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薬剤師で高収入を得たい方へ!おすすめの方法を熱く語る!

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今回は、薬剤師で高収入を目指している方に向けて、高い収入を得るためのコツや、年収アップを目指した転職の際の注意点などについて、現役薬剤師である私の体験談を元に、詳細に説明していきます!

より多くのお金が欲しい薬剤師はぜひ参考にして下さい!

以下、目次となります。 

目次

 

薬剤師で高収入を得たい方におすすめの方法!

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薬剤師で高収入を目指している方に向けて、具体的な方法を本項では紹介していきます!

ぜひ、自分に合った方法がないか、目を通してチェックしてみて下さい!

①:調剤薬局の独立開業をする

自分の調剤薬局をオープンさせる方法が、薬剤師として高収入への近道になります。

サラリーマン薬剤師の場合、年収1000万円になる為には、エリア統括責任者や会社の部長クラスでなければ到達する事が出来ません。

また、病院薬剤師の場合は、部長になったとしても、年収1000万オーバーは非常に厳しい職種です。

そのため、昇給を待って年収を上げるよりも、調剤薬局のビジネスモデルを構築した方が、若くから高年収を手に入れやすくなります。

その理由として、調剤薬局は今でも利益率の良いビジネスである事が挙げられます。

私の知り合いの薬局経営者は、処方箋枚数が月に1000枚程度で毎月200万円の粗利を稼いでいます。

処方元の診療科や店舗数によって、年収は更に上を目指せます。開業時は借金をする事が多いのですが、軌道に乗せる事が出来れば、数年間で返済を終える事も可能です。

リスクはないと言い切れませんが、薬剤師が最も割に合う稼ぎ方になり、薬局の独立開業は高収入を目指すなら視野に入れるべき方法と言えます。

薬剤師の独立や開業については、以下の記事についてもまとめているため、参考にして頂ければ幸いです!

処方箋枚数と処方箋1枚当たりの単価がどの程度なのかが、非常に重要なポイントです。

②:管理薬剤師などの経験を積み転職をする

薬剤師として経験の積み方は様々なありますが、まず年収を上げたいのであれば、管理薬剤師を経験する事が一番手っ取り早いでしょう。

管理薬剤師の経験の有無は、転職エージェントを利用する際の大きなアピールポイントになり、店舗内の人数や総合診療科前の薬局であるかどうかも、交渉材料として使えます。

また、大手や中規模企業のエリアマネージャーなると、小規模薬局における転職でも、効果的に年収を上げる事が出来るでしょう。

今後は、調剤や監査、投薬だけを行う薬剤師ではなく、人事管理から経営目線で会社を大きく出来る薬剤師が企業に好まれます。

そのため、採用側になったつもりで、企業が何を求めているのかを考えて、仕事に取り組むと高収入へとステップアップが期待出来ます!

「在宅医療」「学術」「専門薬剤師」などにも着目すれば、高年収への近道が見つかるはずです!

③:残業を増やす

身体を壊しててまで残業を行う事はおすすめ出来ませんが、病院だけでなく、24時間開店しているドラッグストアであったり、マンパワー不足の調剤薬局において、閉店後の施設調剤や薬歴記載で長時間労働を強いられている薬剤師は一定数存在しています。

ここで大切なポイントは、働く環境が残業代込みの労働契約になっているのか、残業代が1分当たりで出る企業であるのかという点になります。

例えば、製薬企業のMRの方に、「みなし残業」で定時の帰宅時間がない働き方を選択してしまうと、残業を増やしても給料に反映されないケースもあります。

逆に、ドラッグストア大手のマツモトキヨシでは、残業を行っても1分当たり手当が支給される企業もあります。

一例として、私が病院時代に働いていた手取りは、残業代込みの状態で月収25万円程度でした。

残業時間は月平均で50時間であり、残業時間は全ての時間を申告しないという環境で働いていました。仮に月50時間の残業代を申告した場合は、手取りが30万円程度になります。

薬剤師の残業については、以下の記事でも詳細に記載しているので、合わせて一読下さい!

働く環境によりますが、残業が起こりそうな部署に異動願いを行うと、職場を変えずに高収入を目指せます!

