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薬剤師がよく使う略語や業界用語20選を説明!

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今回は薬剤師がよく使う略語や業界用語について、シーン別に紹介していきます!

薬剤師は専門職のため、実際の職場では様々な専門用語や略語が飛び交っています。その中でも本記事では、代表的な略語をピックアップしました。

実習先で先輩薬剤師が使っている略語が分からない薬学生や、新しい職場で他の薬剤師が使っていて疑問に思った言葉があった薬剤師などは、是非参考にして下さい!

以下、目次となります。 

目次

 

薬剤師が日常業務でよく使う略語10選!

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本項では、薬剤師が日常の業務でよく活用している略語について説明していきます。

薬剤師であれば聞きなれた言葉も多いですが、それぞれに詳しい解説も記載しているので、是非一読を!

1:新患(しんかん)

新しい患者さんを指す略語になります。調剤薬局やドラッグストア、病院に初めて来客した時に良く使われる言葉で、薬剤師だけでなく、同じ職場の医療事務も使う言葉になります。

患者名が出てこない場合、「さっきの新患さん」など、スタッフ間で名称を共有出来る利点ある略語です。

また、固有名詞として特徴を加える場合は、「メガネが印象的な新患さん」や「コンプライアンスが良くなさそうな新患さん」など、工夫して使われます。

新患にさん付けする時は、職場に勤務している時が多いのですが、学生時代の友人同士で話す時や、職場外であると、「新患」とさん付けしない事も多いです。

病院では、医師が診察を行いますので、新患でも良いのですが、「初診の方」と言うとスムーズに相手に伝わります。

私が病院薬剤師の時には、新患ではなくて、「初診の患者」と多くの同僚が呼んでいました。

相手が新患の場合は、服薬指導をする上で、飲み合わせの確認など多くの情報を聞く必要があるので、丁寧に対応を行いましょう! 

2:薬情(やくじょう)

もはや略語ではなくて、薬剤師にとっては、こちらが正式名称だと考えている人も多い言葉になります。正式な名前が「薬剤情報提供文章」になり、縮めて「薬情」と呼んでいます。

投薬台で患者さんに薬を渡す時に、一緒に渡す薬に対しての説明書の事を指します。正直私は、普段薬を飲まない事もあり、薬学部の実務実習に行くまで、聞いた事がありませんでした。

実際に実習中、周りの薬剤師やスタッフが「ヤクジョー」とよく言っていて、私は頭に「はてなマーク」が付いていました。

薬剤師と距離が近い医師や看護師であれば、薬情と伝えても、理解してくれますが、病院内での理学療法士、臨床検査技師など、あまり薬に馴染みがないコメディカルに薬情と伝えても、間違いなく知らない用語になるはずです。

患者さんに薬の説明を行う時に、薬情と伝えても理解に苦しむと思うので、「薬の説明書」と噛み砕いた言い方としたり、「薬の説明の紙」など優しく伝える事が多いです。

鑑査時に、薬情の内容が間違っていると調剤者に対して、「薬情違うよー!」と言ったり、出力をし直す場合も、事務さんに「薬情のみ出し直しお願いします!」など薬局間では、当たり前の様に言葉が飛び交っています。

薬情は、薬剤師ならではの専門用語と言えます。知らないと間違いなく業務に支障が出るレベルの略語です。 

3:パックする

お顔への手入れの事ではありません。薬業界独特の用語になり、多剤を用法毎に、1つの袋に入れる「1包化作業」を行う事を別名、「パック」と呼びます。

職場によっては、「1パック」や「まき」と呼ばれる事もあります。

内科門前や、重い処方箋が大量に来る薬局では、自動錠剤分包機を設置している薬局もあり、錠剤を機械に入れておけば、システムを操作するだけで1包化する事が可能です。

そのため、この場合は「パック」と呼ぶ事が多く、文字通り自動で薬をパッキングしてくれます。

しかし、設備に投資出来ていない薬局や、自動錠剤分包機がない薬局の場合は、1包化を行う時に、手巻きで1つ1つ間違えないように錠剤を機械にセットしていきます。

日数分の薬を入れていく様から、この作業を「手まき」や「まき」と呼ぶこと事が多いです。

業務中に、「この処方、まいといて!」と言われると、1包化の調剤を頼まれている事を意味します。

中には「この錠剤だけ手巻きで、よろしく!」と言われる事があります。これは、指定された錠剤に関して、手動で錠剤をセットして、残りの錠剤は自動的に1包化し、合体させると言った意味になります。

