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薬学部の偏差値ランキング!偏差値が低い大学ってどうなの?

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今回は、薬学部の偏差値について、ランキング形式で詳細に説明していきます。

また、偏差値が低い薬学部について、そのメリットやデメリットについても詳しく記載していきます!

薬剤師になるために、薬学部受験を考えているの参考になれば幸いです!

以下、目次となります。 

目次

 

国公立大学の薬学部の偏差値ランキング!

では、まず国公立の薬学部の偏差値のランキングを見ていきましょう!

偏差値の評価は様々な指標があるため、評価元により値にややバラつきがありますが、基本的には以下の表は、塾業界大手である、東進ハイスクールの大学入試難易度ランキング及び、河合塾の入試難度ランキング表を参考に作成しています。

偏差値60~67.5

大学名(薬学部・薬学科) 偏差値
東京大学(理科一類 二類) 67.5
京都大学(薬) 65
大阪大学(薬-薬) 62.5
九州大学(薬-臨床薬) 62.5
千葉大学(薬) 62.5
東北大学(薬) 60
岡山大学(薬-薬) 60
広島大学(薬-薬) 60

上記から、主要都市部に偏差値が高い薬学部が多い事が分かります。研究内容の質も高いので、アカデミックな道に進みたいと考えている方にピッタリです!

特に京都大学、九州大学は質の高い医療や薬剤師の取り組みをしていますし、薬剤師になってからも公式な勉強会を開催する大学になっています。

センター試験の平均得点も8割以上なければ合格が厳しくなる、ハイレベルな大学です!

偏差値55~59

大学名(薬学部・薬学科) 偏差値
長崎大学(薬-薬) 57.5
富山大学(薬-薬) 57.5
金沢大学(医薬保健-薬) 57.5
徳島大学(薬-薬) 57.5

偏差値60を切る国公立大学の薬学部は地方に偏っている傾向があり、アクセスにおいて、デメリットになる可能性があります。

地元の進学校からの生徒も多く、センター試験も7割強の得点率を出さないと少し合格が厳しくなるでしょう。

古くから富山の薬売りや、金沢大学の医療も評判が高く、どの大学も歴史がある有名な学部になります。特に地方の大学では、地域に根ざした医療を考えたり、今後を見据えた在宅医療や介護に関しても取り組んでいるため、内容の濃い医療に携われるポイントもあります!

私立大学の薬学部の偏差値のランキング!

さて、本項では、私立の薬学部について偏差値のランキングを見ていきます!

私立の場合は、薬学部の学費が気になる方も多いと思うので、そちらについての詳細は以下のエントリーにまとめてあるため、参考にして下さい!

偏差値60~65

大学名(薬学部・薬学科) 偏差値
慶應義塾大学(薬-薬) 65
東京理科大学(薬-薬) 62.5
北里大学(薬-薬) 60
立命館大学(薬-薬) 60
近畿大学(薬) 60

偏差値上位である私立大学薬学部の特徴として、都市部に設立している点と、大学名のブランド力、また、薬学部だけに力を入れている大学ではない点が挙げられます。

ザックリと関東地方、関西地方の2極化に分ける事が出来ますし、北里大学の様に、医学部、看護学部、その他のコメディカルの学部も充実している大学病院としてブランド力がある大学もあります。

2006年に共立薬科大学と慶應義塾大学が法人合併したニュースで、慶応ブランドの薬剤師が全国でも活躍していて、現在でも人気がある大学になります!

偏差値55~59

大学名(薬学部・薬学科) 偏差値
星薬科大学(薬-薬) 57.5
武蔵野大学(薬-薬) 57.5
明治薬科大学(薬-薬) 57.5
東京薬科大学(薬) 55
名城大学(薬-薬) 55
京都薬科大学(薬-薬) 55
神戸薬科大学(薬-薬) 55

偏差値60から少し下がると、中部地方の大学、神戸などの位置に大学が広がりをみせます。また、総合大学ではなくて、薬学部だけを専門とした薬科大学が多い点も特徴になります。

こちらのレベルの大学も古くから薬学部を設立していて、進学率と薬剤師国家試験の合格率が高く、ストレートで薬剤師になれる可能性が高い大学になります。

実際の現場で、上記の出身大学である薬剤師は、一般的に優秀と周りから判断されて、薬剤師の中でも一目置かれる存在になります。  

偏差値50~54

大学名(薬学部・薬学科) 偏差値
昭和大学(薬-薬) 52.5
東邦大学(薬-薬) 52.5
日本大学(薬-薬) 52.5
大阪薬科大学(薬-薬) 52.5
福岡大学(薬) 52.5
同志社女子(薬-医療薬) 50
崇城大学(薬-薬) 50
金城学院大学(薬-薬) 50

