薬剤師は日本中に浪漫を届けたい

現役薬剤師が、薬剤師の転職、仕事、バイトを語るブログ。他スポーツやゲームなど趣味も書きます。

薬剤師を辞めたい!本気で現役薬剤師が考えた理由20選!

今回は、現役薬剤師の私が、本当に仕事について悩み、『辞めたい』と考えた経験談についてお話します。

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薬剤師を辞めたいと本気で考えた経験を踏まえ、2万字を超す量で、詳しく自分の熱い思いや葛藤をこの記事に詰め込みました。

薬剤師を辞めたいと非常に悩んでいる方、辞めた後どうなるのか知りたい方など、仕事に悩む全ての薬剤師に向けて書きました!

本エントリーを読んで、薬剤師の方が少しでも共感でき、元気になれたら、これ以上嬉しいことはありません。

以下、目次となります。

目次

 

薬剤師を辞めたいと思った理由20選!

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まず、現役薬剤師である私が、薬剤師を辞めたいと強く考えた理由について、紹介していきます。

「辞めたい」と感じる理由は様々だと思いますが、以下の理由に多く当てはまる方は、一度自分の仕事について、真剣に考えてみて下さい!

1.閉鎖的な空間

薬剤師や、病院関係者については、基本的に優しい人が多く、物事に関して献身的な姿勢の人が多いです。 しかし、私が働いていて、一番疑問に思った点は、愚痴を言う人は多くいるにも関わらず、それを直接的に組織や上司に伝えようとしない点でした。

これは薬剤師と言うより、病院の特性かも知れませんが、非常に圧迫した閉鎖的な空間で業務に当たる為、病院の特色に職員も染まり、そこから出ようとする人がおらず、皆波風を立てぬように過ごし、お互いが議論して職場環境を改善する動きなどは全くありませんでした。

愚痴を言うことを諦めた人も多くいましたし、各部署のチームワークも決して風通しがいいものではありませんでした。このように閉鎖的で圧迫された空間で働き続けることは、想像以上に身体と精神を蝕みます。

2.業務が逼迫し、いたわる気持ちが減った

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病院薬剤師は激務です。そして、激務は人を摩耗させ、心の余裕を奪います。 私はお世話になった先輩の業務を軽減させたい一心で先輩の仕事を引き受けることがありました。

1年目の時には先輩の仕事を助けるのが当たり前だと思っていました。しかし、病院は収益を増やそうと次々と業務拡大、仕事を増やしていきます。勤めていた病院ではある程度全員が同じ仕事内容を覚える風習があり、覚えていったら順次後輩へ仕事をおろします。当たり前ですが経験年数が上がるほど、行わなければならない業務も、増えていくのです。

環境が忙しくなると相手のことを考えることが難しくなり、それが続くと相手を思いやる気持ちがなくなっていくのを感じました。当時は自分に笑顔が少なく、常に怒ったような表情をしていたと思います。仕事をこれ以上増えない事を切に願い、それ以外に配慮する気持ちが欠落していました。

3.正当な評価がされていない

上司は本心は冷徹であり、心遣いをしている様に見せかけている人が、たくさんいる職場でした。ちゃんと評価しているという雰囲気だけ出しますが、正当かつ客観的に評価できる上司は非常に少なかったです。

周りの情報に踊らされて評価されたこともありました。業務に支障が出るほど合わなかった先輩のことを同期が上司に相談した場合も、「あいつはああいう性格だから。」と返すだけで何も解決しない事例も、多くありました。

若手が別の病院に異動することがあったのですが、男だからという理由と、こいつに言えば断らないだろうと打診しての人事異動でした。若手よりも人間関係をこじらせるような薬剤師を異動させた方が、業務がスムーズに進むはずですが、上司はそういった細かい事情を正確に把握していないため、部下は誤った評価を受けることがありました。

私や周りの職場の方は、心身ともにストレスが溜まる一方でした。

4.お局の存在と仕事をしない上司

お局はとても頭が固くマニュアル人間であるため少しでもルールから外れると指摘して新しいルールを決めたがります。そして、ルールを作るのは自分よりも下の人間にやらせる事が多かったです。

ミスした当事者を改善するのではなく、組織として自分に被害がないようにルール作りを行います。実際の業務作りについては5年目より下の薬剤師が行い、彼らの負担を増加させる一因になっていました。

仕事をしない上司は、おそらくどこの職場にもいます。しかし、あまりにも仕事をしない方が、自身より高い給料を貰っていると考えると、モチベーションは下がる一方でした。

業務殆どしないだけならば、まだ良いのですが、直属の部下に、無理難題を押し付ける方もいました。仕事の歯車が上手く回っていないことを感じながら、長時間の残業を行うことは、私の心身を擦り減らしました。

5.ミスが許されないプレッシャーの強い職場

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薬剤師は、多くの調剤、監査、混注業務を行うため、必ずヒヤリハットや過誤は起こってしまいます。私は過去にミスをすると、上司から膝蹴りをくらうことがありました。

暴力で訴えられなくても、苛立ちを露骨に表すように、壁を殴ったり、物を投げつけたりといった行為をされることが多かったです。

軍隊のような職場環境で、ミスをした場合の恐怖を体で染み込ませます。薬剤師の業務は、確かに小さな過失が、大きな事故に繋がります。それは十分に承知してはいるのですが、このような異常とも言えるプレッシャーに耐え続け、業務を進めることは、並大抵の事ではありませんでした。

まるで、絶対に倒してはいけないドミノ倒しで、ドミノを延々と並べ続けるような業務は神経を摩耗させました。

6.仕事の押し付け合い

環境によるとは思いますが、私の職場の場合は、特に、女性薬剤師が自分のしたくない仕事を、後輩の男薬剤師に擦り付けることが多かったです。PC作業やデータ抽出などの作業を後輩に押し付けている姿を、幾度となく見ました。

どこの職場にもある話かもしれませんが、薬剤師の中でもコミュニケーション能力が高い方は、すでに上司に根回しをしている事が多く、逆に低い方は、業務で割を喰う事が多い印象でした。

また、薬局内だけでなく多職種との業務では医師や看護師と討論し適切に医療を提供する機会はありましたが、多職種から薬に関することなら、なんでも薬剤師に仕事を振ってくることがあります。