1包化業務に貼り付けになっている薬剤師の事を「パッカー」と呼ぶ事があり、処方枚数によっては数時間、錠剤分包機と戦います。

錠剤を入れ間違えてしまったり、ミスをしてしまうと作業時間が倍かかってしまうので、集中力の維持が重要になる業務の1つです。

パック中に話しかけられると気が散ってしまうので、どうか周りの従業員はそっとしてあげて下さい。 

4:レセ

薬剤師の業界では、「調剤報酬明細書」の事を指していて、全般的に医療機関における明細書の事を示しています。正式には「レセプト」であり、省略した形で、「レセ」と呼ばれています。

薬剤師でなくとも、医療事務であれば、絶対に聞いた事がある言葉です。

レセ関連の業務として、私が病院薬剤師として勤めていた時は、病院内の医事課の部署に、内線で調剤報酬系の分からない内容について、相談をしていました。

薬局勤務になると、レセプト業務は主に事務が行いますが、薬局薬剤師にも、レセプトの返戻内容や、医師から薬の使い方により保険が切られるのかどうかについて、ダイレクトに質問がくることがあります。

レセという略語の業務内での使い方として、添付文書通りの使い方をしていない処方箋に対して保険請求を行うと、「レセが切られる」と言います。

保険請求出来なくなってしまう恐れがあり、薬局の経営的にも問題となります。そのため、医師からも、薬に対してレセが切られるかどうか問われる事があるため、薬剤師は適応や投与日数などを把握しておく必要があります。

毎月5日から10日かけてレセプトの提出を行う仕事が、薬局にもあるので、医療事務が「レセを行う」と業界用語を用いる事もあります。また、レセコンと呼ばれるレセプトコンピューターの省略語も多く使われています。

ほとんどの薬局は、レセコンを導入しているので、薬剤師の間ではレセコン会社の使い心地などの会話をする際に、耳にする略語です。 

5:ゾロ

若手の薬剤師には、あまり馴染みのない言い方になるかもしれませんが、通常業務で「ゾロ」や、「ゾロ薬」と呼ばれる略語があります。これは、ジェネリック医薬品、後発品と呼ばれる薬の事を指しています。

ゾロの名前の所以は、特許が切れた後にゾロゾロと複数のジェネリックメーカーが販売した事から名付けられた様です。

体感的ではありますが、6年制の薬学部を卒業をした薬剤師は、あまりゾロと呼ばないのですが、それよりも前に卒業をした薬剤師が、ゾロと呼んでおり、特に年配薬剤師ほど口にしている印象です。

現場での使い方として、患者さんの前では、ゾロとは言いません。仮に後からぞろぞろと出た薬と説明したとして、印象が悪いからです。

一般的には、ジェネリック医薬品と伝えて、知らない患者さんには説明をしています。

薬剤師同士では、表記を「GE」と英語で記載する場合もあり、省略語を薬歴等に記載する場合もあります。レセコン内での表記もゾロではなく、GE、又はジェネリックと表記されている事がほとんどです。

「ゾロ」は少し古い略語にはなってしまいますが、薬局で使われる言葉の1つになります。 

6:mix(みっくす)

ミックス処方、軟膏ミックス、粉、液体ミックスなど薬同士を混ぜて調剤する時に、薬剤師が口にする略語になります。

在宅医療を手がけていて、クリーンルームで輸液の混注業務を行う場合には、ミキシングと呼ぶ場合もあり、基本的に薬剤師が混ぜて調剤する時に使う頻度が高い略語です。

軟膏を多く扱う薬局や、小児科の門前薬局で多くのミックス処方箋を拝見出来るはずです。軟膏同士のミックスは、薬の性質上、均一に混ぜるのに、時間がかかってしまったり、腕が筋肉痛になるくらい力が入る処方もあるので、比較的に大変な調剤の1つになります。

