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メディカルリンクとは?三重県の地域密着薬局を直接インタビュー!魅力を語る!

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今回は、株式会社メディカルリンクについて、特徴や詳細を説明します!

地域密着型で、非常に面白い試みを実践している薬局のため、興味がある方はぜひ一読いただけますと幸いです!

以下、目次となります。

目次

 

メディカルリンクとは?

三重県を拠点に調剤薬局を展開する株式会社メディカルリンクは平成20年9月に発足し、令和3年現在は20店舗以上の調剤薬局を展開しています。

そんなメディカルリンクの想いは以下になります。

  • 日本一「ありがとう」がいっぱいの、地域と密着の「健康サポート薬局」を実現する
  • 「届けたいのは薬だけでなく健康」を

メディカルリンクではこれから起こるであろう日本の課題と薬局のあり方を現実的に受け止めて、薬局として何が出来るのか?を考え続けている薬局です。

そして、日本健康会議が進める取り組みを実践している「健康経営優良法人」としての顔を持つ企業で、地域密着型の調剤薬局として活動しています。

 

メディカルリンクの特徴

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本項では、メディカルリンクの特徴を詳しく解説していきます!

①三重県トップクラスの在宅実績活動

在宅医療は薬剤師だけでは完結しません。地域の医師やケアマネージャー、看護師、栄養士など様々な職種が協働をしてはじめて目的を達成する医療です。

その中でも、メディカルリンクでは社内の薬剤師と管理栄養士が密に連携をして、ポリファーマシーの提案から栄養の改善まで、地域に寄り添う姿勢で在宅医療と向き合っていました。

お話を聞いて驚いたのは、介護施設や在宅医療としての活動を早くから取り組んでいた事です。その実績は取引先だけで100軒を超えています。

また、年間3000件を超える在宅加算も数字として残している薬局となります。

私個人の意見としては薬剤師が在宅医療をしなければいけないなと感じたのが2015年前後でした。しかしながら、メディカルリンクではそれよりもずっと前から在宅で実績を作っていましたし、これから求められる未来を見据えながら動いている企業である事がわかりました。

当初から在宅に力を入れている薬局は薬剤師としての経験も積みやすい環境ですね!

 

②管理栄養士が大活躍をする調剤薬局

メディカルリンクは薬剤師だけでなく、管理栄養士からも支持を得ている薬局です。

毎年の栄養士の応募数は非常に多く、医療現場で活躍をする管理栄養士からの人気が絶えない企業となっています。

その理由は、栄養士が積極的に健康に関与する事が出来るためです。

例えばクリニックの医師と同行をして一緒に仕事をしたり、私が見学をしてた店舗でも管理栄養士の方が受付をしていたり、POPを用いて、健康予防に関しての取り組みもしていました。

さらに、管理栄養士の目線で薬を飲んでいない方にも健康が相談できるサービスを提供しています。

薬剤師から見ても栄養士に栄養の事を相談出来たりと、協働して健康に寄与出来るのはやりがいに繋がりますよね!

 

③コンビニ併型の薬局を展開

メディカルリンクは2017年8月にコンビニエンスストアと併設をする薬局を立ち上げました。場所は三重県松阪市春日町で、コンビニはファミリーマートです。

コンビニエンスストアは私たちにとって普段身近になるサービスの1つ。その身近さを活用しつつ、健康意識や地域住民からの相談のキッカケを生み出す事が新しい調剤薬局であると感じます。

少しでも薬局を身近に感じてもらったり、薬だけでなく健康を届ける想いにも共通している取り組みだと感じます。 

地域に根差したサービスを常に考えているのがメディカルリンクの特徴と言えるでしょう。

 

④カフェ併設の薬局を展開

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メディカルリンクは2020年7月にカフェ併設型の薬局をオープンしました。

名前は「みんなのカフェ」です。

実際に地域の方が集まれるような名前を付けたり、薬局としてハブとなる役割を経験出来る場所になっていると感じました。

例えば、2階の一部を地域の方にフリースペースとして無償で貸し出しを行っている特徴があったり、1階のカフェスペースにはメディカルリンクが勧める本や、地域の方から頂いたマンガなどが手に取れる構造になっています。

また、外観を見ると、薬剤師のドラマ「アンサングシンデレラ」主人公が着ていた水色のスクラブの展示を発見出来たりと、業界のトレンドも意識をして運営していることが分かりました。

私が見学した時にも、複数の高齢者の方が友達同士で遊びに来ていましたし、カフェ内には栄養士さんが食事から健康を意識したメニューを提供したりと、新しいカタチの薬局を実践をしているなと感じました。

みんなのカフェ自体が利用者が地域との交流を生み出す空間になっている事がわかりました。

 

⑤薬学生限定のコニュニティ「ヤクミラボ」の運営

「薬学生のみんなに自分をもっと好きになってもらいたい」

ヤクミラボとは「薬学生生活にスパイスを~もう1つの居場所 another place~」をコンセプトに薬剤師や薬学生が出会いの化学反応を起こすコミュニティです。

そこではヘルステックの会社に勤める先輩薬剤師の働き方を聞けるイベントなどが過去に開催されていて、リアルでの地域交流だけでなく、ネットを駆使した新しい価値を作っています。

ヤクミラボの活動を見てみると、薬学生会員同士の月1回のオンラインイベントやオフ会・オンラインコミュニケーションツールSlackを活用した情報交換・交流の機会も提供しています。

実際に話を聞くと、いわゆる意識が高い薬学生でなくても参加OKで、むしろ何をしていいかわからない薬学生や夢や不安などなんでも言い合えるコニュニティを目指しているようです。

より詳しいヤクミラボの情報については、以下サイトを参考にしてください。

このような取り組みは、一般的な就職の道である病院、薬局、ドラッグストア以外の選択肢を知れるキッカケになりますね!

 

メディカルリンクの想い

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患者さんはもちろん、地域のみなさんが健康であり続けるためにどんなサポートをしていけばいいのか?

薬局という場所にこだわらずに、健康作りの新しいあり方を見つけながらチャレンジを続けています。

そのためには薬剤師だけでなく医師、看護師、栄養士、ケアマネージャーなど様々な方が協力をして健康予防のお手伝いをする事も大切です。

高齢化社会の日本を在宅訪問の力と様々なアプローチで地域の皆さんの健康をサポートしていきます。

薬剤師と医師だけでなく、地域一緒になって盛り上げていく薬局もあるのだと肌で感じました!

 

副代表 楢井さんから薬学生に一言

薬局の可能性を感じて欲しい。マーケティングを勉強したり、薬局という場所を使って今までの概念にとらわれずに進んで欲しいです。

薬局の固定概念を持たないで地域の取り組みと素晴らしさを知って欲しいです。ヤクミラボで自分をもっと好きになって欲しいですし、自分だけのやりがいを見つけて頂きたいと思っています。

 

まとめ

最後まで見てくれてありがとうございます!

三重県の超地域密着薬局のメディカルリンクは薬を渡すというだけでなく、組織一体となって健康を届けるサービスをしていると、見学をして感じる事が出来ました。

また在宅を薬剤師だけでなく管理栄養士と共に臨床に沿った働きをしている姿には、これからの医療を支える会社という印象を受けました。

普段利用をする薬局にはそれぞれ個性があります。

全国にたくさんある薬局の中でもメディカルリンクは、新しいカタチで健康に寄与をするお手伝いをしている企業だと実感をしました。

これからも素敵な薬局作りを応援しています!お時間を作って頂いた株式会社メディカルリンクの楢井さん、健やか薬局のみなさんにこの場を借りて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

 

それでは、また!

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