度々チーム医療という名の、業務の押し付け合いがあり、ストレスが溜まる一方でした。

7.病院に対しての夢が無くなった

私の夢は、患者様から信頼される薬剤師になることでした。

しかし、長年病院薬剤師として勤務を進めていくうちに、病院の形態が良く理解でき、患者様に適切な医療を提供するはずの病院が、金儲けのみに走っており、非常にモチベーションが下がりました。

具体的な例は避けますが、病院関係者でない友人に話すと、露骨に引かれるような医療体系も日常茶飯事でした。上記のような環境下で業務を続ける事は、専門薬剤師を目指していた私にとって、非常にマイナスであると判断しました。

もちろん自分のやりたいことだけで、仕事を行うことは不可能だと思います。しかし、今後業務が逼迫しすぎて、患者様にゆっくりと安全に医療を提供出来ない可能性があると感じ、それが辞める決意へと繋がりました。

私が目指すべき薬剤師像はここの病院では叶えられないと判断したからです。 

8.融通が利かない

薬局内には非常に多くのマニュアルが存在します。最初の1~2年間はそのマニュアルを覚えるのに必死になります。そうしたマニュアルを間違いなく行える薬剤師が仕事できると認知される病院でした。

しかしそれに慣れすぎると、完全にマニュアル人間となり、時間配分が分からなくなったり、物事の優先順位が混同したりして、融通が利かなくなり、全体に迷惑をかける薬剤師が多くいました。

よく伝統であるからと先輩に教えてもらいましたが、マニュアルが増える一方で改定はするものの、削除出来ない風習に憤りを感じていました。

9.労力と収入が見合っていない

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これが一番の原因だと思います。毎日朝早くから夜遅くまで働いて収入が自分の想像していた額よりもグッと少なくモチベーションは下がる一方でした。

新人の時は様々な薬、疾患の事を学べると我慢していましたが、実際に生活をし始めると、時間とお金の重要性について気づきます。

2年目になると住民税が引かれるため、業務が増えて収入が減るという状況になりました。自分も後輩によくこういった相談にのることはありましたが、根本的な解決にはなりませんでした。

超過勤務をして収入はやっと並にいくかどうかという現況で、こんな生活を毎日続けていたら倒れる人もいても、おかしくありません。労働時間と給料のどちらかがずば抜けて良い訳ではなく、どちらも悪いためフラストレーションは溜まる一方でした。 

10.職員に優しくない環境

病院薬剤師の有給休暇取得率は約10%ほどです。まだ私の部署はいいほうで他のコメディカルに話を聞くと有給は一度も使用することが出来なかった場合があります。

残業手当もすべての時間をつけることは難しく、実際の働いた時間の半分のみ記載する事が可能でした。すべての職員が始業時間よりも早く出勤しないと、業務を回すことができない環境で、長時間勤務が常態化していました。

慣れというのは怖いもので、1年間耐えると、その環境が当たり前になっていきます。

他の病院や薬局の話を聞くだけで自分の職場がどれだけ異常かを知ることができました。患者様も大切ですが、職員のことも考えてほしいと切に感じました。

11.自分のやりたい事が出来ない

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病院内では定期的に上司との面談する機会が設けられています。薬局内の取り組みではなくて、病院全体で行う様に指導されているからです。

上司の中には、無駄だと分かっていながら実りのない面談を行い、形だけになる事が多かったです。やりたい事が出来ない薬剤師は基本的に全員だと思います。

皆それぞれ与えられた仕事を、自分のやりたい事の様に振る舞い、我慢を重ねて、好きになっていく事もあります。

自分も最初はやりたくない持ち回りの仕事も進んで行う様にもなりました。しかし本来自分がやりたかった救命病棟での活動や、小児認定薬剤師を取得するための病棟配置の希望を面談で伝えても、考慮するや、少し待ってくれという返事だけで何も行動に移してくれませんでした。

それなら私は時間外でいいから、病棟に行き、直に臨床や現場を学ばせて欲しい、病院の期待に応えられる様な準備をしたい、もちろん残業は付けないで良くて自己研鑽で行動したい、と伝えました。

しかし上司は、上に相談する様子もなく、結局何も変わりませんでした。

やる気があってもどうする事も出来ないのかと強く思うことが多々ありました。

自分へ相談を受ける後輩達の内容も同じで、やたらと強い共同体が生まれた事がありました。こうなれば、みんなで意見を出してより良い薬局にして行こう。みんなで上司に交渉しようとしました。

しかし、一部の薬剤師は、今の薬局の在り方を崩したくないという考えの人もいて、対立することが多かったです。

自分のやりたい事が叶うのは20年程勤めないと出来ないと判断した私は、時間がもったいないと思い転職を決意しました。

12.休みが少なくて自分に余裕がなくなった

年間休日は約90日で年末年始やお盆、ゴールデンウィークや祝日にも出勤する職場で、休みは少ない方でした。

入社前はバリバリと働いて患者様や職場に貢献しようと思っていましたが、めまぐるしい程の業務量とミスが許されない仕事に精神をすり減らし、家に帰っても寝るだけの休みが続きました。

特に新人時代は体重が半年で5kg減少する程、疲労が溜まりました。

半年を過ぎて少しずつ業務に慣れ始めた時に、趣味を全く行わなくなってしまった事や好きな服やブランドにも関心がなくなり、買い物自体にも行かなくなった事に少しずつ気が付き始めます。

好きだった旅行も酷いと14連勤という職場の中では年々回数が減っていくのを実感しました。

わかっていたつもりでしたが、ストレスを発散する機会が減っていき、ストレスが蓄積されていく事が実感していくのは自分の中で苦痛の何者でもありませんでした。

本当に自分に余裕が無くなっているなと肌で感じたのは1日の内の笑った回数です。

ものすごくつまらない事でも面白く感じて笑う事が出来ていた私は、上司や先輩のジョークも上辺の笑顔になり心から笑う事が出来なくなってしまいました。

自分では余裕がまだ少しはあるだろう、慣れているから大丈夫と思っていましたが、笑顔の数がグッと減る程に追い詰められて、余裕が無くなっていることに気づきました。

13.残業が非常に多い

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上述した休暇が少ない事にも通じますが、17時の定時に終わる事はほとんどありませんでした。

