はい、キクオです!
今回は、派遣薬剤師について、現役薬剤師の私がそのメリット、デメリットについて詳細にお伝えします。
多くのメリットが得られる派遣について、薬剤師の方であれば一度はその働き方を考えて事があるのではないでしょうか。実際に私も転職の際には、派遣薬剤師として働こうか本当に悩んだ時期があります。
【2019/09/25 画像変更・大幅追記】
本エントリーを書くにあたり、実際に求人を行っている紹介会社からヒアリングを行ったり、友人の薬剤師から情報を集めたりと、なるべく客観的に書くよう心がけました。
ネット上には、薬剤師ではない、調剤業務を一度もした事が無い方の視点から書かれた情報で溢れていますが、本記事は現役の私が綿密な調査のもと書いた記事です!
以下、目次となります。
- 派遣薬剤師とは?
- 派遣薬剤師になるには?
- 薬剤師の派遣のメリット10選
- 薬剤師の派遣のデメリット10選
- 派遣薬剤師になる上で注意すべき点は?
- 高時給の派遣薬剤師の求人に採用されるコツ
- 薬剤師の派遣に強い紹介会社について
- まとめ
では、いってみましょう!
派遣薬剤師とは?
派遣薬剤師とは、労働者派遣事業を展開する派遣元と雇用関係・労働契約を結び、派遣先である調剤薬局やドラッグストア、病院で決められた期間内で働く薬剤師の事を指します。
薬剤師のアルバイトやパートよりも、時給が高い点や自身のライフスタイルに合わせた働き方をしたい薬剤師に人気の雇用形態になります。
派遣薬剤師として働く年齢層は、幅広い点も特徴で、独立資金を貯めたい若手薬剤師や、職場復帰をしてある程度家族との時間を確保したいママ薬剤師、定年したベテラン薬剤師と、様々なニーズに対応出来る働き方になります。
薬剤師は、女性が多い業界なので、現場で産休の穴を埋める為の短期間、派遣薬剤師を活用する企業もあります。
一般的な雇用期間は3ヶ月になり、短期間であれば、1ヶ月毎に契約したり、1日だけの単発求人も存在しています。
関東では派遣薬剤師を受け入れている企業が多く、エリアによっても求人の数が異なります。人が行きたがらない過疎地や、繁忙期の場合、時給が4000円以上になる事も珍しくありません。
また、引越し代や交通費に加えて、家賃も全額支給する事があるので、派遣ではありますが、恵まれた条件で働く事が出来る点も魅力です!
求人に対する希望や条件など、コンサルタントを介した交渉を行える点も派遣薬剤師の特徴と言えるでしょう。
派遣薬剤師になるには?
派遣薬剤師になるには「人材派遣会社」、いわゆる派遣薬剤師を扱っている紹介会社の門を叩かなければいけません。
派遣薬剤師として働きたいと思っていても、派遣求人を扱っていないエージェントを選択してしまうと、どんなに優れた会社やコンサルタントであっても紹介する事が出来ないので注意が必要です。
以下のエントリーに薬剤師の派遣会社についてまとめているため、具体的な企業名が知りたい方は参考にして下さい。
派遣薬剤師を始めるまでの簡単な流れとしては、以下の通りとなります。
- 登録
- ヒアリング
- 面談
- 契約、労働開始
- 再契約
基本的には薬剤師の人材派遣会社に連絡を行って、自分の働いてみたいエリアや期間、曜日、時間帯を派遣会社に伝える事により、条件に合った派遣先を見つけてくれるシステムです。
雇用契約書が派遣会社から必ず提示されるので、確認と署名を行って派遣日まで待機しましょう。
薬剤師の派遣を扱っている、薬キャリでは、派遣業界に詳しい専属のコンサルタントが在籍しています。
また、全国の派遣求人をオーダーメイドで探してくれるサービスも人気で、1日からでも数ヵ月の期間からでも派遣薬剤師の相談を行う事が可能です!
薬キャリの詳しい利用体験談については、以下の記事を参考にして下さい!
