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薬剤師の初任給の職場別ランキング!現役薬剤師が解説!

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今回は、薬剤師の初任給について職場ごとのランキングを詳しく語っていきます!

薬学生で初任給が気になっている方や、転職を考えている薬剤師で、給与の相場を知りたい方は、ぜひ参考にして頂ければ幸いです! 

以下、目次となります。 

目次

 

薬剤師の初任給ランキング!職場別で紹介!

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まず、職場別で薬剤師の初任給を、以下の表にまとめます!

 順位 職場 初任給
1位 ドラッグストア薬剤師 約34万円(ドラッグストアの大手10社の初任給を平均化)
2位 調剤薬局薬剤師 約34万円(調剤薬局の大手10社の初任給を平均化)
3位 CRO 約25万円
4位 製薬企業の薬剤師 約24万円
5位 予備校勤務 20~23万円
6位 医薬品卸の薬剤師 20~23万円
7位 大学職員の薬剤師 20万円未満
8位 病院薬剤師 20万円未満
9位 公務員薬剤師 18万円前後

以下、中見出しにて、それぞれの職場の初任給について詳しく説明していきます。

①:ドラッグストア

薬剤師が勤める職場の中で、ダントツで高い初任給を得られるのがドラッグストアになります。

ドラッグストアの中でも、ウエルシア、コスモス薬品、カワチ薬品では、初任給で35万円近くを達成出来る可能性があります。

特にコスモス薬品に関しては、ドラッグストアの中で初任給が最も高く、薬剤師職で37万円という金額を募集要項に記載しています。

働くエリアや入社時の選択コースによっても、初任給に違いがあり、総合職とエリア限定勤務では初任給にも差が出るので注意が必要です。

それでも、大手企業のドラッグストアであれば、額面30万円前後が一般的と言えるでしょう。

その他、ドラッグストアの特徴として基本給が20万円前後、薬剤師手当てが10万円ほど付くので、高額な初任給になっています。

以下、参考に、大手ドラッグストアの給与について、表にまとめます!

企業名  給与(月額) 備考
マツモトキヨシ 30.5万~33.7万円 ※希望勤務地により変動あり
ウエルシア 35.5万円 ※薬剤師手当一律含む
ツルハドラッグ 28.6万~32.1万円 ※薬剤師手当一律含む
コスモス薬品 37.1万円 ※2年目より年収約550万円
スギ薬局 29.3万~31.8万円 ※総合薬剤師の方が給与が高い
クリエイトエス 33.5万円 ※薬剤師手当一律含む
ココカラ 31.0万円 ※ランク給1万円、薬剤師手当8.5万円含む
サンドラッグ 31.6万~33.6万円 ※調剤+OTCの方が給与が高い
富士薬品 35.0万円 ※薬剤師手当14.5万円含む

最近では調剤併設型の店舗も増えていますし、薬学生からも人気がある職業と言えます!

②:調剤薬局

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大手企業の調剤薬局では、全国を飛び回るように働くコースと、指定するエリア内だけで働くコースで、初任給が大きく異なります。

