今回は、薬剤師向けの転職サイト、お仕事ラボについて、実際に利用した体験談を語っていきます!
薬剤師で転職を考えている方で、お仕事ラボの評判が気になる方は、ぜひ参考にして下さい!
以下、目次となります。
- お仕事ラボとは?
- お仕事ラボの利用の流れ
- お仕事ラボの利用のメリット
- お仕事ラボの利用のデメリット
- お仕事ラボのコンサルタントの質
- お仕事ラボの紹介求人の質
- お仕事ラボを利用するべき薬剤師は?
- お仕事ラボ以外でおすすめの転職サイトは?
お仕事ラボとは?
大手調剤薬局であるアイセイ薬局が、100%子会社化として設立をした、薬剤師に特化した人材紹介会社になります。
株式会社名は、AXIS(アクシス)になり、薬剤師の派遣や転職を支援するサービスで、転職サイトの名称を「お仕事ラボ」として運営をしています。
2015年創業と薬剤師の紹介会社の中でも比較的新しい新しい会社ですが、本社が東京丸の内にあり、東京駅からはアクセスが良好な点が、特徴として挙げられます。
また、営業所からコンサルタントが積極的に出張を行って、薬剤師と企業とのマッチングに努めています。
その他にも利用満足度が90%以上、優れたマッチング精度、逆指名による3つのストロングポイントをかけ合わせて、現状よりも優れた職場探しを提供することを強みとしています!
働く薬剤師の中でも、特に、ママ薬剤師に焦点を当てており、夫の転勤に伴うキャリアプランの変更や、パートや派遣の働き方に関しても理解がある紹介会社になっています。
お仕事ラボの利用の流れ
本項では、具体的なお仕事ラボの利用の流れについて説明していきます。
ぜひ、参考にして頂ければ幸いです!
①:まずはメールから問い合わせ
お仕事ラボのホームページの転職サポート申し込みから入り、必須項目である、名前、電話番号、メールアドレス、住所、生年月日、希望する雇用形態までを順に入力していきます。
希望雇用形態は正社員、派遣、パートの中から選択でき、最後のフリースペースには、詳細な希望条件を入力していきます。
フリースペース欄の記載は任意になるので、必ずしも入力しなくても問題ありません。
入力項目は他の転職エージェントと比べて、少ないので1分もあれば入力を終える事が可能です。
また、他のエージェントではメールだけでなく、電話で直接、問い合わせを行えるところが多いですが、お仕事ラボではメールだけの問い合わせになっている点も特徴です。
②:翌日にコンサルタントから電話が入る
私が利用した際には、問い合わせをしてから翌日に電話が入りました。
基本的に転職エージェントは申し込みを行ってから直ぐに電話が入るのですが、お仕事ラボに関しては、翌日の営業時間内での対応となりました。
また、電話口で具体的な希望内容のすり合わせではなく、登録したメールアドレス先に「登録票」を送信した旨と、入力をし終わったら具体的にヒアリングをしていく旨を伝えられました。
電話時間は5分程度で、電話してから直ぐに登録票がメールに送られます。
次回電話をする際に都合が良い時間帯も確認してくれました。
③:登録票を記載して返信をする
メールに添付されていた登録票に、氏名や生年月日、住所を記載していきます。
最初の問い合わせ入力と異なるのは、学歴や、自宅からの最寄り駅の距離も記載する点になります。
他にも、資格の欄では運転免許の有無、電子薬歴の経験、調剤経験が今までトータルで何年あるのか、総合診療科の経験はどれだけあるのかを、年数で記載します。
続いて、職歴も詳しく記載していきます。前職であった勤務先、勤務地、雇用形態に管理者経験の有無、正社員の場合は年収、パートであった場合には、時給を記載します。
応需科目や処方箋枚数など大まかなデータがあれば、記載をして、前職が派遣薬剤師の方は会社ごとに分けて丁寧に記載していきます。
最後は希望事項です。現在望んでいる年収(○○万円以上)、調剤薬局、ドラッグストアなどの業種、希望するエリア、通勤時間、就業時間、転職可能日、車通勤が出来るかなど、勤務するに当たっての条件を記載します。
最後にアンケートが付いていて、お仕事ラボを知ったキッカケと現在利用している人材紹介会社数を記載してメール返信を行います。
派遣薬剤師のみ希望する薬剤師は登録票だけを入力しますが、正社員を希望する薬剤師は「職務経歴書」と「履歴書」も追加で記載します。
また、お仕事ラボ新規登録者で、キャンペーン中である場合は、AXISキャンペーン申請書を記載後にメール送信をして、現金1万円が貰える手続きを行います。
キャンペーンの詳細については、お仕事ラボの公式サイトで確認してみましょう!