現役の薬剤師の認知度も高い、紹介会社となっています。
薬剤師の派遣のメリット10選
派遣薬剤師の概要が分かったところで、本項では、薬剤師の派遣の具体的なメリットについて経験談や、薬剤師の友人の体験談も踏まえ詳細に説明していきます。
1. 時給が高い
薬剤師のアルバイト、パートは平均的に時給2,000円~の求人が多いです。しかし、派遣薬剤師であれば都市部で平均時給3,000円~、地方に行けば時給4,000円以上の求人も数多く存在します。私が見かけた中で1番高額な求人は時給5,000円以上でした。
高額な時給のレア求人は、急に薬剤師の穴が開いてしまった場合に募集されやすい傾向があります。
今回一例として、実際に時給5,600円で求人を出している紹介会社のお話を伺いましたが、処方箋枚数は1日150枚程で、働く薬剤師数が少なく、急遽1人補填された穴を埋めるために募集している調剤薬局でした。
勤務地は四国地方で、周りが自然に囲まれたいわゆる僻地と言われる場所になります。期間は3ヶ月で状況により半年にするか検討するとの事でした。3ヶ月以内に正社員が見つかれば3ヶ月で契約が終了する訳です。
1日8時間勤務で週5日働くとした場合、1週間で224000円、1ヶ月で約90万円、満期3ヶ月では270万円稼げる計算になります。このように、派遣薬剤師は、様々なデメリット給料だけで考えた場合には、非常に稼げる働き方になります。
2. 残業がほとんどない
働き方を考える上で、残業時間は大切なワードではないでしょうか。薬剤師で派遣として勤務すると、残業することがまずありません。
業務上、19時に調剤薬局が終了しますが、薬歴記載が溜まっている場合は、正社員の薬剤師はそこから残業を行い、帰宅が20時以降になることは良くあります。
しかし、派遣薬剤師の場合、書面で勤務時間が確約されています。この勤務時間外で働いた場合には、時間外勤務として更に時給が上がります。そして、その時給を負担しているのは、勤務先である薬局になります。
そのため、経営者の視点から考えると、下手な残業をさせて給料を多く払いたくないと考えます。実際にエージェントからもヒアリングしましたが、殆どの場合、週の勤務が40時間を超えない様にシフトを組むと回答頂きました。
注意点としては、調剤薬局では中休みが存在するため、仮に3時間の休憩があった場合、9時~20時(休憩3時間)の8時間勤務のシフトとなる事です。正社員の薬剤師はそれ以上に残業をしている人は多くいますが、20時に勤務終了では遅すぎると感じる薬剤師もいるかもしれません。
上記を避ける為のおすすめの方法としては、休憩時間までのシフト及び、休憩が終わった後からのシフトを組んで働くことです。どちらも時間にすると1日3~4時間しか入れないかもしれませんが、下手に拘束時間を長くなることを防ぐことが出来ると思います。
3. 経歴に傷が付かず、正社員に戻って働ける
派遣先の変更を繰り返すと、自身の転職回数が多くなり、経歴に傷がつき、社会的な信用が落ちてしまうと思ってる薬剤師は多いのではないでしょうか。しかし、その認識は大きく誤っています。
派遣会社の社員として登録して、派遣先に勤務するため、派遣先をいくつか変えても、所属している会社は、派遣会社のみとなります。したがって、派遣先だけを変える場合、経歴について薬剤師は大きな心配を抱える必要はありません。
もちろん、いくつか存在する薬剤師向けの派遣会社を乗り換えれば、転職回数が増え、経歴に傷が付きますが、1社に絞って登録し、その派遣会社内で何度も薬剤師として派遣されたとしても、経歴はその派遣会社だけになります。
派遣の経歴に良い印象を持たない企業も一定数いるようですが、正社員に戻りたいと思い、転職活動を進めたとしても、派遣で勤務していた経歴が大きなデメリットになる事はほとんどありません。
また、例え経歴に傷がついたとしても、全国には薬剤師を募集している企業は幾らでもあり、正社員や契約社員、アルバイト・パート求人が沢山存在します。
エージェントからヒアリングしましたが、20代から40代であれば派遣を経験していても、必ず正社員に戻る事が可能です。また、例え50代であろうと、勤務地を選ばなければ、正社員に戻ることが出来ます。
派遣で働いていても、正社員の就職先が常にあることは、薬剤師の大きなメリットの一つです。
4. 住居が付き、タクシー代支給で派遣ができる
自宅から通勤出来ない派遣先の場合は、多くが住居の支給が可能な求人であり、家具家電付きで、住み込みで仕事を行うことが可能です。
どこか行ってみたいエリアがある場合には、そのエリアを指定してコンサルタントに相談してみましょう。もし、勤務地に希望がない場合、コンサルタントは派遣求人で、現在住んでいる場所から近い派遣先を紹介します。
これは、薬剤師に無理なく勤務して欲しいという気持ちと、住居付きの場合、金銭を負担するのは企業側になるという理由からです。
引っ越し代についても支援があり、交通の便が不便な場合、職場までの往復タクシー費用の支給もあります。これは自家用車がある場合には適応されないため、注意してください。
行動的な人で、企業にマッチする人材であれば、即内定、数日後に移動して寝床が確保できます。それこそ着替えの準備も必要なく、現地にショッピングモールがあれば財布を持っていくだけで、身軽に仕事ができる点は、派遣の大きなメリットです。