④:複数の転職エージェントから求人を探す

常に求人をチェックするつもりで、1つの転職エージェントではなく、2つ以上の転職エージェントから高収入の案件を見つけられるようにしてみましょう。

紹介会社の中には、高年収求人の特集を組んでまとめていたり、年収700万円以上とソートをかけて求人を探す事が可能です。

条件付き検索のサービスが付いているホームページも多く、住まいのエリアから良い条件の求人を自分の手で検索する事が出来ます。

薬剤師の求人で、好条件の求人は早くから応募が入りますし、紹介会社によっては非公開で求人を抱えているところもあります。

実際に私自身も、複数の転職エージェントを活用する事で、年収1000万円の求人を発見する事が出来ました。

薬剤師の転職サイトのおすすめについては、以下のエントリーにまとめているため、そちらも合わせて参考にして下さい!

1つのエージェントよりも特徴や強みの異なる紹介会社を日頃からチェックする事が大切になるでしょう。

⑤:単発勤務でダブルワークを定着させる

休日はゆっくりしたいと思うかもしれませんが、休みの時こそ、薬剤師の副業や別の収入源を確保する事をおすすめします。

薬剤師は人手が足りない曜日や時間帯を加味して、派遣のスポット勤務で月に1回からでも働く事が出来ます。時給も3000円前後と薬剤師の強みを活かせる働き方になるので、コスパは良好と言えるでしょう。

また、調剤薬局の正社員でも週休2.5日の求人は意外と存在しています。週2.5日の休みの内、半日からでも良いですし、薬剤師のダブルワークを日常に定着化させると、一般の薬剤師よりも高収入を得られます。

以下の記事に、薬剤師がダブルワークする際の注意点などについてまとめているため、合わせて参考にして頂ければ幸いです。

薬剤師らしい、堅実でリスクのない方法と言えますね! 

 

薬剤師で高収入の職場に転職を成功させるコツ!

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実際に薬剤師が高年収を目指して転職するにあたり、成功のためのコツを以下に記載していきます。

どれも重要な要素なので、ぜひ一読してください!

①:エリアを限定して年収相場を把握する

調剤薬局とドラッグストアに関しては、過疎エリアによる手当てが支給される職場もあります。

具体的には都心部から離れているエリアが対象になり、例えば、50km離れた市になると年収800万円の正社員の求人を見つける事もできます。

都心は薬剤師数が多く、人気もあるので年収を大きく上げる事が難しいのですが、半島エリアや薬学部が設立していない地方エリアでは高収入の求人が多く掲載されています。

そのため、先ずは自分の住むエリアから50km離れたエリアの相場を把握して、タイミングを計りながら飛び込む事を意識してみましょう。

働く場所にこだわらない薬剤師は、ぜひチャレンジしてみて下さい!

②:個人薬局だけを狙う

大手企業よりも、個人で経営をしている調剤薬局だけを狙って転職活動をしてみましょう。

大手では、中途入社でも年収のスタートが低めに設定されています。理由として、中途採用を行わなくても特に困った状況には陥らない点や、新卒が一定数入社してくる点が挙げられます。

しかし、個人の薬局は薬剤師が少ないので、最小で1人、多くても数人規模で現場を回しています。つまり、大手とは異なり、ライバルや競合が少ない状態で会社を背負う事が出来るのです。

個人薬局の経営者目線で考えると、絶対に薬剤師に辞めて欲しくない為に、大手よりも高めの年収を提示する事があります。

実際に私が勤めている職場では年収700万円オーバーの給料を提示しています。

また、経営者の継承を目当てにすると、さらに高収入を得られるチャンスが広がります。

イス取りゲームのように空きが出ない個人薬局もありますが、定年を迎えた非薬剤師の経営者を狙うニッチな戦略で、個人の薬局を積極的に探す事が高収入探しのコツになります!

③:勢いのある小規模調剤薬局を狙う

年単位で店舗を拡大している、調剤薬局に転職する事が高年収を目指すコツの1つです。

急成長をしている企業は、まだ組織がしっかりと完成しておらず、特に数店舗経営の調剤薬局では、部長や課長などの役職も明確に決まっていない事が多いです。

そのため、社長の右腕候補のポジションを探す事を目的にして、会社を大きくする姿勢と実績をアピールする事で、高収入が得られる可能性がアップします!