④:コンサルタントに相談を行う
関東地方に住んでいる薬剤師は、本社である東京やコンサルタントが出張を行い、直接顔を合わせた状態でヒアリングを行います。
それ以外のエリアの方は、基本的には電話にてヒアリングを実施します。
私がコンサルタントと相談をした時間は約30分で、ホームページには面談時間が60分~90分と記載がありますが、事前に登録票を送信していたこともあり、一般的な時間よりも短い時間でヒアリングを終える事が出来ました。
具体的なコンサル内容は、登録票に記載している内容の確認、現状で希望に沿った求人があるかないか、年収と勤務時間をもう少し許容出来ないかという会話になりました。
また、条件のすり合わせを行って、次回いつまでに求人を提示出来るのかを伝えられました。
利用者の条件にマッチする求人をコンサルタントが探す為の、情報収集をするイメージです。
⑤:メールで求人を提示される
コンサルタントがメールにて求人を紹介してくれます。
求人票にはホームページでは見る事が出来ない、詳細な雇用条件を確認する事が可能です。
また、調剤、監査、投薬などの仕事内容から、処方箋科目、処方箋の1日の平均枚数、雇用形態に給料、ボーナスの有無、就業時間、休日、福利厚生などの待遇を一覧でチェック出来ます。
会社のホームページURLを共にメールしてくれるので、企業の沿革や他にどんな取り組みを行っているのかも分かりました。
求人票を確認して、もう少し聞いてみたい事や、交渉して欲しい内容があればコンサルタントにメールか電話で伝えても問題ありません。
求人提示してから数日後に、電話で求人の是非や面接を受けてみたい会社はあるかと連絡が入ります。
⑥:気になる求人を伝えて面接を行う
希望する面接の候補日を、2日ほどコンサルタントに伝えます。
その後、コンサルタントが転職先に候補日を伝えて、面接日が確定したらメールが届きます。
次に、薬剤師を証明する書類である国家試験の合格通知票や、履歴書も面接日に間に合うように準備します。
面接では人事部長とラフに会話をするパターンもありますし、小さい企業では代表が直接面接を行う場合もあるので、不安であればコンサルタントに確認を取り、事前対策を行うのも大切です。
面接後に合否が出ますが、1社だけでなく、複数の会社を面接して選択する事も可能です。
複数受ける場合には、先にコンサルタントに説明しておくと後々トラブルにならなくて済むので安心です。
また、現職の方は確実に辞められる日付と転職先で働き始められる日付を、コンサルタントに伝えておくようにしてましょう!
より詳しい内容は、実際にお仕事ラボに登録して、コンサルタントに聞いてみましょう!
お仕事ラボの利用のメリット
お仕事ラボの利用のメリットについて、本項では解説していきます!
様々な利点がありますが、その中でも特におすすめのポイントについて、ピックアップして紹介していきます!