九州地方の大学もランクインする偏差値になります。

関東地方や関西地方の私立大学もまだ健在であり、如何に都市部に薬科大学が多いのかが分かります。医学部を第1希望にしている受験生が、第2希望の学部として薬学部を受験する事があり、偏差値50以上の大学は、基本的に定員割れを起こしていないので、まだまだ倍率の高い大学一覧になっています。

国家試験合格率も平均より上を獲得している大学になり、こちらもストレートで薬剤師になれる可能性の高い大学と言えるでしょう! 

偏差値45~49

大学名(薬学部・薬学科) 偏差値
日本薬科大学(薬-薬) 47.5
愛知学院大学(薬-医療薬) 47.5
帝京大学(薬-薬) 47.5
摂南大学(薬-薬) 47.5
国際医療福祉大学(薬-薬) 45
帝京平成大学(薬-薬) 45

偏差値が50を下回ってくると、薬剤師国家試験の合格率が、大学によって差が大きく開く傾向にあり、進学率なども合わせて、入学を考える必要が出てきます。

また、この偏差値ランクから、6年制になってから薬学部を新設した大学もあり、大学としての歴史が浅い私立もある点が特徴と言えます。

定員割れは起こすレベルではありませんが、大学のネームバリューはあまりなく、認知度が低いことが欠点となっています。 

国家試験合格率は平均的な大学が多めですが、中には低い大学もあるため注意してください! 

偏差値35~44

大学名(薬学部・薬学科) 偏差値
北海道医療大学(薬-薬) 42.5
東北医科薬科大学(薬-薬) 42.5
高崎健康福祉大学(薬-薬) 42.5
城西大学(薬-薬) 42.5
神戸学院大学(薬-薬) 42.5
武庫川女子大学(薬-薬) 42.5
松山大学(薬-医療薬) 42.5
北海道科学大学(薬-薬) 40
鈴鹿医療科学大学(薬-薬) 40
広島国際大学(薬-薬) 40
安田女子大学(薬-薬) 40
長崎国際大学(薬-薬) 40
奥羽大学(薬-薬) 37.5
就実大学(薬-薬) 37.5
青森大学(薬-薬) 35
岩手医科大学(薬-薬) 35
日本医療創生大学(薬-薬) 35
日本薬科大学(薬-薬) 35
新潟薬科大学(薬-薬) 35
北陸大学(薬-薬) 35
姫路獨協大学(薬-医療薬) 35
福山大学(薬-薬) 35
徳島文理大学(薬-薬) 35
九州保健福祉大学(薬-薬) 35
第一薬科大学(薬-薬特待) 35

偏差値が低い大学ほど、地方の県に大学を設立している事が分かります。

地方出身者で成績優秀な方も在籍していますが、偏差値が低い故に、全国各地から薬剤師を目指す学生が集っています。

こちらのランキングからは、進級率と国家試験合格率は、一気に下がってしまうので、勉強が出来なければ、入学してから厳しい世界が待っています。

また、あまりにも薬剤師国家試験の合格率が悪い大学は、定員割れを起こしている大学もあるので注意が必要になります。

両親が薬局を経営していて学費が潤っている方、偏差値が低いけれど、絶対に薬剤師の資格が必要な方にとっては、比較的容易に入学する事が出来る大学になります。 

偏差値が低い薬学部のデメリットや注意点は?

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では、実際に偏差値が低い薬学部に入学すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。本項では、それらについて、具体的かつ詳細に記載していきます!

1.留年率が高い

偏差値が低い大学では、周りにも勉強が苦手な方が多く集まり、お互いに足を引っ張り合い、留年をしてしまう可能性が高くなります。

大学生になると、行動範囲も増えて、遊びの質や範囲が大きく変わります。私立大学の薬学部に入学出来る方は、基本的に両親がお金を持っている事が多くて、私の知人では大学1年生の時に、自分専用の車を持っている薬学生もいました。

しかし、そのような誘惑の多い環境の中、遊び過ぎて単位を落としてしまい、留年への道を歩んでしまう方も、実際に私は多く見てきました。

私の出身大学も決して偏差値は良くない大学でしたし、1年生の時に、50人以上は留年していた記憶があります。テスト対策を行なっていなかったパターンや、大学に馴染めなかったパターンなど様々ですが、偏差値の高い大学では、この様な理由で留年する方は1年で、10人もいません。

偏差値の高い大学は、周りの同級生も留年しない様に必死です。周りが勉強していると、自分もそれに触発されて勉強する時間を確保する事が出来ますし、モチベーションを保つことも容易です。

厳しい言い方になってしまいますが、大学のテストの単位を取れないと、正直薬剤師国家試験も厳しい戦いになるので、偏差値が低い薬学部の入学を考えている方は、肝に銘じておきましょう! 

