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マツモトキヨシの薬剤師について!評判や口コミを熱く語る!

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今回は、誰でも知っている大手企業であるマツモトキヨシについて、現役薬剤師である私が、その特徴や年収、福利厚生などについて詳細に説明していきます!

マツモトキヨシに就職を考えている薬学生や、病院薬剤師などで働いていてマツモトキヨシに転職を考えている薬剤師の方は、是非参考にしてみて下さい! 

以下、目次となります。

目次

 

マツモトキヨシとは?現役薬剤師が解説!

マツモトキヨシは、美と健康に奉公する経営理念を掲げて、売上高1兆円を目指す大手ドラッグストアになります。マツモトキヨシの名前を聞いた事がない方は少ないと思いますが、ドラッグストア内で商品を展開するだけでなく、薬剤師の職務である調剤薬局事業にも力を入れています。

1995年には、売上高日本一位になり、人々のニーズに合わせた生活用品の品揃えを武器に、首都圏をメインに展開しています。

2007年に株式移転によりマツモトキヨシの親会社として、マツモトキヨシホールディングを設立すると、医薬品や生活必需品だけではなくて、他にも建設事業や卸売事業も行う大企業になりました。

株式会社マツモトキヨシとマツモトキヨシファーマシーズは、主にドラッグストアと調剤事業の2つの事業を軸を置いています。

また、全国展開を推進していますが、エリアごとにドミナント化しているので、地域に根ざして、事業を拡大しています。

マツモトキヨシのホームページに入ると、いつでも何処でもオンラインを通じてネットショッピングを行う事が可能で、インターネットの環境にも、早くから力を入れている分野になります。

現場を見てみると、薬剤師の年収も満足する方が多い反面、忙しい店舗であると残業が日常化してしまう問題点ありますが、残業が1分当たりしっかりと付く企業としても有名で、働き方改革にも率先して努力をしています。

マツモトキヨシの特徴6選

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さて、上記でマツモトキヨシの企業概要はおおよそ分かりましたでしょうか!

以下では、更に詳しくマツキヨの特徴について説明していきます!

特徴①:関東地方に店舗が多い

マツモトキヨシの店舗数は約700店舗であり、特に東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県の関東地方をメインに展開しているドラッグストアになります。

店舗の半数以上が関東地方に展開しているので、関東出身の方や、就職を関東地方で考えている方には、ピッタリな企業と言えるでしょう。

本社が千葉県にあり、流行や最先端の情報を仕入れて、顧客に合った商品を選択しています。

上品で美意識が高い方に喜んでもらう為に、ドラッグストアだけでなく、美的センスがより磨かれる、美容や健康を意識したファーマシー事業も展開しているのも特徴です。渋谷、新宿、銀座などの都市に多く、特に女性に向けたネイルコーナーの設置も魅力があります。

また、客層を女性だけに留まらず、男性にもターゲットを広げたオシャレな商品の品揃えが、マツモトキヨシの人気の秘訣です。

都市型の展開だけでなく、繁華街にも出店していて、ショッピングセンター内にもマツモトキヨシが入っているのを見た事がある方も多いのではないでしょうか。今後もますます駅やビルにも展開していくので、会社からの移動中に立ち寄れるメリットもあり、関東でのアクセスは抜群です。

関東エリアに強いドラッグストアで、エリアの指定をすれば、関東を離れることは基本的にないので、都心が好きな方によくマッチしているドラッグストアだと言えます。

特徴②:ポイントサービスの質が良い 

ドラッグストアの魅力の1つとして、ポイントカードがあります。マツモトキヨシでは、全店舗利用できる現金ポイントカードが、特に熱い内容になっています。

100円の商品を購入すると1ポイントが加算され、溜まったポイントで現金値引きや、豪華な商品をゲットする事が出来ます。また、毎月1日、2日は化粧品感謝デーになり、指定の化粧品を購入するとポイント10倍の特典が付きます!

