の営業時間が変わり、24時間勤務が日常化になってしまう可能性もあります。

調剤薬局の最先端を走るためにも、企業は新しい事に次々とチャレンジするので、課題解決やノルマをより一層強く求められる環境だと言えます。

まとめ

大手調剤薬局は、多くの新卒薬剤師が注目する企業だと思います。

今回のランキングは平成30年4月からの調剤報酬改定前のデータを参考にしていますが、大手は調剤報酬改定により、今後も非常に厳しい立場に置かれると思います。

実際に店舗を閉店している企業もありますし、店舗数も減少する企業も出てくると思います。そのため、薬剤師としては今後の展開やトレンドを、常にチェックしようと記事を書いてみて思いました。

この記事が、大手調剤薬局に興味がある薬剤師の何かの助けになれたら幸いです。

 

それでは、また!

 

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