業界トップのアインファーマシーズでは月給25万円から38万円と通勤手当や勤務するエリアによっても初任給に差が出ます。

クオールでは全国コースの初任給が32万円に対して、地域限定コースが26万円からの会社もあります。

大手調剤薬局のランキングの中ではアイセイ薬局が最も初任給に力を入れていて、最大45万円の初任給が得られる職場もあるので驚きです。

その内訳は、薬剤師手当3万円、赴任手当3万円から5万円、地域手当が最大15万円と、基本給以外の手当が多い点が特徴です。

そのため、地方など田舎へと行けない新人薬剤師は、地域手当が少なくなり、初任給も一般的な金額になります。

また、調剤薬局では、大手企業と中小企業で初任給に差が出やすい点も挙げられます。

例えば、小規模薬局や個人薬局など、経営者との距離が近い職場は、運営者によっては、大手よりも初任給が多く貰える場合もあります。

さらに、中小企業の中で、住宅手当が全額支給の企業である場合は、手取りが30万円を超える企業も珍しくありません。

以下、調剤薬局の大手の給与について、参考にまとめます。

企業名  給与(月額) 備考
アインファーマシーズ 25.0万~38.0万円 ※週40時間勤務の場合
日本調剤 25.0万~31.0万円 ※薬剤師手当一律含む
クラフト 25.3万~35.0万円 ※薬剤師手当一律含む
クオール 26.1万~38.1万円 ※全国コースの方が給与が高い。
総合メディカル 24.0万~35.0万円 ※全国勤務社員の方が給与が高い。
スズケン 25.4万~32.4万円 ※薬剤師手当一律含む
アイセイ薬局 25.0万~45.0万円 ※赴任手当・地域手当はコースにより異なる。
ファーマみらい 31.0万円 ※諸手当含む

調剤薬局では、働き方と企業規模によって初任給に差が出やすいです。

③:CRO

CROの募集要項を見てみると、学部卒と修士卒で初任給が異なり、6年制薬学部を卒業している薬剤師は修士卒の扱いとなる職場が多いです。

そのため修士としての初任給で、25万円前後が相場になっています。

具体的な企業を見てみると、IQVIAとシミックでは25万円、イーピーエスは24万円、エムスリーの子会社であるMICメディカルでは27万円、パレクセルインターナショナルは年俸制で初任給が35万円という職場もありました。

CROは薬学部卒でなくても就職出来る業種ですし、4年間の一般学部卒であると、初任給が23万円前後になり、薬剤師に比べると数万円低くなります。

CROは薬剤師としてもレアな働き方であり、業界の中では初任給が高めに設定されています。

企業名  給与(月額) 備考
IQVIA 22.3万~25.0万円 ※薬学部6年制卒業は修士卒扱い。
シミック 23.0万~25.0万円 ※別途時間外勤務手当を支給
イーピーエス 24.1万円 ※薬学部6年制卒業は修士卒扱い。

6年制の薬剤師が、修士卒として扱われる点が大きな要因になっていますね。

④:製薬企業

学部卒、修士卒、博士卒で初任給が異なるのが製薬企業の特徴です。

薬剤師が勤める職場でも基本給が高めに設定されていて、国内トップの武田薬品では研究職から技術職、MRと一括りで博士卒が29万円、修士卒で26万円、学部卒は24万円程度の初任給になっています。

他の企業の募集要項を確認しても、博士、修士、学部卒で各2から3万円程度の差があり、薬剤師は大学院卒がどうかで初任給が異なります。

6年制卒業の薬剤師では、原則学部卒になるので製薬企業の場合、25万円前後が初任給として支給される事が多いでしょう。

大学院に進学をして製薬企業に勤める薬剤師は、製薬会社で開発系の仕事に従事するケースもあります。院卒の薬剤師になると、若くても26歳以降の就職になっているので、初任給26万円は妥当な金額かもしれません。

製薬企業の中には、大卒で初任給が約29万円の職場がありますが、一律タイムマネジメント手当という、残業や休日出勤をしても、していなくても決まった固定手当が含まれている形態もあります。

以下、学部卒、修士卒、博士卒に分けて、企業ごとの初任給(月額)を記載していきます。

企業名  学部卒 修士卒 博士卒
武田薬品 24.0万円 26.4万円 29.8万円
アステラス 23.0万円 25.4万円 28.8万円
大塚製薬 22.0万円 24.4万円 27.8万円
第一三共 23.0万円 25.4万円 28.8万円
エーザイ 29.3万円 30.8万円 33.9万円
中外製薬 23.0万円 25.7万円 29.1万円
大日本住友製薬 23.0万円 25.4万円 28.8万円
田辺三菱製薬 22.8万円 25.2万円 28.5万円
塩野義製薬 23.5万円 26.0万円 29.0万円

製薬企業では薬剤師の免許を持っているからといって、薬剤師手当が反映されない点も、他の職種とは異なるポイントと言えますね!

