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認定薬剤師とは?31種類の資格について一挙紹介!

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今回は認定薬剤師について、その概要や種類について、一つ一つ詳細に解説していきます。

薬剤師の方向けの認定資格や、薬剤師でない医療従事者も取得できる資格について網羅的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

以下、簡単な目次となります。 

目次

 

認定薬剤師とは?資格の概要について説明!

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さて、認定薬剤師の資格の種類について説明する前に、まずは認定薬剤師とは何なのかについて説明していきましょう。

以下、公益財団法人日本薬剤師研修センターからの引用です。

認定薬剤師とは、研修認定薬剤師制度のもと、倫理、基礎薬学、医療薬学、衛生薬学及び薬事関連法規・制度など、良質の薬剤師業務を遂行するために、自己研鑽した成果について、一定期間内(新規4年以内、更新3年毎)に所定の単位を取得したと申請した後、認定された薬剤師です。

(引用:研修認定薬剤師制度とは

認定薬剤師には様々な種類が存在していて、薬剤師業界ではひとえに認定薬剤師と呼んでも、1つの指定された資格を表す言葉ではありません。

会話の中で1番良く使われる「認定薬剤師」は、薬剤師1年目の時に貰える緑色の手帳が目印の、公益財団法人日本薬剤師研修センター認定薬剤師を指す事が多く、別名「研修センターの認定薬剤師」とも呼ぶ場合があります。

公益財団法人日本薬剤師研修センターにおける認定薬剤師について要約すると、薬剤師国家資格を取得した後も、基礎から医療薬学、衛生関連や法規関連まで、生涯を通じて自己研鑽を行う薬剤師の事、また、一定期間に特定の単位を取得して、申請すると取得出来る資格の事を指します。

かかりつけ薬剤師になる為の要件の1つとして、認定薬剤師である事が挙げられますが、患者さんから信頼を得られる様に、常に医療知識のアップデートしている薬剤師でもあり、他にも、より専門的な薬剤師になる為の条件として、認定薬剤師を取得しなければいけない場合が出てきます。

認定薬剤師を詳細に分類すると、大きく薬剤師会が認定している認定薬剤師と、一般社団法人やニッチな学会が認定する認定薬剤師が存在していて、認定を許可している学会や、団体が異なる事で、複数の認定薬剤師の肩書きを得る事が可能になります。

大半は認定を許可している学会や団体の会員になったり、研修や講義を受けて、薬学的な介入を行った症例を提出後に試験を受け、合格すれば認定資格を取得出来る場合が多いです。

認定を取得する方法としては職場環境が重要になり、条件が厳しい認定薬剤師になるには、自身が働いている職場に専門分野が整っていたり、職場内に目指している認定薬剤師の取得者がいる事も大切になっていきます。

例えば、外来がん治療認定薬剤師では、職場でがん領域を扱っている環境である事や現場で働く薬剤師が取得している可能性が高いです。

また、認定薬剤師を取得しても、基本的に職場から大きなインセンティブが与えられたり、ボーナスに反映される事はありません。

あくまでも、自己研鑽の割合が大きい為、取得してからも認定の更新を行う必要がありますし、特化した情報も常に学び続ける必要がある制度になります。  

薬剤師だけが取得出来る認定薬剤師の資格21種類を紹介!

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本項では、まず薬剤師のみが取得できる認定薬剤師の資格について、詳細に説明していきます!

1 :研修認定薬剤師 

日本薬剤師研修センターが発行している緑の研修手帳の提出が必須で、研修シールを集めて申請を行う事で、研修認定薬剤師になる事が出来ます。

新規申込みを行う場合には、シールを集めてから4年以内に、40単位以上を集める事を最初のゴールとしています。

研修認定薬剤師は、薬局でかかりつけ薬剤師になる為に必要な要件の1つになりますし、大手調剤薬局では、取得を奨励している場合も多いです。

病院薬剤師の方でも、次の専門的な領域のステップや要件として必要な資格になるので、取得を目指している方は一定数います。

取得後も更新が必要で、研修シールを集めていないと、認定薬剤師から外れてしまいますので、注意が必要です。

研修シールを集める為には、勉強会への参加や、研修シールが取得できる薬剤師のeラーニングを活用したり、学会に参加したりする事が挙げられます。

薬剤師の認定資格の中で最も取得人数が多く、取得しやすい特徴もあり、比較的にハードルが低い認定制度になっています。

2 :認定実務実習指導薬剤師

6年制における薬学生に対して、臨床現場で指導する事が出来る認定薬剤師を指します。

ワークショップと講習会の参加は必須であり、実務経験が5年以上、継続3年以上の実務経験がある事が必要になります。

病院に勤務していても、調剤薬局、ドラッグストアに勤務していても、取得する事が可能であり、疾患や医薬品が偏らない大きな総合病院、幅広い疾患に対応出来る比較的に規模が大きい調剤薬局、ドラッグストアでは調剤併設型の現場に、認定実務実習指導薬剤師が在籍している事が多いです。

更新制になり、認定期間中に、実習生の実績が1名以上ある事が条件として挙げられます。更新をしないと、再びワークショップと講習会の参加をして、再受講の形を取るので注意しておきましょう。

私が病院薬剤師時代には、学生担当の薬剤師が、存在していました。ある程度のベテラン薬剤師が実務実習の認定を取得して、学生指導と評価を行っていました。

大手企業の薬局、ドラッグストアも、多くの経験を積んだ薬剤師が取得を目指して、通年薬学生をカリキュラムに沿って指導、評価を行います。

しかし、個人経営の薬局に勤務している薬剤師の方は、実習生自体が参加しているケースが少ないので、現場の薬剤師が取得していなかったり、あまり馴染みがないと思う方も一定数いる認定資格です。 