また、統括部長として新店舗開発などを任されるようになると年収800万円以上は固いです。

時に他県への出張や人材育成など様々な仕事を振られる事がありますが、勢いのある会社に便乗する事は、リスクを少なくして高収入を目指せるポイントと言えます!

④:緊急性のある求人を見抜く

転職エージェントに掲載されている求人が、今直ぐにでも薬剤師を欲しているかどうかを考えます。ポイントは「コンサルタントから新鮮な情報を聞き出す事」です。

まずは転職エージェントが抱えている求人の中で、最も緊急性のある求人は何かをコンサルタントにストレートに聞いてみましょう。

具体的には、「管理薬剤師を急募している規模が小さめな企業はありますか?」と、店舗に必ず1人在籍が必要な管理薬剤師をキーワードに質問を行います。

ヒト・モノ・カネの内、薬局における薬剤師は中々見つかりにくいです。

緊急性のある求人を見つける事が出来れば、ほとんどの場合、それら求人は高収入のため、大きく年収を上げることができます。

また、県を超える出張や積極的に他店舗応援も行える旨や、1ヵ月以内に転職する事が出来るなど、フットワークが軽いことも伝えると、さらに効果的です。

⑤:ラウンダー勤務だけに絞って転職を行う

一般勤務の薬剤師や管理薬剤師よりも高収入を得られる働き方が、他店舗フォローや人の抜けた穴を埋める「ラウンダー」という属性になります。

1年間だけの契約社員もあり、年収800万円の求人が眠っている事もあります。

正社員のラウンダーでは年収650万円程度が相場で、エリアによっては年収700万円以上もラウンダー求人も存在しています。

ラウンダーを探すコツとしては、希望エリアに店舗がある程度集約していて、本人が移動しやすいかが1つのポイントです。

3店舗を経営する調剤薬局で、管理薬剤師3名を各店舗でギリギリ回している企業にラウンダーは必須です。

転職エージェントのコンサルタントには、このようなカツカツの状態で薬局を運営している企業はどこなのかと直接聞いてみても問題はありません。

ラウンダーを探してもらうと余程の事がない限り、好条件の求人に出会えます。

具体例を混ぜて探してもらう方法が、ラウンダー探しのコツになります!

 

薬剤師で高収入の職場に行きたい人が注意するべきこと

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薬剤師が高収入の職場を探す際に、気を付けた方が良いポイントがいくつかあります。

本項では、それらについて詳しく解説していきます。

①:転職時の年齢は適正かどうか

薬剤師における転職の適正年齢は、20代後半から30代となります。もちろん、40代でも転職を成功させる事は可能ですが、条件がマッチしなかったり、高収入を提示する確率は低くなります。

40代でもエリアを統括した経験であったり、新店舗立ち上げから営業を当たり前にこなしていたレベルの薬剤師は、転職先へアピールする事が出来るでしょう。

しかし、高収入の職場に行きたいと考えるには、適切な年齢を意識しておく必要があります。

また、50代を過ぎてしまうとガクッと年収を下げなければ、求人を見つけることが難しくなります。

調剤薬局やドラッグストアで働いていて、スキルに自信がない薬剤師は、経験より年齢をアピールして動きましょう!

②:素早い決断が出来るかどうか

好条件の求人は、公開されずにマッチングが決まる場合があります。

転職エージェントの案件の中には、応募をかける企業が企業名を表に出したくなかったり、働いている従業員に求人募集をバレたくないように、非公開で求人募集をかける企業が少なくありません。

もちろん、非公開求人全てが好条件ではありません。しかし時にお宝求人を発見した際には、スピード感ある対応をした方が、高収入に繋がることが多いです。

周りの薬剤師も職場探しは失敗したくはないと考えていますし、コンサルタントも成約をさせる為に好条件の求人から紹介を行います。

「面接日を調節しましょう」と相談された時に、先延ばしをしてしまうと他の利用者にも紹介をする事は容易に考えられます。

転職は急がずに自分が納得した状態で行動するものですが、高収入の求人に関しては兎に角スピード勝負である事を意識した方が良いでしょう!

