今回は、薬剤師で単発の派遣で働く方法や、短期のバイトについて、仕事内容や時給、勤務時間などを、実際の体験から詳細に説明していきます!
単発の派遣薬剤師に興味がある方や、薬剤師の短期バイトについて知りたい方は、ぜひ参考にして下さい!
【2019/11/09 タイトル変更・追記】
以下、目次となります。
- 薬剤師が単発派遣で働く方法!勤務時間や時給、仕事内容は?
- 薬剤師が単発派遣をするメリットは?短期バイトの利点は?
- 薬剤師が単発派遣をするデメリットは?短期バイトの注意点は?
- 薬剤師が単発派遣のバイトを探す際のおすすめサイトは?
- 実際に薬剤師で単発派遣をした経験談を語る!
薬剤師が単発派遣で働く方法!勤務時間や時給、仕事内容は?
薬剤師で単発の派遣として働く場合、勤務時間や、仕事内容、時給はどのようになるのでしょうか!
本項では、それらについて、詳しく説明していきます。
①:月に1日からでも働く事が出来る
単発の派遣薬剤師は毎月1日だけでも勤務する事が可能です。
私が初めて単発の派遣を利用した時は、本業の傍ら月に1回、休日に1日だけ働いていました。
単発派遣の紹介会社を利用する場合、指定の曜日や日付を伝えると、条件にマッチした案件を提示してくれます。
私の場合は、最初の頃は月に1回お試しで単発の派遣を行い、次の月には2回入るように調整しました。
その後は紹介があっても、断りを入れて、全く単発の派遣に入らない月もあります。
一般的に派遣薬剤師のイメージは3ヶ月間の雇用契約であったり、短期間でも1ヶ月の契約を行う場合が多いです。
単発の派遣の働き方は雇用期間が最も短い点が特徴と言えるでしょう。
半日だけの求人も見つかる事も出来、ガッツリと働きたくない方にも柔軟に対応している働き方になります。
②:求人によって勤務時間が異なる
単発の派遣求人では、1日8時間勤務の単発求人もありますし、1日4時間だけ働く求人も存在します。
3ヶ月契約の派遣薬剤師の求人の場合は、週5日勤務の1日8時間労働の雇用条件が一般的になりますが、必ずしも8時間勤務の求人だけを扱っていない点が、単発派遣の特徴です。
単発の派遣求人では、土曜日の午後から4時間だけ人材が欲しい薬局や、繁忙期のシーズンだけ紹介会社を利用する企業など、忙しい曜日や、連休前後の期間のみ長時間の単発派遣を活用する企業もあります。
同じ派遣先で私も体験した内容になりますが、いつもは午前中4時間だけの求人が、1度だけ1日8時間の求人へと変更依頼の打診を受けた事がありました。
同じ派遣先でも、勤務時間が異なるケースがあるので、単発の派遣の事を別名「スポット勤務」とも呼ぶ場合もあります。
③:調剤薬局で投薬業務がメイン
短期の派遣先は基本的に、調剤薬局が多いです。以前はドラッグストアの求人もありましたが、近年ではドラッグストアの単発求人が減少して、単発の派遣では働く事が難しい状況になっています。
大手調剤薬局も求人数が少なくて、小中規模の調剤薬局が単発の派遣薬剤師を利用している事が多いです。
単発で働く薬剤師は、その場限りの勤務になりますが、派遣先では即戦力にならなければいけません。
仕事内容は薬の調剤、ピッキングではなく、投薬をメインに行うケースが殆どです。
総合的に薬の知識を網羅していないといけませんし、様々な診療科から出る薬の服薬指導がスムーズ行う必要があります。
1日だけで調剤棚の配置を完全に覚える事は出来ませんし、薬を探すのが遅ければ即戦力ではなく、逆に足手まといになってしまいます。
派遣先から求めてられる内容は忠実に動いてくれる薬剤師であり、投薬と薬歴記入を派遣薬剤師に頼る事で店舗におけるマンパワー不足の解消と、正社員の残業改善を目的にしている事が多いです。
④:エリアによって求人数が異なる
派遣薬剤師は人手が足りていない薬局に派遣される事が一般的です。
アクセスが悪い僻地であったり、急に退職者が出てしまった薬局に多い傾向になります。
僻地の場所では単発で1日だけ働く事は少なく、3ヶ月で契約をして短期の派遣を行うケースが多いです。