3 :日病薬病院薬学認定薬剤師

日本病院薬剤師会(以下日病薬)が認定している認定資格になります。

過去に日病薬生涯研修認定制度と、相互関係があったのですが、現在は、日病薬生涯研修認定制度とは異なり、独立した認定制度になっている認定薬剤師の制度で、現場では良く、「日病薬の認定薬剤師」呼ばれる事が多いです。

日本薬剤師研修センターの認定薬剤師とは、集める単位のシールが異なるので、単位を集め始める場合には、事前に調べてどちらを優先的に集めるかを、決めておくと良いでしょう。

受験資格として、日病薬の会員である事、過去3年間で50単位の研修を行う事が、最初のステップで、研修を終えて、指定された書類を日病薬に提出します。

要件が満たしていると日病薬から、IDとパスワードが給付され、認定受験の資格が与えられるシステムになっています。

認定試験は3日間で、任意の時間に受講します。出題形式は選択式で、研修内容をしっかりと勉強していれば、問題無く資格を得る事が可能です。

また、6年ごとの更新を行う必要がある認定薬剤師で、専門薬剤師を目指す方にとって、日病薬の認定薬剤師は知っておくべき内容の1つになります。

勘違いされやすい点は、病院薬剤師だけが取れる資格ではない点で、薬局薬剤師や大学の教員でも、日病薬の認定薬剤師になることができます。

eラーニングは日病薬が実施する内容でないと、単位の取得が出来ないので、その点は注意しましょう!

4 :がん薬物療法認定薬剤師

日本病院薬剤師会が認定する制度であり、がん領域に関して、質の高い業務を実践する事が出来る薬剤師になります。日本薬剤師会の会員である事、実務経験が5年以上有する事が、最初のステップで、日病薬病院薬学認定薬剤師である事も条件の1つになっています。

がん領域に特化した薬剤師という事で、がん薬物治療に引き続いて3年以上従事している事と、所属長の証明も必要になります。

私の病院では、事前に希望を伝えたり、条件が揃うと係長、薬剤部長に意向を伝えて、書類を準備していました。

ハードルが高い条件もあり、がん患者への薬学管理指導の実績50症例以上を満たしている事、がん領域の講習会や学会に参加して、指定の研修単位を取得しなければいけません。

薬局薬剤師やドラッグストアに勤務している薬剤師からの取得は、原則不可能で、病院薬剤師でも、全くがん患者が訪問しない職場であると、取得する事が厳しい認定資格になります。

5 :感染制御認定薬剤師

日本病院薬剤師会が認定する制度であり、感染対策に関して、質の高い業務を実践する事が出来る薬剤師になります。

がん薬物療法認定薬剤師と同様に、薬剤師会の会員である事や、実務経験、施設内の感染対委員会、又は院内感染対策チームの一員として、実働で感染制御活動を行っている事が条件の1つになります。

こちらも病院薬剤師のみ取得する事が出来る内容で、感染制御への薬学的介入をして、対策をした内容を20症例以上報告する事が必要になります。

日本病院薬剤師会が主催する講習会への参加や、感染制御に必要な単位を集めて、認定試験を受ける事が出来ます。こちらも病院の施設が充実していないと取得する事が難しく、薬局薬剤師やドラッグストアに勤める薬剤師の取得は、原則不可能なので、注意が必要です。

私の勤めていた病院では、抗生物質の使い方はもちろん、院内の消毒関係や、インフルエンザのアウトブレイク時の対応などの統括を行う事が多く、やりがいも非常に高い働き方になる認定資格になります。 

6 :精神科薬物療法認定薬剤師

日本病院薬剤師会が認定する制度であり、向精神薬や精神科の処方や臨床知識を熟知している認定薬剤師になります。

他の認定薬剤師と異なる特徴として、精神科の門前薬局など、症例が比較的に集まりやすい点が挙げられます。

基本は病院薬剤師が取得しますが、調剤薬局に勤めてる薬剤師の方でも、目指しやすい点も魅力があります。

申請する時に、精神科の処方箋を需要している保険薬局に勤務して、精神科薬物療法に5年以上従事している条件が挙げられますが、がん薬物認定薬剤師の様に、施設基準がしっかりと整っている環境でなくても、取得する事が可能ですので、比較的にハードルが低い印象です。

症例は30症例以上の指導実績があれば問題はありません。講習会や指定の単位を取得して、認定試験をパスすれば見事、精神科薬物療法認定薬剤師になる事が出来ます。

精神疾患に特化している病院もあるので、職場環境であったり、門前が精神科である場合には、比較的チャンスがある認定資格と言えるでしょう!

多剤併用している場合が多い精神疾患患者に対して、相互作用の面や減薬、コストの面に対しても、積極的に提案するスキルを持ち合わせている薬剤師の資格制度になります!

7 :HIV感染症薬物療法認定薬剤師

日本病院薬剤師会が認定する制度であり、HIV治療薬や予防について習得していて、ジェネラリストの薬剤師よりも、高度な服薬指導や提案を行う事が出来る薬剤師になります。

毎年10名程度の認定者を出していて、認定薬剤師の中でも、希少な資格と言える資格になります。病院薬剤師でなくても、調剤薬局やドラッグストアに勤務する薬剤師でも取得する事が可能で、環境によって難しい場面はありますが、取得出来る可能性はゼロではないです。

他の日本病院薬剤師会が認めている認定資格同様に、薬剤師の実務経験が5年以上であり、HIV感染者患者に対する指導に対して3年以上引き継いで従事している事が必要です。

他にも、HIV感染者の指導実績が30症例以上を経験しなければいけないので、病院や調剤薬局では、実際にHIV感染患者が来客する施設でなければ、目指す事は難しいと言えるでしょう。

研修の単位数は、他の認定薬剤師を目指す場合よりも、少ない点が特徴で、10時間、5単位以上の条件で、指定された講習会を受けて試験をパスできれば資格を取得する事が可能です。

私の勤めていた病院には、実際にHIV感染症薬物療法認定薬剤師はいませんでしたし、あまりHIVに特化した講習会や勉強会も開かれていない印象でした。

ニッチな認定薬剤師の制度になるので、薬剤師の業界の中でも珍しい認定資格になりますね!