病院薬剤師として勤めた約5年間で定時に上がれたのは数える程しかありません。

17時頃にやっと各診療科ドクターの予約している患者さんの診断が終了して院内処方を薬局で調剤するので、どう頑張っても必然的に17時を回ってしまうのです。

一応はこれら薬局を閉じるまでが終わりの見える業務になり、早ければ18時、遅いと19時を過ぎることがあり、その時間がひと段落出来る時間になります。

その後は病棟の仕事が残っていたり、病院からの課題や学会の準備があるので自分で調節して業務を行う事が出来ますが、終わりが見えてこない業務になってくるのでやる人はどれだけでも行います。

病棟業務を日付けが変わるまで行っている者や、要旨の締め切りに追われて深夜まで帰れない者など理由は様々です。

また急な案件で薬局に関するデータを整理する仕事を振られて明日中にまとめる事もあったので、その日は夜中まで帰る事が出来ません。

それに加えて時間外の会議が月に3つ程にあり平均的な帰宅時間はおよそ21時に病院を出るくらいだと思います。学会準備をしていた期間は平均で22時帰宅は普通で土日も病院で作業を行なっていました

もちろん18時に帰る事が可能な病院もありますが、私の勤めていた病院はそうではなく、入って驚いた記憶があります。

残業を抑える様にと、朝礼時に言われた事については、ため息しか出ませんでした。

14.強制的な学会発表 

病院として学会発表の実績を問われるため、薬局にもある程度の目標発表数や実績を問われます。管理職の方が操作しますが基本的には新人から4年目、10年目以降の薬剤師も学会発表の指令が出ます。

私も3年目で学会発表を経験しましたが、地獄の様な数ヶ月を過ごしました。発表ネタを探すのに1ヶ月程度、質の高い内容を求められますから、現状報告や症例報告は原則ダメな病院でした。

また、ポスター発表の場合はパワーポイントの用紙印刷ではなく、1枚の大きな紙に印刷をして発表するため、他の会社に印刷を委託しなくてはならず、その時間も考えなければいけません。

口頭発表ではスライドの作成や原稿の作成、質問対策も入念に行います。

データ処理やスライド作成で自分の休みは潰れます。発表自体は自分の経験値が上がるのでやって損はないと思いますが、1番嫌だったのは他人が考えた発表内容を強制的にやらされる事でした。

薬局の中には学会マニアと呼ばれるくらい発表が大好きな人が少数存在して、アイデアや発表ネタが多くて困らないけれど発表する時間や準備する時間がない薬剤師がいます。

この人らに気に入られてしまうと、自分の意思とは別に組織ぐるみで発表が決まってしまい、自分が発表しているのにモチベーションが全く上がらなくて嫌々発表してしまう事になってしまいます。

病院の実績としてやむを得ない事かもしれませんが、自分には興味がない業務を時間外まで消費して行う事にはうんざりしました。

15.給料が上がらない 

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私が私立の薬学部を卒業するのにかかったお金は、1200万以上になります。学費がべらぼうに高くて1年間で約200万かかりました。奨学金を借りる人もいました。

私が勤めていた病院の初任給は20万円程度で手取りはそれ以下でした。奨学金を返す薬剤師は更にそこから引かれるので給料に関して嘆いている先輩も多くいました。

ネットの情報で病院薬剤師は年功序列で給料が大幅に上がるという、何を根拠にして記載している記事を見かける事がありますが、病院によって昇級や昇格は異なります。

私の勤務していた病院で、8年目の先輩の給料明細を見せてもらった事があります。役職は何もついていなくてバリバリと現場を回しているリーダー的な存在の人でした。

上司からの信頼も厚く、周りからの評価も高かったので期待をして給料明細を見ましたが結果は悲惨なものでした。

基本給が26万円程度で残業や夜勤手当がマックス付いて手取り25万円で、仕事量は5倍程にやる事と責任があるのに、私と大きく離れていない金額には驚きました。

将来、自分の子供を私立の薬学部に入れようとしても、とてもじゃないけど不可能とよく同期や先輩と話していた事があります。

特に6年生薬学部であるためにストレートで就職して24歳で手取りが20万未満、20代で手取り20万円代は、実際にとても苦しかったです。

調剤薬局薬剤師ドラッグストアの薬剤師として勤める周りの同級生と話す時に、給料の話はあまり聞きたくありませんでした。 

16.病棟業務を1年目から経験出来ない

病院薬剤師の花形の業務である病院業務を1年目から行う事が出来ない病院でした。結局私が病棟に上がる事が出来たのが4年目以降の話になります。

原因はポストが空かない体制に通常業務の人数不足、また改革を容認出来ない組織的な会社の考え方が入り乱れている職場だったので、病棟業務は3年目以降でないと行う事が出来ないという謎の伝統がありました。

病院によっては新人でも秋頃から病棟業務に携わる事が可能ですが、病院薬剤師が経験しておきたい病棟業務は調剤薬局やドラッグストアでは絶対に経験する事が出来ません。

特に医師や看護師、その他コメディカルとのチーム医療を生の現場で学ぶには、病棟に上がる事が第一でした。

全ての病院が1年目から病棟に上がる事が出来ない訳ではありませんが、少なくとも私の病院では病棟に上がるのは働いて4年目以降になり、時には5年目以降になる場合もあり、年次だけが確約出来る条件ではなかったため、先が見えず、また先に同期や後輩が病棟業務に携わる事態が発生して不満が募りました。

年功序列で病棟に上がる事が出来るのであれば年数を我慢して耐えたかもしれません。しかし上司に掛け合っても先が見えないゴールを必死になって探した事は心をすり減らすばかりでした。

17.仕事に対してモチベーションが高い人とそうでない人の差が激しい

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病院薬剤師の先輩、同期、後輩は志の高い、仕事以上のやり甲斐を自ら見つけて行動出来る素晴らしい人が多くいました。

病棟業務の記事を記載するのに夜中まで仕事を行うタイプや、せっせと仕事をこなして時間外に業務改善の資料作成や学会発表や論文をまとめたりとモチベーションが高い薬剤師など様々でしたが、一刻も早く帰りたいという私にとっては、とても眩しく写ってしまったのも事実です。

