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薬剤師になるには?大学を選ぶ7つのポイントを解説!

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今回は薬剤師になるには?という疑問に現役薬剤師である私が答えます!

また合わせて、薬剤師になる為に大学を選びのポイントについても詳しく解説していきます。

薬剤師に興味がある学生の方、薬学部が多すぎてどこを選ぶべきか迷っている方は是非参考にしてみて下さい!

以下、目次となります。 

目次

 

薬剤師になるには?現役薬剤師が徹底解説!

薬学部概要について

現在薬剤師として国家資格を有するためには、医学部と同様に6年制の過程を経て卒業した後に、薬剤師国家試験に合格する必要があります。また、約半年間の薬局実務実習と病院実務実習を受けないといけません。

2006年よりも前は4年間薬学部を通い単位を取得後、実務実習も半年間ではなくて、合わせて約1か月と短い過去がありました。

これは、国が医療の質を上げるために試みた政策で、薬剤師の質も上げる事を期待しての改革でした。

そのため、2006年以降は、薬剤師の資格を取得したいと思うのであれば、6年制の薬剤科に入学する必要があります。

私立大学が圧倒的に多くて大学によりますが学費だけで年間約200万円程度かかります。国立大学では年間約50万円程度に学費を抑えられる反面、偏差値が高かったり、入学定員が少ないので、応募倍率が非常に高いです。

難易度は偏差値が50以上の私立大学が多いですが、新設した大学や、定員割れを起こしている大学などは偏差値が低い大学も存在します。

また、薬学部には6年制の学科と4年制の学科コースがあり、4年制コースは主に創薬、研究目的として4年間+大学院2年間の大学生活を送りますが、国家試験を受けるための単位が少なくなっているため受験資格が与えられません。

故に、卒業後は薬局、病院で調剤や服薬指導を行う事は出来ずに、研究職としてメーカーに勤務する事が多いです。薬局やドラッグストア、病院で活躍する様な薬剤師を目指すには6年制のコースを選択してストレートでパスする事が最短の近道になります。

24歳で社会人1年目が1番早い社会人デビューになります。

薬学部のカリキュラムについて

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本項では、実際に薬学部では年次毎の勉強内容や実習内容について詳細に解説していきます。大学により、カリキュラムは微妙に異なるとは思いますが、今回は薬剤師である私の体験談をベースとして記載していきます!

より実体験ベースで薬学部の事を詳しく知りたい方は、是非一読を!

薬学部1年生について:基礎系の講義がメイン 

有機化学に生化学、物理化学などの基礎系メインの単位と、英語ドイツ語などの語学に関する単位、統計学や薬剤師の倫理観に関しての講義を受けて定期試験を行います。

私は、初めての薬学部の試験単位の多さに驚愕し、定期試験が2週間程度かかり憔悴した記憶があります。

前期後期で各10個以上の単位を落とさない様に闇雲に勉強しました。

有機化学や物理化学は好き嫌いが分かれて、過去問題をゲット出来ない1年生には辛い1年間だと思います。他には学内オリエンテーションサークル勧誘や病院、薬局のアウトラインに付いて映像を見たりしました。

また、大学内にある実験場所で器具を使用して滴定など基礎のプチ実験やレポート提出もありました。

プライベートでは気の合う友人と遊んだり、恋愛を謳歌出来る位の時間はありました。 

薬学部2年生について:通常の講義に加えて実験レポートが始まる 

基礎系の実験として実習も増えて、週に2、3日は夕方までびっしりと授業がある日がちらほら出てきます。

私は部活動とバイトも初めていたので、部活動を行く回数が徐々に減らしてスケジュールの調節をしていました。

単位も漢方薬に対する生薬学、体の仕組みや形態を学ぶ授業など、1年次と比べてより専門的な授業とテストが増えてきます。

定期テストの単位も増えて、気を抜くと前期で留年しかけたり、留年が決まってしまう人も出てきます。実験系の実習レポート提出もあり、少しずつ忙しい学生生活になっていきます。 

どちらかと言えば1年次は理論的な授業が多く、2年次以降は暗記要素が多い印象なので、暗記が好きな私にとってはありがたかったです。 

薬学部3年生について:専門教科のウエイトが多くなる 

薬理学に薬物治療学など、薬の作用機序や疾患に対して学ぶ講義が増えてきます。

取得しなければいけない単位数も多くなり、レポート提出や実習に追われる毎日になります。この年の前期後期の試験を再試なしでパス出来るレベルになると、国家試験に向けての忍耐力は十分あり、4年次のテストも問題なくクリア出来るでしょう。