逆に派遣薬剤師の単発求人は関東地方に多い点が特徴になります。
都心では以前から派遣薬剤師を活用している企業が多い事や、自由を求める働き方をする薬剤師が多い事、派遣薬剤師に強い紹介会社があるなど様々な要因が挙げられます。
3ヵ月間の派遣薬剤師や契約社員であれば、北海道の僻地エリアや離島で働く求人もありますが、1日のみ勤務する単発の派遣薬剤師では、その様なアクセスの悪いエリアの求人は基本的に少ないです。
私も紹介会社から提案された求人は都心が多く、地方エリアを指定しても中々ヒットしない事がありました。
総括して、関東地方や関西地方の中心地に単発の求人数は多く、都心から拡大するに連れて求人数が少なくなる傾向です。
地方では派遣薬剤師を雇う習慣がない企業も多く、地域性も関係しています。
⑤:急募案件は高時給
紹介会社に登録を行うと、自分が働ける条件内で「急募案件」が発生する場合があります。これは、派遣会社と提携している企業から急な欠員が出た場合に起こります。
私の場合は、指定した日の1週間前に電話メールで連絡が入りました。
週に1回8時間勤務の求人で、時給4,300円の高待遇の案件でしたが、タッチの差で他の薬剤師が仕事を受ける形になりました。
薬剤師であれば単発の求人でなくても高時給の求人はありますが、週に1回などのスポット勤務でも、高時給の求人が存在する点は単発派遣の特徴になるでしょう。
紹介会社の中には最低時給を保障しているところもあります。効率良く稼ぎたい方にとっては、チャンスが広がる働き方になります!
薬剤師が単発派遣をするメリットは?短期バイトの利点は?
単発の派遣薬剤師として働く際に、得られるメリットはどのようなものがあるでしょうか!
様々な点が挙げられますが、その中でもぜひ知ってもらいたいものについて、以下に説明していきます!
①:コストパフォーマンスが高く、効率よく稼げる
単発の派遣薬剤師は今までに働いた中でも、労力と時間給を考えた時に、最もコストパフォーマンスに優れた働き方と呼べます。
理由として時給が、薬剤師のパートやバイトで働く薬剤師よりも高い点が1つ挙げられます。
特定のエリアではパートやアルバイトの時給が2000円から2500円の相場でも、単発の求人では時給2800円や3000円オーバーの求人が見つかるケースがあります。
2点目は、残業の少なさが挙げられます。単発の派遣は残業が原則ありませんし、残業が発生しても1分当たり残業代が支給されるので、働いている時間は決して無駄になりません。
時間を大切にしている薬剤師にとっては心強い働き方になり、働いた分だけ安定して報酬を得られる点は、単発派遣の魅力と言えるでしょう!
②:複数の調剤機器やレセコンを経験出来る
単発の派遣では、1ヶ月の間に複数の薬局で仕事を行う事が可能です。
私は月に2回異なる企業で単発の仕事を行った事があります。
そのため、企業によって導入しているレセコンメーカーや、調剤機器の違いを経験する事が可能です。
例えば、散剤を調剤する際に監査システムを導入している店舗と、そうでない店舗があったり、分包機はVマスしか扱えない店舗や、メーカーが異なる機器に触れてメリットやデメリットの比較する事が出来ます。
単発の派遣薬剤師は投薬と薬歴記載がメインの業務になる為、様々なレセコンメーカーを扱える様になると、それは大きな強みになります。
使用した事がないレセコンでも簡単な使用方法を管理薬剤師から教えてもらう事が出来ましたし、自身の経験値が上がったり、各メーカーの良し悪しが自分なりに整理出来るはずです。
1つの店舗でずっと同じ業務を行うよりも、複数の機器を扱える薬剤師で、トラブル時に臨機応変に対応出来る薬剤師が、これからは重宝されます。
短期間で複数の企業を経験して、各職場の仕事を把握出来る点は、薬剤師のスキル向上において、大きなメリットと言えるでしょう!
特に独立志向の薬剤師は複数店舗の魅力を盗む事で、理想の薬局作りをイメージ出来ます!
