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ブラック薬局の見分け方8選!現役薬剤師が解説!

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今回は働く薬剤師に大きな負荷をかける、いわゆるブラック薬局について、その見分け方を詳しく解説していきます。

また、あわせて、ホワイトな薬局に転職するためのコツも記載するため、ぜひ参考にしてください!

以下、目次となります。 

目次

 

ブラック薬局とは?概要を解説!

ブラック薬局とは劣悪な労働環境、いわゆるブラックな労働を強いられる薬局を意味します。

ブラック薬局の一般的な特徴として

  • 薬局で働く労働者に対して長時間労働や無理なノルマを課すこと
  • 理不尽な残業代支給や薬局内でパワハラやセクハラが日常的に横行していること

が挙げられます。

薬局という狭い空間では、特に長時間労働やパワハラが発生することが多く、メンタルを崩してしまったり、過労死寸前にまで発展するケースも存在します。

発生の要因は様々であり、職場における薬剤師同士のトラブルから、薬剤師と医療事務員や処方医、看護師や医師の奥さんとの衝突など色々なケースがあります。

下記に、現役薬剤師の私が今まで聞いたブラック薬局の例を記載したので是非、参考にして下さい。

  • 薬局までの通勤が片道3時間以上かかる(新幹線を使用した出勤を命じられる)
  • 帰宅時間が毎日23時を過ぎる
  • 半年だけの条件付きで指定店舗を任されたが、結局そこで5年間勤務した
  • 労基法を無視した残業手当て
  • 管理薬剤師が全く仕事をしない上に組織的ないじめを受ける
  • 小さなミスで周りから恫喝をされ続ける
  • 法律を無視した仕事を強要させられる

新入社員の薬剤師は配属先の環境が「当たり前」と感じてしまい、ブラック薬局に馴染んでしまう傾向があるため気を付けましょう。 

 

ブラック薬局の見分け方8選!

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本項では、ブラック薬局を見分けるための方法を詳しく記載していきます。 

①:タイムカードの打刻時間を確認する

医療業界全体を見ると、大手企業ほど残業時間を減らすような取り組みをしていますが、まだまだ残業自体がゼロになっている訳ではありません。

また、門前クリニックに依存をする中小規模の調剤薬局は未だに、残業が蓄積している現状を耳にします。

さらに、病院内の薬局を見ると、入院患者さんのデータを事前に調べるために始業時間よりも早く到着をして、仕事スタートさせるケースも珍しくありません。

実際にその職場に働いてみないとタイムカードなど打刻の確認は出来ないかもしれませんが、転職エージェントを利用してヒアリングしたり、職場見学をする際に確認するなどして、ブラック薬局かどうかの見分けましょう。

以下、ブラック薬局の出退勤のチェック項目を箇条書きしたので是非活用して下さい!

当てはまる項目が多いと、ブラック薬局の可能性は高いと言えます。

  • タイムカードは手書きで記載する薬局である
  • タイムカードに記載する時間は上司が決める
  • タイムカードの制度がそもそもない

 

②:中間管理職の有無を把握する

薬剤師が転職する際は、中間管理職やエリアマネージャーの人数、特に男性薬剤師の人数を聞いておくのもポイントです。

なぜなら、中間管理職がいないと、人員配置の不備が発生しやすく、その結果、内部崩壊を起こして、人手不足により現場がブラックになっていることが多いからです。

特に、管理職が少ない会社に限って、薬剤師募集で他の薬局よりも高年収で求人を出している場合があるので気を付けましょう。

その会社が無理な経営をしていないかを考えたり、高年収の求人に対しても疑いをかけて下調べをする事が必要です。

 

③:1日当たりの処方箋枚数と応需する診療科を調べる

薬局では薬剤師1人当たり処方箋が1日40枚以下という制限があります。

しかし、ブラック薬局の場合、薬剤師1人当たりの処方箋枚数が度を超えて多いです。

具体的な見分け方としては、薬局見学時に、平均処方箋枚数を確認する事をおすすめしますが、1ヶ月間だけでなく、過去3年からの推移を見る事が大切です。

また、処方箋枚数が少ない場合でも、内科、小児科、リウマチ科、心療内科から処方箋を受け取っている薬局店舗なのかもポイントです。

これらの診療科では処方箋内容が重たくなることが多く、薬剤師の負担も大きくなりがちです。

結果的に身体に負担が掛かってしまったり、残業が発生する可能性も上がってしまうでしょう。

応需する診療科や、処方箋枚数を常に意識することで、ブラック薬局を見抜く目が育ちます!