いわゆる先に帰宅するのが悪であるかの様に感じてしまう現象です。

先輩の中にも私と同じ様に早く帰りたかった人はいましたが、その先輩も何かしら仕事を見つけてみんなが帰宅する夜21時くらいまで残っていました。

仕事の内容をみると今やらなくても問題ない仕事で、帰宅しようと思えば19時頃にも帰宅出来る内容でしたし、明日以降の隙間時間でも間違いなく行える仕事でした。

本人は早く帰りたいと言葉に発していましたが、私の心の中では早く帰れるのにと強く思っていた記憶があります。

また各部署に分かれて仕事をしているのですが、全ての部署が終わらなければ帰ってはいけないという暗黙の了解があり、自分や同じ部署のメンバーがどれだけ早く終わっても帰宅が出来ない状況が多かったです。

また、上下関係の中にも仕事の考え方でギャップがあり、部署間でもすれ違いがあった事は病院が嫌になったきっかけの1つになります。

18.派閥の有無

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私の勤めていた病院内の薬剤師同士の仲は割と良好で、人間的に尊敬する事が出来る人が多くいました。

しかし、仕事が出来る人や忠実な部下をいかに自分の駒にする派閥同士の争いが絶えませんでした。

お気に入りがいると自分の派閥に入れたがる上司が数多くいて、飲み会を少人数で開催したり、業務後にマンツーマンで話し合いが行われたりとしていた事があります。

例え派閥に入ったからといって特に何かが出来るわけではありませんが、派閥に入っておくと薬局内での自分のやりたい分野を優先して行う事が出来て会議での意見が通りやすくなります。

個人的に嫌だった点は、個人が派閥に入りたくても派閥のトップがその人のことを好きでなければ入れないという事でした。

各部署に配属が決まる場合に派閥同士の争いは絶えませんでした。使える人から順番に政治的な力をもって選抜していきます。

薬局内は狭いので、あの上司のお気に入りだから絶対にあそこの部署に配属されると簡単に分かってしまいますし、上司も自慢話の様に下に伝えるので呆れてため息しか出ませんでした。

組織なので仕方がないかもしれませんが、1つの職場に各部署があり、みんなの仕事内容が把握出来た環境であったので、薬剤師同士の好き嫌いがハッキリと把握出来て良くもあり悪くもある印象です。

各部署のトップに嫌われてしまうと、部署に入ってからも嫌々仕事を行わなくてはいけないので気を遣って仕事をしていました。

今思うと顔色を伺いながら仕事をするのは、非常に負荷が重くストレスになっていました。

19.チーム医療のレベルが低い 

薬局の外を出ると医師や看護師、コメディカルと仕事を行います。

しかし、一緒に仕事を行うというよりは役割分担の様な業務形態だったため、期待していた働き方とギャップを感じ、失望した記憶があります。

薬の事なら何でも薬剤師に相談する看護師は、患者様のためではなくて、いかに自分の仕事が楽になるかを優先して薬剤師に仕事を投げます。

看護師も薬剤師と一緒で組織から成り立っていますので、看護師のトップは自分らの仕事を軽減しようとよく薬剤師のトップとバトルを繰り広げていました。

定数配置薬の種類や、管理の詳細をどちらがやるべきかと論議して結局薬局が仕事を受ける事が多かったです。

トップがこういった低レベルの争いをしているので、自然と現場で働く職員同士でも同じようにバトルする場面が伺えました。

オペ室の看護師と外科病棟の看護師には逆らってはいけないという薬局内で噂が立つほど力を持っていて、薬剤師としてチーム医療を気持ちよくお願いする事も不可能で、チーム医療って一体どういう事だと何度も考えた事もあります。

中には質のいいチーム医療を行っている病院はありますが、私の勤めていた病院では少なくとも職員同士の仕事の擦り付け合いでした。

医師は薬剤師を頼ってくれる方と全く相手にしない方がおり両極端で、多くの職員が集まった会議でも話の内容から最終決定までは基本医師の考えに沿ったチーム医療でした。

まだまだ私の働いていた薬局は薬剤師は蚊帳の外で、積極性がない印象を受けて残念に思った記憶があります。それを改善しようと案を上司に持っていっても余計な事はしなくていいと煙たがれました。

大病院であったので1人の行動が、薬局全体の行動として捉えられてしまうのです。こういう点では小中規模の病院で働く薬剤師の方が、多職種で何でも話せて魅力を感じます。

20.思い描いていた働き方ではなかった

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最後の理由になりますが、やはり、この理由は「辞めたい」と考えた大きな原因の一つです。

患者様から頼りにされて、医師や看護師など他職種からの信頼を得ている薬剤師像を学生時代から描いていました。

学生時代の病院実習の時に私に教えてくれた薬剤師の先生は患者がすれ違うたびに会話や薬についての相談を受けていました。

その姿を見る度に病棟薬剤師として働きたい、1つの理想像はこういう薬剤師だと自分に言い聞かせてきました。

しかし、実際には病棟の体制や薬剤師の人数不足の問題もあり、時間や実績に追われる毎日です。

私が勤めていた病棟は完全効率主義で例えば患者様との会話の中で余計な話をしている間に次の患者様の服薬指導を終えることが出来るため、病棟加算を1つでも多く取るように指令が出ます。

私は患者様の日常会話の中に、医師には言えなかった事や何か見逃している項目が潜んでいると思って病棟活動を行ってきました。

効率を求めすぎても肝心の臨床をないがしろにしてしまう可能性がありますし、ゆっくり業務を行えば組織として異端児扱いされてしまい干されてしまう事もあるでしょう。

思い描いた薬剤師像を思い出す度に、私はここでどうしていいかわからなくなりました。

薬剤師を辞めたい場合にまず考えるべき事

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本項では、薬剤師が辞める前に考えるべき事柄について、記載します。私は実際に5年以上務めた病院を退職し、現在の薬局勤務に至りました。