③:自分の都合を優先して働く事が出来る
自分の好きなタイミングで働く事が出来る点は、単発の派遣薬剤師のメリットです。
パートやアルバイトとして働いている薬剤師の中で、「決まった曜日に出勤するのでなくて、指定した曜日や日付だけに働きたい」と考えている方に、特にマッチした働き方と言えます。
例えば、不要な連休になってしまった場合、紹介会社に意向を伝えて、条件にマッチした求人を見つける事が可能です。
「翌日に派遣を行いたい」という急な要望は難しいのですが、月単位でスケジュールを組みやすい点は単発派遣の魅力と言えるでしょう。
派遣会社に登録をしても絶対に働かなければいけないという訳ではありません。正社員の方もマイペースに出来る、薬剤師の副業の位置付けとして期待出来ますし、現代に合った働き方になるはずです!
④:時給を上げて働く事が出来る
パートやアルバイトでは時給が変動する事が少ないですが、単発の派遣ではコンサルタントに依頼をすると時給単価を上げる事が可能です。
利用者である薬剤師は紹介会社に属する立場になり、時給を上げる事で、紹介会社側にもマージン増加のメリットが発生します。
信頼関係がで出来ていない状態で、時給単価アップの交渉を行う事は推奨しませんが、派遣薬剤師とコンサルタントとの関係が良好であり、派遣先からも評価を得られている場合は、おおよそ時給を200円程度上げる事も出来ます。
単発の求人では複数の企業を掛け持ち出来る為、交渉のチャンスも一般の派遣薬剤師より多いです。
単発の派遣は、自分のやる気と戦略次第で時給を上げる事が出来る働き方になります!
⑤:仕事内容が簡単で楽
単発の派遣薬剤師を今までに何度も経験しましたが、はっきり言って仕事内容は簡単です。
単発の仕事を始める前は、処方箋が1日200枚以上来る大型の薬局に飛ばされるのかと思っていましたが、求人内容を見たり、直接派遣先で働いても、忙しい職場はありませんでした。
多かった職場は1人薬剤師の店舗で処方箋枚数が50枚前後の薬局になります。
仕事内容は投薬がメインになり、患者さんが来ない間には施設の1包化を行う事が多かったです。
管理薬剤師の仕事である在庫管理や電話対応、クレーム対応などの負担がかかる業務は行わないので、非常に仕事内容が単調で、身体的に楽な働き方だと感じました。
特に忙しい職場に慣れている方にとっては、単発の仕事内容が容易に感じる事でしょう。
薬剤師が単発派遣をするデメリットは?短期バイトの注意点は?
単発の派遣薬剤師として働く際の、デメリットはなんでしょうか。
メリットと同様に色々な点が挙げられますが、その中でも特に注意してもらいたいものについて、以下に説明していきます。
①:急募の求人を紹介を受けて対応が面倒になる
紹介会社から、稀に自分が希望しない求人を紹介されるケースがあります。
単発の派遣薬剤師は基本的に自分の働きたいタイミングを指定して働く事が出来ますが、派遣先が急遽人手を必要とする場合に、派遣元である紹介会社から電話やメールで急募の求人の連絡が入ります。
私の場合は、本業のお昼休憩のタイミングで電話が入り、急に1週間後スケジュール確認をされました。
このように、唐突に求人応募の是非を聞かれた時は、対応がやや面倒だと感じる事があります。
特に派遣薬剤師のコンサルタントとは、1つの仕事を終えた後も引き続き関係が継続されます。
コンサルタントを無視する事は出来ず、複数の紹介会社に登録をしていると更に対応が増える為、その煩雑さが単発の派遣におけるデメリットと言えます!
②:1人薬剤師になる可能性がある
1つの薬局で単発の求人をある程度こなすと、派遣薬剤師にも関わらず1人薬剤師として店舗を任せられる場合があります。
実際に多いケースとして、土曜日の午後だけを勤務する求人などが挙げられます。
平日でも発生して、比較的に患者さんの来客数が少ない曜日の午後から締めまでの時間帯で働く事もあります。
もちろん完全に1人で働く訳ではなく、医療事務さんと2人体制になる事が多いです。
私の場合は単発の派遣で、2回目までは管理薬剤師と一緒に午前中だけ働きました。その後は同じ店舗で1日勤務を3回終えた後に、午後だけを1人薬剤師で勤務する求人を提案された事があります。
薬局業界では1人薬剤師の店舗も一定数存在しています。休みや有給休暇を取りたくても取れない正社員もいるのが現状です。
そのため、単発の派遣薬剤師を利用する事で、正社員を休ませる企業もあります。
単発の派遣薬剤師は1人薬剤師になる可能性がある事を知っておきましょう!
