今回は、薬剤師向けの在宅ワークを一挙紹介していきます!
具体的な在宅ワークの詳細から、薬剤師が在宅ワークをする際に気を付けるべき点なども合わせて説明するため、参考にして頂ければ幸いです。
以下、目次となります。
薬剤師の在宅ワーク!おすすめ6選を紹介!
①:Webライティング(メディカルライター)
おすすめ度 | ★★★★★ |
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参入しやすさ | ★★★★★ |
稼ぎやすさ | ★★★★ |
報酬相場 | 1文字単価0.5円~ |
薬剤師の在宅ワークの一つとして「Webライティング」が挙げられます。
ライティングについては様々な分野があり、例えば、婚活の経験、ガジェット、脱毛店のレビューなど幅広い案件が存在しています。
その中でも、薬剤師は漢方薬に関しての知見や、薬剤師の転職エージェント体験談など、薬剤師の資格があるからこそ書く事が出来る案件が募集されています。
また、クライアントは監修目的で薬剤師の肩書きや知識を必要としているので、医療や健康に関連をする執筆を依頼される場合も多いです。
さらに、経験を積むことで、報酬単価を上げたり、実力があるライターになると交渉もスムーズに行う事が可能になります。
一般的に1文字の単価は0.5円になる事が多いですが、薬剤師の資格を保有していれば1円からの案件もあります。
以下の記事にメディカルライターのより詳しい情報をまとめているため、合わせて一読頂ければ幸いです。
ライターの評価が上がると文字単価5円から10円とコスパの良い待遇にもなる点も嬉しいですね!
②:オンライン相談
おすすめ度 | ★★★★ |
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参入しやすさ | ★★★★ |
稼ぎやすさ | ★★★ |
報酬相場 | 500円~ |
現役の薬剤師が市販薬や薬剤師国家試験対策、転職やキャリアの相談など様々な問題を、オンライン上でヒアリングをしてアドバイスをする在宅ワークです。
いきなり個人でオンライン相談を行うのはハードルが高いので、自分自身の時間を提供するサービスの「TIME TICKET」や大手スキルマーケットの「ココナラ」を利用することをおすすめします。
また、相談内容としては、例えば「ドラッグストアでの働き方や福利厚生を詳しく教えます」と自身の経験を語ったり、「薬学部の受験について相談に乗ります」など、薬学生向けの相談でも良いです。
また、オンライン相談は実際に顔を合わせなくてもOKな点も魅力です。
電話やチャットなど選択が出来て、ネット環境が整っていれば、比較的に始めやすい在宅ワークと言えるでしょう。
③:データ入力
おすすめ度 | ★★★★ |
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参入しやすさ | ★★★★★ |
稼ぎやすさ | ★★ |
報酬相場 | 1文字単価0.375円~ |
データ入力は単純作業が好きな薬剤師にはおすすめの在宅ワークです。
臨床現場で働いている薬剤師は、薬歴を記載する際にPC操作や、タイピングを習得している方が多いので、在宅ワークの中でも比較的、手軽に始める事が出来る仕事と言えるでしょう。
また、頭をそこまで使わない在宅ワークになるので、音楽をかけながら作業が出来る事、スマホで外出時の隙間時間にも行える点はメリットです。
しかし、誰にでも出来る仕事内容になので、競争率が高かったり、報酬が低くなるデメリットには注意が必要です。
手書きやPDFに記載している文字をwordやExcelに入力をするシンプルな仕事になります。
④:動画編集
おすすめ度 | ★★★★ |
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参入しやすさ | ★★★ |
稼ぎやすさ | ★★★★ |
報酬相場 | 1本3,000円~ |
動画編集は近年Youtuberの増加を理由に、人気急上昇中の在宅ワークです。
クライアントから動画が納品されるので、文字入れ、カット、効果音の挿入、その他にもオープニングやエンディングを作成するなど、動画編集のサービスを提供して、報酬を得る在宅ワークになります。
Youtube用の編集だけでなく、ウエディングの馴れ初めムービーやプロジェクトのオープニングムービーなど依頼は多岐に渡ります。
サムネイル作成や音楽挿入でいくらなど、価格は動画時間や本数、オプションによって異なりますが、編集動画1本当たり3,000円からと他の在宅ワークよりも高額な値段設定になっている点が特徴です。
また、クライアントの要望に沿った形で納品をして、仕事を継続的に貰えている方も多いです。
無料で編集が出来るソフトもありますが、稼いでいる編集マンは「Final Cut Pro」などの有料編集ソフトを使用している場合があり、現在は参入するレベルも上がっています。
人気の動画編集者になると、月給数十万円も目指せる在宅ワークです。
⑤:医療翻訳
おすすめ度 | ★★★ |
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参入しやすさ | ★★★ |