その経験の基、辞める前に是非考慮してもらいたい項目について、以下、詳細に記載します。

5年後に自分はこの職場で何をしているか

5年後には専門薬剤師になっている、抗菌薬については薬局で一番詳しくなっているなど、病院勤務をする以上明確な目的を設定しておくことが非常に大切です。

しかし、大人の事情や職場のしがらみでスムーズにいかないことはよくあります。辞める場合には今から5年後に、この職場でやりたいことは本当に実現可能かを考える必要があります。

私の場合はがん専門薬剤師になりたいと3年目で決意したものの、がんに携わらない部署に異動したことで専門薬剤師を取得することが現実的に不可能になってしまいました。そのタイミングで、5年後の自分を客観視しました。

業務拡大に伴い負担は増える。上司に掛け合っても環境を変えることは難しく自分の目指す薬剤師像になれるとは言い切れない。その中で、モチベーションを継続させる事が出来るのか、給料は5年後と現在では、どのように変化しているのかなど、私はこれらのことを何度も何度も見つめ直しました。

私の職場の5年先輩を見渡したことがありましたが、目的もなく日々の業務をこなす先輩が多かったです。それは本当に時間の無駄遣いだと思います。

そして次の職場で何ができるかできないかを明確化することも非常に重要です。あなたは5年後にこの職場で何をしているのでしょうか。自身の心の奥深くに問いかけてみましょう。 

何の為に働いているのか考える

自分にとって何が一番大切かを考えるのも良いかもしれません。

私の場合は。1~3年目の時はこの病院で先輩、上司の為、患者の為に自分ができることは何かと本気で考えていました。業務をミスなくこなすことで安全に患者に薬を提供できますし、忠実な部下として評価は悪くなかったと思います。

そのまま働いていればある程度は有意義な人生を送れていたと思います。しかし、4年目から上司の信頼を失った私は、「なぜ病院で働いていたのか」を見つめ直し、病院や患者も大切だけれど自分を一番大切にしていないと気付きました。

私の場合は家族、金銭面でした。やりがいと家族を天秤にかけた時に家族が一番大切である気付きます。私は家族の為に動く事を決意しました。

あなたも一度、何のために薬剤師として働いているのか、振り返ってみましょう。仕事のために仕事をしている状態は、とても通常の状態であるとは言えません。

本来の仕事の姿は、あなたの人生に彩を加え、幸せをもたらす為に行うものです。日々業務に忙殺され、何も考える余裕がないほど、追い詰められている状況は、とても普通であるとは言えません。 

自分の時間を持てるか

人生のほとんどはプライベートな空間ではなく、職場で過ごすことになります。

私は先輩にどうせ仕事をするのであれば、楽しく仕事した方がよいとアドバイスを受けたことがあります。そのときは確かにそうだと思いました。

しかしどんなに楽しく仕事をしていても、帰ってからすぐ寝るしかないという日常であった場合どうでしょうか。

私は仕事を楽しくするように努力をしてきましたが、ホッと息をつける自分の時間がほとんどない職場であったため、仕事以外のプライベートの時間も大切であると考えます。

辞める前に考えるべき事として、今の自分には心を落ち着かせる時間があるかどうか、また次に働くところでは自分の時間を持てるかどうかを何度も考えたほうがよいと思います。

また、職場を退職した際には、一度気持ちをリセットするために、可能であるならば、1ヶ月以上の長期休暇を取る事をおすすめします。前職場からの気持ちを完全にリセットし、新たな決意と共に、モチベーション高く頑張る為には、この休暇は必要だと感じました。

自分の中で仕事に対する優先順位は何か

これは実際に、マイナビ薬剤師のコンサルタントと面談した時に教えられた事ですが、先ずは「自分の中で仕事に対する優先順位を理解しておく事が大事」だと言われました。

初めてコンサルタントと話をして、待ち時間にヒアリングシートを記載したのですが、そこに、休み、やりがい、金銭、知識という項目があり、それらに優先順位を記載する項目があったのを覚えています。

高収入で休みが多いという企業は中々見つかりませんが、どちらの方が優先なのかを区別すると、自分がどういう転職をしたいのかが見えてきます。

優先順位は歳や経験によっても変化すると思います。

私は新人の時はやりがいや勉強を身に着ける事を優先していましたが、3年目以降は休みや給料をある程度重視する思考に変化しました。

その時の自分の気持ちを大切にして、1度じっくりと薬剤師を辞める前に考えておいて下さい。

他にも大切に思うものとして、家族や恋人と過ごす時間や、在宅医療に携わりたいといった願望でも構いません。前者は時間になりますし、後者はやりがいの優先順位になるはずです。

今現在の自分の中での優先順位をしっかりと考えてみる事をおすすめします。

自分が居なくなることで周りに迷惑にならないのか 

特に従業員が少ない環境で考えてしまう内容になると思います。

薬剤師は責任感が強く、任せられた仕事や立場を、完璧に遂行することが癖になっている人が多いです。

これはメリットでもありデメリットになる場合があります。

1人薬剤師の管理薬剤師は、自分が休んでしまうと他の代わりが居ないのでゆっくりと休む事が出来ませんし、有給休暇も消費出来なくて自然消滅してしまう場合もあります。

特に店を閉めてしまう事は門前のクリニックの医師や患者さんに迷惑をかけてしまうので頑張ってしまう傾向が強いです。

私も実際にそうでしたし、自分が居なくなることで同僚の仕事の負担が増えるのではないかと考えました。

薬剤師を辞めたい方で、同じような悩みを抱えている方は、辞める前に、まずは客観的に周りへの影響を考えてみて下さい。

しっかりと考えれば、自身が抜けた事による影響はそこまで大きくない事に気づくはずです。1人抜けても誰かがその業務を行います。

組織必ずはそうなっており、そのことに気づければ、辞める不安も和らぐはずです。

薬剤師を辞めたい方が転職の際に考えるべきリスクは? 

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本項では、薬剤師を辞めたい方に向け、転職する際に考えるべきリスクについてお話していきます。

仕事が辛く、職場に顔を出すことも苦痛な場合は、「辞めたい」気持ちが先行してしまいがちですが、そこに潜むリスクをしっかりと把握する事は、より良い職場を探すために欠かせません!