ポイントカードを持ち歩くのが面倒な方には、マツモトキヨシ公式アプリをスマホからダウンロードして、ポイント蓄積はもちろん、クーポン券やマツキヨ会員にもなる事が可能です。

特に500ポイントから商品や景品に交換する事が出来るのですが、マイルへの変更や、楽天ポイントにも変更可能で、マツモトキヨシで溜まったポイントを、他の企業で活用出来る点も大手ならではの魅力と言えます。

10000ポイントを貯めると、炊飯器や掃除機などの家電も手に入れることが出来ますし、子供向けのリビング商品や、キッチン用品も充実しています。

都心で良くお買い物を行ったり、贔屓にしているドラッグストアがマツモトキヨシであれば、是非利用したい内容になるでしょう。

また、マツモトキヨシグループメンバーズクレジットカードも存在していて、ポイントが多く貯まる仕組みや、健康に関しての相談や夜間休日の病院情報の提供だけでなく、人間ドッグなどの検診を優待料金で利用できる権利も持つ事が出来、非常にお得です!

マツモトキヨシのポイントサービスの質は、かなり高いといえるでしょう! 

特徴③:プライベートブランドの展開

マツモトキヨシ独自のブランドを活かして、商品を開発、販売している点も特徴になります。名前がMK CUSTOMER商品として、医薬品、化粧品、日用品、食品の充実したラインナップが揃っています。

サプリメントでは、食べるサプリシリーズとしてスタイリッシュなパッケージが目を引く商品もあり多種多様です。

化粧品部門では、オリジナルブランド以外にも、各化粧品メーカーとコラボ商品が多数存在しているので、安心感と共に、他のドラッグストアとも差別化を図っています。

コスメに関しては、トータルビューティーの需要が多い都市に多く展開したり、コラボ商品を展開するなどの様々な戦略をとっています。日用品のティッシュやマスク、綿棒などもオシャレで上質なパッケージにマツモトキヨシのオリジナルさが出ていると思います。

他のドラッグストアでは各企業と提携をしてそのまま商品を置き、売買する流れになりますが、マツモトキヨシではコラボや独自で開発、提供しているので、その点が強みであると言えます。 

食品に関しても、低カロリーのカップスープであったりと健康を意識した商品を開発している印象になりますね!

特徴④:充実したオンラインストア

マツモトキヨシは、オンラインからの販売も手がけており、利便性を追求している特徴が挙げられます。こちらもマツモトキヨシセレクトの商品を展開しています。

「ネットでは、少し割高になるのでは?」と思う方もいるかも知れませんが、店頭で買うのと、ほぼ同額で購入できます。

基本的にネットのみで日用品を揃えることが可能ですし、お買い得セールとして、随時割引した値段で購入する事が出来るのも嬉しいです。

更にアウトレット商品の存在や、マツモトキヨシのポイントも付いてくるので、マツモトキヨシに多く足を運ぶ方にとっては、非常にメリットがあると言えるでしょう!

マツモトキヨシのクレジットカードとの相性も良く、オンライン上で、商品ごとにレビュー機能が付いていて、使った事がないコスメなどのレビューも見れるので、吟味して商品を選ぶ事も出来ます。

送料は1980円以上であれば無料になり、マツモトキヨシの取り置きが出来る店舗もあるので、取り置きを行い、自宅が近ければ、送料や手数料もかからずにスムーズに買い物が出来ます。

通常自宅に届くまでの日数の目安は当日から5日までになっていますので、特に急ぎではない、消耗品を定期的に購入しておくのもいいかもしれません。

クーポン券との併用でより一層お得に買い物が出来てしまうので、現代に合った戦略をしているドラッグストアだと言えます。

今後は、医薬品に対してもネットを介した戦略が大きな鍵になってくると思いますので、先駆けて導入しているマツモトキヨシの大きな強みと言えるでしょう!   