また、実家暮らしをしている薬剤師で、一人暮らしを始めたい方に向いている働き方かもしれません。
5. 福利厚生を受ける事が可能
一定の条件を満たすと、派遣元の会社で福利厚生を受ける事ができます。健康保険や年金を始め、健康診断、福利厚生施設の利用など様々です。
また、『薬剤師賠償責任保険』という薬剤師なら必ず入っておくべき保険も、個人で加入する事なく、派遣元の会社が負担してくれる点も大きなメリットです。契約期間内であれば、どんなに短期間でも賠償責任保険が適応になります。
有給休暇も取得可能となり、出産休暇、育児休暇などの手厚い制度もあります。ただし出産休暇、育児休暇に関しては、派遣会社から保証される訳ではなく、派遣先の調剤薬局に託児所などがある場合に限るため、対応企業は多くはありません。
ママさん薬剤師などで、もしも上記制度を活用したい場合は、コンサルタントに託児所がある薬局で働きたいと伝えましょう。
注意点としては、週に20時間以上勤務しないと、派遣であっても福利厚生に加入できない可能性がある点です。より詳細については、派遣会社に確認してみましょう。
以下、私が個人的に良いと思った福利厚生を紹介していきます。派遣薬剤師でも、このような恩恵を受ける事が出来る事には驚きました。
- 宿泊施設を割引で泊まることが可能
- 全国のコナミスポーツクラブを値引きで利用することが出来る。
- 旅費の補助金が出る
- ディズニーランドを割引で利用することが出来る
派遣薬剤師は、正社員とほとんど変わらない福利厚生を受ける事が可能で、派遣でお金を貯めて、海外旅行の時に旅行補助を利用するなど、目的に応じた使い方ができる点もメリットです。
6. 勤務地を選択できる
派遣の勤務先は派遣会社が決める訳ではありません。
勤務地にこだわりがない場合には、基本的に現在住んでいる場所から近い勤務先を提案されますが、薬剤師の派遣は全国に求人が存在しているため、好きな地域で働くことが可能です。
私の友人で、大学時代からスノーボードにどっぷりハマっている方がいました。
車で小一時間ほどでゲレンデに到着できる立地に住んでいた彼は、社会人になってもスノーボードへの愛がなくなることはなく、学生時代に行った北海道での雪質が恋しくなり、冬のシーズンに北海道で派遣薬剤師として働くことを決意します。
期間は3ヶ月で、週4日勤務でした。休みの日には1日中北海道のゲレンデを巡り、ふかふかの雪質と上質なジャンプ台を心から堪能し、また夜には北海道に住んでいる友人と酒を交わして、有意義な派遣ライフを楽しんでいました。
彼から話を聞くと、来年もまた冬のシーズンに北海道で派遣薬剤師をするようです。次はシーズン券を購入して挑み、ゲレンデを自由に滑りたいと話していました。
このように、派遣薬剤師は働く場所を自由に自分で選択できます。半年間だけ東京などの都心で働いてみるのもよし、都会暮らしが窮屈になった人には時間がゆったりと流れる場所に行ってみるのもよし、働きたい場所や、やりたいことを選べる点が、薬剤師の派遣のメリットです。
7.休み希望はコンサルタントにお任せ
現場の職員が高圧的な方の場合、派遣はなかなか有休希望を言いにくいのではないかと、心配している薬剤師も多いかも知れません。
派遣会社によって詳細は異なりますが、基本的に管理者に有休希望を伝えにくい場合、派遣元のコンサルタントに相談して、勤務を調整してもらう事が可能です。ただし、最初の1ヶ月で希望を出してしまうと、お互いの信頼が崩れてしまう可能性があるため、注意して下さい。
3ヶ月勤務の場合、1ヶ月間働いて現場を把握した後、半年間働く場合は3ヶ月後に申請、相談するとコンサルタントも調整しやすいです。おおよそ1ヶ月も働けば忙しい曜日や時間帯も把握できると思います。
コミュニケーションが上手な薬剤師は、勤務先に勤めるトップと話し合い、シフトの短縮や休みの調整を直接伝えても問題ありません。コンサルタントを通さない分、時間がかからないため、直接話してみるものいいかもしれません。
このように、きちんと休みを取れる点は、育児をしているママさん薬剤師にとっては、特に大きなメリットです。
派遣薬剤師の受け入れを数多く行っている薬局長の人であれば、幾分か理解はあると思いますので、契約を結ぶ前にコンサルタントの方に派遣の実績があるかどうか、休み希望を通してくれそうな職場かどうかをヒアリングしてみましょう。
8. 1日からでも働ける
派遣会社によっては、決められた期間ではなく、1日だけ働く派遣も存在します。給与は一般的な派遣薬剤師の同程度で時給3,000円前後と変わらず、高めの水準です。
1日のみの単発派遣でも『薬剤師賠償責任保険』の適応される派遣会社もあります。このような単発派遣では急な欠員が出てしまった場合や、忙しい曜日だけ求人を募集している場合があるため、現場が忙しい可能性が高いです。
調剤薬局の派遣の場合、投薬後の薬歴の記載に関しては、薬局ごとに使用しているレセコンも異なり、1日では覚える時間が足りない為、基本的には調剤を行うことが優先されます。
1日からでも働けるという事は、幅広い経験と即戦力が必要とされます。調剤時の輪ゴムの留め方、薬の位置の把握、職場の空気を読む力など、オールマイティーに動けないと役に立ちません。