2年次から3年次にかけての試験レベルはグッと上がるのですが、内容も専門的になりますし、覚えるボリュームが格段に増えるので、今まで通りに試験対策をしていると再試になってしまう薬学生がある程度いました。

また、科目によっては最初から再試にいく科目とそうでない科目に分けて試験対策をする友人もいました。

実習では、微生物の滅菌試験や、動物の解剖を体験するなど珍しい実習をしてより深く学ぶ事が多くなります。

週に4、5日は午後から実習を行い、基本は18時頃に終了しますが、遅いと日が暮れるまで実習グループとレポートをまとめていました。

アルバイトに関しても、テスト期間の1ヵ月前から休まないと単位を落としてしまう程覚える量が膨大でしたので、徐々にシフトを調整していった時期でもありました。

同時に4年次に行うCBTOSCEと呼ばれる進学試験に向けて少しずつ対策をする薬学生も出てくる時期になります。 

アルバイトしても進学は出来ますが要領が良くないと自分の首を絞める事になるので十分に注意したい時期になります。 

薬学部4年生について:CBT、OSCEが行われる 

大学により異なりますが、衛生環境や薬剤学、法規についての講義が基本的に午前中あります。他には臨床的な疾患について深く学んだり、CBT対策やOSCE対策の講義や実技が増えていきます。

実験でのレポート提出も引き続き行い、部活動やアルバイトに本腰を入れていた人たちは流石に週に1回へと減らしたり、引退するレベルになっていきます。

スモールグループディスカッションなどの少数グループで議論を行ったり、5年次の実務実習に向けて少しずつ準備を開始します。

4年次の最大の山場はCBTOSCEであり、春から自主的に対策を行う薬学生も居ましたし、夏から1日8時間程度勉強していく方も居ました。

大学側は何とか合格して欲しいと思っていますので、通常の定期試験の他にもCBTに対しての試験を実施して学内順位を出したり、夏休みの1部を補講期間として勉強時間に費やす様に日程を調節します。

CBT向けの試験の成績上位者は、補講が無くて夏休みも長く取得出来る様になっていましたし、逆に補講対象者は夏休みが短くなるという塾の様な大学も存在します。

私の大学ではOSCE試験はほとんどの人数が合格しましたが、CBT試験に関しては約1割の学生が合格で出来てない状況でした。

薬学生の大きな壁の1つになりますが、しっかりと考えて行動すれば、合格出来る仕組みになっています!

薬学部5年生について:実務実習が始まる 

病院と薬局をそれぞれ3ヶ月間の実務実習が始まります。Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期に分かれていて、3つの期から2つ原則的に大学側から選ばれた実習先に通います。

本格的な就職活動が秋から冬にかけて始まるので、Ⅰ期とⅡ期が人気でしたが、成績に応じて人気の病院や時期が決定されるので、成績が悪い薬学生は就職活動が後手後手になり、実習と就職活動を並行して行うケースがありました。

しかし、製薬企業や人気の病院でない限りは、面接が少なく、余程の事がない限り内定が貰えるので過剰な心配は必要ありません。

大学内での講義は少なくなり、実習がない期間は研究に没頭する時期でもあります。

また、卒業に向けて卒論の作成や、国家試験対策の自習時間を作ったりと自分のスケジュール調整が大切になってくる時期です。

定期試験はなく、実習の評価が低かった場合でも5年次は卒業出来るので、3、4年次を問題なくクリア出来ている学生であれば順当に6年次に上がれます。

しかし、実務実習で一緒に行動するペアや、集団行動、実習先の理不尽な対応がある場合には、精神的なストレスが溜まってしまい実習を欠席する学生も出て来ます。

メンタル面の強化や、日常でのストレス発散方法を見つけておいた方が良いでしょう。 

薬学部6年生について:卒論完成と国家試験対策

私立大学では、毎年秋頃までに卒論発表を行う事になっています。早めに卒業論文を終わらせて全力で薬剤師国家試験に備えるためです。

卒論発表の数ヶ月前には卒業論文を完成させていなければいけません。

ほとんどの薬剤師は私立大学卒業なので、卒論を作成しつつ、国家試験対策を行う事が毎日のルーティンになります。

一方、国立の薬学部では冬過ぎまで研究を行う事が多く、国家試験の勉強が中々出来ず、また将来的に企業の研究職として働くので、薬剤師の資格は無くても良いと考える方は一定数います。