特徴⑤:薬剤師の給料が年俸制

過去、マツモトキヨシの給料は月給制になっていましたが、現在では、マツモトキヨシホールディングスに務める薬剤師の給料は、年俸制になっています。

1年間で払う年収を12ヶ月で割って月に支払われます。他のドラッグストアでは以前に、ウエルシアが年俸制を採用していましたが、現在は廃止されて月給制になっている事から、マツモトキヨシの年俸制という給料システムは、他のドラッグストアと比べても珍しいシステムになっています。

後述しますが、基本的に年俸制の場合は、ボーナスを含めて12ヶ月で割る計算になります。マツモトキヨシの特徴は、年俸制でもボーナスが出る場合がある点になります。

このことからも、マツモトキヨシに務める薬剤師の年収が良い理由が分かると思います。また年俸制は会社の業績によって給料が前後する場合がありますが、マツモトキヨシに務める薬剤師で年収が下がったと言っている方は聞いた事がありません。

薬剤師はどこも人手不足なので下げてしまうと他の職場に移ってしまう可能性があるからだと予想しています。

ドミナント化しているエリアでは年俸制ではなくて、月給制の職場もあるので、マツモトキヨシ全ての職場エリアが、年俸制では無いことも知っておくと良いでしょう。  

特徴⑥:次世代型店舗「matsukiyo LAB」の出店

薬剤師だけでなく、管理栄養士とビューティースペシャルが在住している次世代型店舗を展開していて、健康と美意識を追求した新しい形で、他のドラッグストアとの差別化を図っています。

店内にはセルフチェックコーナーが充実しており、骨密度を測定する機器に、血管年齢やストレスメーターを測定出来る機器が揃っているので、自分の健康意識を高める事が出来ます。また、matsukiyo LABに在籍している薬剤師も、積極的にアドバイスする事が可能です。

より特徴的な点として、栄養士が監修しているマツモトキヨシオリジナルサプリメントの販売や、ダイエットサポート商品などの美容にも力を入れています。

顧客に合ったカウンセリングを行うサプリメントバーや、肌チェックを行い美容専門員がアドバイスをしてくれるスタジオも完備されていて、ネイルサロンも活用する事が可能です。

主に美意識が高い利用者に人気が高い店舗になっています。店舗数自体は多くありませんが、主要駅前や、ショッピングモール内に出店していて、シックでオシャレな雰囲気な外観も特徴になります。

現場の周りには、栄養士とビューティースペシャリストがいるので、薬剤師が一緒に働くと考えると嬉しい環境になると思います!   

マツモトキヨシの薬剤師の年収や福利厚生、平均勤続年数は?

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本項では、気になるマツモトキヨシの年収や福利厚生、平均勤続年収について詳しく説明していきます。

マツモトキヨシに転職を考えている薬剤師や、新卒でマツモトキヨシに入社しようと考えている薬学生の方は、是非参考にしてみて下さい!

1.年収について

全国勤務コースとして転居ありだと、新卒薬剤師が、年俸約500万円になり、エリアや転居なしのコースを選択すると年俸は下がります。

東京、大阪、神奈川、名古屋など都市エリア限定であれば、年俸約480万円で、都心を外した静岡、滋賀、京都などになると約470万円に下がります。1番低い年俸になるのは、茨城、山梨、岐阜、奈良、和歌山のエリア指定の勤務になり、年俸は約460万円になります。

全国展開の調剤薬局の薬剤師では、地方に行くほど年収は上がる傾向にありますが、マツモトキヨシでは、都市部も年俸が高いです。

店長クラスになると年俸が約700万円も可能であり、課長の役職が付くと約1000万円まで跳ね上がり、他の企業に比べても給料が高い印象になります。

しかしながら、ドミナント化している東日本や中国地方によっても給料が異なるのでしっかりと確認した方が良いでしょう。

東日本エリアの希望では、下は群馬、栃木から上は東北、北海道まで範囲が広くなります。このエリアでの転居があるコースを選択すると、年俸は約480万円になり、転居なしの県指定でのコースになると、年俸460万円程度に下がります。

酷い場合は、甲信越エリアの長野、新潟、山梨では、県を指定する事が難しく3県ともの勤務になり、年俸も440万円程度になります。

グループ会社で、ドミナント化する前の年収体系であれば、月給制であったり、過疎地であっても年俸が低い場合があるので注意が必要になります! 