8 :妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師

日本病院薬剤師会が認定する制度であり、妊娠している患者さんへの高度なアドバイス、治療薬の安全性と授乳についてのリスクを熟知していて、適切な治療を提供する事が出来る認定薬剤師になります。

こちらは調剤薬局やドラッグストアに勤務する薬剤師の方の取得は難しく、妊婦でありながら合併症を管理、対応出来る病院でなければ実務経験を積む事が出来ません。

毎年20名前後の新規認定者を輩出していて、比較的に認定薬剤師の数として、少ない点が特徴になります。また、男性薬剤師の取得者は少数であり、やはり女性薬剤師の認定取得者が多い点も特徴と言えるでしょう。

必要な講習会で指定の単位を取得する事と、認定した研修施設で、「模擬妊婦・模擬授乳婦とのロールプレイ」を含めた研修を履修する事も必要になります。また、妊婦・授乳婦の薬剤指導実績が30症例以上を経験しなければいけません。

現場でも妊婦や授乳婦の方に質問を受けますが、より高度な内容で、リスクとベネフィットを考えて検討し、医師ときちんと対話出来る知識を兼ね備えている認定薬剤師になります。 

9 :外来がん治療認定薬剤師

JASPOと略される日本臨床腫瘍薬学会が認定する制度で、外来でのがん治療を安全に行うことや、地域のがん患者において医薬薬連携を深めて、トータルサポート出来る薬剤師を輩出することを目的とした制度になります。

学会自体も比較的新しく設立されていて、がん領域に従事している薬剤師にとっては良く認知されている学会になっています。

外来がん治療認定薬剤師を毎年輩出していて、特に若い薬剤師の方向けには、エッセンシャルセミナーといった初学者向けの内容の勉強会も開いているので、親切です。

認定薬剤師になるには、特定の単位を取得しなければいけない事と、がん患者に対してのサポート症例を10症例提示する事、JASPO会員である事、指定された認定薬剤師を取得している事などが挙げられます。

認定試験が行われて、サポート症例の提出、筆記試験と、サポート症例に対しての面接、質問を終えて合否の結果を待ちます。

薬剤師としての実務経験が3年以上従事している条件は、薬剤師会が認定する認定薬剤師よりもややハードルが低いので、薬剤師歴3年目、4年目、5年目の薬剤師の方が受験をする例もあります。

こちらの認定薬剤師の資格を取得すると、がん領域の加算を取る事が出来るので、勤め先のメリットにもなり、取得後に、より外来患者さんとの介入が出来る環境に異動する事も出来るはずです。

薬剤師外来や、薬局でもがん患者が多い門前の店舗に異動するなど、患者さんと病院側、会社側にメリットが出る様な配置へと薬剤師が置かれます。

私は日本臨床腫瘍薬学会に参加した事がありますが、若い薬剤師が多く、外来がん治療認定薬剤師の単位を取る為や、同士を見つけるにもおすすめな学会でした。

また病院薬剤師だけでなく、調剤薬局の薬剤師でも取得する事が出来ますので、大手企業側としても是非取得して欲しい、人気のある資格です!

オンコロジー領域は今後需要が増えてくると予想される為、勉強して目指したい認定資格の1つです。 

10:漢方薬・生薬認定薬剤師

日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が実施する研修を受けて、日本薬剤師研修センター理事長と日本生薬学会長の認定で、資格が得られる認定薬剤師になります。

認定者は、漢方薬・生薬に関する専門的知識を修得した薬剤師で、患者さんや医師に適切で、レベルの高い情報提供と、処方提案を行う事が出来る能力を持った薬剤師になります。

取得すると、IDカードや認定証を手に入れる事が出来るので、同業者や他職種にアピールする事が可能です。

漢方専門の薬局を経営していたり、働いている薬剤師は取得している事が多く、アピールする事で、より専門性への意識が高まります。

研修内容として、「座学研修」「インターネット研修」「ビデオ集合研修」のいずれから選択して講義を受けますが、薬用植物園への実習が必須の条件で、座学だけでなく、実習も1日受ける必要がある点が特徴になります。

研修を受けた後は、試問をクリアして指定された書類を提出して、認定されると漢方薬・生薬認定薬剤師になる事が出来ます。 

11:緩和薬物療法認定薬剤師

日本緩和医療薬学会が認定する緩和医療の知識や薬物治療に対して強い認定薬剤師を指します。

がん性疼痛に対しての提案と、ターミナルの緩和ケアを理解して、実践出来る認定制度であり、病院では緩和ケア病棟に従事している薬剤師であったり、緩和チームの一員となっている薬剤師が比較的多く取得しています。

調剤薬局に勤めていても、取得する事が出来ますが、がん診療を行っている在宅療養支援診療所の医療機関と連携している職場でなければいけないですし、介入も積極的に行わなければいけないので、取得を目指すのにハードルが高い点も特徴があります。

薬剤師としての経験が5年以上有していなければいけないので、早くても新卒から5年以上経過して取得出来る認定になります。

指定の単位と、特別な講習会を必須条件にしていて、介入した事例が、病院薬剤師は症例が30例、薬局薬剤師の方は15症例の提出を行うので、職場環境によって提出数が異なる点も特徴です。

疼痛対策やオピオイドローテーション、副作用対策まで幅広い実臨床の知識が必要で、高齢者が増える背景の医療業界には、特に期待される認定制度になるでしょう。

認定をしている日本緩和医療薬学会も、発表やシンポジウムなど薬剤師にとって勉強になる内容が多いので、将来的に緩和薬物療法認定薬剤師を目指したいと思っている方は、早めの段階から参加したい学会になります! 