そういった意味では優れた適応力のある若手や、様々な薬局を渡り歩いてきた存在が重宝される傾向が強いです。また、派遣会社からの信頼も大切になっていきます。
派遣の実績がある薬剤師には、コンサルタントが求人を紹介してくれるかもしれませんが、経験が浅い場合は、難しいかもしれません。それでも週2回~入れる派遣もあるため、自分の希望をしっかりとエージェントに伝える事が大切です。
9. 派遣先で引き抜きにあう事もある
コミュニケーション能力が高く、即戦力として第一線で活躍できる若手の男性薬剤師は、派遣先で企業から引き抜きにあう事があります。人事担当、もしくは代表から一定の評価を得る事が出来れば、間違いなく依頼が来ます。
また、男性だけでなく女性薬剤師も、アルバイトやパートになって欲しいと依頼される事があります。3ヶ月間の契約内容でしたが、期間が終わってからアルバイトとして空いている時間だけでも来てくれないかと誘われます。
私も派遣ではありませんが、調剤薬局のアルバイトを辞める時に、経営者に連絡先を教えて欲しい、ここで正社員になる気はないかと言われたことがあります。
その際は断りましたが、もし話を進めるようであれば、給与や待遇の交渉が十分に可能でした。
このように、現場の環境を理解した上で、正社員として働くことが出来る点、給料や、待遇などを直接交渉して働くことが出来る点がメリットとして挙げられます。
自宅から通える距離が大原則ですが、一度様々な薬局で派遣として働いて、自身が働きやすい環境を見つけてみるのも良いかもしれません。
10. 働き方が自由で、好きな事が出来る
派遣薬剤師の最大のメリットは、自由な働き方が可能な点です。
大学時代に夢見た、海外旅行や世界一周をしたい。親が薬局を行っているからとりあえず薬剤師の免許を取っていたが、他の仕事に興味がある。薬剤師として働いた後に、どうしても医師になる夢が諦めきれなかったなど、仕事を続ける上で、薬剤師であれば、これらの考えを一度はしたことがあるのではないでしょうか。
これらの悩みを解消し、本来の夢に近づく事が出来るのが、派遣薬剤師であり、国家資格のメリットです。
派遣で半年間海外へ行くお金を貯めて、半年間海外で暮らしてみる働き方は、薬剤師の中で珍しい事ではありません。また、私の友人には、学生時代に医師を目指していた薬剤師の方がおり、現在派遣薬剤師として仕事をしながら、医学部を目指して勉強しています。
私自身、病院薬剤師として勤務していた頃、薬剤師の業務が辛く、何度も向いていないと感じ、理想の薬剤師像とのギャップに苦しみました。
他の職業に就きたいと思ったこともありましたが、それを自由に出来、自分のやりたいことを援助してくれる働き方が派遣薬剤師なのだと、現在は強く思っています。
薬剤師の派遣のデメリット10選
上述したように、数多くのメリットがある薬剤師の派遣ですが、当然デメリットも存在します。本項では、派遣薬剤師として働くにあたり、不利な点についても、詳細に記載します。
1. 社会的に信用を得られない可能性がある
薬剤師の業界の偏見として、派遣薬剤師で働く人は、育児をしているママ薬剤師であるか、楽に仕事がしたい人か、すぐにお金が必要な人か、何か自分のやりたい事がある人かだと思われている傾向が強いです。
年収面だけを考えると、十分に社会的に信用を得ることが出来ますが、派遣薬剤師の制度にあまり馴染みが無い、世代が上の方からの社会的に信用に欠ける事は事実です。
一例として、相手のご両親に結婚を報告する際に、派遣の薬剤師をしていると説明すると、どのような反応が返ってくるでしょうか。
たとえ、派遣薬剤師の制度を力説したとしても、薬剤師を知らない方には、さっぱり何を言っているか理解できず、薬剤師だけれど、正社員ではないことが頭に残ると思います。
まだまだ、社会的に派遣薬剤師は信用が得られていないため、派遣薬剤師の方は、自身の仕事を紹介するときは、注意が必要だと思います。
もともと『派遣』という言葉が、昨今様々なメディアで取り上げられ、ネガティブなイメージを持っている事も、原因になっているのではないかと思います。
2. ボーナス、退職金がない
雇用元は派遣会社になるため、ボーナスや退職金が出る事はほとんどありません。
ネット上の他サイトでは、条件を満たせば出る可能性があると適当な事が書かれていましたが、様々な転職エージェントからヒアリングを行い、友人や経営者の方からも情報を集めましたが、派遣について退職金やボーナスを支給している企業は皆無でした。
その為、ほとんど期待しないことをおすすめします。
アルバイトやパート勤務では、企業により、気持ち程度のボーナスから、正社員にも劣らない賞与を得る事も可能であり、そこが派遣薬剤師と異なる点です。例え3ヶ月間の契約を4回繰り返し1年勤務したとしても、ボーナスや退職金を貰う事はできません。
正社員でも賞与がない、年俸制の薬剤師や、そもそも賞与制度が存在しない個人薬局もあるため、一概に派遣薬剤師のみのデメリットとは言えませんが、通常の正社員の薬剤師と比較した場合、派遣薬剤師の大きなデメリットになる為、本項に記載しました。
3. 調剤業務の経験が少ないと厳しい場面が多い
