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薬剤師の身だしなみについて!白衣の下に着用するものって何?

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今回は薬剤師の身だしなみや、白衣の下に着用すべきものについて詳細に説明していきます!

実際に職場でどのような身だしなみで行けば良いのか迷っている方や、どこまでおしゃれをしてよいのか迷っている薬剤師の方は是非参考にして下さい!

以下、目次となります! 

目次

 

薬剤師が身だしなみで気を付けるべきこと!

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薬剤師の身だしなみは、どんな点に気を付ければ良いのでしょうか!

アクセサリーや、メイク、髪型など気になる点は多いと思いますが、以下のチェック項目に当てはまっていないか確認してみて下さい!

1.清潔感があるか

薬剤師だけでなく、接客業やその他の医療従事者も気を付けるべき内容になります。

基本的に薬剤師のユニフォームは白色がベースであり、清潔感を与えるカラーが一般的です。大手調剤薬局や病院では白衣を着用する薬剤師が多く、ドラッグストアでは調剤併設型として力を入れている企業については、白衣を着ている薬剤師が多いです。

白色は最も清潔感を与える色ですが、時に白衣を汚してしまい、不潔な印象を与える場合もあるので注意して下さい。

汚れてしまう要因として、白衣の胸ポケットに入れていた三色ボールペンや、油性マジック、蛍光マーカーなどが挙げられます。これにより、白衣の胸ポケット辺りを見てみると、筆記用具の落書きを描いている様な白衣に出会う事があります。

ペン先を出したまま、胸ポケットにしまう動作を良くしてしまう薬剤師は大体胸ポケット辺りが汚くなっていますので、気をつけましょう。

また、首の襟元など、相手からしてみると、見えない箇所かもしれませんが、汗を吸い込み黄ばんでしまったり、場合によっては臭いの原因になりかねませんので、白衣は小まめに洗濯を行い、消臭対策を行ってください。

清潔感は、対人相手に不快な思いをさせない事以外にも、細菌を感染させない目的もあるので、医療従事者として、より一層気にするべき内容ですね!

2.アクセサリーは身に付けて良いか 

働く環境によりますが、指輪や腕時計を禁止している職場も存在します。

私が以前勤めていた病院では、指輪と腕時計の着用が認められない職場でした。例え結婚をしていても結婚指輪は、外さなければいけませんでしたし、腕時計は誰もしていませんでした。

病院では、内服調剤のみだけでなく、注射薬の混注作業や、クリーンベンチ内で無菌状態で行う調剤業務を行う場合があり、作業を行う動作の中で、いちいちアクセサリーを外さなければならず、業務の妨げになってしまいます。

また、アクセサリーは病院内で、汚染されている物として認識する風習があったので、入社時から腕時計などのアクセサリー類は身につけていませんでした。

病院によってはアクセサリーを許容している職場もあるので、一概には言えませんが、注意しておくと良いでしょう。

調剤薬局やドラッグストア、MRに関しては、特に厳しい規約がない限りは、腕時計や指輪は問題ない場合が多いです。雇用契約書に身だしなみの留意点が記載されていると思いますので、自社の契約書や規約を確認してみるのもいいかもしれません。

女性薬剤師については、目立たない様なピアスやネックレスを身に付けている薬剤師が少なからずいるので、同じ会社でも店舗によって差があります。

MRは訪問先がクリニックや医療機関になるため、高価過ぎる腕時計を着用していくと、訪問先に嫌味を言われてしまう可能性があるので、高級時計ではなく、仕事用の程よい質のものをチョイスしてみましょう! 

実際には一緒に働いている方に聞いてみたり、先輩や上司が身につけているアクセサリーを観察して判断する場合が多いですね!

3.派手過ぎる格好でないか

派手過ぎる格好や外観は、相手に不快な気持ちを与えてしまいます!