①:逆指名で行きたい会社について調べてくれる
逆指名は、利用者の薬剤師が、「ある薬局のキャリアプランや業務内容を詳しく知りたい!」と、コンサルタントに伝えて、実際に調べてくれるサービスです。
都心であればコンサルタントが企業を熟知していますので、仮に現在求人を募集していなくても、企業の人事や管理者に確認を行って、逆指名で転職の可否を調べてくれます。
私は特にお目当ての企業がなかったのですが、コンサルタントに対して「企業名を伝えた方が良いでしょうか?」と相談をすると、「是非ともお願いします」と積極的な姿勢で逆指名を受けつけてくれました。
例えば、自宅近くに調剤薬局があるけど、過去にも現在でも求人を募集しているのかわからない、職場の雰囲気を知ってから転職を決めたいと考えている薬剤師にとっては、お仕事ラボは強い味方になってくれるでしょう。
逆指名は雇用形態と職種は決まっている状態で、どこの会社に転職をしたいかわからない時に、威力を発揮します。
②:営業メールが少ない
転職エージェントに登録をすると求人情報以外にも、臨床向けニュースを配信したり、現在転職をする意志を確認するメールが届くケースがあります。
しかし、お仕事ラボでは、登録後も返事が必要な時のみにメールが入るので、無駄なメールチェックを省く事が可能です。
しかも、基本的にはメールではなく電話対応で、転職をしてからも、お仕事ラボのコンサルタントがいつでも声がけしてくれるため、メール嫌いな薬剤師にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
利用者が求める時にだけ、手助けをしてくれる使い勝手の良いエージェントと言えます!
③:非公開求人がなく全国の求人を探せる
エージェントによっては、指定の地域や関東や関西だけに展開をする紹介会社がありますが、お仕事ラボでは、ホームページから全国各地の求人を見つける事が可能です。
また、大手エージェントは非公開求人としてホームページに掲載していない案件を持っていますが、お仕事ラボは非公開求人がなく、全ての求人を随時公開している点が特徴です。
このように全てをオープンにしているため、ホームページだけチェックをすれば、コンサルタントとの会話や時間を気にせずに、じっくりと求人を吟味する事が可能です。
また、利用者のニーズの合わせた正社員、パート、派遣薬剤師の雇用形態を揃えている点も魅力の1つです!
④:お祝い金制度が多い
お仕事ラボでは、複数のお祝い金制度がある点が魅力です。
私は実際に、新規会員登録申し込みで、現金1万円を手にしました。その他にも、お友達紹介で最大現金7万円、お仕事ラボを利用して転職を成功させると現金10万円が支給されるキャンペーンを実施しています。
最も魅力があると感じたのが、面接を行って転職を成功させると、交通費として3万円支給される制度でした。
初回で数に限りがありますが、面接だけでお祝い金が貰えることは、他エージェントにはない制度になります。
注意点としては、お祝い金を受け取るためには、3ヵ月間退職しないで働かなければいけないなど、条件があることです。
また、お祝い金のキャンペーンは時期により金額も変動するため、より詳細な情報については、以下のお仕事ラボの公式HPを参考にして下さい!
最大7万円を商品券ではなく、現金で支給するのは、お仕事ラボの強みのと言えるでしょう。
⑤:都心の派遣薬剤師に強い
派遣薬剤師が活発なエリアである、都心の派遣求人に強みがあるのが、お仕事ラボになります。
コンサルタントは、東京に限らず、全国の派遣薬剤師の動向を熟知しており、薬剤師の多様な働き方に対する知見も深かったです。
また、時給3000円以上の派遣薬剤師の求人を多く扱っている点も、ストロングポイントです。
なぜなら、人気エリアでは派遣薬剤師の時給が下がる傾向があり、時給2500円未満で募集をかけている企業も存在するからです。
しかし、お仕事ラボでは高時給の求人を一定間隔で提示しているので、都心で働く派遣薬剤師にはマッチしたエージェントと言えます!
高時給の派遣薬剤師の求人を保有している、転職サイトです。
お仕事ラボの利用のデメリット
上記では、メリットについて触れましたが、もちろんデメリットもあります。
本項では、お仕事ラボを利用する際に注意してもらいたい項目について、解説していきます!