また、軟膏以外のミックスでは、薬によって性質が変わってしまったり、色が付いてしまったりする事があるので、薬同士を混ぜたくても出来ない例もあります。

処方医は、混ぜた後がどうなってしまうかを把握していない時があり、薬剤師から疑義照会を行い、ミックス出来ませんと伝える事もあります。

基本的に、医師もミックスという言葉で伝わりますが、「混合出来ません」や、「混ぜる事が出来ません」と優しく伝える事も多いです。

病院内の看護師もミックスで大半は伝わりますが、ルート内での「配合変化」と難しく伝えずに、「ミックスした後に起こる変化」や「混ぜた後の変化」と噛み砕いて説明する場面もあります。 

7:ピック

薬を集める作業を意味する用語、「ピッキング」の省略語になります。

ピッキングは日常業務でも多用されますが、急いでいる時や、忙しい店舗では「ピックお願いします」などのように交わされるワードです。

取り揃えた薬が間違っていた場合には、ピッキングミス、略して「ピックミス」と呼ばれます。私も新人時代には「ピックミス多いよ」と注意されたものです。

こちらは薬業界独特の言い回しになりますので、病院内で医師や看護師にピックと言うワードを出しても、あまりピンと来ない場面が多いでしょう。

病院内でインシデントレポートを共有する場合には、誰が読んでも理解できる文章にしなければいけませんので、「薬をピッキングした際に間違えてしまった」と記載せずに、「薬を取り出す際に間違えてしまった」と分かりやすく記載する必要があります。

周りのコメディカルからは少し分かりにくい略語だと言えます。  

8:GFJ(じーえふじぇー)

グレープフルーツジュースの略語です。薬剤師でなくてもグレープフルーツジュースと薬との飲み合わせを気にする方が、少なからずいると思います。

実際には決まった薬との飲み合わせになりますが、飲食物で代表的な相互作用を起こしやすいキーワードが、グレープフルーツジュースになります。

服薬指導時に、絶対に患者さんに「GFJ」と伝える事はありません。「GFJとこのお薬を飲まない様にして下さいね」と説明している薬剤師がいれば、分かりにくく、難ありな薬剤師だと言えます。

「GFJ」自体は会話ではあまり使用しませんが、薬歴記載の時に、積極的に記載する内容です。しかし病院の電子カルテの中には、薬剤師以外の職業の方もいますので、省略しないでグレープフルーツジュースと記載する場合もあります。 

私は薬剤師の飲み会でグレープフルーツサワーやジュースを発見すると「お、GFJ」とウケ狙いで使用しています!

9:OTC(おーてぃーしー)

一般用医薬品の英語頭文字を取った省略語になり、医師が処方する医療用医薬品と異なる、主にドラッグストアや保険薬局で購入する事が出来る医薬品の事を指します。

こちらも薬剤師や登録販売者が身近に感じる代表的な略語であり、他の職種だと医師は理解出来ると思いますが、看護師はOTCだけではピンと来ない可能性があります。

人によっては、「OTC医薬品」と呼ぶ場合もあり、そこまで口にすると、他のコメディカルも少し理解を示してくれる事があるでしょう。

健康サポート薬局では、OTCの充実を1つの強みにしていますので、品揃えなど注目している薬剤師も多いと思います。こちらは、薬学生の内から講義によく出たり、教科書にも多く多用されているので、薬剤師であれば知っていて当たり前な略語です。

個人的にはOTC販売は、セルフメディケーションの観点からも薬剤師が活躍出来るジャンルになので、注目しています!

話が脱線しますが、セルフメディケーション税制絡めて、OTCに強くなれると薬剤師として一目置かれると思います!  