12:腎臓病薬物療法認定薬剤師

日本腎臓病薬物療法学会が認定している、慢性腎不全や透析、腎移植など腎臓の専門知識と薬物治療の質を兼ね備えている認定薬剤師になります。

認定条件はやや厳しく、薬剤師歴が5年以上である事、申請を行う時に3年以上、日本腎臓病薬物療法学会に所属している事が必須です。

また、他にも腎臓や透析関連の薬物治療に関する学会発表を行う事、30の自験例を提出するなど、認定を取得するまでの道のりが比較的長いです。

筆記試験を終えて認定の判断が下りると、腎臓病薬物療法認定薬剤師として活躍する事が出来、さらに上級職の腎臓病薬物療法専門薬剤師へとランクアップする事も出来、現場教育の責任も任される立場を目指す事が出来る認定薬剤師です。

取得者数も非常に少なく、2018年9月のデータを見てみると、全国で139名しかいない認定資格になっています。

試験問題も、難易度が高めで、試験を受けた病院薬剤師の知り合いは、受かる気がしなかったと感想を述べていました。

調剤薬局やドラッグストアに勤務している薬剤師の方は、取得する事が難しく、基本的に規模が大きい病院薬剤師の方が取得を目指す認定制度になります。 

13:糖尿病薬物療法認定薬剤師

一般社団法人日本くすりと糖尿病学会から認定される、糖尿病に関しての十分な知識と経験、多くの糖尿病薬を管理出来、患者さんへのアドバイスだけでなく、糖尿病に携わる医療従事者に対しての教育や指導も行える様に設定した資格になります。

薬剤師だけでなく、医師や看護師、栄養士、その他の医療者も取得が出来る「日本糖尿病療養指導士」とは異なり、こちらは薬剤師のみ取得が出来る点をおさえておくと良いでしょう。

日本糖尿病療養指導士の資格を持つ薬剤師は一定数いますが、糖尿病薬物療法認定薬剤師は、学会発表の経験や、提出する症例数も多く、前段階の本学会が認める准認定薬剤師として2年以上従事しなければいけませんので、認定のハードルが高いです。

その他の認定薬剤師制度との違いは、インスリン自己注射手技や血糖自己測定手技のプログラムを受講して認定証を手に入れなければ、申請を行う事が出来ません。

複雑化している薬物療法や運動療法に関して、幅広い知識が必要となりますが、今後も生活習慣病の方や、予備軍が増えている事、職場でも還元しやすい分野である事で、需要が高い認定薬剤師になります。 

会場で講義を受けるだけでなく、実際に手技を体験して認定を受ける制度である点が特徴です。

14:在宅療養支援認定薬剤師

一般社団法人日本在宅薬学会が認定する比較的、歴史が浅い認定制度であり、在宅療養に関しての知識、技能、態度を兼ね備えている認定薬剤師になります。

本学会で得られる日本在宅薬学会認定の単位は、日本薬剤師研修センターや日本病院薬剤師会で相互に単位互換出来るので、合わせて取得を目指している薬剤師も多いです。

今後の在宅医療を担う未来の薬剤師が積極的に活動している点が印象的であり、筆記試験と面接試験をパスする事、他には学会主催の学術大会への参加や、バイタルサイン講習会への参加が義務付けられています。

また、事例報告書の提出も必須で、フィジカルアセスメントを行うに当たっては、バイタルサインを知識と技能を活用しているかどうかや、介入内容が薬剤師として適切であるかどうかも合否のポイントになります。

学会は若手だけでなく、ベテランや薬学生など広い年齢層の参加者が多く、資格取得者も若手からベテランまでいます。

病院薬剤師よりも調剤薬局や、在宅医療に力を入れているドラッグストアの薬剤師の取得者が多い点は特徴的で、在宅医療の知識を深めたいと考えている方は、ぜひチェックしてみましょう! 

15:小児薬物療法認定薬剤師

日本小児臨床薬理学会と日本薬剤師研修センターが設立した制度であり、小児領域の疾患や薬物治療について一定の知識と、適正な能力があると認められた薬剤師を認定する資格です。

小児薬物療法研修会と必須実務研修の2種類の研修内容の受講が必要で、eラーニングの研修を終えた後に、テストに合格し、指定されている小児科病棟で、薬剤管理指導業務を1日経験する事が、研修内容になります。

その後、1年に1回会場で行われる試験を受けて合格すれば、晴れて小児薬物療法認定薬剤師として認定資格を得る事が出来ます。

薬の量や副作用に関して、よりシビアに考えなければいけない小児領域を深く学べる点でも、個人的におすすめの認定制度です! 

小児科の患者さんだけでなく、その保護者からも信頼をおいてもらえる様な薬剤師を目指すためにも、ぜひ取得したいですね!