⑤:予備校

昇給率は良いものの、初任給の段階では出張手当が付かない事が多いので、一般的な給与になるのが予備校講師です。

また、薬剤師的な調剤や監査は行いませんので、薬剤師手当が付かない点も特徴になり、基本給自体は、20万円前半から半ばになる事が多いです。

メディセレでは講義デビューをしてからの給料が30万円になっていて、30万円の中には固定残業が50時間分含まれている事が明記されています。

予備校の企業によっても初任給に差異があるので見てみましょう。

ファーマプロダクトも23万円と一般相場の初任給で、業界最大手の薬ゼミでは、講師デビュー前でも25万円程度の給料を貰う事が出来ます。

比較的新しいRECでは、30万円前半と羽振りの良い予備校も見つける事が出来ました。

企業名  給与(月額) 備考
メディセレ(講師職) 30.7万円 ※固定残業代50時間含む
薬剤師国家試験予備校 REC 31.0万~33.0万円 ※中途採用は応相談
ファーマプロダクト 23万円 ※詳細は応相談

初任給後、講師デビューをすると、必然的に給料が増える薬剤師が多い点が特徴で、昇給率に関しては他の職種と比べても強味があります!

⑥:医薬品卸企業

メディセオ、アルフレッサ、スズケンなど、大手医薬品卸企業の初任給を見てみると、約20万円前半が相場になります。

アルフレッサでは10月以降に管理薬剤師として着任した場合、別途管理薬剤師手当を毎月1万5000円支給されます。

スズケンでは管理薬剤師とDI業務の薬剤師とで給料が異なり、店舗の管理を行う薬剤師であれば、約25万円、DI業務担当の薬剤師になると約23万円と、業務内容によっても初任給が異なります。

薬剤師であれば免許を持っていないMSとは異なり、職場で、薬剤師手当が反映される点が、医薬品卸企業の特徴の1つです!

⑦:大学職員

大学職員は、大学院を卒業してから薬学部の講師として働くケースが多いです。

各大学によって異なりますが、初任給として20万円前後が大学教員の相場になります。

私の知人で国立大学の講師になった薬剤師がいますが、調剤薬局や製薬企業とは異なり、基本給が25万円程度でした。

肩書きが上がると給料自体は増えますが、忙しさも増える反面、大学によって残業という概念がない場合もあります。

給料のベースアップだけが目的ではありませんが、引き抜きのように全国の大学を転々とする大学教員も存在しています。

⑧:病院薬剤師

大学病院の薬剤師として勤務していた私の初任給は、約20万円になります。

残業がある病院でしたが、勤務してから数ヵ月間は残業を行わずに帰宅を命じられ、結果的に手取りが18万円程度の時もありました。

全国の病院として有名なのが、国立病院機構になりますが、募集要項を見てみると、6年制薬剤師の初任給が207,800円と記載があります。

また、薬剤師の転職サイトから病院を探すと、黒字経営で潤っている病院で初任給を25万円前後出せる職場もあります。

しかし、30万円オーバーといった高額を提示する病院は基本的にないと考えるべきでしょう。

病院薬剤師については、以下の記事にも記載があるため、合わせて参考にして下さい。

病院は医師にお金をかけている場合が多く、薬剤師が働く職場の中では初任給が低いです。

⑨:公務員薬剤師

公務員の給料は俸給表によって決められています。

薬剤師は国家公務員俸給表の医療俸給表(二)基準に当てはまり、初任給が178,200円となります。

もちろん、ここから手当が支給されるため、手取りはもう少し高くなる可能性はあります。

公務員薬剤師については、以下の記事でも詳しく語っているため、合わせて一読ください。

保健所や病院勤務など働く場所が異なっても初任給は20万円を超える事が難しい事をおさえておいて下さい。

 

初任給をたくさんもらいたい薬剤師におすすめの方法!

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本項では、初任給を、より沢山もらいたいと考えている薬剤師のために、おすすめの方法を説明していきます!