10:手帳

世間一般では、手帳はスケジュール帳の事を意味しますが、薬業界においての手帳の意味は、飲んでいる薬の内容を管理する「お薬手帳」の略語として、よく多用される言葉になります。

患者さんには、もちろんお薬手帳とフルネームで伝えて受け答えしますが、薬局内のスタッフ同士では、「手帳」の方が歯切れが良くて、文字数も短いので、多用されています。

最近では、医師や看護師、患者さんにも手帳と言えば、分かってくれる方が多くなっていると感じています。薬局の現場でもお薬手帳と言わないで「今日は手帳持ってきましたか?」と伝えても大半は理解を示してくれます。

患者さんにも浸透している、身近なワードの1つだと言えます! 

薬剤師が病院内でよく使う略語7選!

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本項では、病院内でよく使われる略語をピックアップしてご紹介します!

私は実際に長い間病院で薬剤師として働いていたので、その経験を踏まえて説明していきます!

1:IVH(あいぶいえいち)

高カロリー輸液の事を指していて、病院によってはTPN(てぃーぴーえぬ)、中心静脈栄養の輸液と同様に呼ばれる事があります。

細かく説明すると少し内容が異なりますが、食事を口から摂取出来ない患者さんに対して投与する、カロリーが入った輸液を想像して頂ければ、問題ないです。

私が勤めていた病院では、IVHは年配薬剤師が、TPNは若手の薬剤師が口にしていた印象です。現在ではTPNの呼び方の方が、主流になっていて、在宅医療に携わっている薬剤師もTPNと呼ぶ場合が多いです。

私が病棟業務を行っている時は、看護師がIVHと呼んでいる事が多かったですが、「カロリーの輸液の事ですね」など、分かりやすく話すと、やりとりもスムーズにいきました。

薬局内でも、IVHの混注を行う仕事がありますので、時間を区切って「IVH入ります」や「TPN出来ました」とバンバン会話の中で出てきます。

処方内容について、疑義照会を行う事もあり、カロリーが多すぎる場合や配合変化、ナトリウムやカリウムの必要性などを医師に確認、提案する為に「IVHの件でお電話しました」と仕事でも多用される言葉です。

病院で、薬剤師が実践的に用いる略語になります。 

2:定期

週に1回指定された曜日に、患者さんが定期的に内服する薬に対して使われる用語になります。

定期の単語に対して、いくつもの使用方法があり、例えば「定期処方」は、1週間分のクリニカルパスなどで内服する内容の決まっている処方箋の事を指しますし、「定期配薬」は、自己管理できない患者さんの為に、用法に合わせてトレーにセットする事を意味します。

他にも、良く交わされる会話として、定期処方箋に対しての調剤を意味する「定期調剤」や、配置した薬が間違っていないかを確認する「定期チェック」などがあります。

この様に、定期の後に付く言葉によって意味が少し変わってくる略語になります。

定期処方では、医師がdo処方としてコピペしてしまう場合もあるので、処方箋鑑査にも注意を怠ってはいけません。

医師や看護師にも「定期」と聞けば理解してくれるので、薬剤師が、何か聞きたい事があれば「定期処方の内容なんですけど」と前置きしておけば、すんなりと把握してくれます。

3:ENT処方(えんとしょほう)

入院した患者さんが、退院する時に出される処方箋の事を意味します。

シンプルに「退院処方」とも呼びますが、病院によってはENT処方、ENT処方箋と呼ぶ事があります。

退院する際に、自宅で薬を使用する様になり、患者さん主導で薬を飲んでもらわないといけません。その最後の指導として、「退院指導」と呼ばれる説明を、病院薬剤師は行います。

退院をENTと呼んでいる事から、現場では「ENT指導に行ってきます」であったり、「ENT患者」、「ENTの方」と名詞化して呼ぶ事が多かったです。

また、医師や看護師が病院共通の電子カルテに退院を記載する時も、ENTと記載していました。

調剤薬局やドラッグストアでは退院処方箋を扱う事がないので、ENTと言う言葉は、あまり馴染みがないかもしれません。  

4:ケモ

抗がん剤による化学療法、ケモセラピーを省略して、「ケモ」と呼ぶ事が多いです。

職場内で抗がん剤と言う事はありますが、当事者や家族、病院内のスタッフ以外の方が周りにいる時には、不快な思いにさせてしてしまう可能性があるので、極力、抗がん剤というワードを出さない様にしていました。