①:求人票を確認するまでに時間がかかる
私がお仕事ラボを利用した際は、ヒアリングから3週間後に、希望をした求人をコンサルタントから提出してもらえました。
他の薬剤師向けの大手紹介会社は、利用してから、当日もしくは翌日には求人を提供してくれますが、お仕事ラボでは満足のいくマッチングを目的にしているため、希望条件が厳しい時には、時間を掛けて職場を探します。
そのため、回答が遅くなることが往々にしてあり、レスポンスがやや遅い印象を受けました。
また、初めて問い合わせをした時も、折り返しの電話がすぐにかかってくる事はなく、翌日に登録票を記載して欲しいといった業務連絡程度だった点も、残念でした。
他のエージェントは体感的に、遅くとも1週間以内に、1つ以上の求人を提示する事が多いです。
②:質問に対しての回答がやや曖昧
私がお仕事ラボのコンサルタントに対して質問をした内容は以下になります。
- 私の住んでいるエリアで、企業に転職は可能かどうか
- 私の住んでいるエリアで、1日からでも行える単発の派遣薬剤師の求人はあるか
- 出来れば早めに求人を知りたい。いつ頃になりそうか。
上記3点に関して、コンサルタントの知見が足りず、明確な回答がありませんでした。
信頼出来るコンサルタントであれば、わからない事が発生しても、一度調べて折返して連絡をくれるのですが、私の担当者は「一度お調べをして回答致します」と答えるのではなく、曖昧な予想で返事をしていました。
もちろん、コンサルタントにより、対応の質は変わりますが、どのエージェントに対しても、ユーザーは誠実な対応を望んでいますし、利用者の質問に対しては人一倍気を付けて回答して欲しいと感じました。
質問回答の正直わからないのであれば、数日後でも良いので調べてから答えが欲しいですよね!
③:西日本の派遣求人が少ない
営業所が全国に各地にある転職エージェントとは異なり、お仕事ラボでは九州・四国地方などに出張をして、コンサルタントと面談する事が難しいです。
そのため、地方在住の方は、あくまでも電話とメールでの対応が基本となり、仮に、西日本へ派遣薬剤師として勤務した場合を考えてみると、何かトラブルが発生しても直ぐコンサルタントが対応出来ずに、立ち往生してしまう可能性があります。
また、非公開求人はなく、ホームページ上の求人が全てであり、それらを見ると四国、九州の求人は東日本の各県に比べると少ない事がわかります。
さらに、正社員とパートの求人は全国に用意されているのですが、特に西日本については、派遣薬剤師の募集がない県もありました。
このように、本社が東京のみになるので、西日本での派遣トラブルには上手く対応しにくいデメリットが挙げられます。
④:記載する用紙が多くてやや面倒
問い合わせ後に行う、お仕事ラボの登録票の記載が、やや面倒でした。
なぜなら、他の転職エージェントの場合は、コンサルタントがヒアリングをしながら、登録票や個人カルテを記載してくれるのですが、お仕事ラボでは利用者が自ら記載しなくてはいけないからです。
また、メールにはグーグルのスプレッドシートで登録票のテンプレートが送られてきますが、事前の申し込みの段階で氏名や生年月日など入力しているのにも関わらず、再び同じ内容を入力しなければいけない点は非効率的でした。
書類に向き合う時間が多くなり、転職までの道のりが少し遠いと感じてしまう場面がありました。
⑤:地方の企業求人を理解していない
お仕事ラボのホームページから、調剤薬局、病院、ドラッグストア以外の企業を検索をしても、地方には原則求人がありませんし、大手のエージェントに比べると求人数は少ない事がわかります。
例えば、医薬品卸企業などは、大手以外の地元企業は多くありますが、そのような求人に関して、コンサルタントは有用な知見を保持していませんでした。
また、始めから調剤薬局を推してくる傾向があるため、薬剤師として、様々な働き方に興味がある方にとっては、デメリットに感じる点が多いです。
企業系の転職先を探したい薬剤師にとっては、やや物足りない転職サイトと言えます。
お仕事ラボのコンサルタントの質
本項では、お仕事ラボのコンサルタントの対応品質について、実際の利用体験談も含めて説明していきます!