派遣の求人先はドラッグストアや病院勤務も稀にありますが、ほとんどは調剤薬局になります。調剤業務が少ない、ドラックストアの勤務経験しかない方は、ほとんど初見で即戦力にならなければいけません。
勤務先によっては、目まぐるしいほど忙しい環境の場合もあるため、一から業務を覚える時間が無いことがあります。また、派遣では色んな調剤薬局を経験しているとみられるため、出来て当然だと考えている管理者が大多数です。
その為、多くの処方監査を行ったことがある薬剤師や、大手調剤薬局で色んな診療科を扱う薬局で管理薬剤師を務めたことがある人材が重宝されます。
例え、病院薬剤師として10年勤めていたとしても、薬局の中では即戦力として見てもらえないため、苦しい状況で仕事を覚えなければなりません。
また、前の職場の中では常識だった事項も、派遣先では非常識と考えられている事も多々あります。
私の場合、前職では調剤時に薬をまとめるために輪ゴムを使用しないで払い出しを行っていましたが、派遣先では輪ゴムを使用して払い出すことが当たり前でした。ジェネリック医薬品についても、前職の病院は採用品が少なかったですが、調剤薬局に移った時には、聞いたことがない製薬会社名が多くあり、戸惑いました。
派遣は、幅広い知識と、今までの経験が試される場所です。例えば、30歳の管理薬剤師の下で40歳の派遣薬剤師が一から仕事を覚える事は、互いに大きなストレスがかかります。しかし、薬剤師界ではこのような状況はよくあります。
本人が苦でなければ問題ありませんが、即戦力になれない人にとっては派遣は精神的に辛く、デメリットを感じるでしょう。
4. 派遣先がブラックな場合がある
ブラックな職場の定義は人によって違いますが、現役薬剤師の私が思うブラックなポイントは以下となります。
- 条件通りの時間帯に終わらなかった。
- 残業代が出なかった。
- 休憩時間にも仕事を振られた。
上記は契約に違反している事項なので、確実にブラックですが、上述した様に、派遣会社に登録して働いていれば、残業があるなどの違反事項はほぼありません。
しかし、以下の様に、契約の範囲内でもブラックと感じる事項があります。
- ずっと動き回って調剤している。
- 人間関係が劣悪な職場だった。
- クレームが多い店舗であった。
契約内の事項の為、ある程度我慢が必要ですが、現役の薬剤師の中では、このような人間関係の不和からくる負荷に耐えられない薬剤師が多くいます。
薬局は、非常に狭い空間で与えられた業務をこなさなくてはいけません。私はまだ良心的な上司が多い職場で働くことが出来ましたが、派遣先では、問題を抱えた薬剤師が在籍している可能性が高いです。
そいうった人気が無い、人間関係が複雑な店舗に派遣薬剤師は紹介される傾向があります。短期間と思い我慢すれば大丈夫かもしれませんが、派遣薬剤師が入ったことで何も仕事をしない薬剤師も出てきますので、ある程度のストレス耐性は必要となる点が、派遣薬剤師のデメリットの一つです。
5. キャリアアップできない
アルバイトやパート勤務同様に、キャリアアップは難しい働き方となります。
調剤薬局の例に説明しますと、正社員の場合、ラウンダーといわれる複数店舗を支援する薬剤師を経て、店舗を任される管理薬剤師になります。
管理薬剤師で経験を積み、実績を残すと、複数店舗を管轄するエリアマネージャーに昇格します。派遣薬剤師ではこのステップを経過すること無く、調剤、監査、投薬に特化した業務のみを行います。
シンプルで分かりやすいと言えばそれまでですが、多くの事を吸収したい、マネジメントに興味がある人にとってはマイナスです。
正直、調剤業務だけであれば、1週間もすれば慣れる事ができます。その為、暫くすると業務に飽き、仕事にやりがいを見出せなくなります。
私は調剤薬局を経験した際に、自分が管理薬剤師ならもっと効率よく業務を回せ、人件費、諸経費も抑えられると、歯痒い思いをしたことがあります。しかし、実際にそれを行動に移せる権限は、管理薬剤師以上の地位が必要になります。
派遣薬剤師である限り、マネジメント業務などスキルアップに繋がる経験は出来ません。その為、独立志向が高い人や、キャリアを積みたいと考えている人には大きなデメリットとなります。
6. 人間関係を一から構築する必要がある
転職で一番大きなエネルギーを使う時は、職場を辞める時と働き始める時です。私も病院から転職した経験があり、辞める前と働き始めの数ヶ月は、周りに気を使い過ぎ、疲弊した記憶があります。
調剤薬局では、忙しく人気の店舗でも薬剤師5人、事務4人と多くても10人程度の組織になります。小さい薬局であれば薬剤師1人、事務1人の場所も存在します。
その為、既に薬局ではスタッフ同士の関係性が構築されています。その小さいコミュニティの中に薬剤師として一人派遣され、関係を壊さない様に、注意を払いつつ業務を進める事は、大きな負荷が伴います。
周りに話せるスタッフがいない場合には、休憩時間も苦痛に感じるかもしれません。コミュニケーション能力が高く、誰にでも分け隔てなく仲良くなれる薬剤師であれば、上手く関係を築くことが可能ですが、それが苦手な場合は辛く感じる場面が多いはずです。
派遣の期間は短い為、3ヶ月間だけと割り切って、ドライな対応で契約期間を過ごせる方にとっては、本項は大きなデメリットにはなりませんが、派遣先毎に、人間関係を一から築く必要がある点は、少なからずストレスになると思います。
