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薬剤師向け勉強アプリ13選!おすすめを語る!

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今回は薬剤師向けの勉強アプリを一挙紹介していきます!

ほとんどが無料で利用できるアプリなので、ぜひ利用を検討してみてください! 

以下、目次となります。 

目次

 

薬剤師向け勉強アプリ13選【1~10個目】

1:HOKUTO

HOKUTO(ホクト)-医師向け臨床支援アプリ

HOKUTO(ホクト)-医師向け臨床支援アプリ

HOKUTO CO.,LTD.無料posted withアプリーチ

各ガイドラインから薬剤情報、薬剤師も詳しく勉強したい抗菌薬まで網羅している服薬支援アプリです。HOKUTOの特徴は以下の4点になります。

  • ワード検索機能あり、手軽にPDF文書を探せる
  • 抗菌薬の投与量がサンフォード感染症治療薬ガイドと同様
  • 各種投与量の計算ツールが揃っている
  • すべてのコンテンツが無料で使用利用

この中でも腎機能悪化に伴う投与量の計算をサポートする機能が付いていたり、抗菌薬の自動計算ツールまで整っている点は、他のアプリと比べても群を抜いていると言えるでしょう。

見やすいグラフィックも良いですし、SNSでの口コミは高評価です!

 

2:日経DIデジタル

日経DIデジタル

日経DIデジタル

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薬剤師向けの月刊専門情報誌「日経ドラッグインフォメーションプレミアム版」をスマホでも読めるアプリです。

お試しで読める箇所は無料となっていて、過去に見逃した日経DIをチェックすることが出来ます。

お試しは数ページだけと思いきや、30ページ前後確認出来るので、思ったよりも中身を読む事が出来た点は良かったです。

また私の好きなコラム「社長はつらいよ」もすべて試し読みすることが出来ます。

有料への導線もありますが、基本的に毎月日経DIが届く薬局が多いので、有料へ移行しなくても無料だけの活用と割り切って使用する事をおすすめします。

スキマ時間に過去の雑誌を見て、復習してみましょう!

 

3:ヤクチエ添付文書

ヤクチエ添付文書

ヤクチエ添付文書

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ヤクチエ添付文書のアプリは薬局業界でも認知度が高く、医師に薬のことを調べて欲しいと言われた時に役立つ添付文書検索アプリの決定版です。

具体的な使い方として、在宅で薬局外に出る時にスマホで薬の用法量量を確認したり、薬価を比較しながら検索をする際に重宝するアプリとなります。他にも持参薬の識別をするためにヤクチエを用いて素早くチェックすることも可能です。

ヤクチエには他にも検査値を一覧で確認できる「ヤクチエ検査値」、薬剤師が知りたい早見表をまとめている「ヤクチエ早見表」があります。

どちらも新人薬剤師からインストールしたいアプリですし、入れておけば移動中にもサクッと調べることが出来るので、スマホユーザーの薬剤師にとってマストなアプリと言えるでしょう。

薬剤師に特化をして作られているアプリなので、iPadを持って在宅医療を実施する薬剤師には評判が良いアプリとなっています。

 

4:MSDマニュアルプロフェッショナル版

MSDマニュアルプロフェッショナル版

MSDマニュアルプロフェッショナル版

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オフラインの環境(インターネットに繋がっていない)であっても使用可能な医学情報源サービスです。内容は

  • 医学辞典
  • 各疾患の動画解説
  • 医学計算ツール
  • ニュース&コラム
  • 図や画像

になり、アプリ内でチェックする事が可能です。

医学辞典には疾患の原因や特徴だけでなく治療の方針も記載されています。

中でも薬剤師が普段仕事で使用する薬剤名が記載されているので、理解しやすいです。

特に病院勤務の薬剤師や、調剤薬局で勤めている薬剤師には勉強内容が充実しているため向いています。

実際に使用してみると、無料なのが驚きであり、利用者はかなりのお得感がありますよ!