2.国家試験の合格率が低い

各大学による薬剤師国家試験の合格率は、厚生労働省から毎年掲載されています。

1つの目安になるのが、全国の薬学部の平均合格率であり、年によって異なりますが、合格率70%前後を全国の平均合格率と考えて良いでしょう。

大学側は、大学の国家試験合格率を上げる為に日々頑張っていますが、偏差値の低い薬学部が行う取り組みとして、成績上位者や、確実に国家試験に受かると思う学生のみを、国家試験に挑戦出来る様にふるいにかけます。

卒業試験の難易度を上げる大学もあり、ある大学では、薬剤師国家試験よりも卒業試験の方が圧倒的に難しかったと言う方もいました。

大学の卒業試験を容易にする事は出来ますが、卒業出来た薬学生が、国家試験にチャレンジし、落ちてしまうと大学側の国家試験合格率が下がってしまい、周りの大学と比較されて、合格率が低い事が世間に知られてしまいます。

この理由から、偏差値の低い大学は、6年生の時に多く卒業出来ない様にする事があるので注意が必要になります。

また、偏差値の低い大学は、既卒の方が、複数回国家試験を受験している場合があり、新卒生だけの合格率が80%であっても、既卒生が仮に40%の合格率を叩き出してしまうと、大学の合格率としては60%の合格率として扱われてしまうので、どうしても、結果的に大学の合格率が低くなってしまいます。

偏差値が低い薬学部は、国家試験合格率も低いのですが、特に今回紹介している偏差値が40を切ってしまう様な大学には注意が必要になるでしょう。  

3.大学のブランド力がない

私立大学で最も評判が良くない薬学部として、第一薬科大学が挙げられます。私が大学受験をする時にもありましたが、偏差値は今でも低いままで、偏差値がBF(ボーダーフリー)の時もありました。

逆に薬剤師の業界では、第一薬科は進級率や国家試験合格率が悪い事で有名になっていますが、新設されて間もない薬科大学は、ブランド力がなく、自信を持って相手に大学名を伝えにくいです。

大学にブランドがなければ、著名な講師陣が在籍していない可能性もあり、質の高い研究や、自分が求めるやりがいを見い出せない可能性も高まります。

また、ブランド力がない薬学部の注意点として、部活やサークル活動は他の薬学部に比べて、弱いと言う点が挙げられます。

具体的には、慶應義塾大学、立命館大学などの偏差値が高い薬学部と、偏差値の低い第一薬科大学を比べても、駅伝チームの有無、他学部の有無と異なる点は多いです。

大学にブランド力があれば、優秀な人材も集まりますし、推薦でも入りたいと思うはずです。古くから設立している薬科大学は、地元でブランド力が維持されていると思いますが、他県では聞いた事がなかったり、人によってはFランの大学だと勘違いされてしまう可能性があるので、注意が必要になるでしょう。 

偏差値が低い大学の場合ブランド力がないため、同級生に「出身大学はどこ?」と聞かれた時に、確実に薬学部である事が理解されません。

4.都心の職場に就職しにくい

偏差値が低い薬学部は、地方に多く設立しています。

地元出身の学生や、是が非でも、薬剤師を目指したい学生が入学しているので、地元の学生と他県からの学生が混じっている中で就職活動を行います。

例えば、東京都出身の学生が、関東地方の薬学部全て落ちてしまい、東京都を離れて地方の薬学部に1人暮らしをしたとします。

彼は無事に薬剤師になれましたが、地方にある偏差値の低い薬学部では、東京都の大病院や、人気の高い病院での実績がありませんでした。

もちろん、彼はその病院が第1希望であったので、就職活動を地道に進めていました。

しかし、同じ様に、その病院を就活していた偏差値が高い関東地方の薬学生は、実務実習でその病院で学んだ事があり、就活のスタート地点から彼と大きな差がありました。

実務実習を受け入れている病院は、地元の大学と少なからず契約をしている病院になります。都心の大学で実務実習を受けた薬学生は、少なからず、実習先の職場には優位に就職活動を行う事が出来る訳です。

全ての病院の正社員が、実務実習を行なった学生ではありませんが、地方に多い偏差値が低い薬学部では、このように都心への就職が難航する場合があるので、注意が必要になるでしょう。

就職活動時期には、都心に出る必要があるので、交通費がかさむデメリットも知っておくといいかもしれません! 