2.昇給について

ランク制や、昇給試験をパスすると昇給します。もちろんずっとマツモトキヨシで働いているとランクは上がりますが、基本的に上司から、適任時期になると昇給試験を受けてみないかと話があり、役職やポジションが上がる仕組みになっています。

新人から、約3年務めると次のランクに上がり、年俸も必然的に上がります。店長クラスになると500万円から600万円になったりと大きく年収を上げる事が可能です。

店長手当が月に約5万円入るため、責任感増しますが、年俸もアップする働き方になります。

大手ドラッグストアで、昔からマツモトキヨシは事業を行っているので、新店舗を拡大していかないと店長のポストも埋まってしまい、実力はあっても中々昇給が出来ない事があります。

店舗やドミナント化しているエリアによって異なりますが、まだまだ年功序列の企業で、昇給が決まっています。

しかし、成果を上げると試験の話が入る場合があるので、徐々に実力成果主義の企業にシフトしているドラッグストアだと言えます。 

3.休暇・福利厚生について 

年間休日110日前後、月に9日から11日の休日と、他の企業に比べるとやや短い印象です。ドラッグストアでは土日祝日が最も稼ぎ時になり、お盆やゴールデンウィークも関係ない働き方を行うため、薬剤師は完全シフト制で流動的に働きます。

店長クラスや現場の責任者になると、アルバイトやパートが休みを希望する日には必然的に出勤したり、休みを取る事は難しくなるでしょう。

アニバーサリー休暇として、自分の記念日をどこか自由に決めて、1日休みを取得する事が可能です。他にはリフレッシュ休暇として、入社2年目から連休を取る制度もあるので、福利厚生で休暇のバランスを取っている印象になります。

他の福利厚生として、子供が小学校6年生まで勤務時間を2時間短縮する事が出来る制度は非常に魅力的です。こちらは女性だけではなくて、男性従業員も対象になるので、遅くまで営業しているドラッグストアでは非常に助かる制度だと言えます。

マツモトキヨシで10%オフで買い物が出来る割引制度も、長期的に考えると財布に優しい制度ですし、残業代に関しては1分単位でカウントしているので、手厚い福利厚生が揃っていると言えるでしょう。

キャリアアップ思考のアルバイトやパートの方にも、会社の大きなプロジェクトにチャレンジする事が出来るキャリアアップサポートが準備されているので、実際に薬剤師でなくても社員へと昇格出来る機会が多い企業になります。 

4.平均勤続年数は?

マツモトキヨシホールディングスとして、平均勤続年数が12.5年になりますが、薬剤師だけに焦点を当てると10年未満に転職をする薬剤師は多いです。

大手ドラッグストアになるため、3年次までは比較的現場を回す仕事を行い、残業時間が増えるにつれて給料が増えるので、金銭的な不満がなく、他のドラッグストアに比べると3年未満で仕事を辞める薬剤師は少ないと言えます。

しかし、5年目以降には現場責任者で合ったり、在宅医療の中核を担う仕事を任せられたり、マネジメント業務や、欠員が出た時の埋め合わせを行うなど、ストレスがかかる仕事が増え、必然的にプライベートを優先したい方が、辞めていく流れになります。

また、マツモトキヨシには、実臨床の現場として少し弱い面もあるので、本気で医療や薬を学びたい方は、お金よりも知識や臨床へのやりがいを求める事があり、入社後数年したら転職する場合もあります。  

マツモトキヨシの良い評判や口コミは?