①:社長と直接交渉出来る企業を探す

「新卒の薬剤師は社長と交渉すると気が引ける!」と思うかもしれませんが、就職活動時に企業規模と人事を意識しておけば、初任給を高くして内定を手に入れる事は可能です。

ポイントは経営者と直接話が出来る「個人の調剤薬局」だけに狙いを定める事です。

個人の調剤薬局は人手不足であることが多く、是が非でも薬剤師を獲得したいと躍起になっています。

しかし、薬学生の就職セミナーには大手企業が参加する場合が多いので、個人の薬局と出会う事が難しいです。

そのため、5年次の実務実習で友人と個人薬局はどこにあるのか、トップの人柄がどうかなどを事前に情報収集して、社長と話す機会を自ら作り出す事が大切です。

全国には小規模な調剤薬局が多くありますし、小さなコミュニティを逆手にとって、上手く交渉を行う薬剤師も実際にいます。

例えば、5年間は必ず働く契約をして初任給を上乗せする方法など、1対1だからこそ出来る交渉術もありますよ!

②:国家試験の合格が出てからエージェント経由で就職をする

薬剤師国家資格の合格が分かった後に、エージェントを利用して就職の選択肢を広げる方法です。

国家試験の合否が分かる3月ですが、中には内定を貰っている状況で、試験に落第してしまい、薬剤師になれない方が発生します。

この時、必要な人数の薬剤師を集められなかった企業は、必要に応じて募集をかけます。その穴を狙うことで、初任給を上げる戦法になります。

また、大企業である程、初任給の融通が効きにくいので、大手を避けて就職を考える事も重要です。コンサルタントには「初任給を最も出してくれる企業を知りたい」とストレートに伝えても問題ありません。

それだけではなく、本気で新卒で就職をする気がある旨を是非伝えて下さい。

薬学生であっても、エージェントを上手く活用してみましょう!

③:ダブルワークが可能な職場に就職する

雇用形態から考えて、複数の収入源を確保出来る環境に身を置く事も、方法の1つです。

現在、多くの企業は副業を禁止していますが、小規模薬局や一部の製薬企業では副業を許可している場合もあります。

薬剤師の正社員の働き方にとらわれずに、薬剤師のバイトを複数掛け持ちをして、効率的に働く方が、正社員よりも稼げる場合が出てきます。

例えば、薬剤師の時給を1,800円と低く見積もっても、実労働日数や時間を増やせば初任給で30万円以上は目指せます。

また、派遣薬剤師としてダブルワークを検討しても良いでしょう。

派遣元が薬剤師の教育に力を入れてるところもあり、未経験者でも導線がスムーズにいけるケースもあります。

薬剤師のストロングポイントは、時給の高さでもあるので、ダブルワークをして初任給を上げることも、良い方法です!

④:知人が経営している企業に入社する

いわゆる知人の紹介で初任給を上げる方法です。

薬剤師を目指す人の中には、両親が元々医療系であるパターンが意外と多いです。

そのため、薬学生の時から交友関係を広げておくと、思わぬところから就職へのメリットが生まれます。

知人やその両親、親戚が調剤薬局を運営している場合は特に有効で、あなたが新人薬剤師であっても待遇を良くしてくれる可能性が出てきます。

知人に協力してもらう事が必須になりますが、家族ぐるみの経営に入り込むには、将来経営を任せられるであろう子供から、紹介をしてもらう方が、初任給も考慮してくれる可能性が上がります。

大規模で同期がいるような会社に就職してしまうと、難易度が上がるので、やはり小規模の調剤薬局を狙うと良いでしょう。 

 

初任給が低い職場の薬剤師が給料をあげるためにおすすめの方法!

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初任給が低い職場で、給与に納得が出来ない薬剤師におすすめの、給料を上げるための方法について、本項では説明していきます!