ケモと言う場合は、薬剤師同士での会話の中や、医師と薬剤師、看護師と薬剤師など、いわゆる病院内での会話を行う時に、多用する言葉になります。

他にも化学療法に関連した略語として、放射線療法であるラジエーションの事をラジと呼ぶのですが、ケモと組み合わせて治療を行う事があるので、「ケモラジ」と合体させて略す事もありました。

ケモの世界は、独特の呼び方や薬、治療法の略語が多くあったので、覚えるだけで大変だった記憶があります。

特にドラッグストア勤務の薬剤師には、あまり馴染みのない内容かもしれませんが、医療者として聞いた事があるレベルにはした方が良い用語です!  

5:つぶし

主に錠剤を粉状に潰して、調剤する行為の事を「つぶし」と呼んでいます。

調剤薬局の薬剤師は、錠剤を半錠にする行為は行いますが、錠剤を潰すことは意外と経験がない薬剤師も多いのではないでしょうか。

しかし、薬の中には、錠剤やカプセルのみの剤形で、粉薬として市場に出ていない薬もあります。患者さんによって、経管からしか投与出来なかったり、簡易懸濁を行って投与する目的の為に、「つぶし」を行っています。

乳鉢と乳棒、茶漉しを使用して、1つ1つ丁寧に調剤していきます。つぶしの処方箋は、一般的に時間がかかり、敬遠されがちな処方箋になりますが、ゴミが入らない様に丁寧に、かつ素早く業務を行います。

中には潰してしまうと、効果が発揮できない薬もあるので、処方箋鑑査を行う時には、その点も忘れずにチェックします。

逆に、潰す事が出来る錠剤に対して潰しの指示が出ていない場合もあり、医師への確認として、「錠剤が飲めない患者さんの処方なんですけど、この薬も潰して払い出しても良いですか」と質問することもあり、会話の中でも使われる用語になります。

また、カプセル内の顆粒を取り出す行為の事を「脱カプセル」又は「脱カプ」と呼ぶ事があります。

私は新人時代に、大量の錠剤を潰す仕事を行っていので、つぶしの知識やスキルは高いと自負しています!

6:直明け(ちょくあけ)

当直や夜勤を経験した事がある薬剤師、医療従事者には分かる用語です。当直終わりの日を、「直明け」と一般的に呼んでいます。

病院薬剤師は、基本的に夜中も働きますので、勤務スケジュールを管理する時に、直明けアピールを行う事があります。

会話の例として、「直明けからの会議がある」「直明けだから無理」など直明けを全面に出す事によって、少しでも負担を減らそうと働きかけます。

実際に1日丸っと病院で過ごして、本来は朝に業務が終了するはずが、システムトラブルなどで職場内が悲惨な状況になっていると、そのまま昼過ぎまで働き続ける病院もあります。

また、薬剤師以外のスタッフも病院内で、「今日直明けなんですよね」と言うと、いつもよりもほんの少しだけ優しくしてくれる事があるので、癒やされたい時に使用するのも良いでしょう!

直明けの他にも、夜勤が入っている日付の事を、入り(いり)と呼んだり、夜勤の終わる日付の事を、明け(あけ)と呼ぶ事もあります。

同僚の雰囲気や背中から漂う哀愁から、今日は明けの日なのかと推測する事が出来るのは、病院あるあるネタですね!  

7:電カル(でんかる)

病院関係者は基本的に、「電子カルテ」「電カル」と省略して話します。

紙カルテの病院もあるかもしれませんが、現在では電子カルテが主流であり、中規模病院以上であれば基本的には、電子カルテを導入しています。

新卒で入った薬剤師は恐らく、「電カル」の「デン」とは何だと、初めは思うはずです。しかし、病院では先輩薬剤師が、全員「電カル」と省略しているので、私と同様に自然と体に染み付いていた方も多いのではないでしょうか。

おそらく、「紙カルテ」から「電子カルテ」に移行した時代を過ごした薬剤師や医療従事者が、「電カル」と名付けたと推測されます。そのため、元々あった紙媒体のカルテは、「紙カル」とは呼びません。 

薬剤師がよく使う薬業界用語3選!