 

④:中途採用が多い職場か確認する

中途採用の割合が多い薬局は、ブラックな形態になっている可能性が高いです。

なぜなら、若手に業務を押し付けることが慣習化している薬局は、次々に若手が離職して、中途の薬剤師を集めるしかなくなるからです。

実際に私の友人が勤務していた薬局では、仕事を全くしない年齢だけで威張っている上司が、理不尽な命令を大量に行い、新人が辞め人手不足に陥っていました。

会社内の殆どが中途の薬剤師で、若手が少ない会社は、ブラック薬局を見極めるポイントの一つになるでしょう。

 

⑤:一緒に働く上司がワンマンなのかを見極める

周りと協働出来ない薬剤師と一緒に働くと、理不尽なパワハラに合う可能性が高まります。そして、その薬剤師が直属の上司であると、さらに大変です。

店舗内の全てを牛耳っているので、ワンマン上司が楽になるように休みのシフトを計算したり、行きたくない投薬を後輩に向かわせるなど、その上司が独断で店舗を好きなように動かしてしまう恐れがあります。

特に、以下に該当する上司がいる薬局は注意が必要です。

  • 管理薬剤師が40歳以上の独身薬剤師
  • 同じ店舗で5年以上働いていて、周りの薬剤師や医療事務さんからも毛嫌いされている
  • その店舗に勤務をすると、薬剤師が退職していまう

以上のような情報がある薬局は、ブラック薬局の傾向が強いです。

一緒に働く上司の行動を目安にして、ブラック薬局を見分けるのも方法の一つです!

 

⑥:1人薬剤師の配属になるかを事前に確認する

新しく配属する薬局の薬剤師数は確認するべきポイントです。

薬局内の薬剤師があなた1人だけの場合は、周りの応援がないと常に休めない状態なってしまいブラックな労働環境へと陥ります。

他にも1人薬剤師は、有給も全て消費出来ない可能性もありますし、慢性的に体力と神経をすり減らしながら、薬剤師業務に当たる必要があります。

少なくとも薬剤師が店舗に2人以上いることを確認すれば、ブラック薬局を回避出来る可能性が高くなります。

 

⑦:過去3年間の離職率を確認する

会社の直近離職率を確認すると、ブラック薬局を回避出来る確率が上がります。

大手企業はIR情報やリクルート情報から、データとして離職率がわかりますが、中小企業に関しては具体的な数値がわからない場合があります。

そんな時には、薬剤師の転職サイトのコンサルタントにお願いをして「内情をしっかりと把握して転職をしたいので、最近辞めた薬剤師はいるのかどうか」と質問をぶつけてみましょう。良い紹介会社であれば、必ず企業にヒアリングをしてくれます。

そして、在籍する薬剤師数にもよりますが、毎年誰かが辞めていく職場は、妊娠などの特殊な事情がない限り注意した方が良いと考えます。

特に薬剤師数が10人にも満たない企業で毎年辞める人がいる場合には、パワハラまがいの薬剤師がいたり、労働環境が極めて辛いなどの何かネガティブな状況下である可能性が高いです。

 

⑧:代表が率先して仕事をしているのかを確認する

会社のトップが一番仕事をしているのかを、ザックリでも良いので把握しておきましょう。

薬局の代表の中には、ある程度会社が成長をすると胡坐をかいて、現場もマネジメントも何もしない方がいます。

そのような会社に居ると、組織全体が腐敗し始め、その後、現場社員に伝わり、利用者である患者さんにまで影響が出てきます。

代表が正しい経営や道を示してくれる組織である事も、ブラック企業を見極めるポイントとなるでしょう。

 

ブラック薬局に転職しないためにすべきこと5選!

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では、ブラック薬局に転職しないためには、具体的にどのようにすればよいでしょうか。

本項では、それらの避け方を詳しく記載しているので、ぜひ一読してください!

①:みなし残業の有無を雇用契約書でチェック

転職する際には、雇用契約書の確認は必ずするべきです。求人側はみなし残業の有無を確実に雇用契約書に記載しなければいけません。また、みなし残業制にしている会社の場合、

  • 残業がどのくらいなのかあるのか、その具体的な時間数
  • 残業の時間当たりの時給

を基本的に記載する必要があります。

企業側は過去の求人票をそのまま使用している場合もありますし、みなし残業の具体例が記載していない事もあるので是非、入念なチェックを行いましょう。

みなし残業が常習になっている薬局もあるので、働く前には一歩踏み込んで「書面」で残業について確認するべきです。

 

②:事前に企業のリサーチをして職場見学を行う

ブラック薬局に転職しないためには必ず自分の目で職場の雰囲気や、実際に働いている人を確認して下さい。

個人的な経験から言わせてもらうと、職場見学をするには転職の準備期間をしっかり設けて、十分に時間をかけて転職をする事が大切になります。

なぜなら、働きながら転職活動をすると、休みの日に疲労が蓄積してしまいますし、集中をして職場を見つけることが出来ないからです。

スケジュールの組み立てや、早めの紹介会社の登録、そして有給消化を利用した職場見学を通して、選別していく事が大切になるでしょう。

紹介会社の言いなりにならずに、自分の目で確認をして納得すれば、高確率でブラック企業への回避する事が可能です。

 

③:紹介会社を上手く利用する

薬剤師専門の紹介会社を上手く利用して、ブラック薬局を回避しましょう。

その方法は単刀直入に「給料よりもプライベートを重視出来る企業を探して欲しい」とストレートに伝える事です。

紹介会社は利用者の優先順位を考えて、企業にアプローチをするので、転職の優先順位が固まっている薬剤師の方がマッチングの精度も高まります。

ブラック薬局を回避するには、お金は少なくても良いので、長く働けたり、プライベートを考えてくれる薬局を探して欲しいと伝えれば、高確率でホワイトな職場へと転職出来るでしょう。

全力で味方になってくれて、本音で話せるコンサルタントを上手に利用してホワイトな職場を見つましょう!