16:救急認定薬剤師

日本臨床救急医学会が認定を行う、救急治療の知識と技術、倫理観を習得した認定薬剤師になります。

日本病院薬剤師会の協力を元に、平成23年度から発足した資格で、薬剤師の実務経験として、病院や診療所勤務歴が5年以上の経験と、その内、2年以上救急の現場で活躍した事を証明して申請しなければいけません。

条件も救急医療に関する業務を通じて、25症例以上を報告する事が必須であり、救急の施設と環境が整っていない急性期病院や、救急が強い職場でなければ、非常にハードルが高い認定資格になります。

人数は、毎年30名程度の認定者を輩出しており、病院薬剤師の中でも大学病院や国立病院に勤務する薬剤師が多い点も特徴になります。 

職場が調剤薬局や、ドラッグストアであれば正直取得する事が出来ない認定薬剤師になります。

17:日本臨床薬理学会認定薬剤師

一般社団法人日本臨床薬理学会が認定をしている認定資格になります。

臨床というよりは、研究側の薬剤師が取得している認定制度であり、薬理学を駆使して安全な薬物治療が出来る様に、薬理学に関してのエキスパートを育成、普及の目的も担っている認定制度です。

調剤薬局やドラッグストアの薬剤師でも、取得出来なくはありませんが、企業の中で、一握りの優秀な学術分野の方限定になる可能性が高く、職場に薬理学に関しての指導するレベルの薬剤師がいないと、認定は難しいです。

他には大学病院の薬剤師で、研究をテーマにしている方であったり、大学の教員で、薬理学を専攻としている方が主に取得しています。

薬剤師歴として5年の経験があれば条件をクリア出来る点は至って普通ですが、本学会に3年以上在籍していなければいけないという条件が、地味に厳しい印象です。

最も厳しいと感じる内容は、臨床薬理学の発表を3回以上している事、論文も1編を執筆している事など、他の認定薬剤師の条件と比べても、ハードルが高い点があります。 

18:スポーツファーマシスト

益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)からアンチドーピングの知識やアドバイスが出来ると認定された薬剤師になります。薬剤師会の協力を得ていて、近年希望者が増加している認定資格になっています。

学校教育の場でアンチドーピングに関して啓発運動を行ったり、需要があれば、実際にスポーツ選手からの相談を受ける事があり、有名スポーツ選手だけでなく、地域でスポーツ活動をしている場面でも活躍の場を徐々に広げています。

基礎講習会と実務講習会の2種類を受けてから、認知度確認到達試験を受けて合格すると、スポーツファーマシストの認定を受ける事が出来ます。

スポーツファーマシストは、更新するまでの期間が4年間であり、他の認定薬剤師が基本的に3年間毎に更新しなければいけない点が異なるポイントです。

より詳細なスポーツファーマシストの取得方法やメリット、デメリットについては以下のエントリーにまとめているため、ぜひ参考にしてみてください!

取得までの難易度も決して高くないので、比較的手軽に取得出来る認定資格の1つになります。 

19:老年薬学認定薬剤師

一般社団法人日本老年薬学会が認定する認定資格です。

高齢者に焦点を当てた薬物治療や、医師と薬剤師が共同で研究を行ったり、高齢者における疾患を熟知して、多剤併用、重複投与の確認、相互作用を深く学んでいる薬剤師を指しています。

認定条件としての症例報告書の作成は、10症例必要になりますが、働いてから薬剤師歴3年目でも取得する事が出来ますし、どの職場においても、高齢者の患者に対して薬物治療の薬学的介入がしやすいため、症例が比較的に集まりやすく、認定へのハードルはそこまで高くないといえるでしょう。

老年薬学認定薬剤師は設立してまだ歴史が浅い制度になり、全国的に認定を取得している薬剤師数は多くありませんし、認知している薬剤師も多くはないかもしれません。

しかし、患者さんの母数を考えると、高齢者に対する臨床知識は、今後需要が増えてくるジャンルだと予想出来るので、興味がある方はチェックしておくと良いでしょう!

20:認知症研修認定薬剤師

日本薬局学会が認定する、認知症の早期発見や、状況によって、適切な服薬指導の実施を目的に設立した認定資格であり、認知症とその家族に対して適切な医療情報と薬学的介入を行う事が出来る認定薬剤師を指しています。

本学会指定のeラーニングとワークショップを実施する必要があり、認知症患者の介入症例として、3例提出する条件があります。

他の認定薬剤師の症例提出数と比べると、最も少ない症例数になるので、取得を比較的に目指しやすいと言えるでしょう。

他には認知症サポーターになっている事も条件の1つであり、認知症研修認定薬剤師を取得すれば、肩書きが認知症サポーターとしてもダブルでアピールする事が出来るので、資格取得者として、一石二鳥になるメリットも挙げられます。

ドラッグストアや調剤薬局に勤める薬剤師は、認知症カフェなどのイベントで、認知症予備軍に対して、適切な教育や早期発見を正確に行える認定資格です。

認知症サポーターに関しては、薬学生の内から取得する事が可能であり、認知症研修認定薬剤師は、どんな環境で働く薬剤師でも取得する事が出来ますので、チェックしておきたい認定資格と言えるでしょう!