7. 派遣切りに合う可能性がある
契約期間内であれば、途中解雇は滅多にありませんが、会社に不利益を起こしてしまった場合には派遣切りが起こる場合があります。
調剤過誤が余りにも多い場合がその一例です。薬剤師たるもの、適切な医療の提供を行わなければいけません。派遣薬剤師の業務は調剤業務がメインになります。
もちろん派遣会社から、薬剤師賠償責任保険が適応されており、患者様に投薬で何かがあった場合は、補償が担保されていますが、仮に大きな誤調剤が続くようであれば派遣元から派遣会社に連絡を行い、契約中であっても契約が解除されるケースがあります。
また無断欠勤した場合にも、同様に派遣切りに合うケースがあります。出勤予定であったにも拘わらず、無断で出勤しない状態が続く様であれば、強制的に契約が解除されるので注意しましょう。
コンサルタントの話では、少人数ですが実際にそういったケースもあったようです。しかし、普通に業務をこなしていれば基本的には問題は無い為、過度な心配は不要です。
8. 銀行からお金を借りにくい場合がある
同じ会社にどれだけ長く勤務しているかどうかもポイントになってきますが、派遣会社に勤めている場合、銀行が融資を渋る場合があります。
転職を繰り返さず、同じ会社に正社員として勤める事は、銀行から信用を得ることに繋がります。薬剤師という国家資格を盾に、無条件で銀行から多額の融資を受ける事が出来る時代は、既に昔であり、薬剤師にも他職種と同様、信頼が求められます。
派遣会社に勤めていても、銀行から全く借りる事できない訳ではないですが、これから家族が増えてマイホーム購入を考えている薬剤師や、薬局開業を考えており、大きな資金を調達する必要がある薬剤師には、見過ごせないデメリットです。
その分、高額な時給で働けることが派遣薬剤師のメリットである為、そもそも銀行から借りる必要が無いという考えもありますが、正社員より融資を受けにくいという点で、本項に記載しました。
9. 現場でこきを使われる
派遣薬剤師は、ずっとその現場で働いてきたアルバイトやパート勤務の薬剤師よりも時給が高いです。週に40時間以上働く場合には、大手の調剤薬局の管理薬剤師と比較しても、引けを取らないくらい月給を貰えます。
そのように、好待遇の派遣薬剤師が現場で仕事をすると、あからさまに理不尽な業務を押し付けられる場合があります。
責任も無いのに、自分よりも高い給料もらっている嫉妬や、時給分働かせたいという考えが、派遣薬剤師以外のスタッフの本音です。
その為、なるべく暇な時間を与えない様に、調剤以外の雑務がまわってくる事が多くあります。これは私の経験上ですが、男性管理薬剤師で派遣薬剤師が女性の場合は、あまりこきを使われない事が多いです。
その為、派遣先の管理薬剤師が男性か女性かを把握しておくと、業務上のストレスがある程度緩和されるかもしれません。また、例え雑務を押し付けられたとしても、平穏に派遣期間を過ごすためには、反抗的な態度を取らないことをおすすめします。
10. かかりつけ薬剤師になる事が難しい
かかりつけ薬剤師になる為の条件として、以下が挙げられます。
- 3年以上の薬局勤務経験がある。
- 同一薬局に週32時間以上勤務している。
- 当該薬局に6か月以上在籍している。
- 医療にかかわる地域活動の取り組みに参画している。
- 研修認定を取得している。(2017年4月1日から)
上記を薬剤師の派遣業務で満たすことは、非常に厳しいです。また、かかりつけ薬剤師になったとしても、次の薬局に派遣する可能性がある為、あまり意味がありません。
薬剤師の派遣を考えている人の場合、あまりかかりつけ薬剤師に興味が無いかも知れませんが、選択肢が一つ減るという事を考慮し追加しました。
派遣薬剤師になる上で注意すべき点は?
派遣薬剤師のメリット、デメリットは大凡つかめたと思いますが、本項では、派遣薬剤師になる上で注意すべき点について語っていきます。
どれも重要な項目ばかりなので、派遣薬剤師を目指している方は、ぜひ一読してみて下さい!
1. 派遣元のコンサルタントに嫌われない様にする
利用する転職エージェントのコンサルタントとは親しくなっていた方が無難です。
薬剤師の中には、コンサルタントの事を「仕事を紹介してくれる人」としか、思わない人がいます。しかし、派遣薬剤師である場合、特にその考えは誤りだと気付くべきです。
派遣薬剤師にとって、コンサルタントは一緒に働く仕事仲間であると考えて下さい。
派遣薬剤師は1年間で職場を転々とする働き方になり、コンサルタントも1人の薬剤師に紹介する求人や企業が多くなります。
お互いが協力し合う関係なのに関わらず、連絡を全く返さない薬剤師や、自分の都合の良い事ばかり伝える薬剤師が一定数います。
コンサルタントの立場から考えると、この様な方は、非常に仕事をやりにくい薬剤師として評価されてしまいます。
評価が下がってしまうと、大切な仕事、求人を回してくれなくなる可能性が出てくるので、注意が必要です。
逆に、派遣先で頑張って良い評価を受けると、利用者である薬剤師だけでなく、紹介してくれた会社やコンサルタントに対しても評判が良くなります。
派遣元であるエージェントと細かな報連相を行い、信頼関係を築く様に意識しましょう!