リスク1.人間関係を1から作らなくてはいけない 

私が最も気にしていたリスクが、職場内の人間関係になります。

前職の病院ではもちろん合わない人はいましたが、大半が人間的に素晴らしい人柄で人間関係は二重丸な職場でした。

気の合わない人と一緒に仕事をする時もありましたが、調剤薬局と異なりずっと同じ空間に居ないので気を紛らわす事が可能です。

小さい病院で働く薬剤師や、調剤薬局で働く薬剤師は、人数が少ないのでチームワークが不可欠で、私の周りでもどうしても合わない人がいる場合には店舗を変えたり、会社を辞めたりする薬剤師は一定数います。

特に注意したいのが小規模の調剤薬局やスタッフ数の少ない病院、ドラッグストア内の雰囲気になります。

大手調剤薬局チェーンでは、苦しい状況に置かれた場合に店舗間でのお手伝いや異動という逃げ道を用意してくれますが、個人薬局では合わない人がいる場合は四六時中一緒にいなければいけません。

人生の大半を合わない人と過ごさなければいけないのです。

薬剤師では正直転職は容易です。しかし、リスクをあまり考えないで先に行動してしまう薬剤師は実は結構いて、転職してから前の職場の方が人間関係がマシだったという例は充分にあるので、十分に気を付けて下さい!

探せば間違いなく雰囲気が良い職場が存在します。そこに一切妥協せず、人間関係のリスクを回避する事が賢い方法だと思います。

リスク2.経歴に傷が付く 

正直に話しますと、現段階では薬剤師は経歴に傷が1つや2つ付いたとしても就職出来る環境が全国にいくらでもあります。

しかし、今後薬剤師の数が増える可能性がある事、薬局が経営出来なくなる時代が来る事を考えると、いつまでも人気のある職業だと言い切れないのが私の思うところです。

都市部では薬剤師は不足していないので、場所によっては就職や転職が難しくなる事もあるでしょう。

リスクを考えた時に人気のある求人では薬剤師の経歴や人間性が大事になって来るので、短い間での複数回の転職は、おすすめ出来ません。

自分が会社の人事担当である場合で履歴書を見た時に転職回数が多すぎると普通は我慢が足りなかったと思う事でしょう。

短期間で転職を繰り返している薬剤師は、うちの会社に入ってもすぐにやめてしまって元が取れないと考えてしまうかもしれません。

実際に私が転職した薬局には自分が入る前に40代の薬剤師が応募していたのですが、転職回数の多さと人柄がよくない為、内定を出さなかった例もあります。

初めてや2回目の転職で30代までのまだ先がある若手はリスクではありませんが、3回以上転職を繰り返している薬剤師や、1年以内にすぐに辞めてしまう薬剤師はリスクがあると思って行動した方が良いので注意して下さい。

リスク3.退職金が少なくなる

通常のサラリーマンであれば、1つの企業に定年まで働いて、まとまった退職金をもらいます。

薬剤師も基本的にはそうですが、個人で雇われ薬剤師である場合には退職金制度がグレーになっていて、満期で働いても少額または出ない事も可能性としてはあり、注意が必要です。

薬剤師を辞め、転職をすると、次の会社で働く年数が1年目からになるので転職する年代が上がれば上がるほど結果的に貰える退職金は少なくなるので、リスクとして頭に入れておきましょう。

また、大手調剤薬局やドラッグストアでは退職金は出ますので安心して下さい。しかし会社によって規約が異なる場合があるので退職金に関する資料には転職を決める前に目を通しておくと良いと思います。

ちなみに私は約5年勤めた病院からの退職金は約100万ほどでした。

リスク4.年齢によって今よりも条件が悪くなる可能性がある 

年齢制限が1つの目安になる場合になるため、注意が必要です。

特に正社員として働く男性薬剤師では転職のピークを30代から40代前半にもっていくと様々なリスクが少なくなると思います。

働き盛りの男性薬剤師は需要が多く、特にエリアマネージャーや管理職クラスを経験していて、実績を残している薬剤師の年収は1000万以上の場合もあります。

新人で若すぎる場合や、50代から正社員の転職を考えた場合には、今働いている環境よりも悪くなる可能性があります。

また、新人の転職の場合は、1年目から辞めた薬剤師としてレッテルが貼られて転職先での印象は良くありません。

アルバイトやパートであれば時給が年齢によって下がる事はありませんが、正社員の転職はキャリア形成の期待や企業への貢献度を考えて、平均的な年収になりますのであまりおすすめ出来ません。

薬剤師を辞めたい方は、油が乗っている30代に転職をすると1番成功すると思います。

ひとえに年齢だけでは転職の判断材料には足らないと思いますが歳を取ってからの転職はリスクが増える事が多いので、一大決心がない限りは避けた方が無難だと思います。

50代で転職をして自分よりも若い薬剤師に指示される姿を想像するとプライドの高い人であればやっていく事が難しいでしょう。

40代までには自分に合った職場を見つける努力をすることを強くおすすめします。 

薬剤師を辞めたい方が後悔のない転職をするためすべき事は?

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今の職場が苦痛で、「薬剤師を辞めたい」と考えている方は、きっと一度は転職について考えた事があるのではないでしょうか。

本項では、そのような方に向けて、実際に転職を経験した私が、後悔のない転職をするために必要な事についてお教えします!

次の職場では何が出来るのか具体的に考える

人間関係が悪かったから転職しますといったネガティブな転職は、エージェントやコンサルタントにはよく思われないので伝えてはいけません。

成功する転職は、やる気をみせて次の職場でどういう貢献が出来るのか、どんな仕事をやりたいのかを伝えることがコツです。

企業からも好評ですし、コンサルタントも企業にアピールしやすくなりからです。

もちろん避けられない人間関係による転職は行うべきだと思いますが、コンサルタントには伝える必要はなく、前向きに叶う企業を探していると伝えましょう。

その時に、自分が次の職場でやりたい内容を具体的に考えて紙にメモをしてしっかり説明出来るようにするとベターです。

私の場合、次の職場でレセプト関係の保険について学べる事や、地元に密着した医療を提供する事を、やりたい内容として書き出しました。

また、やりがいだけを考えるのではなく具体的な報酬を考えてもいいと思います。

プライベートを大切にしたいので休みを増やしたい、給料を今の1.5倍に上げたいなどストレートに先ずは考えて、後から理由を付け加えると成功しやすいと思います。

家族を大切にするために休みや手取りを増やしたいと思う気持ちは真っ当な理由です。

そのために前の職場では休みも少なく有給が消化出来ない会社で、給料が他の薬局と比べても低いと感じた。だからその逆の事が出来る企業を探したい、と考える事で後悔を全く感じないで一歩踏み出せると思います。