21:プライマリ・ケア認定薬剤師

一般社団法人日本プライマリケア連合学会より認定を受けて、取得する認定薬剤師になります。

日本プライマリケア連合学会は、医師や研修医も参加する学会として特徴があり、他にも薬剤師だけでなく看護師や介護、福祉関係の方など他職種も参加している学会になります。

その中で、プライマリ・ケア認定薬剤師は、地域医療の担い手として、国民の健康向上と予防、1つの専門に囚われないジェネラリストの薬剤師として、知識を習得したと認められた薬剤師になります。

住民からは身近な存在であり、医療だけでなく、福祉など何でも幅広く相談する事が出来る薬剤師です。4年以内の間で、指定された研修単位を取得する事や、その後に行われる試験と審査に合格する事が出来れば、認定を受けることができます。

薬剤師業界の中では、あまり認知されていない認定制度になり、病院薬剤師時代の職場でも、1人の薬剤師が取得していたかどうかの取得率で、その年によりますが、全国で毎年30名前後合格者を輩出している資格です。

病院薬剤師だけでなく、調剤薬局、ドラッグストア、製薬企業など、どんな職場に勤めていても取得する事が可能で、薬剤師であれば取得する事が出来るので、興味がある方はチャレンジしてみるのも良いでしょう! 

薬剤師や他の医療従事者も取得出来る認定資格10種類を紹介!

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薬剤師だけでなく、他の医療従事者も取得できる認定資格について、本項では説明していきます。薬剤師でない方も、ぜひ参考にしてみて下さい!

1 :日本禁煙学会認定指導者

一般社団法人日本禁煙学会が認定する、薬剤師だけでなく医師、看護師に認定者が多い禁煙サポートを推奨する認定資格になります。

禁煙学をEBMに基づいて指導が出来る認定薬剤師であり、日本禁煙学会の講義だけで取得する事が出来る「禁煙サポーター」と、試験をパスして取得を目指す資格の方が「日本禁煙学会認定指導者」の2種類の資格が存在しています。

本学会の会員である事と、3年間の禁煙指導歴、禁煙に対する推進活動、防煙教育の経験のいずれかがある事が条件になり、薬局業界であれば自身の店舗内で健康フェアを行ったり、学校薬剤師の中で禁煙に対しての啓発運動を行い、実際に取得している薬剤師も居ます。

多くは禁煙サポーターのみの取得者が多い印象ですが、禁煙活動に力を入れたいと考えている薬剤師はぜひ目指してみましょう! 

2:NST(栄養サポート)専門療法士

日本静脈経腸栄養学会が認定をする資格制度であり、薬剤師だけに特化した資格ではなく、他職種の医療従事者も取得する事が出来る資格になります。

静脈栄養や経腸栄養の関する優れた知識と技能を持ち合わせている薬剤師で、病院薬剤師ではTPN(中心静脈栄養)の知識や手技、栄養面や微量元素から考えられる問い合わせを行ったりと、病院の栄養サポートチームとしても活躍する事が出来ます!

調剤薬局やドラッグストアでも無菌調製としてTPNの混注業務も行っている店舗もあり、現場薬剤師にとっても勉強したいジャンルの1つなるはずです。

条件として、5年目以上薬剤師経験がある事、栄養サポートに関する業務に従事した経験を有している事、学術大会や講義で貰える指定の単位を集める事、筆記試験をパスする必要がある事が挙げられます。

毎年多く医療従事者が認定取得を目指しているので、認定取得者は薬剤師の中でも多く、学会発表や論文の執筆もありませんので、比較的取得しやすい認定資格です。

職場で在宅医療を行っていなかったり、高カロリー輸液の処方箋と、無菌調製室がない環境であれば、取得する事が困難になるので、その点は注意しましょう。 

3 :日本褥瘡学会認定師

一般社団法人日本褥瘡学会が認定を行っていて、主に看護師の取得者が多い認定制度になりますが、看護師だけでなく、薬剤師や医師、他のコメディカルも取得する事が可能です。

特に訪問看護や、寝たきりの患者さんが多い療養型の施設で働く医療者に、適している認定資格と言えます。

少しの床ずれから、悪化しない様に予防や、悪化後の対策知識にも精通しているスキルを持ち合わせている認定資格になり、実臨床に即している制度です。

他の認定条件と異なる点は、各職業毎で、提出する形式の書類が異なり、薬剤師であれば褥瘡に対しての経過はもちろんの事、薬物治療や副作用モニタリングに関して、問題点、臨床写真の添付を行い、書類を完成させる条件があります。

入院している患者さんで、実際に症例がないと取得する事が難しい資格になり、調剤薬局やドラッグストア勤務の薬剤師である場合は、取得が困難です。

全国的にも薬剤師認定者数が少ないので、取得する事が出来れば、他の薬剤師とも差別化する事が出来る肩書きになるはずです。 

4 :認定クリニカル・トキシコロジスト

一般社団法人日本中毒学会が認定する認定制度であり、薬剤師だけでなく医師や看護師、臨床検査技師などそれぞれの職種の方でも、取得する事が可能な資格になります。

薬物中毒に関しての診療から対策、知識と技術を持っていて、国民の健康に寄与する事が出来る資格として位置付けられています。

本学会へ3年以上の会員加入歴があり、中毒領域に関わる業務、分析や情報提供などを3年以上経験していれば受験する事が出来るので、病院薬剤師の仕事の中で、救急の中毒領域を担当していたり、薬品分析に関わる業務に従事している方が対象になります。

分析は中毒に対しての機械がなければ解析をする事が不可能で、個人薬局であったり、小規模な職場では、取得する事が難しい資格になります。

ニッチなジャンルの認定薬剤師になるので、言葉自体をを初めて聞いたと思う薬剤師も多いでしょう。 

5 :抗菌化学療法認定薬剤師

薬剤師の他には、医師のみが取得を目指せる認定資格であり、 公益社団法人日本化学療法学会が認定する、抗菌薬をベースに考える事が出来、患者さんの病態や感染症の種類に応じて適正使用を、臨床現場で活用出来ると認められた資格になります。

特に薬物血中濃度モニタリングへの理解と、結果を元に現場に還元する力が身に付いていることが問われます。

自らが処方設計支援を行った症例を、15以上提出する条件があり、本学会が認めたプログラムに参加して、指定の単位を集める必要があります。

その後に筆記試験が行われるので、抗菌薬TDMのガイドラインや講習会の内容をしっかりと勉強をして試験に挑みます。年によって合格者数にばらつきがありますが、多いと毎年140名前後、少ないと70名前後の薬剤師が抗菌化学療法認定薬剤師の資格を取得しています。

薬剤師の臨床知識の中で、抗菌薬に対しての知識がある方は強く、医師からも信頼されやすいです。

TDMは職場環境によって経験出来ない場合がありますが、先ずは抗菌薬の基本から勉強するのが良いでしょう!