 

5:ツムラ漢方Literacy

ツムラ漢方Literacy

ツムラ漢方Literacy

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漢方の大手企業ツムラが、スマホでも勉強出来るアプリを提供しています。

漢方に関しては看護師さんや医師からも質問が多い項目であり、薬剤師も苦手な方もいるでしょう。

ツムラ漢方Literacyでは各漢方薬の製剤情報を確認するのはもちろん、最大の特徴として音声でのサービスが受けられる点が大きなポイントとなっています。

つまりは他の作業を実施しながらでも勉強をする事が出来るのです。

電車の中や在宅へ行く車内など、場所を選ばずに耳で聞き流して薬学を学べるのは大きいですね!

ちなみにアプリ内には書籍もあり、月に1回~2回ほど更新されています。

 

6:PubMed

PubMed - 生物医学論文 生命科学文献 検索アプリ

PubMed - 生物医学論文 生命科学文献 検索アプリ

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PubMedは、生物医学に関する参考文献や要約を検索出来るデータベースです。

アプリ内はMEDLINEをのコンテンツだけを集めることも可能となっています。

英文になるので翻訳ツールのGoogle翻訳かDeepLを合わせて活用するとかなりの薬学知識が身に付くでしょう。

PCでもPubMedはありますが、スマホやタブレットなど必要な時に確認をして、勉強会の資料を作成したり、データとしてスクラップしたい時には役立つアプリとなります!

 

7:クスリ王

クスリ王

クスリ王

無料posted withアプリーチ

先発品の名前から後発品名または一般名をクイズ形式で回答していく学習アプリです。300問以上の問題が用意されていて、例えば処方箋の監査時にパッと先発品と後発品を思い出しやすくなったり、薬剤師業務に役立てる事が可能です。

実際に問題を解いてみると、現場でよく見かける薬が多く、座学と実臨床をリンクさせやすい特徴がありました。

(※App Storeのみで公開されているアプリです。)

最新の薬が網羅していない点は残念ですが、クスリ王は実践向きの勉強アプリとして推せる内容となっています。

 

8:薬トレ保険調剤

薬トレ 保険調剤

薬トレ 保険調剤

無料posted withアプリーチ

日本調剤が監修している薬剤師向けの調剤実務向上アプリです。コンテンツとして

  • 医療保険制度や調剤報酬の仕組み
  • 処方箋の読み方
  • 調剤過誤防止のための注意点
  • 服薬指導のポイント

などで現役薬剤師を支援するアプリとなっていて、特に保険調剤薬局へ転職を検討している病院薬剤師であったり、ブランクがあるママ薬剤師には向いた内容と言えるでしょう。

また、アプリ内のアップデートを改定ごとに実施している点は安心して学べる評価となります。
 

9:エムスリードットコム(m3.com)

m3.com

m3.com

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医療界オウンドメディアとしてまとめ情報からWeb講演会まで情報収集が出来るアプリです。

私が最も利用しているのは「ニュース」のコンテンツで、医薬品情報の改訂ポイントやガイドラインの更新情報など細かい変更点を参考にしています。

何を勉強していいか分からない新人薬剤師は「臨床」のコンテンツをサッと読んで、現場の薬を見つけた時に記事を熟読すると勉強になるはずです。

情報量は他のアプリよりもかなり多いので、取捨選択をして活用すると効率的な勉強をする事が出来るでしょう。

 

10:Medical Note

Medical Noteー医師と患者をつなぐ医療情報サービス

Medical Noteー医師と患者をつなぐ医療情報サービス

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一般目線でわかりやすい医療情報をまとめているオウンドメディア型のアプリです。

こちらのアプリは患者さんと医師が繋がるツールとしての機能があります。一方で、使い方によっては薬剤師としての使い道もあるので選出させて頂きました。

例えば、MedicalNoteの記事には疾患の知識や薬物療法に関して1900のコンテンツがあり、細かくは知らなくても良いけど、疾患から治療まで一気通貫でサクッと理解する際には重宝をするアプリとなります。

個人的には医療の辞書的な役割になっているので、聞いたことがない疾患を勉強する際に活躍をするアプリです。 

 

薬剤師向け勉強アプリ13選【11~13個目】

11:学会情報 メディカルマスターズ

学会情報-メディカルマスターズ

学会情報-メディカルマスターズ

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学会の情報から専門的な医療情報をピックアップ出来るアプリです。

特に学術講演会の抄録閲覧機能と毎日配信のニュース記事は、介護や栄養など在宅医療で薬学以外の知識を吸収する際に役立ちます。

薬剤師の中では認知度がまだ低いですが、これから期待をしたいアプリとなります!