薬剤師になる為には国家試験に合格しなければいけませんので、私立大学であれば6年次の春から徹底的に勉強が始める時期でもあります。

秋から始めると覚える量が膨大過ぎて間に合わなくなる可能性があり、死活問題になりかねません。

また、外部から国家試験の塾講師を派遣して大学内で講義をするなど、大学側も薬剤師になる為にバックアップをして、薬学生を合格に近づけます。

私は夏休み返上で勉強したので、まるで大学受験の高校3年生の心構えでした。薬学部が4年生で卒業から6年生に変更した最初の学年であったので、過去の薬剤師国家試験から問題形式がガラッと変更になる年であり、正直とても怖かったです。

高校3年生に比べると倍以上の勉強時間やプレッシャーがあり、無我夢中で勉強しました。

冬には卒業試験や模擬試験など実践形式のテストが次々と行われるので、集中力や体調を崩さない様に心掛けました。

6年次は自分との戦いです。中にはそのプレッシャーに負けてしまう人もいたので、適度に息抜きをするなど、自分を休ませつつ頑張ってみましょう!

薬剤師になるために大学選びの重要なポイント

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本項では、実際に薬剤師になるために、大学を選ぶ際に気を付けた方が良いポイントについて説明します。

学生の方で薬学部がある大学の選択に迷っている方は、かなり詳細な部分まで記載しているので、是非参考にして下さい!

1.薬剤師国家試験合格率の高い大学を選ぶ 

薬剤師になるために最も重要される項目で、薬学部がメインの私立大学には重要なパロメーターとも称される合格率になります。

毎年大学別の合格率を示した一覧が出る程に、薬学生や大学の先生が注目する事柄になります。

合格率はその大学の偏差値に比例するのでは?と思う方もいるかもしれませんが、それはある程度的を得ていますが、異なる部分も多いです。

ここでは、薬剤師になるという焦点に注目して国家試験をパスする事が出来るために重要な点として、過去6年分の合格率を吟味して大学を選ぶという方法を推奨します。

まず、薬学部が卒業する為に6年間大学に通わなければ国家試験を受ける権利が与えられないので、過去6年間の大学別実績を見た方が良いでしょう。

仮に19歳の現役で薬学部に入学しても国家試験を受ける年齢はストレートに進んでも24歳の時になります。

過去1年間の合格実績を調べても構いませんが、少し前まで調べてみる方法も大切です。

基本的には、前年の合格率が高い大学は過去を遡っても上位にランクインしているので、トップ10に入る様な大学であれば評価は良いです。

また注意したい点として、どの程度の現役薬学生が受験して、どれだけの人数が合格したのかを見る事も大切です。

大学によっては合格率を上げる為に、卒業試験を国家試験よりも難しくし、国家試験が受からなそうな薬学生に対してふるい分けを行います。

つまり、1年生の時に入学した薬学生の数からどれだけが卒業出来て、国家試験に辿り着き、パス出来てるかを見なければなりません。

外見は合格率が良い大学だけれど、卒業する事が難しく大学又は定期試験を落として進級出来ない薬学生が多い場合があるので十分に注意して下さい。

ちなみに私の卒業大学は入学者約300人の内、ストレートで卒業出来たのが約250人、国家試験に合格した人数が約200人程度でした。

この場合約80%の合格率になりますが、蓋をあければ100人がストレートに薬剤師になれなかった事を意味します。

薬学部を設立している大学の薬剤師国家試験の合格率の中身を把握する事は、スムーズに薬剤師になるためのポイントになります。 

2.奨学金制度の質が良い大学を選ぶ 

薬学部の学費は大学によって異なる場合があります。

薬学部に行きたいけれど、6年間も学費を払う余裕がない、国立に受からなければ学費の面で諦めるしかない、留年すると卒業するまでの学費が足りないなど、お金に対して考える事が出てきます。