2. コミュニケーション能力は問題ないか
派遣薬剤師は、環境の変化に順応する能力が重要であり、その力を発揮するために円滑な対話とコミュニケーション能力が必要となります。
派遣先で、他スタッフといち早く仲良くなれるか、どんな人に対しても隔てなく会話できるかが、とりわけ大切な要素になります。
例えば、ムッとした表情で、現場を困らせる様な薬剤師は、現場に馴染めなくなり、派遣先にも、ストレスを与えてしまう可能性があります。
人間関係を上手く構築出来た派遣薬剤師は、雇用期間が終わると「また来て欲しい」と現場から言われます。
逆に、コミュニケーション能力が乏しく、派遣先からの評価が悪いと、次回求人を探す際に、コンサルタントが紹介しにくくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
派遣薬剤師の方は、親しみやすさを忘れずに、派遣先に順応するようにしましょう!
3. 勝手に仕事をしない
私が直接コンサルタントから言われた注意が「自分の判断で仕事をしない事」でした。
薬剤師歴が長くなり、経験が豊富であると、周りに聞かなくても出来る仕事を見つけ出す事が可能です。
薬剤師の仕事であれば、調剤や監査、投薬など一般的なスキルが当てはまります。
しかし、派遣薬剤師の場合は、派遣先にお邪魔している、という考えを常に持っておく必要があり、好意であっても、むやみやたらに自分の考えで動いてはいけません。
調剤薬局の場合は、店舗や企業によって、規則が異なるので、今までに経験してきた仕事が必ずしも正しいとは言えないです。むしろ勝手に仕事をしてしまうと、自分は正しいと思っているのに、派遣先では常識がない人、知識がない人と思われてしまう可能性が出てきます。
指示があるまでずっと何もしないのは良くありませんが、派遣先では自分の考えで動く事を止めて、指示に従って仕事を行う方が結果的に成功します!
自分本意な気持ちは抑えて派遣に挑んだ方が良いでしょう!
4. 投薬は問題ないレベルであるか
派遣薬剤師が行うメインの仕事内容は投薬になります。特に単発の求人の場合、即戦力として任せされる仕事は投薬と薬歴記載になる事が殆どです。
エージェントは事前の面談で、投薬が確実に出来る薬剤師かどうかの確認をしています。
実践的に投薬が出来るかをシミュレーションする訳ではありませんが、会話の中でしっかりと受け答えが出来るのかどうか、目線や礼儀、話しやすい雰囲気なのかをチェックしています。また、過去に色々な処方箋をこなしてきたかもヒアリングがあります。
派遣薬剤師として、調剤も出来るに越したことはありませんが、問題ないレベルの投薬が出来るかどうかが重要になってくるので、これから始める方は意識しておきたいポイントです!
5. 世間からの風当たりが強い
派遣に対する周りの風当たりは、思った以上に強いです。私の周りにも派遣薬剤師として働いている方がいますが、周りの友人からは「責任がない働き方」など自分の環境と重ねて、非難されるケースもあります。
理由として、派遣薬剤師の方が給料が良い場合があり、現場においての責任が正社員に比べると少ないからです。
世間的にもあまり理解してもらえない働き方になり、周りの目が気になってしまう薬剤師は、派遣先で理不尽な出来事が起こるとメンタルがやられてしまう可能性もあります。
そのため、派遣薬剤師になる前には、ちょっとした覚悟と味方になってくれる理解者が必要になるでしょう。
まだまだ、正社員の薬剤師から派遣に対するイメージは、良いとは言えません。
6. 派遣薬剤師の辞め時を考えておく
派遣薬剤師に関しては今後、求人数の減少に伴って需要が減る可能性があります。
コンサルタントにも相談しましたが、都心エリアでも年々求人数が減っている状況です。派遣薬剤師を1度味わってしまうと、給料の面や自由度の面からも、正社員に戻る気持ちが薄くなってしまいます。
独身で自由な暮らしをしている男性薬剤師も、家庭を作り、将来における社会的体裁や、退職金の有無を考えると、一生を派遣薬剤師として過ごす事は難しいと言えます。
派遣薬剤師になる上で考えるべき事は、引き際を意識して仕事に臨む事です。例えば、男性は結婚するタイミングが最もよい引き際になると言えます。
また、何か目標の為に資金を稼いでいる薬剤師は、具体的な目標金額を達成したら直ぐに派遣薬剤師のやめ時を考えるべきです。
薬剤師にとって、派遣薬剤師は魅力的な働き方になりますが、経験すればするほど、抜け出しにくい働き方になるので、注意する必要があるでしょう。
高時給の派遣薬剤師の求人に採用されるコツ
本項では、実際に薬剤師の派遣に於いて、高時給を獲得するためのコツについて、お話します。
①:転職コンサルタントから信頼を獲得する
時給5,000円以上の高額求人を掴み取るコツは、派遣薬剤師を紹介している転職サイトに登録するだけでなくて、コンサルタントから信頼を得なければいけません。
派遣元である転職エージェントの信頼を得られれば、急募している派遣先を優先して紹介して貰えるようになります。
初めは高望みせず、自宅から通える範囲の時給3,000円代の求人を探してみましょう。一定期間働いて問題なく派遣業務をこなし、派遣先から自分の働きぶりをエージェントに伝えてもらい、信頼を獲得しましょう。