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さて、マツモトキヨシの企業の詳細は上記で分かりましたでしょうか!

ここからは、実際に薬剤師がマツモトキヨシで働くメリットや、マツキヨの良い評判・口コミを説明していきます!

1.都心で働く事が出来る

上述したように、マツモトキヨシは、ショッピングモール内や駅近など都心からのアクセスが良好な立地に多く店舗を設立しています。

多くの店舗が、関東地方に凝集されていますので、上京したい薬剤師にも人気があり、東京の指定区だけでも渋谷Part1店、Part2店、青山店、原宿駅表参道口店、原宿竹下通り店、恵比寿駅東口店など多くの店舗を展開している事が分かります。

例えば、仕事終わりや早上がりに、そのまま遊びに行けてしまう点も魅力があると言えるでしょう。費用は多くかかってしまいますが、賃貸の方は、都心と職場が近いところに住む事になるので、ワークライフバランスも確保出来て、毎日が充実出来る働き方になるはずです!

関東地方だけでなく、全国的にも立地が良い場所に展開しているので、オシャレな都市で働きたい方にはピッタリな企業になります。 

2.美容分野にも強くなれる

セルフメディケーションの知識はもちろんの事、化粧品との繋がりにもマツモトキヨシは強い企業です。有名な化粧品メーカーとのコラボ商品や、特定店舗に栄養士やビューティースペシャリストが在籍しているので、薬以外の知識を吸収するチャンスがあり、健康や美容分野に強い薬剤師を目指せる事が出来ます。

マツモトキヨシのバイヤーとして働く事も可能で、自社商品のプロデュースから販売まで、健康商品や美容用品の売り込みを行う事も可能です。

薬の知識を活用した美容品を考えたり、プロデュースする事は、多くの利用者の需要とマッチしているやりがいのある仕事になります。

美を追求したい薬剤師の方におすすめ出来るメリットですね! 

3.調剤薬局薬剤師としても働く事が出来る

マツモトキヨシファーマシーズの事業として、ドラッグストアに勤務するだけでなく、調剤薬局の仕事に特化した働き方も出来る点がメリットになります。

調剤薬局の規模としてはそこまで大きくありませんが、在宅訪問医療の実績も行っていて、調剤専門の事業を展開しています。

キャリアアップを考える時に、例えばドラッグストアの第一線で働く事も出来ますし、臨床や薬剤師としての服薬指導のスキルを上げたいと感じる場合に、転職を行わないでも、マツモトキヨシの従業員として調剤薬局で働く事が可能です。

また、在宅訪問にも力を入れているので、ドラッグストアのOTC部門や介護用品について、商品のセールストークをマスターした後に、対患者さんの自宅訪問、指導を行うスキルアップの流れは、非常にスムーズだと思います。

今後は高齢者がますます増加するため、在宅を経験出来る環境が整っている点は、メリットになると言えるでしょう。  

4.入社後取得出来る資格が多い

認定薬剤師取得をバックアップしており、また、実習生を受け入れるための実務実習指導薬剤師の資格も取得する事が可能です。

インターンの受け入れもしているので、指導薬剤師の存在は大きく、出世するためにも大切な資格だと思います。

仮にマツモトキヨシから転職を考える時に、認定薬剤師と認定実務実習指導薬剤師の2つの資格や経験があれば、転職先の条件を優位に進める事が可能です。

他にも私が珍しいと思った資格は、ドラッグストアではフルに活躍する人材である登録販売者の資格に向けて認定講師の研修があるという事でした。

認定講師になれば、社内でも評価をされる事はもちろん、その経験を活かして薬剤師以外の方と繋がりを持つ事が出来る事でしょう。

他にも多様な取得サポートがあり、在宅医療にも力を発揮するケアマネジャー、難易度の高い社労士、中小企業診断士など、他企業でも資格を活かして活躍出来る資格のフォロー体制が揃っています。