5.就職先からのイメージが良くない事がある

薬剤師界は縦のつながり、横のつながりが非常に近く、出身大学だけで、その人が優秀がどうかを判断してしまう方が一定数います。

偏差値が50以上の大学出身の新人が入る場合や、国公立の薬学部出身の新人が、職場に入る場合は、1を教えれば10以上の仕事を覚える事が出来る人材だとハードルが勝手に上がります。

逆に偏差値が低い薬学部出身の新人が入る場合には、強い期待を持たれない状態で、接する可能性が出てきます。

メリットに感じる方もいるかもしれませんが、規模や組織が大きい職場であったり、歴代の先輩方が悪い噂を残している職場では、その限りではありません。

偏差値の低い薬学部は、体感的に職場からのイメージは良くないです。失礼な話ですが、本人と会ってもいないのに、偏差値が低いからと言う理由で、仕事が出来ないと判断される場合もあります。

もちろん私が会った事がある方の中で、偏差値が低い大学出身者でも、抜群に仕事が出来る方もいました。

しかし、大学のイメージは怖いもので、仕事が出来ない薬剤師の出身を問いただして、変に納得する薬剤師もいるのも事実です。

特に新人は、他の同期と出身大学の違いで、比較される事もあるので、十分に注意が必要になるでしょう。 

偏差値が低い薬学部の良い点は?

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偏差値の低い薬学部は、デメリットばかりがあるわけではありません。当然メリットもあります!

本項では偏差値の低い薬学部の良い点について、具体的に記載していきます!

1.入学の敷居が低い

私立大学薬学部の受験科目は2つか3つであり、数学、英語、化学をメインに偏差値を上げると、合格する可能性がグッと上がります。

私も高校生の時に、化学と英語の偏差値が50を超えていたことが、薬学部を目指したきっかけの1つでした。

国公立を目指す様に、全ての科目に強くなければいけない訳ではありませんので、偏差値の低い薬学部に入るためのハードルは、思ったほど高くはありません。

入学後の定期試験は大変になるかもしれませんが、決まった科目に強い方は、「チャレンジとして偏差値の高い大学」、「自分の偏差値にあった大学」、「自分の偏差値より低い大学を2つ以上」受けると、どれかは引っかかるはずです。

周りの薬剤師に聞いてみても、偏差値の高い大学を受験したけれど、落ちてしまい、偏差値の低い薬学部に入った方もいます。

それでも勉強自体は苦ではなかった性格だったので、偏差値が低い大学でも、ストレートで薬剤師になる事が出来ました。

薬剤師になる為には、どんなに偏差値が低くても、薬学部を卒業しなければ夢は達成出来ません。

大学のホームページを見ると、受け入れ人数に対しての入学者数も見れるところもあるので、教育資金があり、本気で薬剤師を目指したい方は、偏差値が低い大学を狙ってみるのも1つの手です。

在学中は、他の学部と比べると、勉強や実習ばかりで、再試験まで行ってしまうと、夏休みや、春休みも短くなる事があります。

しかし、大学生の内に、学び、資格さえ取得出来ると人生の可能性が大きく変わるので、一概に偏差値の低い薬学部が、他の大学と比べて劣っているとは言えません。 

2.特待生を目指しやすい

大学内での定期試験上位者、入学時の成績上位者は、特待生として認定される場合があります。

認定されると薬学部の学費を援助してくれたり、成績上位者から希望する実務実習先を選択する事が出来たり、優先的に希望の研究室に入れる大学もあります。

研究室も第1希望から第3希望までアンケートを取り、大学側が振り分けますが、私の大学では、優秀な学生は、基本的に第1希望の研究室に在籍していました。

実際に私の友人には、高校時代に偏差値が60以上あったけれど、偏差値を50程度に落とした地元の薬学部に通った方もいます。

理由は、その大学で、特待生になれるからであり、偏差値が60以上の大学では周りの同級生も頭が良いので、特待生になりにくいと判断したからです。

彼は、6年間大学に通って平均1200万円の学費がかかるところを、約半額で大学を卒業する事が出来ましたし、加えて無金利の奨学金も借りる事も出来ていたので、生活費も上手くまかなっていました。

自分の偏差値が高い場合は、冷静に偏差値の低い薬学部を受験し、特待生になってみてもメリットが多いです。

また自分の地元に偏差値が低い薬学部があっても、偏差値や国家試験の合格率だけを見ないで、特待生となった時の学費面もチェックしてみると良いでしょう!