稼ぎやすさ | ★★★ |
報酬相場 | 1文字単価5円~ |
医療翻訳は専門性が求められる難易度が高い在宅ワークです。
なぜなら、案件自体の数が少なく、製薬メーカーに勤めている薬剤師の中でも、メディカルライターの部署に属していないと、資料集めに難航するなど、数多くのハードルがあるからです。
また、医療翻訳による誤訳は、絶対にしてはいけません。
クライアントも学位を持った薬剤師や、正しい用語に精通をした方でないと、応募やトライアルの段階で弾かれてしまう可能性が高いです。
相場は1文字30円前後で、納期や交渉によっては更に高額の単価で仕事をする事が可能です。
その他、上記した学術的な翻訳の仕事がある一方で、一般向けの医療翻訳の案件もあります。
例えば、「個人が海外へ行く際に薬の説明書を英訳して欲しい」と薬剤師に依頼をする方もいますし、日常会話や仕事で使用をする資料を英訳したり、ロシア語やアラビア語に変換をする仕事も医療翻訳の一部です。
こちらは案件が見つかりやすい反面、1文字5円からと報酬単価が論文ベースの仕事に比べると、低くなる傾向になります。
他の在宅ワークと比べると高いスキルが必要ですが、海外に興味がある薬剤師にとっては、おすすめの在宅ワークと言えるでしょう。
⑥:イラスト制作
おすすめ度 | ★★★★ |
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参入しやすさ | ★★★ |
稼ぎやすさ | ★★★★ |
報酬相場 | 1本500円~ |
SNS向けのアイコンやヘッダーなどをイラスト化して、クライアントから報酬を得る在宅ワークになります。
相手の要望に応えつつ、ラフを提出して、打ち合わせを行います。
時に何度もやり直しをして、時間労働の採算が合わない時もありますが、オプションで価格を上げて、仕事を受ける事も出来ますし、人気イラストレーターになると、在宅でも収益を安定させる事が出来ます。
加えて、イラストレーターの中でも、医療の細かな言い回しや表現を再現出来る医療関係者はクライアントから一定の需要があるのでおすすめです。
イラストを描くのが好きな薬剤師にとっては、本業の知識も向上にも応用が出来る在宅ワークのためおすすめです!
薬剤師の在宅ワーク!メリットを説明!
薬剤師が在宅ワークをする上で、得られるメリットについて、本項では説明していきます。
①:高単価の仕事を受ける事が出来る
在宅ワークは基本的に単価が低いので、時給換算をすると、アルバイトをしていた方が儲かる場合が多いです。
しかし、薬剤師は国家資格を武器にする事で、一般人よりも高額な案件を獲得する事が出来ます。
ライティングを例にすると、誰にでも書ける内容の記事は1文字当たり0.25円~0.5円の単価になる場合が多いです。しかし、薬学の知識を要する記事は、文字単価1円~と倍以上の金額で、仕事を請け負う事が可能です。
実際に健康や予防、脱毛や市販薬のジャンルについては、専門職に頼る企業は多く、「薬剤師監修」、「現役薬剤師」の権威性を出すために高単価で仕事の募集をしています。
また、ライティングが上手い薬剤師は希少性が高く、継続して仕事を依頼されるケースも少なくありません。
薬剤師だけが行える案件に目を付けると、好条件で手堅い在宅ワークの案件を見つける事が出来るでしょう。
②:様々なストレスを軽減して働ける
在宅ワークは自宅を拠点として仕事を行うのため、以下のストレスを軽減して仕事に取り組むことが出来ます。
- 通勤(満員電車)のストレス
- 会社特有の人間関係の悩み
- 休日を自由に取れないなど、スケジューリングの悩み
また、休憩時間を調節して、会社勤務のような縛りがない状態で、メリハリを付けた労働をする事が出来る点も魅力です。
③:家族と過ごす時間が増える
在宅ワークに取り組むと、家族を中心とした働き方にシフトする事が可能になります。
例えば、小さなお子さんがいる場合は、子供の送り迎えをしてから在宅ワークを行えますし、子供のお昼寝を狙って、隙間時間で作業を進めるママ薬剤師もいます。
加えて、急な熱発にも対応する事が出来、何よりも子供との繋がりが増えて、日々の成長を感じやすくなるでしょう。
現在では男性薬剤師の育休休暇取得も増加していますが、在宅ワークは薬剤師の専門性を活かして取り組める仕事であり、男性薬剤師にとっても、子育てと、相性が良い新しい働き方になっています。
家庭を優先させたい薬剤師にとっては、メリットが大きいと感じる事でしょう!
④:本業に繋がる可能性がある
副業としてイラスト作成や翻訳、薬剤師の知識を活かしたオンライン相談などの在宅ワークをすると、本業でも相手(クライアント)が求めている事や、患者さん目線の悩みを解決しやすくなり、自身のスキルアップに繋がります。
例えば、イラスト制作では、自身の画力を鍛える事が出来ますし、そのスキルを薬局用の啓発ポスターやPOP作成に活かすことが出来ます。
また、翻訳で吸収をした語学力は、海外人向けの資料作成や、外国人との服薬指導にも繋がります。
副業や複業として在宅ワークを取り組んでも、自己研鑽になり、薬剤師としての幅が広がる事でしょう!
