今回は、薬剤師で年収700万円を突破する方法について、詳しく説明していきます!
具体例から、利用すべきサイトまで網羅的に記載しているため、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
以下、目次となります。
薬剤師で年収700万を達成するための9個の方法!
薬剤師で年収700万円を達成するための具体的な方法について、本項では解説していきます。
①:地方の調剤薬局に転職をする
薬剤師が年収700万を達成するためには、稼げるエリアで稼げる働き方をしなければいけません。
職種別に見ると調剤薬局は薬剤師の働き口として最も多く、年収の差も出やすい職場です。特に都心ではない、いわゆる薬剤師不足に悩む地方エリアを探すと年収アップが見込めます。
具体的なキャリアモデルを以下に示します。
- 30代東京都在住の薬剤師の年収が600万円前後
一方で、奈良県、長野県、東北地方、四国などの地方の求人になると同じ年齢でも年収700万円の求人が発生する場合があります。
調剤薬局の人材は急に発生するケースもあるので、地方に絞って常に求人をチェックしておくと、良いでしょう。
②:全国勤務のドラッグストアで働く
新卒または第二新卒で長期的にドラッグストア勤務をすると年収700万円は到達可能になります。
加えて異動範囲が短い地方エリア限定の働き方ではなく、全国勤務対応コースの働き方であると年収700万円が近付きます。
全国的にドラッグストアは大手企業が多いので、スタートは一律の年収になりがちですが、全国勤務を希望する薬剤師の中で、会社の評価が高ければ年収700万円は決して夢ではありません。
会社組織の中で実績が求められる方法になりますが、リスクがなく、確実に年収700万円を目指せるので、ドラッグストアで長期的に働く方法は、慎重派の薬剤師にとってはおすすめだと言えるでしょう。
③:製薬企業で働く(MRなど)
医療現場以外でも、高年収を獲得できるのが製薬メーカーになります。
薬剤師の資格があれば、国内製薬企業の就活にもプラスに働きますし、今後倒産するリスクは少ないので、安心して昇給が見込める点が製薬企業のメリットです。
そして製薬企業は結果が年収に反映されやすい点が特徴です。
例えば製薬企業のMRはどれだけチームで医薬品を販売しているのかを通年で評価されて役職が上がります。
製薬企業は役職が上がると年収も上がります。そして昇給率が高いこと、固定残業が付いている働き方であるなど働く時間は長くて大変ですが、それだけ年収に跳ね返ってくる業種となっています。
結果として製薬企業の中で年功序列でスムーズに働けば、30代で年収700万円は到達が可能となります。
MRについての詳しい情報は以下の記事にもまとめているため、参考にしてください。
④:薬局経営をする
年齢に関係なく薬剤師は薬局経営をすると、年収は処方箋枚数が増えた分だけ上がります。
今回は年収700万円の到達モデルを考えてみたので参考にして下さい。
年収700万円の薬剤師であれば、薬剤師1人で月の粗利を60万円ほど出す必要があります。内科の処方箋1枚当たり約2500円の粗利とすると、月400枚程度でも十分やっていけます。
もちろん家賃など経費を考えて出店する必要がありますが、薬局経営にチャレンジする事で年収700万円以上を目指せるので、個人的にはおすすめの方法と言えるでしょう。
⑤:株式投資を始める
株式投資は働きながらでも実践することができる方法なので、サラリーマンにも近年人気のお金の増やし方となっています。
日本株でも米国株でもミドルリスク、ミドルリターンで開始出来るのが株式投資です。
開設の手間さえクリアすれば、取引開始が出来、金銭を使って資産を増やす事が可能となります。
銘柄によって配当金として一定の金額を手にしたり、短期的なトレードで金額を増やす事もできます。
実際に株式投資をしてみると、政治や経済のニュースもチェックするようになり、本業である医療系の情報収集にも役立ちます。
薬剤師は製薬企業の治験の動きや医療デバイス、医療×ITなどの分野に絞って情報を探してみると大きな金額を手にすることができるでしょう。
もちろんリスクもあるのであくまでも投資は自己判断で実施をして下さい。
⑥:派遣薬剤師として働く
派遣薬剤師として全国問わず、高時給で勤務をして年収700万円を目指す方法になります。
派遣薬剤師を扱う転職エージェントに登録をする必要がありますが、時給4000円以上の求人を探して応募をすれば、年収700万円は容易に到達可能です。
紹介をするコンサルタントの相性や薬剤師本人の経験とタイミングによりますが、場所はどこへでも行く旨や、労働時間を長くすれば派遣薬剤師としても年収700万円は到達可能になるでしょう。
参考の派遣薬剤師モデルを以下に示します。
- 時給4000円
- 週5日の1日8時間
上記を目安に1年間通して働くと、年収768万円を獲得することが可能です。