 

12:花粉症まとめニュース

花粉症まとめニュース

花粉症まとめニュース

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耳鼻科門前の薬局薬剤師は是非チェックしたい、花粉症のコンテンツを集めた情報アプリになります。

中身は花粉ニュース、花粉症まとめ、豆知識、花粉情報まで医療従事者だけでなく花粉に苦しんでいる一般の方でも学べるアプリとなります。

更新頻度も高く花粉ニュースでは1日に複数回記事をアップしているので、花粉に特化して情報を得たい薬剤師にとっては、貴重なアプリになるはずです。

(※App Storeのみで公開されているアプリです。)

薬物療法だけでなく、生活やアイテムなどで花粉対策の提案をしたい薬剤師におすすめのアプリと言えるでしょう。

 

13:薬剤師のためのCYP丸暗記

薬剤師のためのCYP丸暗記

薬剤師のためのCYP丸暗記

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添付文書をベースにして、相互作用の知識を復習するアプリです。

血圧の薬など現場でもよく見かけるものをチョイスしているので、通勤時間などスキマ時間で勉強に励んだり、暇つぶしに遊んでみるくらいが丁度良いアプリになります。

薬剤師だけでなく薬学生でCYPを勉強する時期に、このアプリを遊んでみるのもおすすめです!

 

薬剤師向け勉強アプリを選ぶ際の注意点

本項では薬剤師向けのアプリを選ぶ際の注意点を簡単に紹介します!ぜひ参考にしてください!

有料ではなくて無料のアプリを導入する

有料でなくても、無料で情報収集するためのアプリや臨床現場で役に立つアプリが存在することを知っておきましょう。

薬剤師の勉強アプリの中には導入時から300円かかったり、中には1000円以上するアプリも存在します。

また、有料版の中には初期費用だけでなく、毎月自動更新でお金を落とす可能性があることも考慮するべきです。

無料のアプリを試してみてから、有料を検討する方がお財布にも優しく勉強する事が出来ますよ!

 

2:使い勝手の良いアプリを重視して選ぶ

クリックやスワイプをするとアプリの全体像が確認可能か、邪魔な広告が多くないかの使い勝手は重要視するべきでしょう。

また、文章だけでなく画像も使用しているのか、またユーザーの疑問の声を拾ってアプリを定期的に改良しているのかも大切です。

今回、様々なアプリを検証しましたが、中には何度も別の箇所をクリックしてしまうなど、もう使いたくないなと思ってしまうアプリもありました。

サービスだけでなく、使いやすさも意識して選んでみましょう。

 

3:職場で実際に使えるアプリを選ぶ

臨床向きの薬剤師であれば、実際に困った場面で使えるアプリを優先的に選ぶべきです。例えば

  • 医師との往診で「薬価」を知りたがっている
  • 患者さんからは飲みやすさで他の剤形がないか考えている
  • 後輩が最新の医療ニュースをキャッチしていなくて成長してくれない

など場面によってアプリを使い分ける必要が出てくるでしょう。

色んな調べ事が発生している職場では、どんなことが一番質問されるのか?を一度考えてみて、状況に合ったアプリを検討して下さい。

 

まとめ

ここまで読んで頂きましてありがとうございます!

勉強はアプリと実務の組み合わせだと個人的に考えています。アプリだけに依存をしてはいけませんし、実務だけ、そして復習だけに終わってしまうのも薬剤師としての成長を阻む恐れがあるでしょう。

最新の情報をキャッチしながら、使い勝手が良く自分に合ったアプリを選択、そして実臨床に活かせると仕事も楽しくなっていくはずです。

少しでもこの記事がモチベーションの高い薬剤師に届いてくれたら嬉しいです!

それでは、また!

 

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