過去よりも未来を見据えて準備する事が大切だと思います。

今の職場と次の職場を徹底的に比較する 

実際に私が行った方法で人間関係、始業時間、終業時間、休憩時間、残業時間、業務内容、業務量、福利厚生、キャリア形成、何がそこで出来るのか、数年後に何をしているのか、昇給率はどの程度か、異動はあるのか、経営者はどういう人柄かなど、思いつく限りの様々な要素を徹底的に比較しました。

全てを前の職場と比べて良くしようとするのは難しいかも知れませんが、転職を考えた時には、前の職場の自己評価が低くなっており、自然と次の職場の方が良く思えてきます。

このような理由から転職先を1つに絞る事はおすすめ出来ません。

2つの職場を比較すると、どうしても1つに絞った転職先に魅力を感じてしまうからです。

そのため、今の職場と複数の転職先を徹底的に比較してみて下さい。

当たり前かもしれませんが、必ず見えてくる事や疑問に思ってくる事がそこで出て来ます。

例えば、2つの転職先の退職金は結果的にどのくらいの差があるのだろうか、週休2日と完全週休2日制って何が違うのだろうとか、些細な事でも何か気づきがあれば、薬剤師の転職に関しては成功に近づく事が出来ると思います。

比較する項目を事前に思い付くだけ羅列してもいいかも知れません。

必ず転職先を体験してみる

企業にもよりますが転職エージェントに登録をしてコンサルタントに相談すると見学、さらに交渉すると職場体験を行うことが可能です。

私も1日職場体験をした事があります。経営者が寛容だった事と本気で興味があった会社だったので直に申し込んだところ、休みを合わせて体験する事が出来ました。

1日の流れが見えてくる他に、残業が少ないとアピールしている企業でも自分の目で体感する事が可能ですし、スタッフと話せる関係になれば裏表なく職場の雰囲気や職場のメリットデメリットを聞き出す事が可能です。

転職エージェントはあくまでも情報を得るために活用して、後は自分の足で稼ぐ事をおすすめします。

自身が納得して転職を決意する事が出来るので、本エントリーを読んでいる薬剤師の方は、是非参考にして下さい。

実は私も1日体験をしてから、その職場でやりがいと給料、プライベートに当てる時間が絶妙でしたので1日体験をしてからそこの職場に転職しました。今では充分すぎる程に楽しく仕事を行なっています!

薬剤師を辞め今の職場から離れたい方におすすめの転職サイト

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本項では、実際に私が利用した薬剤師の転職サイトの比較について、お話します!より詳細な比較記事については、以下のエントリーに記載がありますので、合わせて参考にして頂ければ幸いです!

1.ファルマスタッフ

ファルマスタッフは圧倒的な求人数と相談した後の満足感が、頭1つ飛びぬけている有能な薬剤師転職エージェントになります。

コンサルタントとは直に会って話しを聞いてくれるので、私は1回と言わずファルマスタッフに複数回相談に乗って転職活動を行っていました。

複数回また行きたいと思ったのはコンサルタントの質が他のエージェントに比べていいと思ったからです。

聞きにくい質問や、疑問に思ったことを直ぐに対応してくれて客観的で的確な回答を得る事が可能です。

コンサルタントは企業の現場まで足を運んでいるので、転職先の事についてもなんでも聞いても問題ありません。

唯一注意するのは特に興味がある求人票がなかった場合には調剤薬局の日本調剤を勧められる傾向にあるので注意が必要です。日本調剤が手掛ける転職エージェントになるので仕方がありません。

ファルマスタッフは派遣薬剤師を扱っている点や年収も高めの設定になっている点もおすすめで、サービスに満足すると思います。 

ファルマスタッフのより詳細については、以下のエントリーを参考にして下さい!

2.マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は直にコンサルタントに会う事が出来る転職エージェントであり、古くからの実績が企業間の信頼を得ている大手転職会社になります。

コンサルタントのヒアリング能力が高く、自分が辞めたい理由とそれを改善するにはどうするべきかを親身になって考えてくれるのが嬉しかったです。

大手故に薬剤師だけではなく、一般企業も扱っているので、働き方を相談したい時にはマッチするエージェントになるでしょう。

エリア担当のコンサルタントに話せば地元に強い調剤薬局やドラッグストア、病院に関しても詳しく教えてもらう事が出来るので、有効的に活用するといいでしょう。

コンサルタントが自分らのアピールポイントを探し出してくれて、企業側にそれ以上の価値をプラスして伝えてくれるのでマッチングは成功しやすいと思います。

非公開求人も扱っているので登録をしないと情報を得る事が出来ません。デメリットとしては給料重視の転職には少し弱い印象でした。逆に仕事へのやりがいや、スキルアップを重視する薬剤師には向いているエージェントだと思います。 

より詳細については、以下の関連記事を参考にして下さい!

3.リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師は大手で有名な転職エージェントで、対応が素早くて直ぐに次の職場を見つけてくれて、時間をかけたくない薬剤師にとってはベストなエージェントです。

他にも複数企業の面接をしても問題ありませんし、多くの企業を知った方が良いと、コンサルタントが進んでたくさんの求人票を用意してくれます。

コンサルタントの質は平均的ですが、すぐに動いてくれる体制は高評価です。

また、アプリを使って求人を探す事が出来るのもリクナビ薬剤師ならではの強みであり、隙間時間に転職先を吟味出来るのはこのエージェントにだけです。

より詳細な利用体験談については、以下の記事に記載しているので、興味のある方は参考にして頂ければ幸いです!

現役薬剤師が実際に職場を辞めた体験談! 

本項では、実際に薬剤師である私が本気で今の仕事を辞めたいと考え、転職に至った経緯をお話します!

私の実体験が多分に含まれており、ちょっと熱く語りがちですが、真剣に仕事に悩んでいる薬剤師の方の参考になれば幸いです!