薬剤師の中でも色々な資格を取得し、スキルアップを目指したいと考えている方には、おすすなメリットです。  

5.年収は高い

ドラッグストアに勤める薬剤師は、基本的には初任給が高い傾向です。その中でも年収が高い企業が、マツモトキヨシになります。店長クラスになると年収600万円は可能で、月に手取りで40万円以上を受け取る事が出来ます。

早くから実力が認められると3年後には現場を任せられる事もあるので、20代後半でも年収600万円、700万円を得る事は可能です。

マツモトキヨシで年収を上げるためには、成果を出したり、自分で仕事を取ってきたり、上にアピールする必要があります。そして、全国勤務コースとして転居ありの働き方にする事も重要であり、会社の為に多くの時間を費やす必要があります。

課長クラスになると年収800万円以上になれますし、1000万円以上稼いでいる薬剤師もいます。古くから設立している会社なので、ポストも空きにくく、多くの我慢も必要になりますが、それを差し引いてもこの年収は魅力的と言えるでしょう。

年収が高い理由には、年俸制にも関わらずボーナスが支給される点も挙げられます。エリアによっては年俸にボーナスが含ませているところもありますが、3年目の薬剤師でも50万円から80万円以上のボーナスを夏と冬に2回に分けて貰えます! 

マツモトキヨシの悪い評判や口コミは?

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良い評判の裏には、必ず欠点も存在します。以下にはマツモトキヨシの悪い点などを詳細に記載していきます!

1.ボーナスがないグループもある

年俸制のマツモトキヨシですが、上述したように、グループによっては、年俸とは別支給のボーナスを与えられる場合があります。しかし、マツモトキヨシがドミナント化しているグループ会社の中には、ボーナスがない場合もあるので、注意が必要です。

地方に位置する甲信越エリア、中国四国エリア、九州エリアに属していると、年俸だけになり、夏冬共にボーナスを得る事が出来ません。

そのため、実家が地方にある方で、ボーナスが出ないグループ会社に属してしまうと、思ったよりも手取りが少なくなってしまいます。

年俸も何故か地方の方が低い傾向になっていて、通常の僻地に配属される薬剤師の年収が高いと言った内容にも当てはまらない企業になりますので、マツモトキヨシに興味がある方は事前に募集要項を確認した方が無難だと言えます。 

2.店舗目標がある

どのドラッグストアにもある仕事ですが、各商品をいつまでにどれだけ販売するかの目標が設定されています。

営業で言うノルマになりますが、強制的に外に出てセールスを行う事はありません。ポップを作成して目立つように工夫してみたり、目玉商品として店内で宣伝するなどの努力を行います。

店頭の業績は、マネージャークラスの評価にも直結しますし、自分自身の評価にも繋がるので、義務ではありませんが、基本的に目標を達成するためにスタッフ一同で頑張ります。

店長になると、一緒に働く従業員に対しても、ノルマを達成させる為に、指示を行う事もありますし、エリアマネージャーからのプレッシャーも負担に感じますので、人によってはストレスが溜まってしまう事でしょう。

店長以上になっても、新事業の拡大や店舗拡大の業務が、どれだけの利益を得る事が出来るのかを、調査したり、そのために目標をどれだけに設定しないといけないかを何度もシミュレーションしなければいけません。

時に経営陣から無理難題な高い目標を提示される事もあります。目標は、役職によって異なりますが、各店舗ごとに目標があるので、常に数字を気にする必要があることは、デメリットになると言えるでしょう。 

3.調剤薬局部門が少ない

マツモトキヨシでは、調剤併設型のドラッグストアもありますし、上述したように調剤薬局に特化した職場もあります。しかし、まだまだ生活用品や化粧品のイメージが残っていて、国が目指す健康サポート薬局を出来ているドラッグストアではありません。

地方にドミナント化している調剤薬局も、事業を拡大したいところですが、他のドラッグストアに比べると店舗数に対しての調剤室の数が少ないため、セルフメディケーションとして対面での医薬品販売の方が強い印象です。