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薬剤師独自の企業の略語など、本項では実際に薬剤師の会話でよく出てくる業界用語について説明していきます! 

1:にっちょー

大手調剤薬局である日本調剤の業界用語になります。日本調剤にネームバリューがあるので、薬剤師の方に、「にっちょー」と言えば基本的に分かります。

日本調剤で働く友人も、自社の事を「にっちょー」と呼ぶくらいに浸透している呼び方になります。

大手故に、何かと注目を集めてしまう日本調剤ですが、にっちょーと呼ぶ事で、雰囲気を和らげている印象を受けます。

実際の使われ方は、友人同士で集まったり、薬業界の話になる時に、「にっちょーの場合は」「にっちょーの薬剤師は」など大手調剤薬局の事を例える時に多く交わされる略語になってきます。

「にっちょーブランド」の様に、日本調剤独自の考えや、自社のジェネリックメーカーのクオリティを指す話し方をする場合もあります。

薬学生は、あまり聞いた事が無いかもしれませんが、社会人になり調剤薬局に務めると、必ず耳にする業界用語になります!

調剤薬局の会社としては、最も知名度の高い呼び方だと言えます! 

2:日薬(にちやく)

「日薬(にちやく)」は日本薬剤師会の略語になります。

薬剤師会と呼ばれる事もありますが、全国都道府県や地域単位で薬剤師が存在しているので、薬剤師会だけの呼び方では、どの薬剤師会を指しているか会話から読み解く必要があります。

日薬と言えば、日本薬剤師会の事だけを示すので、使い方としては「日薬の学会」や「日薬主催の勉強会」と省略して呼ぶ事が多いです。

ちなみに病院薬剤師の場合には、日本病院薬剤師会の呼び方を「日病薬(にちびょうやく)」とも呼びますし、地域ごとの薬剤師会の略語も存在しています。

薬剤師会同様に、学会名でも日本薬剤師学術大会、日本医療薬学会、日本薬局学会など似た名称があり、困惑してしまいますが、先ずは薬剤師会の頂点である日薬をおさえておけば、薬剤師として問題ないでしょう。 

正直私が新人の時は、呼び名が沢山あり複雑で、各薬剤師会の違いがピンと来ていませんでした・・。 

3:薬ゼミ(やくぜみ)

薬剤師国家試験対策に特化した予備校、薬学セミナールの省略語になります。

薬学ゼミナールと呼ぶ薬剤師よりも、薬ゼミと呼んでいる薬剤師の方が圧倒的に多い印象です。

薬剤師国家試験の予備校の中で最も実績があり、私が薬学生だった時からも、薬ゼミで親しまれていました。薬剤師の方なら知らない人がいない呼び方だと思いますし、国家試験に落ちてしまったら、先ず初めに思い浮かべる予備校になります。

薬ゼミの青本に関しては、6年生の時に、最も多く目にする参考書の1つでした。今考えると、薬ゼミの問題集や参考書なしで受験していたらどうなってたのかと思いますし、それだけ日頃からお世話になっていました。

誰がネーミングしたのか分かりませんが、薬ゼミの愛称は、スマートフォンの事をスマホと言う様なレベルと言っても過言ではありません。

社会人になると、あまり薬ゼミのワードを口にする事はありませんが、薬剤師国家試験を浪人してしまった方には思い入れのある用語になるでしょう! 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

薬剤師が使う基本的な略語や業界用語を一挙にまとめてみて、普段当たり前に使っている用語も、知らない業界の人が見たら絶対に知る事が出来ない内容だと感じました。

他にも良く処方で出る薬の組み合わせで、あだ名の様に親しまれている薬もありますし、薬剤師や医療業界ならではの略語が存在しています。

今後も本記事については、少しずつ追記していくので、楽しみして頂ければ幸いです!

それでは!

 

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