①:全国出張ありで働く

全国展開の大手企業は、出張ありの働き方を選択できるような体制が整っています。

地元エリアだけを選択して働く事も出来ますが、エリア限定の薬剤師として働くと、家賃手当が低く設定されていたり、遠方手当が付かなかったりと、全国転勤コースと比べて低い初任給になってしまいます。

製薬企業のMRは全国か地域限定を選べない事が多いのですが、ドラッグストアや調剤薬局の就職を考えている方は、全国異動を問わない働き方を選択すると間違いなく初任給を上げられます。

全国勤務コースは、結婚などの重要なタイミング以外でも、地域限定コースへと変更する事も可能です。

逆にエリア限定から全国勤務コースへと変更する事で給料を上げる事も可能な訳です。

働く場所を問わず、がむしゃらに突っ走る薬剤師におすすめの方法と言えるでしょう!

②:単発の派遣薬剤師にトライしてみる

正社員として勤務して、月に1回から働ける薬剤師の単発の派遣で給料を伸ばしましょう。

派遣薬剤師の案件は調剤薬局に多いので、製薬会社勤務の方など調剤、監査業務が未経験の薬剤師は、門前払いになる可能性があるので注意して下さい。

本職で調剤や監査、特に投薬を行っている薬剤師は単発案件の求人がマッチングしやすいので、休日を利用して少しずつダブルワークを定着させると良いでしょう。

日曜日の調剤薬局でバイトも効率の良い小遣い稼ぎになりますが、同じように働きたい薬剤師は一定数いるため、少し曜日をずらして考えます。

具体的には、木曜日の午後休みが多い調剤薬局業界を逆手に取り、水曜日1日休みや土曜日1日休みの正社員の会社で先ずは働きます。

特に土曜日に関しては単発求人が多いため、午前中の3、4時間勤務して1万円程度の収入を得る事も可能です。

自分のスケジュールや休みに合わせて働く事が出来る点は、単発派遣のメリットですね!

③:転職エージェントのコンサルタントに交渉をしてもらう

基本給のベースを上げるためには、転職サイトのコンサルタントを上手く利用して、相手企業に対して、給料交渉を行ってもらいましょう。

提示されている金額から100万円以上と大きく上がる事は難しいのですが、30万円~50万円(月給にして数万円)程度は十分可能です。

具体的な方法として、まず自身が会社に対して貢献した事柄を列挙して、アピールポイントをコンサルタントに伝えてみましょう。

ひたむきな性格であったり、真面目で思いやりがあるなど抽象的に攻めるのではなく、薬局で技術料をどれだけアップさせたのか、保有資格をいつ取得して、かかりつけ患者さんを何名指導していたなど、数字でストーリーを語った方が相手に刺さります。

なぜなら、数字はコンサルタントにとっても相手企業に伝えやすいですし、交渉材料になりやすいからです。

エージェントを効果的に利用するためにも、コンサルタント経由で賃金アップを目指してみて下さい。 

④:残業が多い部署に異動願いを出す

薬剤師の職場は、店舗や部署によって、忙しさが異なります。

病院薬剤師で残業が全くないところだと、手取りが20万円を下回ってしまうところもありますし、逆に残業を毎月40時間以上している職場では、手取りが30万円程度になる病院もあります。

私が働いていた病院も、多いと月に60時間程度の残業をしていたので、基本給が20万円でも残業代で30万円に届くこともありました。

店舗数が多い会社であると、忙しい店舗やそうでない店舗の情報が回ってきたり、店舗応援やフォローをしていると徐々にわかってくるはずです。

今よりも給料を上げたいと思うのであれば、エリアマネージャーや人事権がある方と相談する機会を設け、残業が多い店舗へ自ら行きたいと申し出てみて下さい。

場合によって組織から感謝されますし、残業代を合法的な方法で手に入れる事が出来るでしょう。

現在は働き方改革で残業を極力しないように会社全体で取り決めているケースもあるので、タイミングや時期も考えて動きましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

薬剤師は働く職場によっても、初任給に差がある事がわかりました。また、全国勤務と地域限定の働き方でも初任給に差が出ます。

さらに、初任給が高くても、昇給率が低く転職してしまう方もいるなど、就職するにあたって気を付けなければいけない点が多くあることが、記事を書いてみて再確認する事が出来ました。

本エントリーが、少しでも、薬剤師の初任給について理解を深めて頂ければ幸いです。

それでは、また!

 

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