③:キャリアを積む事が出来ない
特に、家庭を持つ男性薬剤師は注意したい内容になります。
単発の派遣薬剤師は一時的な薬局の経験を積む事は出来ますが、役職を上げたり現場の管理職になる為のキャリアアップは望めません。
将来を強く考える30代の薬剤師にとっては、単発の派遣はWワークとして位置付けておかないと、後から痛い目に合う可能性が高いです。
なぜなら、40代、50代になっていた時に、自身のポジションを確立しておかないと、老後における将来設計を考え直さなければいけないからです。
そのため、薬剤師の正社員として働きながら単発の派遣を行う際には、本業にも支障が出ない様に十分に注意しましょう!
単発派遣の薬剤師は、しっかりと将来のキャリアを考えながら行動する必要があります!
④:評価されてもボーナスが出ない
薬剤師のパートやバイト同様に、単発の派遣薬剤師の働き方はボーナスがありません。
薬剤師として紹介会社に従事する形になりますが、派遣元にどれだけ貢献をしても、いくら長く働いても、派遣元である紹介会社からボーナスが支給される事はありませんので、正社員と比べるとデメリットになります。
単発の派遣薬剤師でも、条件によっては有給休暇の福利厚生はありますが、ボーナスだけはどんなに評価が良くても発生する事がありませんので、働く前には注意しておく必要があるでしょう!
⑤:管理薬剤師は働くことができない
当然のことですが、管理薬剤師の肩書きでアルバイトや派遣を行うと、法律違反になるので注意が必要です。
紹介会社は利用者が管理薬剤師がどうかの確認を行うので、基本的に心配はありませんが、万が一、管理薬剤師でありながら派遣を行ってしまうと本業にも支障が出ます。
例えば薬局間での個人情報漏洩のキッカケになる可能性はゼロではありません。
「知らなかった」では済みませんので、副業として単発の派遣を行う薬剤師は、事前に考えておくべき内容になります。
管理薬剤師でなければ、単発の仕事を複数掛け持ちしても問題はありません。
薬剤師が単発派遣のバイトを探す際のおすすめサイトは?
薬剤師で単発の派遣を探す際に、どのサイトを利用したら良いでしょうか。
以下に、実際に私が利用したサイトの中で、特におすすめなものをピックアップして紹介していきます。
1位:アプロドッココム
単発派遣薬剤師に対して、最も優れているエージェントです。
中小の調剤薬局との実績や、関東、関西だけではないエリアにも、一定の求人を揃えている、実力あるエージェントと言えます。
また、アプロドットコムのおまかせサービスを利用すると、単発で働ける求人を、視覚的にすぐ確認する事が出来ますし、何よりコンサルタントの連絡スピードが尋常ではないくらいに早く、サクサクと手続きを終える事が可能です。
さらに、ドラッグストアの求人を扱っていたり、薬剤師の副業に対しても理解があったエージェントです。
以下の記事に、アプロドットコムの評判や、実際に利用した経験談をまとめているため、参考にして頂ければ幸いです!
2位:ファルメイト
数多くあるエージェントの中でも派遣薬剤師に特に強く、関東と関西では時給2,800円の保証をしている、おすすめ度No.1の紹介会社になります。
私も単発の派遣薬剤師として利用した会社で、コンサルタントのフォロー体制や気遣いがダントツで良かった点が魅力になります。
単発の派遣に関して、1から丁寧に説明してくれますし、派遣先で想定されるトラブルや注意点などを事前に教えてくれた点は評価が高いです。
ファルメイトの評判について、より詳しく知りたい方は、以下の個別エントリーを参考にして下さい!
単発の派遣薬剤師を考える方は先ず最初に利用したいエージェントになります。
3位:薬キャリ
現場薬剤師から認知度高く、口コミが強い大手転職エージェントになります。
基本的に電話対応のみになり、スピード勝負で求人を探したい方におすすめです。
全国各地から条件を絞った求人の紹介をしてくれるので、都心だけでなく地方に住んでいる薬剤師も利用出来るエージェントになります。
特におすすめと感じるポイントは、高い時給の求人が多い点と、他のエージェントと比べても、数多くの求人数を取り揃えている点になります。
その他にも薬キャリに登録をすると、臨床の勉強から薬剤師のニュースまで様々な情報を得る事が可能で、薬剤師としての選択の幅が広がるメリットもあります。
より詳細については、以下の薬キャリの評判を記載した個別記事を参考にして下さい!