地方には調剤併設型の店舗が、少しありますが、関東の都心にはまだまだ処方箋による調剤を行う部門の設備が全て揃っているとは言えません。

おそらく企業側としても、調剤薬局事業を拡大していきたいと考えていると思いますが、調剤薬局事業のマツモトキヨシファーマシーに属すると、年収が下がってしまうデメリットもあるので、人材が思ったよりも集まらないという問題もあるはずです。

就職活動時に「OTCの販売と調剤業務や在宅医療も行う事が出来て、キャリアアップが出来る職場です」と言われるかもしれませんが、実際に最初の内は、配属された店舗に調剤室がない場合も十分あり得ます。

薬剤師として調剤業務をしっかりと行いたい方にとっては少し物足りなく感じてしまうかもしれないので、特に新人薬剤師にはデメリット感じるでしょう。  

マツモトキヨシの薬剤師の求人内容の紹介!

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本項では、実際にマツモトキヨシ関連の求人について、具体的に説明していきます。求人は水物であり、基本的に同様の求人は現在は募集していないため、一つの参考として考えて頂ければ幸いです!

求人例①:夜間歓迎な将来的に高収入が狙えるドラッグストア勤務薬剤師

10時始業時間になり、終業時間が24時までになる、ガッツリと働く薬剤師向けの求人になります。営業時間内で8時間勤務のシフト制で、複数のスタッフと一緒に店舗を回します。

年収は要相談であり、最大700万円まで可能で、頑張り次第で1000万円クラスまで昇給する事が出来る求人でした。

正社員だけでなく、契約社員やパート、アルバイトも同時に募集していて、本当に人手が足りているのか少し不安に感じた求人と言えます。

良かったと思える内容は、関東地方の都心近くでアクセスには困らない場所であった事です。  

求人例②:年収700万円可能な調剤薬局専門薬剤師

マツモトキヨシファーマシーズとして、調剤薬局に専念した働き方になります。調剤、監査、投薬、薬歴記載の一般的な薬剤師の仕事内容になります。

脳外科専門の医療機関からが主に処方箋が来ます。また近くに内科クリニックもあるので、内科的な処方も調剤する事が可能な職場です。

年齢や能力を考慮して最大700万円の年俸まで出す事が出来る求人でした。

東北地方である点が、デメリットでしたが、交通費を月に5万円まで出してくれる手厚さは、さすが大企業と言えるでしょう。

マツモトキヨシではありますが、調剤業務のみをしっかりと身につけたい方にはおすすめな求人だと思います。 

求人例③:甲信越エリア勤務薬剤師

OTCの販売やマネジメント業務、ヘルスケア全般のアドバイスをメインに仕事を行う働き方になります。転職初年度に600万円程度稼げる求人となります。

通勤手当は月に5万円と上限があり、残業時間は月に5時間程度でしたが、実際に転職エージェントからは電話だけの紹介でしたので、本当に5時間で済むのかは正直疑わしかったです。

また、調剤併設型ではなかったので、処方箋は受け付けておらず、臨床を学びたい薬剤師には少し不向きな求人になります。  

まとめ

いかがでしたでしょうか?

都心に多く進出しているマツモトキヨシを記事を詳細に書いてみました!

自分自身知らないオリジナルブランドを展開していたり、薬剤師としてのやりがいや、年収も満足できる企業だと感じました。

他のドラッグストアにも負けない独自の戦略で、多くの客層をターゲットにしていますし、薬剤師としてもドラッグストアだけでなくて、調剤事業に特化して働く事が出来る点も、魅力があります。

マツモトキヨシに興味がある方に、何か少しでも参考になって頂ければ嬉しく思います。

それでは、また。  

参考サイト

本エントリーを記載するにあたり、以下のサイトを参考にさせて頂きました。

マツモトキヨシホールディングス

 

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