実家から通うよりも、1人暮らしを行う方が、確実に固定費がかかります。地方出身の方でも偏差値が高い都心の大学に進学するのではなく、家計とのバランスを考えられるといいかもしれません!  

3.一人暮らしを満喫出来る

偏差値が低い大学では、地方の都市ではなく、少し都市から離れた場所にキャンパスが設立している場合があり、1人暮らしや寮生活の準備が整っている大学も存在しています。

また、偏差値が低いと、全国の都道府県出身の学生が集まるので、地元出身者でない限りは、基本的に1人暮らしをスタートさせる例が多いです。

しかも4年間だけでなく、6年間親元を離れて生活をする事が出来るので、1人暮らしに憧れを持つ方にはおすすめと言える学部になるでしょう。

私も親元を離れて大学時代を過ごしました。1人暮らしの生活は、何もかも自分で管理していかなければいけませんが、その分とても自由で、非常に楽しいものでした。

また、他の1人暮らしや寮生活をしている方と、共通の同士を作る事も可能です。

夜中まで友人と遊んだり、様々な話をしたりと、薬学部でも楽しめる事は多いので、6年間を大いに謳歌したい方には合っていると言えるでしょう!

あまりに遊び過ぎると、単位を落としてしまうので、自分自身のマネジメントにだけもは注意を払って、大学生活をエンジョイするのも良いと思います。

偏差値が低い薬学部は、地方に存在しているので、親元を離れたい方にはメリットになりますね! 

4.卒業研究が楽で国家試験に注力できる

国公立大学と比較して、私立大学の薬学部の研究の質はあまり高くありません。

その中でも偏差値が低い大学では特に、研究に力をいれているところは少ないです。

私立薬学部で創薬系や基礎系の研究をしたいと思っている学生は限りなく少ないですし、大学側も研究者としての指導を行っていません。

偏差値が低い薬学部の研究室によっては、カラムを用いたクロマトグラフィーや、試薬やネズミを用いた実験を行わないで、データを収集のみの卒論研究を行う研究室もあります。

結果を出す研究は、成果が出るまでに時間がかかるので、毎日夜遅くまで実験を行いますが、データ収集の卒論作成になると、夜まで作業をしなくても良い訳で、特に国立大学と比べて卒業論文にかける時間が大きく異なってきます。

研究が好きで、とことん追求したい方には、偏差値が低い大学は合っていないと思いますが、研究者を目指していない方で、サクッと卒業論文を終え、国家試験に集中したい方にはマッチした大学と言えるでしょう!

5.全国に友人が出来やすい

 

偏差値が低い薬学部だと、全国から薬剤師を目指す学生が多く集まり、大学によっては、上は北海道、下は沖縄県まで出身が異なる同級生と出会えます。

多くの薬剤師は、地元に帰省して就職するので、大学卒業後は、それぞれお互いのエリアで仕事をする事が多いです。

全国出身の友人を作る事は、卒業後してからの仕事相談や、情報収集する時に役に立ちますし、県ごとに異なる薬剤師会の仕組みや、エリアによってどのドラッグストアや調剤薬局が強いのか、など違いを知る事が可能です。

結婚式で全国各地に行ける事も良い点ですし、旅行時におすすめスポットを気軽に聞ける点もメリットがあります!

様々な出身の友を全国に作っておくと後々メリットに気付くので、是非交流関係を増やしてみましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

意外にも偏差値の低い薬学部は多く存在していて、入学自体はそこまでハードルが高い訳ではない事が実感できたのではないでしょうか。

また、偏差値が低い薬学部はデメリットだけではなくメリットも多くありますが、入ってからも留年しない事、ストレートに国家試験を突破することは、中々難しいことも分かって頂けたかと思います。

6年間は長いですが、その中できちんと自分の軸を持ち、目標に向かって頑張れる大学選びをしてみて下さい!

本エントリーが、これから薬剤師を目指す方の何かのキッカケになってくれたら嬉しく思います。

それでは、また!

 

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参考サイト 

本エントリーを記載するにあたり、参考にさせていただいたサイトは以下になります。

「東進」の大学入試難易度ランキング|偏差値一覧(Aライン偏差値)

入試難易ランキング表|Kei-Net