何か大きな事を成し遂げる必要はないです。与えられた仕事をその職場に沿って行っていき、忠実で素直に働くことを心がけます。
このような、良い評価をエージェントに伝えてもらう事で『次に難しい派遣があったとしてもこの人であれば任せられる。』と判断されます。
コンサルタント、派遣先、実際に働く薬剤師との間に信頼関係が芽生え始めると、紹介されやすくなるのが、派遣薬剤師の特徴です。
また、エージェントと、こまめにコンタクトを取っていると優遇して時給が高い派遣先を紹介してくれることがあるため、信頼関係は大事にしましょう。
さらに時期も大事です。風邪が流行する11月~12月にかけて求人をこまめにチェックする事も大切です。この時期は、派遣の求人数も増え、時給も上がりやすい傾向にあります。逆に閑散期である5月~9月は一般的な派遣の時給に戻る為、注意が必要です。
②:求人メールを随時チェックする
派遣紹介会社に登録を行うと、「【急募】即日可能!住居付き、時給4500円の派遣求人!」のような、高時給のプレミアム求人のメールが送られてくることがあります。
派遣会社が「急募」と題してメールは、定員が原則1名である事を意味し、応募はスピード勝負になります。
実際に、私も週に1日だけ勤務で時給4000円の高時給求人のメールが届いてから、3日後に連絡をした事があるのですが、1日で募集が入り、すぐに埋まってしまいました。
そのため、応募の適切なタイミングとしては、求人メールを見た瞬間がベストと言えるでしょう。
また、急募の高時給求人では決まった時刻にメールが来る訳ではありませんので、こまめにメールチェックを行う事が大切です。
メールの通知設定をしておけば、見落としが少なくなりますよ!
薬剤師の派遣に強い紹介会社について
本項では、実際に派遣薬剤師に強みを持つ転職エージェントについて紹介していきます。
どれも、実際に私がコンタクトを取った経験がある企業を厳選して選んでいる為、薬剤師の派遣業務に興味がある方は、参考にして頂ければ幸いです。
1. ファルマスタッフ
株式会社メディカルリソースが送る、掲載求人数が薬剤師界でNo.1の最大手転職サイトです。 比較的、他の紹介会社よりも紹介求人の時給が高い傾向にあります。
求人数も豊富で、全国どこでも働く環境を紹介出来る点が大きな強みです。また有休のの相談もエージェントに任せる事が可能で、相談しやすいコンサルタントの方が多く在籍しています。
漢方メインで調剤出来る派遣など、やりがいのある派遣の求人も取り揃えている、満足度の高い薬剤師転職支援会社です。
より詳細な利用体験談については、以下の個別エントリーに記載がある為、参考にして頂ければ幸いです。
興味のある方は、まずは以下のファルマスタッフの公式サイトから、求人を見てみましょう!
2. 薬キャリ
ママ薬剤師に人気の高いエージェントになります。薬剤師登録数がNo.1であり、現場で働く薬剤師の口コミが豊富にあるため、派遣仲間を増やすことが出来ますし、良い派遣求人、悪い派遣求人などの、生きた情報を教えてくれます。
他の転職支援サイトよりも保険料などの支払いが安い点もメリットで、充実の福利厚生を誇る人気派遣紹介会社になります。
より詳細については、以下薬キャリの公式サイトを参考にして下さい。
また、より詳しい薬キャリの評判については、以下のエントリーに記載しています!
3.お仕事ラボ
大手調剤薬局アイセイ薬局の完全子会社が運営している、比較的に新しい転職エージェントになります。
派遣薬剤師の案件は特に関東に強みを持っており、東京方面で自由な働き方を希望したい薬剤師にマッチした紹介会社です。
派遣薬剤師の求人は、時給3,000円以上の高時給のものが多く、また、非公開求人はないので、直ぐにでも希望する派遣先を自分の手で探せるところも魅力の1つです。
お仕事ラボの詳細については、以下の個別記事を参考にして下さい!
積極的な新規利用者獲得を目指しており、紹介制度の充実具合も伺えるエージェントになります。
まとめ
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
薬剤師の派遣制度のメリット・デメリットについて、出来る限り詳細に書かせていただきました。派遣は一般的にネガティブなイメージがあるかもしれませんが、薬剤師においてはポピュラーになりつつある働き方だと思います。
特に女性が多い職業であるため、それに適した働き方ではないでしょうか。エージェントによっても派遣紹介の質やメリットが異なるので、充分に相談をしてから決意した方がいいと思います。
最近では薬剤師免許を武器に派遣を副業として「自分のやりたい事をやる」という薬剤師も増えていると感じています。私はこの記事を書いていて、そんな生き方もありなのではないか、働き方を自由に選択出来る事は、やはり薬剤師の強みであると感じました。
今後とも派遣薬剤師だけでなく様々な情報や経験を記事に出来ればと思いますので温かく見守って頂けたらと思います。
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