 

④:実際に働いている薬剤師にヒアリングする

現場で働いている薬剤師に、ブラックな環境かどうかを確認するのも1つです。

例えばドラッグストアに来店して、入口から薬剤師の様子や医療事務との雰囲気をチェックしてみましょう。

またお客さんとして、OTCや健康相談をしたり、その店舗に働く薬剤師へ相談をして、話し方や対応を確認するのも、現場を知るきっかけになります。

働いている薬剤師の歳が近かったり、話しやすい雰囲気になってくると、自分から「実は薬剤師でこの職場へ、転職を考えていまして・・・職場の事を少し教えて頂いてよろしいでしょうか?」と、行動してみてください。

忙しい時間帯ではない限り、ある程度なら教えてくれる可能性が高いです。

現場の口コミほど参考になるものはありません。近くにドラッグストアなどがあれば勇気を出してトライしてみましょう。

 

⑤:パートとして働いて判断をする

 

正社員の扱いや立ち位置を知るためにも、先ずはパート勤務から開始して、周りの正社員の仕事量を確認するのも良い方法です。

薬局側が正社員として募集している求人だったとしても、先ずは段階を踏んでパートから開始をしたいと伝えると、OKがもらえる中小の薬局は多いです。

また、働く際に、試用期間が設けられているケースが多いので、ブラック薬局の是非を実体験を通して回避するのは、間違いのない方法と言えます。

 

ホワイトな薬局に転職するために利用するべきサイト!

ホワイトな薬局へ転職するために、ぜひ利用してもらいたい転職サイトについて、紹介します!

①:ファルマスタッフ

ファルマスタッフは大手調剤薬局の日本調剤が運営をする、薬剤師特化型の転職エージェントです。

ファルマスタッフは仕事探しだけでなく、キャリアや薬剤師としての働き方をしっかりヒアリングして、最適な職場を提案してくれる企業です。

特にコンサルタントの質が他の転職エージェントに比べて高い傾向にあり、利用者側の質問に対しても、誠実に解答してくれたので、個人的に利用後の満足度が高かったです。

より詳細なファルマスタッフの利用体験談については、以下の記事を参考にしてください。

ホワイトで失敗しない会社を探したい薬剤師にはマッチした紹介会社となっています。

 

②:ファーマキャリア

ファーマキャリアはオーダーメイドのサービスで利用者に合った求人を直ぐに用意してくれる薬剤師向けの転職エージェントになります。

また、ファーマキャリアでは、利用者の住んでいるエリアによって、電話だけの相談になるので、自宅に居ながら求人を探してもらえる特徴が挙げられます。

つまり、今の職場が忙し過ぎて、紹介会社まで足を運びたくないと思っている薬剤師に向いているエージェントです。

ファーマキャリアの詳細な利用体験談については、以下を参考にしてください。

転職における優先順位が決まっている薬剤師であれば、満足する求人とマッチする可能性が高いエージェントです。

 

③:マイナビ薬剤師

大手紹介会社の薬剤師専門のエージェントです。

マイナビ薬剤師は第2新卒として、初めての転職を考える薬剤師に向いている紹介会社であり、自己分析からコンサルタントの提案、求人企業に対しての交渉まで総合力がピカイチの会社でした。

大手から地方の中小の企業を扱っている事や、過去の実績から導き出した面接対策まで利用者目線の痒いところまでカバーするサービスを提供しています。

また、コンサルタントは薬剤師以外の働き方も視野に入れて求人を考えてくれましたし、将来ずっと同じ職場で勤務出来る職場を提案してくれたのも印象的でした。

マイナビ薬剤師の詳細については、以下の記事も合わせて参考にしてください!

薬剤師の働き方に疑問を持っている方にもメリットがある、おすすめのエージェントです。

 

まとめ

ここまで読んで頂きましてありがとうございます!

個人的にブラック薬局は撲滅して欲しいと切に願っています。しかし、現場で働いてみると、まだまだ残業が発生してしまう薬局もありますし、パワハラが横行している職場もゼロではありません。

キクオはブラック気味な病院から薬局へ転職をしたのでわかりますが、働く前から入念に準備をして職場の雰囲気をいかに知る事が最も大切だと感じました。

上記でご紹介した、転職サイトなどを上手く活用して、少しでもブラック薬局を回避してくれたら嬉しいです。

それでは、また!

 

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