薬剤師の在宅ワーク!デメリットや注意点を解説!
薬剤師の在宅ワークについて、上記で多くの利点を紹介しましたが、もちろんデメリットとなる点も多いです。
本項では、その中でも特に気を付けてもらいたい項目について紹介します。
①:初めのうちは単価が低い
在宅ワークは、コツコツと実績を積み上げて継続すると、クライアントの信頼も高まり、高単価のオファーが発注されやすくなります。
しかし、そこに到達するまでに、下積み期間がある事を忘れないようにして下さい。
例えば、在宅ワークの中にはトライアル期間を定めている仕事があり、始めは時給換算で500円以下など、低賃金を余儀なくされる場合も多いです。
薬剤師であれば調剤薬局、ドラッグストアや病院でパートをすると、最低でも時給1,800円で安定して稼ぐ事が出来ますし、即金性で比較してしまうと、どうしても普通に働く方が稼ぎやすくなっています。
特に、派遣薬剤師など高時給の仕事をしていた方は、在宅ワークの単価の低さに、やる気が削がれる可能性があるため注意が必要です。
②:ネットトラブルに遭いやすい
在宅ワークはネットを介して、クライアントとやり取りを行います。
相手の素性や顔を確認しない状態になるので、悪質なトラブルを引き起こしてしまう例もあります。
例えば、クラウドワークスやランサーズなどの仲介システムを通さないで行う直営業では、クライアントに成果物を納品しても、報酬を振り込んでもらえずに、そのまま逃げられるケースもあります。
他にも、女性薬剤師を狙ったオンライン相談では、しつこく会うように話を持ち掛けられるなどの被害へと進展してしまう可能性もゼロではありません。
特に在宅ワークの初心者を狙った悪徳なクライアントは一定数いるので、開始時は慎重に仕事を選択して下さい。
③:成果物を基準としてシビアな評価がされる
やればやるだけ報酬が手に入る在宅ワークですが、成果物に対して、シビアな評価をされる点がデメリットです。
例えば、参入敷居が低いライティングやデータ入力の場合、質の低い記事や細かいミスをしてしまうと、次回からは仕事をもらえなくなります。
その他にも、納期を守らない方や、希望に沿わない納品をした方は、クライアントを怒らせてしまい、信用を失います。
さらに、在宅ワークは仕事の進捗度が見える化されており、ランサーズやクラウドワークスなどのサービスでは、過去の実績や評価が閲覧できるため、適当な仕事をする方は、依頼を受けられなくなります。
丁寧な仕事が出来ない薬剤師や、スキルがない薬剤師は、十分に注意をして取り組むようにしましょう。
④:定時が無く働き過ぎてしまう可能性あり
在宅ワークは、会社のように定時が決まっている訳ではないため、時間を気にせずに仕事が出来てしまう反面、どこまでも働いてしまうデメリットが潜んでいます!
例えば、納期が短い案件の場合は、時間を目いっぱい使ってオーバーワークになる可能性があります。
また、努力して人気クリエイターになった場合も、在宅での仕事に没頭して、常にプレッシャーを感じてしまう方もいます。
どの程度働きたいのかを明確にしてから、在宅ワークを開始すると良いですね!
薬剤師が在宅ワークする際に利用すべきサイト!
本項では、在宅ワークを考えている薬剤師が利用するべきサイトを紹介していきます!
どのサイトも実際に私が利用した事があるサイトなので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。
①:マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師では、薬剤師向けの会社だけでなく、IT企業や薬剤師免許を使用しない一般企業も紹介してくれます。
コンサルタントはヒアリング能力が高く、利用者の要望に合わせた前向きなアドバイスをしてくれます。
「在宅ワークで働ける会社なんてないよ」と回答するのではなくて、どうしたら利用者が満足をして職探しを行えるのかを積極的にフォローしてくれます。
以下の記事に、マイナビ薬剤師の詳細についてまとめているため、ぜひ参考にして下さい!
②:ランサーズ
仕事を依頼したい会社と、仕事を受けたい個人をマッチングする国内最大級のサイトになります。
在宅ワークの仕事が豊富でライティングからデータ入力など簡単に応募が出来るため、初心者でも取り組み易いです。
その他にも、動画編集やイラスト依頼、翻訳まで数多くの案件をチェックする事が可能です。
以下、公式サイトとなるため、ぜひ参考にして下さい。
まとめ
ここまで読んで頂きましてありがとうございます!
記事執筆を通して、薬剤師業界も、もっとオンライン化、リモートワーク、在宅勤務が進むと、新しい気付きが生まれると感じました。
もちろん、全ての仕事が在宅ワークに置き換わる訳ではありませんが、私たち薬剤師は、新しい働き方を敬遠せずに、未来を見据えて働くべきだと考えています。
少しでも、この記事が、在宅ワークが気になっている薬剤師へ届いたら嬉しいです。
それでは、また!
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