①:強引な転職を勧めない
私を担当してくれたコンサルタントは、現在働いている薬局の待遇はとても良好である為、無理に転職をしなくても良いのではないかとアドバイスをしてくれました。
他サイトの口コミ情報には強引な転職を勧めると書いてあったので、少し身構えていましたが、実際に「今、転職しないと損ですよ」という、利用者を不安にさせる言葉をコンサルタントは使いませんでした。
コンサルタントは私が働いているエリアの年収相場や働き方を大まかに理解していて、転職をすると年収が下がる確率が高かったり、将来のキャリアとしても、無理な転職はおすすめ出来ないと本音を語ってくれた点が好印象でした。
転職エージェントは利用者が転職を成功させると実績に繋がりますが、お仕事ラボのコンサルタントは中立的な立場でサポートしてくれて、非常に良かったです!
②:地方エリアに関して現場を把握していない
デメリットの項目でも記載しましたが、お仕事ラボの営業所は東京本社1つだけのため、コンサルタントが関東周辺の企業情報には強いものの、地方企業の雰囲気や内情に関してはあまり詳しくありません。
基本的に、エージェントが把握しているのは、エリアの年収相場や薬剤師の需要具合など外面的な部分であり、職場内の雰囲気について、調査をしているわけではないです。
実際に、私はコンサルタントとの会話の中で、企業の逆指名について「住んでいるエリア周辺で中小企業は、具体的にはどんなところがあるのでしょうか?」と質問をしたことがあります。
その際、「企業名まではわかりかねますが、調剤薬局では行う仕事内容は基本的に一緒です。」と当たり障りのない回答を返されて、具体的な企業名や革新的な試みをしている会社について、答えを貰えませんでした。
地方に住む薬剤師は、コンサルタントに相談をしても、的確なアドバイスを貰える可能性は低いでしょう。
③:レスポンスのスピードが遅い
実際に利用した際に、個人的に一番気になった点になります。
コンサルタントの対応の遅さが目立ち、例えば、電話が指定時刻から遅れてかかってきたり、引継ぎに時間がかかったりと、待たされる場面が散見されました。
私の担当者のスケジュールが逼迫していたようですが、利用者を待たせるのであれば、別のコンサルタントに頼むなど、柔軟な対抗をするべきだと感じました。
また、早めに相談したいと考える薬剤師にとっては、数日後にヒアリングを受けるのは、転職に対するモチベーションも下がるため、マイナスだと言えるでしょう。
④:ヒアリングの時間が短く、質が浅い。
コンサルタントのヒアリング時間は、他のエージェントと比較すると、短い傾向にあります。
一般的に転職エージェントのヒアリング時間は、1時間前後になる事が多いですが、お仕事ラボのコンサルタントと話した時間は、上記したように約30分前後でした。
事前に登録票を記載しているので、会話をする時間を短くして、利用者の負担を軽減するのが目的ですが、電話内では登録票の再確認行うのみで、今までの職歴や薬剤師のスキルを詳しく掘り下げた質問は一切ありませんでした。
コンサルタントからの質問の質が高ければ、人柄だけでなく、具体的なエピソードや実績で転職先にもアピールする事が出来ますし、転職先からも利用者の人物像が把握しやすくなります。
そのため、コンサルタントは薬剤師に対して今までどんな経歴があるのか、会社に対してどんな功績を与えたのかを聞く場合があるのですが、お仕事ラボではそのようなヒアリングはありませんでした。
⑤:逆指名で企業と伝えると前向きに動いてくれる
お仕事ラボから求人を提案をするのではなく、利用者である薬剤師から「地域の在宅医療に強みがある薬局」、「フランチャイズ制度がある薬局」に入りたい!と具体的な企業名を伝えると、コンサルタントの対応が良くなりました。
もちろん、転職が初めてで、自身のキャリアの棚卸もしたいと考えている方にはハードルが高いですが、既にどの企業に行きたいのか、ある程度目星がついている薬剤師にとっては、相性が良いと言えるでしょう!