そのため、白衣の他にも、化粧や髪色など相手から見える部分についても、身だしなみのマナーのチェックが必要です。

特に女性はナチュラルメイクを意識していると思いますが、明らかにメイクが濃くて、髪色も金髪ギリギリの薬剤師は一定数います。

調剤併設が無いドラッグストアでは、患者さんと接点があまりないため、メイクも自由であったり、薬剤師が店舗の中でトップになるため、身なりが派手でも周りの従業員が注意出来ない場合があります。

実際に商店街内にあるドラッグストアから転職した女性薬剤師と仕事が一緒になった事がありますが、誰が見てもメイクが厚塗りで、髪色も明る過ぎました。

自分自身の中では派手ではないと思っていても、周りからは、派手だと思われるパターンもあるため、十分注意してください。 

4.足元まで安全に気を使っているか

薬剤師が履いている靴にはスニーカー、革靴、白を基調にした会社指定のシューズなどが挙げられます。

在宅訪問などで薬局内だけでなく、外にも出かける頻度が高い薬剤師はスニーカーや革靴が多いです。調剤室のみで働く場合は、クロックスなど手軽に履ける靴を室内用として使用している場合もあります。

錠剤や外用剤など鋭利ではない薬品を基本的に扱うので、足元が出ていて危険な事態になる事は少ないと思います。しかし、病院薬剤師では、病院の規約の中にクロックスなど、足が露出してしまう靴を禁止しているところもあります。

確率的には少ない頻度だと思いますが、病棟業務の為にナースステーションに立ち寄り、針付きのシリンジを落下させて足元に刺さってしまったり、薬局内でも抗がん剤の混注業務の時にシリンジを落としてしまい、足に針刺し事故になってしまう可能性もあります。

ドラッグストアや調剤薬局はあまり気にする事はないかもしれませんが、在宅医療の中心静脈栄養の輸液混注の為に、シリンジを扱う薬剤師が増えていると思います。

混注場所のクリーンルームでは、さすがにクロックスで入る薬剤師はいないと思いますが、安全面にも気を付けて、靴をチョイスしてみましょう!   

5.臭っていないか

近くにいて常に臭っている薬剤師がいると、問答無用で周りに不快感を与えてしまいます。

対人業務の患者さんやMSとの相手にも迷惑をかけてしまいますし、同じ職場内の空気も悪くなってしまう要因です。男性で気をつける点は、汗と口臭、整髪剤になるでしょう。

お昼休憩に歯磨きを必ず行うことと、夏場には、制汗剤を適宜使用する癖をつけた方が無難かもしれません。整髪剤に関しても独特の匂いや鼻に付く匂いは、避けた方がいいと思います。

女性は良かれと思って香水を使用している薬剤師がいますが、強すぎる匂いは周りから敬遠されるため、避けた方が無難です。

軟膏や粉薬、水剤は、場合によっては臭いで監査を行います。新人時代には五感で薬を理解しろと教育を受けたので、嗅覚も立派な薬品鑑別スキルに該当するので、仕事に影響してしまう程の臭いは除去するべきだと思います。 

1度香水の臭いが酷すぎる女性薬剤師と一緒に仕事をしましたが、調剤棚から薬をピッキングしたり、隣を通るだけで気持ちが悪くなってしまった経験があります。

薬剤師が白衣の下に着用すべきもの

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本項では、薬剤師が白衣の下に着るべき服について説明していきます。

職場により規約は異なりますが、それらを踏まえた上で代表的なものを選出しました! 

1.襟付きシャツ

スーツスタイルで出勤する薬剤師が主に着用するシャツになります。最も白衣にマッチする形になり、色が白色であれば、より清潔感が増して好印象になる組み合わせです!

各職場ではクールビズの時期にはノーネクタイが可能ですが、基本的に男性はネクタイを着用しますので、無地の白シャツに水色ストライプのネクタイを合わせが、個人的には最高の組み合わせだと思っています!

女性も白色のシャツが多いのですが、淡いピンクや薄い青色のシャツに白衣を合わせる薬剤師もいます。

2.カットソー

意外にも多いのが、Tシャツやカットソーのみでそのまま白衣を着るスタイルになります。白衣を着ない薬剤師は、半袖のユニフォームを着用しますが、シャツとは相性が良くないので、こちらもTシャツ、カットソーの組み合わせがスタンダードになります。

気を付けて欲しいのは、温度調節になり、白衣の下に薄い生地のTシャツやカットソーを着ると、気温によっては寒さが耐えれない場合があります。

色は黒白グレーがメインになりますが、女性薬剤師であるとカラフルな色で攻めている方もいます。柄物になると白衣から透けてしまい、背中にバックプリントされた英語の文字や、イラストが透けてしまうため、柄物のカットソーは着用しない方が良いです。