色々思い出しながら書いて、ちょっと胸が熱くなりました・・・。

まずはお話を聞いてみただけ

私が辞めたい理由や原因は1つではなく、様々な状況や働いている年数によって波がありました。1年目はひたすら病棟のルール、薬局の規約を覚える事に必死で辞めたいという気持ちは芽生えない時期でした。

2年目からは給料から住民税が引かれて、新人の時よりも手取りが少なくなるのに関わらず業務量が増えていき責任感が増してきます。病院では多くの刺激があるので新しい仕事を覚える事や上手く仕事をこなす事が楽しくなってくる時期でもありました。

丁度この頃に調剤薬局に勤める大学時代の友人に転職エージェントについて話されます。内容は友人紹介キャンペーンで紹介して登録するとお互いに2万円分のクオカードが貰えるという話でした。

その時にファルマスタッフという薬剤師向けの転職エージェントを知りました。登録とコンサルタントに話はしましたが、この時期は転職する気はさらさらありませんでした。

近くの喫茶店を集合場所にして話をしましたが、コンサルタントはヒアリングを親切にしてくれましたし、提案力や新鮮な働き方を教えてくれた事は病院業界や薬局業界のトレンドを抑える事が出来て有意義だったと思います。

そこからは転職エージェントの存在は知っているものの転職をするまでは活用をしない状態でした。

登録したメールアドレスには定期的に求人が来ますが、登録したエージェントは面談後もしつこい電話もなくて忘れる程にあっさりとしていた点は良かったと思います。

これが私の最初にエージェントを活用した体験です。

3年目を迎え辞めたい気持ちが高まる

3年目から転職を考え始めます。

仕事を慣れてくると、病棟業務を行う事が出来ないことでストレスが溜まり、強制的な学会発表と土日もなくなる程に働いていたので心に余裕がありませんでした。

私の周りの薬剤師も3年を1つの目安に仕事を辞めたいサイクルが来ますし、私もそうでした。

3年目の終わり頃には正直笑顔を作る事も忘れてしまう程に酷かった記憶があります。しかし、同級生の薬剤師もまだ辞めていないし、辞める事は、逃げる事とネガティブな感情にもなっていました。

その年度は学会発表を2つに日頃の業務態度や貢献度を上司が考慮して、労いの言葉や4年目から階級が上がる事を話してくれました。

辞めてしまいたい波もいい加減で、単純な性格の私は辞めたい考えをリセットして4年目を迎える事になります。

ちなみに4年目を迎えても病棟薬剤師の花形である病棟業務をする事はありません。3年目の時に、上司からいつかは病棟業務が出来るからと軽い口約束をするだけでした。

小・中病院であれば早くて1年目から病棟に上がる事が出来て実臨床を体験出来る事がありますが、私は4年目以降も病棟に配属される気配がありませんでしたので常に心の中で腑に落ちない感情は持っていました。

ある事件で辞めたい感情が爆発する 

その感情が爆発したのがある事件がキッカケになります。私は仕事で、ある大きなミスを犯してしまいます。詳しくは記載しませんが、薬局の会議で問われて、対策を考えるレベルの事件になりました。

理解してくれる上司とそうでない上司は様々でしたが、それを境に1番信頼していた上司から裏切られる形になって働く意味や、熱意が空っぽになってしまいました。

1番尊敬していて目指しいている上司から見放される事ほど辛い事はありませんでしたし、しばらくすると心がギスギスしていくのを実感しました。

薬局内での派閥も面倒になり、更に病棟業務を行える可能性も少なくなりました。

自分はどうして病院で働いているのだろう?調剤薬局に勤める友人からは病院は疾患や電子カルテで色々学べるからいいよねって言われるけど、果たして自分は臨床や薬について落ち着いて学べているのか?

本当に自分が薬剤師としてやりたかった事は何か?と考えを巡らす日々が続きました。

この時は既に5年目の夏になります。歳もアラサーで、自分はこのまま定年までこの病院で働き続ける事に疑問を持たないまま働くのかと自問自答するようになりました。

5年目に本気で転職を考えた

そこから本気の転職を考え始めます。

そのころには大学時代の友人の誰かは転職しているほどの業界が薬剤師で、ひどい人だと1年に1回転職する人もいます。

私にとっては初めての転職であり、絶対に失敗したくない、今よりも環境が良い所に行きたいと強く思っていました。

事前にインターネット上での情報収集し、複数の転職エージェントに登録してコンサルタントとの直接相談を行ったり、電話で次の転職先の事を徹底的に調べ上げました。

働きながら行っていたので病院がない日は、転職エージェントに出向いたりと足も使いました。

1つのエージェントに絞るだけでなくて、複数のエージェントを1つ1つ評価して、自分に合った企業をリサーチしました。

気になった企業や現場は実際に足を運んで人事担当や代表と話してそれでも行きたいと思ったら転職するというスタンスで働きながら活動していました。

薬剤師の転職では絶対に求人が見つかります。絶対に見つかるのであればその中でもより自分に合った職場探しを妥協をしないで行うべきだと思います。

転職エージェントだけでなく友人に職場について質問してみたり先輩の勤める病院まで見学に行き自分が納得するまで急がずに準備を進めました。約半年間の作業になりましたが、結果的に自分に合った最高の職場を見つける事が出来ました。

代表と直接話す事が出来る環境で、交渉も出来て、現在では自分の好きなように現場をまわしたり、拡大したりと充実している職場で、仕事が楽しいと心の底から思う程、没頭して取り組んでいます。

リアルに給料は2倍以上、休みも増えて、患者さんとコミュニケーションを取れる機会も増え、経営に関与できる楽しさも得る事が出来ました。

まとめ 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

少し愚痴っぽいエントリーになってしまいましたが、どれも私の経験から、率直な意見を熱く記載したつもりです。

本エントリーについては随時追加予定で、追加事項を思いついたら記載します。また友人の薬剤師などから、ヒアリングしてみても面白いかもしれません。

薬剤師は、非常に責任ある業務です。その責任に押しつぶされ、過去に『辞めたい』と呟く同僚を何人も見てきました。

もし、本エントリーを読んだ方で、薬剤師を辞めたくなるきっかけ等がありましたら、是非気軽にコメント頂けると幸いです!

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キクオ