6 :日本臨床薬理学会認定CRC

一般社団法人日本臨床薬理学会が2003年から認定しているCRC(治験コーディネーター)に対しての優れた臨床試験の知識や治験を適切に実施、活躍出来る認定資格になります。

取得できる職業が、薬剤師、看護師、検査技師だけある点も、他の認定資格にはない特徴となっていて、CRCとして現場で働いている方が、主に目指す認定資格になっています。

CRCとしての経験が充分にある事や、指定のCRC研修会や会議に参加する事などが条件に挙げられて、担当したプロトコール数が5つ以上など、細かな実績の証明も必要になります。

筆記試験は多選択問題と論文形式で、面接も実施され、合格すれば、晴れて認定CRCの資格を手に入れる事が出来ます。

病院時代に認定CRCの取得を目指していた同僚がいたのですが、実務経験自体は、CRCの現場で働けばクリアする事が出来ますが、調剤薬局やドラッグストアに勤務している薬剤師の場合は環境を変えなければ取得する事が出来ないと語っていました。

取得したいと思う薬剤師は、環境を治験に関わる職場にしなければ難しいことを頭に入れておきましょう! 

7 :周術期管理チーム認定薬剤師

公益社団法人日本麻酔科学会が認定をする、薬剤師だけでなく、看護師と臨床工学技士も取得出来る認定制度で、術前、術中、術後の周術期に関して、正しい知識と教育を受けたと認定された資格になります。

麻酔科の医師と共に手術室で働く看護師の連携も大切ですが、薬剤師は医薬品の管理から、術前外来の機能を強化する場面が、特に重要になり、活躍出来る内容になります。

病院薬剤師会が関わっている認定薬剤師であり、基本的に手術室が整備している病院勤務でないと、取得が厳しく、調剤薬局やドラッグストアで勤務する薬剤師の方は取得する事が出来ません。

また本認定制度は、2016年度から薬剤師を対象にした新しい制度であり、今回紹介した認定薬剤師の中で、最も新しい資格である点も特徴です。

薬剤師として5年以上の病院経験と2年以上の周術期関連の実務経験がある事が申請資格の1つになっていて、オペ専属の薬剤師である方が取得しやすい内容になっています。

筆記試験や研修セミナーの参加条件がありますが、症例の提出と学会への発表がない点は、他の認定薬剤師と比較してハードルが低く、条件が緩い特徴もあります。

過去の試験問題と解答がホームページ上にアップされているので、目指せるのかどうか試しに確認してみても面白いでしょう! 

8 :災害医療認定薬剤師

一般社団法人日本災害医学会が認定を行う認定資格であり、標準(プロバイダー)コースと、インストラクターコースの2つに分かれている特徴や、薬剤師だけでなく幅広い職種の方でも取得する事が出来る認定制度になっています。

基礎的な災害医療の知識を習得すると共に、薬事トリアージを理解して、実践する事が出来る様にプログラムが組んでいます。

学会の会員である事が望ましいのですが、非会員であっても資格取得を目指す事が出来る事、1日だけの講義と筆記試験でプロバイダーとして認定証を手に入れる事が出来るので、難易度として決して高くない認定制度と言えます。

薬学生からでも受講可能であり、他職種との交流出来る点や、他学部の学生とも交流する機会が増える事は、有意義で自身の為になる研修と言えるでしょう。

インストラクターコースを目指す方は、プロバイダーコースを終えている必要があり、その他モニタータスクなど、ある一定の条件を終えて、委員会から承認を受けなければ取得する事が出来ません。

インストラクターコースも論文発表など難易度が高いハードルはありませんので、興味があればチャレンジしてみる事と良いでしょう!

9 :医療情報技師

一般社団法人日本医療情報学会が認定を行っている認定資格で、主に職場のシステムネットワークを管理したり、情報処理技術に関して一定の知識と技術を獲得している人材を指しています。

特に病院には、システムトラブルがある時に専属の情報処理部署へ連絡するケースが多く、薬剤師ではありませんが、専門の担当者がトラブル処理を行っています。

大手医療業界の企業でも、ネットワークシステム関連に特化した部署は必ずあり、例えば電子カルテのセキュリティの問題や対策もその1つになります。

少しのトラブルで大きな問題に発展するケースも出てくるので、現場ではあまり薬剤師は関わらないかもしれませんが、非常に大切な仕事になります。

本学会が認定する医療情報技師は、正直、薬剤師向けではありませんが、薬剤師でも取得する事が出来て、小規模な職場や自身の趣味に対して、還元出来る資格になります。

マークシート形式の試験に合格する事で、医療情報技士として認定されるのですが、試験問題の3科目全てを合格しなければいけない内容になっています。

症例報告など臨床に関係する条件はなく、毎年約1500人程度の認定者を輩出している資格になっています。

10:サプリメントアドバイザー

日本臨床栄養協会が認定を行っていて、サプリメントに関しての優れた知識や相談専門家を教育する為の資格になります。薬剤師に特化しておらず、一般の方でも取得する事が可能です。

日本臨床栄養協会の会員になる事や、テキストを用いて通信教育を受講したり、学術大会への参加を行う事で40単位を取得します。その後に、認定受験に合格すればサプリメントアドバイザーとして活躍する事が出来ます。

通信初回受講料が5万円かかる事や、認定受験料に15,000円かかるなど、取得のための金銭的な負担が大きく、その点はデメリットですが、ドラッグストアでのサプリメントの相談や、対面販売を行う時には、強くアピールする事が出来る資格になるため、取得すれば薬剤師の中でも一目置かれる存在になるはずです!