新人薬剤師の方は早い段階から利用しておきたいエージェントになります。
4位:お仕事ラボ
アイセイ薬局の完全子会社が運営している、人材紹介エージェントです。
利用満足度が90%以上で、優れたマッチング精度や、逆指名による強みを持つ、薬剤師に特化した転職サービスです。
派遣薬剤師に関して、沖縄県などの離れたエリアにも派遣求人を揃えている反面、都心部に焦点を当てて、時給3,000円オーバーのプレミアム求人を紹介する取り組みをしています。
また、薬剤師友人の紹介キャンペーンの金額は、他のエージェントよりも高額である点も嬉しいポイントです!
以下の記事に、お仕事ラボの詳細をまとめているため、合わせて参考にして頂ければ幸いです!
非公開求人がなく、全ての求人を開示している点も利用しやすく、好印象でした!
5位:メディプラ
株式会社メディカルプラネットが運営する、人材紹介サービスです。介護、福祉の分野にも精通していたり、病院との実績が多い点が特徴です。
また、メディプラは、単発派遣求人の有無が一目でわかる「単発派遣求人情報」をホームページにわかりやすく載せているので、登録をしていなくても現状の求人具合を把握する事が出来ます。
以下のエントリーに、より詳しくメディプラの評判を書いているので、合わせてお読み頂ければ幸いです。
派遣薬剤師に手厚いポイントサービスを導入していて、継続して働くと、商品と交換が出来る仕組みも新鮮でした。
実際に薬剤師で単発派遣をした経験談を語る!
私は実際に紹介会社のファルメイトを利用して、単発の派遣を行いました。
派遣先への持ち物は、上履きと勤務表の2つは忘れない様にして、自身の調剤印がある場合は、調剤印も持参して現場に向かいます。仕事着に関しては、白衣やケーシーを派遣先が準備してくれる事が殆どです。
初めて単発の派遣を経験した薬局では、主に投薬の仕事をメインで行いました。
派遣先のレセコンメーカーは本業と同じメーカーであったので、問題なく薬歴を記載する事が出来ました。
繁忙度は1日に50人程度の患者さんが来院する調剤薬局で、求人内容と相違がない内容だと感じました。
来院した患者さんのおおよ半分の服薬指導を行い、管理薬剤師の指示で初回以外の患者さんも服薬指導を行いました。
来院の波が落ち着くと、施設や予製の調剤に移ります。
調剤棚は薬局順ではなくて、あいうえお順でピッキングがしやすい調剤棚が多かったです。注意するべき点として、各企業によるマイナールールを現場で確認する事です。
具体的には、錠剤の端数の残し方や、輪ゴムの留め方など派遣先によって少しずつ異なります。
細かな規約は仕事中に遠慮せずに管理薬剤師に確認を行い、他にも業務内容で分からない事があれば、1つ1つ管理薬剤師に確認を取ってから業務を行っていました。
休憩や残業に関しては、契約した内容で休憩も取れましたし、私が経験した派遣先では、一切残業はありませんでした。
単発の派遣を行って印象が変わった出来事が1つあります。それは現場の管理薬剤師から、気を利かせてコミュニケーションを図ろうしてくれた事です。
「なんで派遣薬剤師で働いているの?」という質問が最も多く、時に管理薬剤師から世間話を振ってもらったり、今働いている職場の内容や派遣先の会社に関しても話す機会がありました。
私にとって1日だけ勤務する薬剤師に親切に接してくれる方が多い事が驚きで、派遣に対してネガティブな印象が払拭されて、単発の派遣求人のイメージが変わった瞬間でもあります。
業務を終えると管理薬剤師へ勤務表を提示して確認印を貰い、派遣元であるファルメイトへとFAXを行って勤務終了となります。
まとめ
ここまで読んで頂きましてありがとうございます!単発で働く事が出来る薬剤師の利用者の中には、
- 独立資金を早く貯めたい方
- 複数の薬局を経験しておきたい方
と、目標を持ってたくさん働きたい薬剤師がいる一方で、
- 週に1、2回で良いからスポットで働きたい方
- 自分のスケジュールを優先させたい方
と、自分や家族とのプライベートを重視したい薬剤師も存在している事が分かりました。
どちらが良い悪いではなく、自身のライフスタイルに合った選択が出来る点が単発の派遣薬剤師の魅力であると記事を書いてみて感じました!
単発の派遣薬剤師に関するメリット、デメリットを理解して、自身に合った働き方を考えるキッカケになれたら嬉しいです。
それでは、また!
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