全国の薬剤師は私立大学卒業が大半を占めていて、大学によって学費は異なりますが、学費だけで年間200万程飛んでいくのが現状です。

1人暮らしをする場合には、さらにそこから生活費もかかります。大学時代には約3割の薬学生が奨学金制度を活用している状況でした。

大学の定期試験の判定や成績上位であれば、無利子の奨学金を借りる事が出来ますし、限られた成績上位者の中には学費を多く免除してくれる制度もあります。

偏差値の高い大学で成績の上位を狙う事は難しいですが、私の周りには偏差値が高い薬学部にあえて入らずに、少し偏差値を落として特待生として入学した方がいます。

その方は年間約200万円の学費を、年間約50万程度にして親孝行をしていました。

金銭面で学生が気にする事はないかもしれませんが、6年間という期間を考えるとお金は切っても切れない関係になると思います。

何かの拍子に進学出来なかった時のショックは計り知れませんし、リアルに数年間大学を通って薬剤師になれずに挫折した友人を何人も見てきました。

勉強をしないと当たり前の様に留年してしまうので、卒業するのに10年間かかってしまう学生も中にはいますし、卒業しても国家試験に受からない方もいます。

お金がないので薬学部を通わせることが不可能になったとならない様に、奨学金制度が充実している大学選びをおすすめします。 

3.他学部が多い大学を選ぶ 

薬学部だけを設立している大学や医学部などの医療系に特化している大学、総合的で文系も扱っている大学など、大学によってカラーが異なります。

地方によっては薬学部のみで他の学生と交流がないまま卒業する薬学生も一定数います。しかし、貴重な6年間を薬学部の学生だけの狭いコミュニティの中だけで過ごしてしまうのは、自身のモチベーションや能力を下げてしまう要因にもなりかねません。

実際に私は薬学部がメインの大学に進学して、自分自身の交友関係や薬以外のジャンルに対しての興味を狭めてしまったと今になって思います。

自身が思い描いていた大学生ライフとは、薬学部の授業の中に他の学部の生徒が授業を受けに来たり、そこから昼食や部活動、サークル活動を一緒に出来る生活を送っている印象でした。

学生生活や薬業界についても他学部の学生と話すと違った論点が生まれたり、普段思いつかない様な考え方を学べる事が出来ると思います。

また、大学で出来た友人は社会人になってからも関係が続く事が多いです。

薬学部のみの大学では卒業後も薬学部卒の友人との集まりで、良い刺激が少ないと思いますし、多職種の業界を知ることは薬剤師にとって必ずプラスになります。

薬学部のみという狭いコミュニティの中で活動をしていると、頭ではわかっていても、薬剤師になったとたんに上手に付き合っていけない方も多くいます。

薬剤師の国家試験に合格するだけであれば薬学部のみの大学でも可能ですが、社会に出てイキイキと活躍している薬剤師は、コミュニケーションが抜群に上手い方が多いです。

4.実務実習先の受け入れ実績から選ぶ 

5年次の実務実習は、受け入れ先の病院や薬局はその大学の地域や提携している医療機関によって異なります。

大学によって希望をとり、行きたい病院で実習を行うことが可能ですが、ほとんどが大学側の都合や学内の成績で行き先を決められてしまいます。

また実習先の薬局や病院も暇ではありませんので、出来るだけ優秀な生徒を受け入れて教えたいと思うのが普通です。

大学によっては急性期の大学病院に行ける枠が厳密に決まっていたり、長期実務実習として通常3ヶ月のところを延長して学べる大学もあります。

実習では、現場で働く薬剤師の姿をリアルに体感する事が出来ますし、実臨床として直接患者さんと接する機会が出てきます。

また、薬剤師になるために、学生気分を抜き、社会人へとなるための良い刺激を貰うことが出来ます。逆に尊敬できない薬剤師に出会うとこれからの希望が薄れてしまうかもしれない、重要な体験にもなります。

このことから、実習先で出会う薬剤師は非常に大事になってきます。評判が良い病院には必ず1人は良識と知識を併せ持った尊敬できる薬剤師がいますので、大学の受け入れ先の実習をチェックしてみるのもおすすめです。

都道府県によって薬局の在り方、大病院と小中病院のあり方は異なります。

病院でも最新の設備を使用している調剤室や、抗がん剤を扱うことが出来ない病院もあるので、将来自分がどういった実習を受けたいかを前もって考えておいた方がいいかもしれません。

薬学部を目指す学生であればオープンキャンパスを活用して、既に薬学部に入っている学生はOBなど先輩にアドバイスを貰うと良いと思います。

5.研究室の教授から選ぶ 

薬剤師になるためには、自分の力で国家試験を乗り越えて資格を獲得しなければいけません。私は、よりスムーズに薬剤師になるために、就職先や就職活動も抜けるところは抜いておくべきだったと今では思います。

大学では、博士号を取得して教授と呼ばれる先生の中で製薬企業の仕事をお願いされている方や、薬剤師会など大きなコミュニティに属していて経歴や肩書が凄い場合があります。