③:面接で落ちても諦めない

高収入の求人には、あなただけではなく、他にもライバルがいる事を忘れてはいけません。

年収1000万円の求人に対しては、情報開示から数日で多くの薬剤師が集まったとコンサルタントより聞いた事があります。

30代で薬剤師の経験値が高く、人柄的にも問題がない方でも人気の求人であればあるほど不採用になってしまう場面が発生します。

そのため、高年収を目指す薬剤師は、例え面接に落ちたとしても諦めない気持ちが大切です。

特にブランクがある薬剤師の方は、面接に落ちたとしても自分の軸を曲げずに妥協しないように転職活動をして下さい。

現状は薬剤師不足がまだまだ顕著な業種です。高収入の働き口は地道に探せばどこかで見つかると、前向きに挑みましょう。

 

高収入の職場に行きたい薬剤師が利用するべき転職サイト!

①:薬キャリ

薬キャリは薬剤師向けの紹介会社の中でも、求人数がトップレベルであり、全国どこでも求人を紹介出来るメリットがあります。

コンサルタントと電話1本で相談する事が出来、利用者の優先順位を加味しながら当日、又は数日後に複数の職場を提案してくれます。

薬キャリを利用する上でおすすめなのが、年単位契約の「契約社員」として高収入求人を見つけられる点になります。

また、年収700万円以上の案件も多く、コンサルタントが素早い対応をしてくれる点も魅力の1つです。

薬キャリの評判については、以下の記事でも記載しているため、合わせて参考にして頂ければ幸いです!

雇用形態も派遣薬剤師を扱っていたりと、高収入で幅広い働き方を検討出来、現役薬剤師の登録率が高い転職サイトになっています。

②:ファーマキャリア

ファーマキャリアは、自宅から通える距離で大きく年収アップをしたいと考えている薬剤師におすすめな転職サイトです。

コンサルタントのヒアリングはシンプルで「年収を50万アップさせたい」と相談すると、今住んでいるエリアから円を描いて、好条件の求人を見つけてくれます。

希望を出してから数日以内にメールと電話で折り返しをしてくれましたし、50万アップ以上の求人を複数提案してくれました。

コンサルタントの強引さはデメリットになりますが、それを抜きにしても高収入の正社員を目指す薬剤師にとっては利用したい紹介会社です。

ファーマキャリアの評判については、以下の記事でも記載しているので、合わせて一読下さい!

高収入を軸に転職を考えるのであれば、ファーマキャリアは是非活用したいエージェントになります。

③:ファルマスタッフ

ファルマスタッフは、コンサルタントが現場の雰囲気を明確に把握している点が魅力の薬剤師向けの紹介会社です。

コンサルタントの質が高いので、具体的な目標を伝えると提案してくれた求人の中から、勤めた場合のキャリアプランを説明してくれます。

また、ラウンダーとしての働き方に理解があり、ドラッグストアでどのくらいキャリアを積めば希望の年収に届くのかなど、最新の業界について詳しいメリットが挙げられます。

ファルマスタッフの評判については、以下の記事も参考にして頂ければ幸いです。

私が年収1000万円の求人を見つけた紹介会社でもありますし、高収入特集を定期的に公開している点も特徴です。

 

まとめ

ここまで読んで頂き、ありがとうございます!

薬剤師で高収入を目指す方法について、熱く語っていきました。

全体を通すと、経営者の立場で薬剤師の働き方を考える必要があると感じました。

仮にあなたが経営者なら、どんな薬剤師に対して待遇を良くしたいと思いますか?

今すぐにでも現場で活躍してくれる薬剤師や、営業が出来て結果が出るのが早い薬剤師、人の嫌な仕事を率先して受けてくれる薬剤師など、様々な要素が挙げられます。

それらを一度振り返り、自分から動いてみる事を意識して、日常業務に取り組んでみましょう!

この記事を見て、薬剤師の方で少しでも高収入に近付く事が出来れば嬉しいです!

それでは、また!

 

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