また、利用者が希望する会社については、きちんと直接交渉をしてくれて、コンサルタントも積極的に動いてくれる点が良かったです。
能動的に転職活動できる薬剤師には、マッチしていると言えますね!
お仕事ラボの紹介求人の質
実際にお仕事ラボで紹介された求人について、本項では説明していきます。
求人自体は流動的なため、同様の求人はありませんが、一つの目安として参考にして頂ければ幸いです。
また、最新の求人については、お仕事ラボの公式HPを確認してください!
①:沖縄で4500円を目指せる調剤薬局の派遣薬剤師
リゾート地で短期間(3ヶ月)、時給4500円を最大支給する事が出来る、ガッツリ稼ぎたい薬剤師に向いた、魅力的な求人になります。
1日の処方箋枚数は、内科、小児科、皮膚科の門前で45枚程度になります。
また、週5日勤務の1日8時間労働は、正社員と同じ労働時間になりますが、20日勤務すると1ヶ月で72万円の額面を目指せる良求人です。
さらに、沖縄に面接に向かう際にはお仕事ラボから交通費として3万円の支給をもらえる可能性があり、お金をかけないで現地を見学出来るメリットも挙げられます。
勤務後にラウンダーや正社員へと勧誘されるデメリットはあるかもしれませんが、沖縄県で時給4500円まで出せる求人は珍しいですね!
②:年間休日120日以上の治験コーディネーター正社員
退勤時間は18時30分で、残業が原則ない治験コーディネーターの求人になります。
年収は未経験で400万円からになりますが、キャリアを積んでいけば600万円以上の収入が目指せる企業です。
業務内容は医師、看護師へ治験内容の説明など、多職種とも関わる事も可能な点も魅力です。
また、被験者に対してプロトコールに沿った服薬仕事も行います。
福利厚生も手厚く、交通費も全額負担してくれる点も良いですね!
③:育児休暇制度に強いドラッグストアのパート薬剤師
時給2,000円と薬剤師としては少し物足りない時給ですが、駅チカのドラッグストアという立地で、小児科がメインになります。
また、ドラッグストアですが、調剤室併設型の店舗になるので、薬剤師のスキルを落とさずに現場で活躍する事が出来る点もメリットです。
さらに、こちらの店舗では育児休暇制度をほぼ使用している実績があるので、周りのスタッフもプライベートや家庭に対しても理解がある事が伺えます。
社割を用いて、仕事帰りに買い物を済ませて家庭との両立を目指せる職場になるはずです!
④:中部エリアで10店舗展開している小規模調剤薬局
年収650万円の、在宅、施設、新店舗展開に力を入れている調剤薬局になります。
正社員としての求人であり、実際には人手が潤っている会社で、薬剤師が絶対に欲しい訳ではありませんが、お仕事ラボのコンサルタントが逆指名で求人を開拓してくれた案件になります。
エリアでも中核を担う病院の門前に薬局を出していますし、地元では有名な企業になります。
勤務薬剤師から3年で管理薬剤師、その後にエリアマネージャーになるとキャリアプランも提示してくれ、バリバリに働きたい男性薬剤師にマッチした求人になります。
⑤:3店舗運営で地元密着型の落ち着いた調剤薬局
代表者が薬剤師で、ずっと地元エリアを守ってきた老舗の調剤薬局です。
総合病院の門前の薬局に、人手が足りないという事で募集が掛かりましたが、日本人だけでなく、外国人患者さんも多く来局する特徴ある薬局になります。
店舗には中国語が話す事が出来るスタッフが在籍していたりと、しっかりとフォロー体制もしている点が特徴でした。
年収は据え置きになってしまいましたが、若手薬剤師を欲している会社であり、何よりも患者さんファーストで業務に当たって欲しいという代表者の考え方が印象に残る求人です。
年俸制を採用しているので、ボーナスはありませんが、勤務年数で年収800万円も目指せる高収入の求人でした!