サプリメントの相互作用は臨床でも活かせる場面が出て来るので、チェックしておきたい資格の1つになるでしょう!

認定薬剤師の資格支援がある職場を探す方法!

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本項では、認定薬剤師の資格取得を本格的に考えている方に向けて、資格支援がある職場を探す具体的な方法について説明していきます!

1 :専門領域に特化した病院を見学する

専門領域に特化した病院は、現場で実際に認定薬剤師を取得した薬剤師が働いていたり、病院側も支援してくれる体制作りをしている場合が多いです。

ホームページ上で興味ある病院を確認して、分からない様であれば、実際に足を使って専門病院を見学して、支援体制を確認する事が、1番確実な方法になります。

ある分野に特化している専門病院では、他の診療科が全くない病院もあるため、 もし、具体的に特定の認定薬剤師を考えていない方は、将来どの様に患者さんへ自身の知識を還元するのかを、まずはしっかりと考えた方が良いでしょう。

2 :大手企業から見学する

私が勤めていた病院もそうですが、認定を取得しようと前向きな社員の為に補助手当を出してくれる職場があります。

大手調剤薬局やドラッグストアでは会社の福利厚生で、手当を出してくれる企業もありますし、病院でも規模が大きい急性期病院や学会発表を積極的に行っている職場から探すと、比較的に発見しやすいです。

かかりつけ薬剤師の要件の1つである、研修認定薬剤師はeラーニングの受講料を全額補助してくれる企業が多く、大手ほど支援してくれる傾向が強いです。

大手企業に勤めている薬剤師は多いので、友人を挟んで、意見を聞いたり、積極的に質問して聞き出してみる事も1つの方法です! 

3 :医療薬学会に参加して情報交換を行う

1年に1回全国各地の薬剤師達が集う学会が、医療薬学会になり、多種多様な情報の宝庫として、それを上手く活用する方法があります。

当日の発表者のスライドやポスター内容をチェックしたり、学会に参加すると貰えるプログラム集を確認すると、各個人の所属している企業名を把握する事が出来ます。

他には専門領域に特化した発表を行っている薬剤師の話を聞きに行き、ポスター発表中や発表後に発表者に積極的に話を行い、発表者が認定取得者であるかを聞き出してみましょう。

自分が目指す認定薬剤師の方と出会ったら、どうやって資格を取得したのか、今の職場で資格の支援はあったのかと、事前に準備しておいた質問してみるのも1つです。

その場で質問する事が難しいのであれば、ポスター発表での会話の後に、名刺交換も行う事が出来ますので、その場限りの関係で終わらせる事がない様に、後日にメールで相談してしても良いでしょう。

薬剤師本人から聞ける体験談は強いです。認定によって細かな条件が異なるので、認定薬剤師を取得している方から直接情報を聞き出せると、より詳細に資格支援を知る事が出来るはずです!

4 :転職エージェントに相談をする

転職エージェントに対してストレートにこの認定資格を目指していると伝えて、求人を厳選する事も方法の1つです。

キャリアアップをしたいと相談をする薬剤師も一定数おり、転職エージェント側はある程度の認定の種類と、どの環境で特定の認定が取得する事が出来るのか把握しています。

私も相談した時に研修認定薬剤師とスポーツファーマシストに関して話すと、コンサルタント側に理解がありましたし、その認定資格がどの程度の価値があるのかも把握していました。

注意して欲しいのはコンサルタントによって質のバラつきがあるので、少しでも認定薬剤師に関して詳しくないコンサルタントに当たってしまったら、話が噛み合わなくなる恐れがある点です。

そのため、コンサルタントと会う前に、認定薬剤師の取得を支援してくれる企業を知りたいと伝えて相談に挑んだ方が無難です。

以下のエントリーに薬剤師の転職サイトのおすすめについてまとめているため、気になる方はぜひ参考にして頂ければ幸いです!

5 : SNSで質問をする

ツイッター上では有益な情報がいくつも溢れています。

薬剤師の方のアカウントでプロフィールに認定薬剤師の自己紹介があれば、相互フォローで直接メールのやり取りが出来ますし、取得するに当たってのコツや、本人が資格支援を受けていたのかどうかも聞き出す事が可能です。

他にも匿名で相談する事が出来るアプリと連動して質問する事も出来ますし、聞きにくい内容でも、質問しやすくなるメリットがSNSにはあるので、ネット上で積極的に交流して情報を集めてみましょう!

まとめ

ここまで読んで頂きましてありがとうございます。認定薬剤師の資格を持っていても、実際に現場に還元したり、職場で動いて実績を作らなければ意味がありません。

特にかかりつけ薬剤師の加算だけの目的で、認定薬剤師を目指す方がいる事は、個人的には少し残念に思っています。

認定資格を持っていなくても充分に臨床現場に強い薬剤師は多く存在しています。だからこそ、何の為に認定資格を取得するのかを考えて、行動する事が大切です。

今回の記事が少しでも役に立てれば幸いです。

それでは、また!

 

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