地域の薬剤師会では顔が通ってる事もあり、人手不足に悩む薬局や病院などでは教授のパイプを利用して就職先を簡単にゲット出来た友人がいました。

私も研究室の教授に地方の病院を推された1人でしたが、見学してみた結果思い描いていた内容とは異なったので、やんわりお断りをした過去があります。

私の大学は5年生から各研究室へ配属が決定するのですが、行動が早い人は3年生辺りから教授について経歴や背景、パイプの有無を調べて就職に有利な様にコネクションを作り、早くから教授に一目置かれる様な存在になり、就職活動の疑問や相談を積極的にしていました。

その後、周りが就職活動をしている中、彼は第1希望の会社に実質上の内定を貰い、薬剤師になるための準備を終えていたのです。

あくまでも一例ですが、研究室には大学以外の繋がりがある事は確かです。色んな職場を見学して決めてほしいと思いますが、大学選びの1つの選択肢として考えておきたい内容になります。 

6.薬学部の受け入れ人数と場所で選ぶ 

毎年受け入れる人数は決まっていますが、その年ごとに見直しがあり薬学部の定員が前後するパターンがあります。

人気がない大学に関しては定員割れを起こしている場所もあり、過去の実績をリサーチすると少なからずチャンスはあります。

もちろん医学部を目指す学生のすべり止めとして薬学部を受験する学生もいるので、人気の薬学部は倍率が高いと予想されます。

もし、どうしても薬剤師になりたいと思うのであれば、有名大学にこだわらないで、地方の薬学部にも受験する事をおすすめします。

人気がないわけではありませんが、薬学部に特化した大学で力を入れていたり、偏差値が手の届く範囲へとグッと近づく事が出来るはずです。

また、地方薬局の在り方、地方独特の患者層を実習時に体験することが出来るのは、地域密着型薬で働く薬剤師ならではの大変貴重な経験になります。

遊びたい年頃ではあるかもしれませんが、薬学部の単位は多いので、無事に進学したかったり、落ち着いて勉強出来る環境であるのは地方のメリットです。

意外にも地方の大学には全国各地から入学してくる学生は多くいます。

薬剤師になり、社会に出るときに地元に戻りますが、働いてからも全国に友人がいる事は滅多にありませんし、全国コースを選ぶ薬剤師にとってはその土地で会う事が出来るメリットにもなるでしょう。

薬剤師に絶対になりたい方は、場所にとらわれない大学選びを行うと、薬剤師としてのチャンスの幅が広がると思います。 

都心にするか地方にするかで選ぶ 

全国の薬学部が設立している大学を調べると、関東地方の都心に多くて、四国地方や九州地方には大学が少ない事がわかります。

山梨県や長野県に暮らす方は県に薬学部がないので他県に出る事が必須になり、1人暮らしを余儀なくされます。

都心にある大学と地方にある大学はどちらもメリット、デメリットがあり、都会の大学では他大学との交流や刺激が薬剤師になるためのメリットになります。

土地代や家賃が高額な点や、遊ぶ場所やイベントが多くある点など、お金がかかるデメリットはあるものの、学会や勉強会、講演会が開かれる機会は都心が多いので、学生のうちから大学以外の薬学を吸収する事が可能です。

薬学生の中には在学中にギャンブルにのめり込んで借金をしてしまったり、学校に来なくなるケースも稀にあります。

甘い考えになりますが、親元を離れていて好き勝手やってる学生も中にはいました。

また、都心には誘惑がたくさんありますが、地方には地方ならではの良さがあります。

メリットとして勉強に集中出来る環境である事が挙げられます。もちろん大学生なので宅飲みを行ったりと楽しむ事も可能で、コストを抑えて学べる環境になるでしょう。

地方での薬局の展開の仕方と、都心駅前にある薬局の展開の方法では薬品の在庫の数や住民の薬識に関してまでも異なっています。

まずは国家試験に合格する事が薬剤師になるための第1歩であり、薬剤師になってからでも都心には行く事が出来ます。

自分自身が誘惑に惑わされない方は問題はありませんが、勉強が苦手で薬剤師にストレートでなりたい方には大学の環境も考える必要があるでしょう。 

まとめ 

いかかでしたでしょうか?

大学で6年間生活する事は長い様であっという間に時が過ぎて行ったと記事を書いてみて思いました。

それは、勉強時間やレポート作成時間、定期試験や国家試験に費やした時間が多くて机に向かっていた事実があったのだと改めて感じました。

この記事をみて薬剤師を目指そう、ストレートに薬剤師になれる様に頑張ろうと誰かの役に立てれれば幸いです。

正直、薬剤師になってからも一生勉強です!お互い頑張りましょう!

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