お仕事ラボを利用するべき薬剤師は?
では、具体的に、どのような薬剤師がお仕事ラボを利用した方が良いのでしょうか。
以下、詳しく説明するので、該当する方は、ぜひお仕事ラボの利用を検討してみましょう!
①:転職先に対して目星が付いている薬剤師
転職先の働き方や職場の雰囲気などが既にわかっていて、企業名や店舗の事情をある程度把握している薬剤師は、お仕事ラボを利用すると良いでしょう。
なぜなら、お仕事ラボでは逆指名制度を導入しているので、仮に求人掲載がない企業でも、コンサルタントが交渉を代行したり、利用者の熱意や長所を、直接企業に伝える事が出来るからです。
自宅から歩いて10分以内の指定の職場や、幼稚園近くにあるドラッグストアの対象店など、具体的な場所を希望すると、より好条件で交渉を行ってくれるでしょう!
お仕事ラボ自体が逆指名に強く取り組んでいて、地方などの新規開拓の企業に関しては、積極的に情報を収集しています。
②:都心で派遣薬剤師にチャレンジしてみたい薬剤師
お仕事ラボは、上記したように、都心の派遣薬剤師に強く、特に、東京周辺や大阪周辺で、派遣の求人数が多いエリアで働きたい方にマッチしています。
私の住むエリアでは、単発の派遣薬剤師の求人はありませんでしたが、都心には繁忙期以外でも単発の求人がありました。
他にも、お仕事ラボでは、都心でも時給3000円オーバーの求人を用意していますし、都心で比較的に自由に暮らしたいと考えている薬剤師に向いています。
派遣薬剤師であれば数ヵ月、数年と期間を区切って住みたいエリアで働く事が出来るので、地方出身で都心に憧れている薬剤師に向いた、良質なエージェントと言えるでしょう!
個人的には、多くの薬局経験や出会いを求めているチャレンジ精神あふれる薬剤師におすすめです!
③:大手転職エージェントを利用済みの女性薬剤師
マイナビ薬剤師、リクナビ薬剤師、薬キャリ、ファルマスタッフが業界で有名な薬剤師向けのエージェントです。
転職を初めて行った薬剤師は、いずれかの会社を利用した事があると思いますが、お仕事ラボでは大手を再び利用するのが、億劫であったり、薬剤師同士の競合が少ない中で、お宝求人を探したいと考える方に向いたエージェントと言えます。
また、お仕事ラボはアイセイ薬局の子会社であり、アイセイ薬局は大手調剤薬局でありながら、女性のライフスタイルとキャリアのバランスについて理解のある企業です。
そのため、コンサルタントは女性がイキイキと働ける環境目線で求人の紹介をしていますし、実際に男性である私の担当コンサルタントも女性の方で、利用者が女性であっても共感しやすい体制になっていました。
比較的若い紹介会社になるので、周りの薬剤師との競合も少なく、レア求人も逆指名で狙える企業です。
④:薬剤師の友人が多い方
薬剤師の友人や同期が多い方は、お仕事ラボの紹介制度を利用して、手元にキャッシュを残して転職に臨めます。
私自身、新規登録をしただけで1万円を手にする事が出来ましたし、友人紹介制度では、紹介を行うと5000円のキャッシュバックが紹介した薬剤師に入ります。
その後、紹介された薬剤師が、6ヶ月以内に正社員で3ヶ月間継続勤務をすると、紹介者に最大7万円支給されるメリットもあります。
パートの紹介でも1万円と、薬剤師の友人が多い方にとっては、最も利用したいエージェントになるでしょう。
また、友人同士一緒にお仕事ラボを利用して、お互いに紹介し合えば、両者でまとまった金額を手にする事が可能です。
利用者自身も、お仕事ラボを利用して転職を成功させると別途10万円のボーナスが支給され、正社員の場合は10万円+紹介料7万円で、合計17万円をゲット出来ます。
お金に困っていたり、早めにキャッシュが欲しい薬剤師にとっては、マッチしたエージェントと言えます!