案件が出たらすぐに応募をしたり、日頃から転職エージェントと関係を構築しているなどの紹介会社担当との日頃の関係も大切になるので、フットワークを軽くして常に派遣求人の情報収集をしておくと良いでしょう。
⑦:フリーランス薬剤師として働く
個人事業主となって好きな時に好きなだけ働くのがフリーランス薬剤師です。
派遣薬剤師と違う点は、薬剤師が薬局の雇用主と直接雇用関係になる点です。その分時給の交渉を直接することが可能になりますし、自らの交渉により派遣薬剤師の時給よりも高い時給で働くことが出来ます。
またフリーランス薬剤師として週末は副業をして稼ぐ方法も、新しい働き方として注目されています。
フリーランス薬剤師は薬局だけで働くのではなく、映像やライティングなどの世間から需要がある仕事を受けて収入を増やしても良いでしょう。
詳細については以下の記事にまとめているため、ぜひ一読ください。
⑧:中小規模の薬局でエリアマネージャーになる
3店舗から100店舗の規模の調剤薬局で、エリアマネージャーを目指して年収700万円を到達する方法です。
薬剤師のキャリアとしては管理薬剤師よりもマネジメント業務や人的な組織力が求められます。やりがいがある分大変ですが、エリアマネージャーの仕事ぶりに理解のある経営者は年収は800万円以上を提示することも可能です。
地方でも都心でもなれる可能性があり、経験年数と実力、そして指導能力などがあれば中小薬局のエリアマネージャーとして年収700万円は到達することが出来るでしょう。
⑨:残業時間が多い店舗に異動する
現在の医療業界は残業を限りなく少なくして、勤務するようになっています。
しかし、薬局店舗によっては残業をせざるを得ないところもあります。
具体的には処方箋枚数が多いのに人員が少なかったり、外来に加えて施設在宅や薬歴が残っている場合には、残業で毎日21時以降に帰宅することになる薬剤師もいます。
やや邪道な方法になりますが、自ら好んで残業が多い店舗に異動希望を出すことで、毎月の残業代を稼いで年収を700万円まで上げる方法になります。
世間では残業を減らすようにするべきだという意見がありますが、時間をお金に変える考え方で上司に伝えてみると、薬剤師は基本的にどんな方でも年収700万円に到達が出来るようになるでしょう。
薬剤師で年収700万を達成する際の注意点!
薬剤師で年収700万円を達成する際に注意するべきことについてまとめました。
①:転職するタイミングを誤らない
ズバリ、転職をするタイミングを間違えると年収を700万円アップさせることができません。場合によっては年収が下がってしまう恐れもあるため、転職する時期を考えて辞表願いを出しましょう。
薬剤師業界では特に冬場の転職がおすすめです。なぜなら内科、小児科など患者数が増える時期になり、人出としても不足する傾向にあるからです。
そして人材が補充される4月から6月にかけては、冬場のピークに比べると求人数が少なくなる傾向になります。
春先に転職をしてしまうと、年収アップの交渉を紹介会社が応じてくれない可能性があるので注意が必要になります。
②:大手調剤薬局では年収アップに時間がかかることを理解する
大手調剤薬局は経営が安定している一方で、基本給や昇給もある程度一定の推移でアップしていきます。
裏を返せば仕事で成果を出しても役職のポジションが空かなければ上にいける可能性は低く、年収も大きくアップすることはありません。
薬局業界では大手=高収入というイメージをあまり持たないようにするべきでしょう。
調剤薬局の大手の具体的な会社は、以下の記事にまとめているため、参考にしてください。
③:基本給が少ない会社を選ばない
基本給を考える際に大切になるのが、賞与(ボーナス)です。
例えば、賞与4ヵ月分と求人票に明記されていた場合は基本給がベースになり賞与が決定します。
基本給が20万円で薬剤師手当が10万円の働き方と、給料と基本給が30万円の場合で比べてみましょう。
- 基本給が20万円と薬剤師手当が10万円の場合:賞与が約80万円
- 基本給が30万円の場合:賞与が約120万円
上記から分かるように、年間で約40万円差が発生します。
以上から、年収700万円以上を目指す際には雇用契約書に記載のある「基本給」は是非チェックしておくと良いでしょう。
④:仕事で成果を挙げると評価される会社かを考える
調剤薬局や病院は薬剤師個人が実績を出しても、その頑張りが給料に反映されにくい職種となっています。
特に大手企業や大学病院ではスタートの年収は一律になりがちです。頑張っても、頑張らなくても評価が一定になりがちで、組織に貢献をしている薬剤師であっても年収700円に到達できないことを理解しておきましょう。
数値を追及される製薬企業は自分の頑張りによって評価されてボーナスに反映されることがありますが、職種によって昇給に反映されないケースもあるので注意が必要です。
薬剤師で年収700万を達成する為に利用すべき転職サイト!