実際に私の職場で、背中に骸骨がプリントされているTシャツを着ており、注意された薬剤師がいました・・・。 

3.タートルネック

冬に近くなるにつれて、タートルネックと白衣の組み合わせが増えていきます。

首元まで暖かい点と白衣との相性も良い事から、特に女性に多い印象です。男性薬剤師でタートルネックをしているのは少数で、美意識が高いか、本人に合わないと少し滑稽に見えると思います。

色は白、黒が1番多く、職場の規約が緩い場合には、派手ではないネックレスを追加して白衣を着る方もいます。全体的にはタートルネック着用率はそこまで高くないので、少し形をハズした衣類だと思って下さい。 

個人的には、相手に不快を与えないため、アクセサリーは付けない方が良いと思います。

4.白衣ではなく半袖タイプのユニフォームの場合

薬剤師の正装は白衣だけかと思われがちですが、動きやすさと利便性から、半袖タイプのユニフォームを採用している職場もあります。

白衣同様に白色が多いですが、薄い青色など色付きの場合など様々なカラーが存在しています。

ボタン式ではなく、ジッパーでユニフォームの着脱が出来て、ポケットが深かったり、ポケット医薬品集などを直ぐに手元に出せる様な仕組みのユニフォームになります。

また、襟付きシャツを中に着るのではなく、Tシャツからそのまま着れるタイプなので、ネクタイ不要で煩わしさがなく、動きやすい点が特徴になります。

夏場は動きやすいですが、脇汗をかいてしまうと、ダイレクトで周りに臭いが伝わってしまう可能性があるためデメリットもあるかもしれません。

冬場は、この半袖ユニフォームにカーディガンなどを羽織って移動します。転職活動をしていた時の小規模な調剤薬局も白衣ではなく、半袖のユニフォームタイプで仕事をしている薬剤師もいました。

病院やドラッグストアでも見かける、機能性を重視した身だしなみになりますね! 

現役薬剤師の身だしなみってどんな感じ?

私の勤める会社は細かな身だしなみ規約が存在していない為、比較的自由な身だしなみになります。先ずは白衣ですが、一般的な医師が着る様なものを想像してもらえたらしっくり来ると思います。

会社から支給される白衣であり、長さは膝くらいになり、胸ポケットと、太腿辺りの両サイドにポケットが2つの合計3つのポケットがあります。

白衣の下も派手でなければ自由なので、私は柄物でないシャツを良く着用しています。

色は白がスタンダードですが、ライトブルーなど、気分転換として、たまにカラーを変更する時もあります。ネクタイは付けません。付ける義務がない会社であり、首元も緩やかです。

また、夏場は無地の肌着1枚のみで、色は黒かグレーが多いです。白色でない理由は、白衣が白色なので、白色のTシャツと合わせると貧相な身なりになってしまうと勝手に考えている為、身に付けていません。

アクセサリーは腕時計のみでシンプルな革ベルトの物を愛着しています。また、薬局に置きっ放しにしてあるクロックスを室内用として、足元をリラックスさせています。

ズボンは黒ベースのチノパンが多く、ユニクロやGUで購入した物を仕事用として使用しています。

髪色に関しても会社に特別な規約はありませんが、黒髪で前髪が目にかからない程度の長さにしています。正直、染めたり、パーマをかける事は可能な会社ですが、個人的に一般常識の範囲内で身だしなみを整えていると思っています。

他に気にしている点として、昼御飯の後に歯磨きをするように心がけています。冬場はマスクを着用する事が多く、接客に不快がない様にしています。整髪剤は付けていませんし、匂いは無臭を心がけていて、夏場にはデオドラントスプレーを愛用しています!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

実際に身だしなみの規約は各企業の考え方や方針によって異なりますが、接客も行う薬剤師にとっては、常識の範囲内で気にしておきたい内容だったと思います。

どんな場合でも清潔感は大切で、仕事を円滑にする為にも必要な項目になるでしょう。

本記事が、少しでも全国の薬剤師や薬剤師を目指す方の助けになれたら幸いです。

それではまた!

 

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