⑤:じっくりと時間をかけて転職をしたい薬剤師
デメリットの項でも記載したように、コンサルタントのレスポンスがゆっくりなため、転職を急かされることが少ないです。そのため、焦らずにしっかりと企業を見極めて転職に踏み切りたい薬剤師に、合ったエージェントになります。
逆に、今すぐに転職したいと考える方にはマッチしていないエージェントで、お仕事ラボはしっかりと利用者の希望を固めてから求人を選定していきます。
登録票の記載からコンサルタントとのヒアリングは約2時間以上かかり、私の場合、求人票に在り付けるまでに3週間程度の時間を有しました。
その期間にコンサルタントが企業に対してアピールして、利用者の希望に沿った職場を交渉してくれます。
利用者である薬剤師が次の職場でもずっと働いていられる事を目的に紹介してくれると伝わりました。
無理に転職を斡旋しない営業スタイルで、利用者の意見を尊重してくれる点も良かったです!
お仕事ラボ以外でおすすめの転職サイトは?
①:ファルマスタッフ
大手調剤薬局の日本調剤が運営する、薬剤師向けの転職エージェントになります。
正社員から紹介派遣、パートまで全ての雇用形態に対応していて、転職するまでのヒアリングと職場見学に力を入れている企業です。
専属のコンサルタントが、利用者に対して納得するまで何度でも情報を収集し、連絡をしてくれます。
診療報酬改定後などの業界トレンドを教えてくれたり、本音で求人のメリット・デメリットについて語ってくれた企業です。
実際にコンサルタントが現場まで足を運んで、求人先をチェックしているので、職場の雰囲気も抜群に理解している場合が多いです。
また、派遣薬剤師の研修制度も充実しており、ママ薬剤師で復帰を目指す方にも向いています。
詳細については、以下のファルマスタッフの記事にまとめているため、そちらも合わせて参考にして下さい!
失敗しない転職をしたい方には間違いなくおすすめ出来るエージェントになります!
②:薬キャリ
利用者が最も希望する働き方を直ぐに掴んで、最適な求人をドンピシャで提案をしてくれる、大手転職エージェントです。
実際に、自宅から徒歩10分以内の職場が良いと伝えると、薬キャリのコンサルタントがその場で回答をしてくれた点が印象的でした。
派遣薬剤師の求人にも対応しており、惜しみなく紹介先を教えてくれ、都心だけでなく地方の求人も多く扱っている点も魅力でした。
薬キャリの詳細については、以下の記事も合わせてお読みください!
口コミもや利用者も多く、満足度の高いエージェントになっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
お仕事ラボは、大手調剤薬局であるアイセイ薬局の子会社が運営をして、積極的に薬剤師の支援活動をしている、紹介会社という事がわかりました。
個人的にコンサルタントの質が少し気になりましたが、逆指名で交渉を行ってくれる点や、都心や関東エリアの派遣薬剤師の求人に強みを持っている点は、魅力であると感じました。
また、アイセイ薬局が母体になるため、女性薬剤師のキャリアについて理解があり、パート復帰のママ薬剤師にも配慮がある企業です!
本記事が、少しでも転職を考えている方の背中を押せれば幸いです。
それでは、また!
他、薬剤師の転職関連の記事はこちら!