薬剤師で年収700万円を達成するために利用すべき転職サイトを記載します。
①:ファルマスタッフ
日本調剤系列の薬剤師に強い人材紹介の転職サイトです。
ファルマスタッフのコンサルタントは薬局や病院に足を運んでいるので、現場の雰囲気や人事担当の良さを本音で話してくれる特徴があります。また、求人の雇用形態が豊富な点も魅力となっています。
正社員やパートだけでなく、派遣薬剤師も扱える点はファルマスタッフの良さです。
ファルマスタッフは派遣薬剤師の研修も実施しているので、派遣薬剤師を初体験してみたい方に向いている転職サイトとなっています。
以下の記事にファルマスタッフの詳細をまとめているため、ぜひご一読ください。
②:マイナビ薬剤師
全国展開をする薬剤師向け転職サイトです。
都心だけでなく、地方案件にも強いので地方移住や地方ならではの年収をアップしたいと考える薬剤師の方にはマッチしたエージェントとなっています。
また、マイナビ薬剤師のコンサルタントは質が高く、丁寧かつ時間を掛けて転職の手順を教えてくれます。
マイナビ薬剤師のサービスとして履歴書の添削や自己分析もお手伝いしてくれるため、はじめての転職を経験する方には心強い転職サイトと言えるでしょう。
以下の記事に、マイナビ薬剤師について詳しくまとめているため、参考にしてください。
③:薬キャリ
薬キャリは薬剤師の求人数No.1を誇る実績ある転職サイトです。
基本的に求人紹介は電話による提案になるので、利用者はスピード感ある転職が実現可能となります。
その分、職場の雰囲気を把握する事は難しいかもしれませんが、条件だけに絞って転職をしたい方にはマッチしやすいエージェントです。
薬キャリのねらい目は1年単位の薬剤師の契約社員になり、地方案件であれば比較的年齢が若くても年収700万円オーバーの求人が狙えます。
特に地方の求人は高条件のものが多数あるので、年収700万円を目指したい薬剤師はマストの登録をおすすめします。
薬キャリの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
④:リクナビ薬剤師
昔からの人材紹介実績と取引先が多い大手転職エージェントになります。
リクナビ薬剤師は、見学の有無をヒアリングしてくれたりと、利用者の想いに応じたサービスを提供してくれます。
ドラッグストアの求人も豊富なので、長くドラッグストアに勤めて年収700万円に到達したいと考える薬剤師に向いています。
コンサルタントの求人提案数とスピードも早いので、素早く比べて転職したい方にはおすすめのエージェントと言えるでしょう。
リクナビ薬剤師の詳細は以下になります!
まとめ
年収700万円を到達させるには、エリアと時期を明確にすること、そして仕事における成果をしっかりと評価してもらえる職場を選ぶ必要があります。
注意点として基本給からボーナスがどのくらい反映されるかも計算するのが大切です。
年収700万円を目指す薬剤師の中で、転職で年収アップをする前に是非チェックをしてくれると嬉しいです。
それでは、また!
薬キャリの評判が気になる方へ!薬剤師がメリット・デメリットを語る!
リクナビ薬剤師の評判について!現役薬剤師が利用体験談を語る!
ファルマスタッフの評判について!転職を経験した薬剤師が詳細に語る!